2024女子U17世界選手権大会

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. 中国
  2. 日本
  3. イタリア
  4. チャイニーズタイペイ
  5. ブラジル
  6. ペルー
  7. トルコ
  8. メキシコ
  1. プエルトリコ
  2. アルゼンチン
  3. タイ
  4. クロアチア
  5. カナダ
  6. エジプト
  7. ドミニカ共和国
  8. エクアドル

日本の試合結果

8月24日 日本×中国 決勝
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(6勝1敗)
3 19 22 18    
中国
(7勝0敗)
0 25 25 25    
チーム 日本
(6勝1敗)
中国
(7勝0敗)
セット 3 0
1セット 19 25
2セット 22 25
3セット 18 25
4セット    
5セット    
【戦評】

【第1セット】

決勝戦の相手は大会屈指の高さを誇る強敵・中国。第1セット序盤は互いにサーブミスが続きリズムを掴むことができない展開でのスタートに。中国がブロックポイントなどでブレイクし、5-9とリードを広げる。日本は溝上愛那選手のBクイックや中山沙也選手と工藤光莉選手のスパイクで切り返し、2点差まで詰め寄るが、その後は互いにサイドアウトを重ね、差は詰まらず16-20で後半に突入し、20-25でこのセットを落とした。

【第2セット】

第2セット、スタートは工藤選手の2連続スパイクポイントや中山選手のサービスエースで得点を重ね3-1と日本がリードする。しかし、中国の高さあるスパイクで逆転を許してしまう。日本も熊谷苺花選手のBクイックや工藤選手と中山選手の攻撃などで応戦するも、中国の力強いスパイクに押され、22-25で第2セットを連取される。

【第3セット】

第3セットは序盤から互いにアウトサイドヒッター陣がスパイクを決め、7-7までサイドアウトの応酬に。先に流れを掴んだ中国が4点のブレイクを奪い、8-13とリードを広げる。日本はコースを突く強いサーブで攻めるが、中国の打点が高いスパイクやディグからの速い攻撃に押され、14-20。思うように追い上げられないまま後半に突入する。中山選手や熊谷選手、工藤選手のスパイクなどで18-22まで追い上げを見せるも、最後は中国に3連続失点を喫し18-25で試合終了。準優勝で大会を終えた。

8月23日 日本×イタリア 準決勝
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(6勝0敗)
3 25 25 20 25  
イタリア
(5勝1敗)
1 17 11 25 22  
チーム 日本
(6勝0敗)
イタリア
(5勝1敗)
セット 3 1
1セット 25 17
2セット 25 11
3セット 20 25
4セット 25 22
5セット    
【戦評】

【第1セット】

準決勝は互いに全勝で勝ち上がってきたイタリアとの戦いに。第1セット、日本は相手の高さに臆することなく、中山沙也選手がレフトから鋭いスパイクを、さらに熊谷苺花選手がBクイックを決めて2-0と幸先いいスタートを切る。イタリアもブロックポイントとハイセットからの力強い攻撃で切り返してくるが、日本がコースを突いた強気のサーブで相手を崩し、10-6と序盤は日本がリードする展開となった。中盤、土岐陽夏選手のサーブで効果的に相手を崩し、仙波こころ選手の的確なディグから、工藤光莉選手や熊谷選手が攻撃を決める。終盤、イタリアに3点のブレイクを許す場面もあったが、日本のペースは変わらず25-17で第1セットをものにした。

【第2セット】

第2セットはセッター・土岐選手の多彩なトス回しで切り返し、9-5とリードを広げた。中盤、マクアリスターアイリーン心寧選手と中山選手がサービスエースを決め、18-10と相手を寄せ付けない試合展開となり、25-11でこのセットをものにした。

【第3セット】

第3セット、日本は中山選手とマクアリスター選手の両サイドからの攻撃で4-0と好スタートを切るが、後がないイタリアが高さを生かした連続ブロックや高い打点からの攻撃でブレイクチャンスをものにし、14-19と逆転を喫する。日本は溝上愛那選手のセンターからの速いクイックやサービスエースを決めるなど粘りを見せるも20-25でセットを失った。

【第4セット】

第4セットは中山選手、工藤選手、熊谷選手の両サイドを有効に使った攻撃や、バックからの速いパイプ攻撃で点数を重ねるが、イタリアもブロックポイントと強いサーブで攻め、13-13まで互いにサイドアウトを重ねる展開に。13-15とイタリアにリードされたところで日本がタイムアウトを要求するが、流れは変わらず17-20に。工藤選手のクイックや溝上選手のセンターからの攻撃で20-20と並ぶ。20-21となりイタリアに再びリードされるが、セッター・土岐選手の相手の意表をつく絶妙なツーアタックで攻撃の手を緩めず21点目を取り再び同点に。途中からコートに入った頼冨果穂選手が強烈の強烈なジャンプサーブや溝上選手のスパイクが決まり、さらにマッチポイントでサービスエースを決めて25-22。イタリアに勝利し決勝進出を決めた。

