2024女子U20アジア選手権大会

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. 中国
  2. 日本
  3. 韓国
  4. タイ
  5. ベトナム
  6. チャイニーズタイペイ
  1. カザフスタン
  2. インド
  3. イラン
  4. ニュージーランド
  5. オーストラリア
  6. ホンコンチャイナ

日本の試合結果

7月9日 日本×中国 決勝
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(5勝1敗)
3 25 21 17 25 10 
中国
(3勝2敗)
2 23 25 25 14 15
チーム 日本
(5勝1敗)
中国
(3勝2敗)
セット 3 2
1セット 25 23
2セット 21 25
3セット 17 25
4セット 25 14
5セット 10  15
【戦評】

【第1セット】

決勝戦ということで若干の堅さが見える日本は序盤、1-4と中国に先行を許した。しかし、ムードメーカーの上村杏菜選手のスパイクをきっかけに盛り返すと、秋本美空選手のライト攻撃や伊藤一葉選手のクイックで12-9。しかし、中国の連続得点で12-13と逆転を許してしまう。中盤以降、1点を取り合うサイドアウトの応酬となり両チームとも一歩も譲らない緊迫したゲーム展開に。中国の高い打点からの攻撃を粘りのバレーでしのいだ日本が、最後は大森咲愛選手の相手ブロッカーの手を大きく弾くスパイクで25-23とし、第1セットを先取した。

【第2セット】

日本は中国の攻撃をブロックに引っ掛け、そこから硬軟交えたスパイクでポイントして先行するも、中国の高い打点からのスパイクで7-7と同点に追いつかれる。中盤はサイドアウトの取り合いとなったが、井上未唯奈選手や伊藤選手らミドル陣が躍動し13-11とリードしたところで中国は2回のタイムアウトを使い切った。一進一退の攻防が続き20-20と勝負所の終盤、中国の高いブロックに阻まれ日本のアタックミスが散発し、21-25で中国に突き離され第2セットを失った。

【第3セット】

序盤から中国のジャンプサーブに連続失点を喫した日本。それでも大森選手のスパイクなどで踏ん張りをみせるも、中国の高いブロックに苦しみ6-10とされたところで1回目のタイムアウトを要求。しかし、中盤も中国の勢いのあるサーブに押され、思い切りのいい攻撃を展開できず、さらに点差を広げられる。終盤にかけて日本は上村選手のスパイクでサイドアウトを取るが、ブレイクを許さない中国の厳しいクロスコースのアタックなどに加点を許し、17-25で第3セットを押し切られた。

【第4セット】

秋本選手の連続スパイクポイントで幸先のいい出だしの日本。依然として中国のスピードサーブに悩まされるが、上村選手のアタックで踏ん張る日本が5-4としたところで早くも中国は1回目のタイムアウトを要求。サイドアウトの応酬で10-9と一進一退の攻防が続くが、熊谷仁依奈選手のサーブで相手のサーブレシーブを崩すと、秋本選手のコースを攻めたスパイクや大森選手のストレートコースを突いたスパイク、伊藤選手のブロックなどで怒涛の攻撃に転じ、20-9と大きくリードした。その後も中国の強打をリベロ・井上凜香選手が好レシーブし、それを上村選手が力強いアタックで中国コートに打ち込み、25-14と大差で日本が第4セットを取り返した。

【第5セット】

中国の安定したサーブレシーブからの攻撃で防戦一方の日本は、2-5の場面で1回目のタイムアウトを要求。その後、秋本選手や井上未唯奈選手のスパイクで追い上げを図るも、高さに勝る中国の攻撃を防ぎきれず、4-9とリードを広げられた。このままでは終われない日本は大森選手のスパイクなどで10-13まで追い上げをみせるが、中国の高さあるスパイクがコートに突き刺さり10-15でフルセットの末敗れた。

7月8日 日本×タイ セミファイナルラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(5勝0敗)
3 25 25 25    
タイ
(3勝2敗)
0 22 11 20    
チーム 日本
(5勝0敗)
タイ
(3勝2敗)
セット 3 0
1セット 25 22
2セット 25 11
3セット 25 20
4セット    
5セット    
【戦評】

【第1セット】

第1セット序盤、秋本美空選手、大森咲愛選手らアタッカー陣が躍動して4-1と日本のスタートダッシュが成功したが、その後日本のミスもあり徐々にタイのテンポのいい攻撃にプレッシャーをかけられる日本。タイのショートサーブに苦しめられ9-13とされたところで日本が1回目のタイムアウトを要求。日本は井上未唯奈選手のブロックポイントから追い上げを図るが点差は縮まらず、我慢が続く中盤に。終盤にかけてタイの両サイドからの攻撃が日本のブロックの手を大きく弾き18-20とされたところで日本は2回目のタイムアウトを使い果たした。そこから息を吹き返した日本は伊藤一葉選手のクイックや上村杏菜選手の強弱を交えた攻撃で試合を一気にひっくり返し、25-22で第1セットをものにした。

【第2セット】

スタート直後から伊藤選手のブロックポイントや大森選手の軟打が決まり7-3とリードした日本。その後も上村選手の連続サービスエースや井上未唯奈選手、伊藤選手らミドルブロッカー陣のブロックポイントで中盤を支配し、15-5とタイに付け入る隙を与えない。終盤にかけて秋本選手がタイのエースをブロックするなど、攻撃の手を緩めない日本が22-7と点差をさらに広げた。その後もタイの反撃を抑えた日本が25-11で第2セットを締めくくった。

【第3セット】

伊藤選手のブロックポイントでスタートした第3セット。秋本選手や大森選手の強弱を交えた攻撃で攻める日本。タイも両サイドを使い分けた切れのいい攻撃で対抗し9-9と両チームとも譲らない展開に。しかし熊谷仁依奈選手のコントロールがいいサーブでポイントを取ると、これをきっかけに徐々に日本がペースを掴んだ。中盤以降、セッター・熊谷選手が井上選手や伊藤選手らミドルブロッカー陣を生かしたトスワークで点数を重ね、さらにブロックポイントでも加点。終盤もタイの攻撃を抑えた日本は、伊藤選手の連続アタックで点差を広げると、最後は秋本選手がタイのブロックの手を大きく弾いて25-20と第3セットを勝ち切った