8月22日 日本×ペルー 準々決勝
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(5勝0敗)
3 25 25 23 25  
ペルー
(3勝2敗)
1 21 15 25 17  
チーム 日本
(5勝0敗)
ペルー
(3勝2敗)
セット 3 1
1セット 25 21
2セット 25 15
3セット 23 25
4セット 25 17
5セット    
【戦評】

【第1セット】

開催国・ペルーとの戦いは、第1セット序盤から互いに攻守で好プレーを発揮し、サイドアウトの繰り返しとなった。日本が9-10の場面から溝上愛那選手のサービスエースを含む4点のブレイクで13-10とリードする。ペルーがタイムアウトで取り流れを変えようとするが、日本がサーブで崩し堅実なディグから多彩な攻撃でポイントを重ね、25-21でセットをものにした。

【第2セット】

第2セットは、マクアリスターアイリーン心寧選手の2本のサービスエースで流れを掴み4-0。中山沙也選手や工藤光莉選手が両サイドからコースを突く鋭いスパイクを決めて流れを作り、熊谷苺花選手や溝上選手のBクイックも効果的に決まり、終始日本がリードを保ち、25-15でセットを取った。

【第3セット】

第3セット、日本はセッター・土岐陽夏選手がパイプ攻撃とクイックを織り交ぜ、積極的にスパイカー全員を機能させて得点を重ねるが、後のないペルーもすかさず切り返し、8-8のシーソーゲームとなる。マクアリスター選手のサービスエースを含め、日本が11-8とリードするが、ペルーも追い上げを見せ13-16と逆転される。工藤選手の3連続スパイクポイントで立て直し、18-18と追いつくが、ペルーのサーブが走り、23-25でセットを失った。

【第4セット】

第4セット、熊谷選手のクイックやマクアリスター選手と工藤選手のサイドからの攻撃で点を重ねるが、ペルーも強いサーブで攻め、互いに点の取り合う展開に。ペルーがハイセットから強打を決め6-9とリードするが、11-11と同点に追い付いた日本が、土岐選手のサービスエースを含め5点のブレイクを奪うと、その後は常時日本がリードし、最後は中山選手が2連続でスパイクを決め、25-17で勝利した。

8月20日 日本×エクアドル Round Of 16
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(4勝0敗)
3 25 25 25    
エクアドル
(0勝4敗)
0 9 18 15    
チーム 日本
(4勝0敗)
エクアドル
(0勝4敗)
セット 3 0
1セット 25 9
2セット 25 18
3セット 25 15
4セット    
5セット    
【戦評】

【第1セット】

スタートから日本のサーブミスが続き、連続得点できず7-6と序盤は競り合う展開に。直後、土岐陽夏選手のサーブが走り流れに乗った日本は、工藤光莉選手の攻撃を軸にマクアリスターアイリーン心寧選手や中山沙也選手のスパイクが決まり、13-6とリードを広げた。後半にかけ、マクアリスター選手の前後に揺さぶる鋭いサーブで相手の攻撃を崩し、攻守で圧倒した日本が25-9でセットをものにした。

【第2セット】

第2セットは序盤から日本のスパイクミスなどで6-7と接戦に。土岐選手の3連続サービスエースを含む7点のブレイクで12-7とリードを広げた。中盤は互いに点を取り合う展開になるが、第2セットから入った頼冨果穂選手と宮嶌里歩選手、鈴木梨那イブラヒーム選手のコンビネーション攻撃が決まり、25-18で振り切った。

【第3セット】

第3セット、日本はスターティングメンバーを大幅に変えた布陣で臨んだ。後がないエクアドルは、思い切りのいいコースを突いた強いサーブで攻めてくる。対する日本は粘り強くボールを拾い、10-11と互いに点を取り合う展開となった。頼冨選手が力強いジャンプサーブで4連続サービスエースを決める。そのままの勢いで日本がマッチポイントを握ると、その頼冨選手がバックアタックを決め、25-15で勝利を決めた。

8月19日 日本×クロアチア 予選ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(3勝0敗)
3 25 21 25 25  
クロアチア
(0勝3敗)
1 17 25 15 20  
チーム 日本
(3勝0敗)
クロアチア
(0勝3敗)
セット 3 1
1セット 25 17
2セット 21 25
3セット 25 15
4セット 25 20
5セット    
【戦評】

【第1セット】

第1セット序盤は互いに4点のブレイクを奪い7-7の互角の戦いに。中盤から日本のコースを突くサーブが効果を発揮し、相手のコンビネーション攻撃を封じ、キャプテン・仙波こころ選手のディグから的確な切り返しで14-9とリードを広げた。工藤光莉選手の攻撃を軸に、溝口愛那選手のクイックが決まり、20-14とリードを広げ、このセットを25-17で先取した。

【第2セット】

第2セットは、クロアチアの高さあるオープン攻撃で2-5とリードを許す展開になるが、頼冨果穂選手が5連続でスパイクを決め、8-5と逆転に成功した。その後、日本が常にリードを保ち18-16とするが、クロアチアもディグからの二段トスを高い打点から決め切り、20-20と同点に追い付かれる、21-25でこのセットを落とした。

【第3セット】

第3設置は工藤選手の堅実なスパイクと熊谷苺花選手、マクアリスターアイリーン心寧選手のサービスエースで8-3と日本がリードする展開で試合が進んだ。中盤、溝上選手のBクイックと2連続ブロックが決まり、終始相手を寄せ付けず25-15でセットをものにした。

【第4セット】

第4セットも日本のペースは変わらず、サーブで相手のクイックを封じ、主導権を握る試合展開となった。クロアチアの高い打点からの強烈なスパイクを日本は堅実なディグで切り返して攻撃に繋げる。このセットからコートに入った宮嶌里歩選手がライトから強烈なスパイクを決め、最後は鈴木梨那イブラヒーム選手が相手エースをブロックし25-20で勝利した。

8月18日 日本×プエルトリコ 予選ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(2勝0敗)
3 25 25 25    
プエルトリコ
(1勝1敗)
0 10 23 23    
チーム 日本
(2勝0敗)
プエルトリコ
(1勝1敗)
セット 3 0
1セット 25 10
2セット 25 23
3セット 25 23
4セット    
5セット    
【戦評】

【第1セット】

193cmのオポジットを中心に高さとパワフルな攻撃を持ち、初戦クロアチアをストレートで下して勢いに乗ったプエルトリコとの対戦。第1セットのスタートは4-3まで互いに点を重ねるシーソーゲームに。先に流れを掴んだ日本は、中山沙也選手のサーブで相手を崩し3点のブレイクを奪う。土岐陽夏選手や熊谷苺花選手のサーブが走り、工藤光莉選手のライト攻撃、レフトから中山選手と頼冨果穂選手の攻撃も鋭く決まり、25-10で第1セットを先取した。

【第2セット】

2セット目のスタートも互いに点を取り合う引き締まった展開が13-14まで続く。中盤、工藤選手のサーブで3点のブレイクを奪うと、溝上愛那選手のBクイックが要所で決まり、日本がリズムを掴み、23-18とリードする。プエルトリコのスパイクで23-23と同点に追い上げられるも、頼冨選手と工藤選手のスパイクで振り切り、セットをものにした。

【第3セット】

第3セットは1-3とリードを許すが、中山選手のレフト攻撃や熊谷選手のクイックが決まり5-3と逆転に成功し、日本が先行する展開に持ち込んだ。中盤はディグや繋ぎのプレーも安定し、溝上選手のクイックが機能し21-18とリードを広げた。後半、プエルトリコが粘りを見せ、22-22の同点に並ばれるも、リリーフサーバーで入ったマクアリスターアイリーン心寧選手が2連続サービスエースを決め、マッチポイントを握り、最後は工藤選手が力強いスパイクを決めて勝利を飾った。

8月17日 日本×チャイニーズタイペイ 予選ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(1勝0敗)
3 25 20 25 25  
チャイニーズタイペイ
(0勝1敗)
1 16 25 13 14  
チーム 日本
(1勝0敗)
チャイニーズタイペイ
(0勝1敗)
セット 3 1
1セット 25 16
2セット 20 25
3セット 25 13
4セット 25 14
5セット    
【戦評】

【第1セット】

第1セット序盤は両チーム、プレーに硬さがあったが、積極的な攻めと守りが展開され互角の戦いとなった。日本は中盤にかけてライトから工藤光莉選手が、レフトから中山沙也選手がコースを突くスパイクを決め、11-6とリードを広げた。後半、頼冨果穂選手のサービスエース2本含め終始相手に隙を見せず、25-16でセットを先取した。

【第2セット】

2セット目は序盤から日本が流れを掴み、15-10とリードする展開に。日本のディフェンスと繋ぎにミスが生まれ、相手に2回のブレイクチャンスを与え、17-23とリードを許してしまう。日本は立て直すことができず、20-25でこのセットを失った。

【第3セット】

3セット目はスタートから日本のサーブやディグ、サーブレシーブが安定し、頼冨選手の攻撃が冴え11-6とリードした。中盤、セッター・土岐陽夏選手のサーブが走り、相手の攻撃を崩して切り返して得点を重ね、5点のブレイクを奪う。後半も鈴木梨那イブラヒーム選手のサービスエースや日本の攻撃がいいリズムで決まり、安定した展開でリードを広げ25-13でセットを取った。

【第4セット】

4セット目のスタートは、工藤選手や頼冨選手がスパイクとブロックで躍動し、5-2とリードする展開に持ち込んだ。中盤、工藤選手のサービスエースや中山選手のスパイクで15-8とさらに点差を広げ、後半に流れを繋いだ。ブレイクを重ねて最後まで相手に隙を見せずに25-13で振り切り、重要な初戦をものにした。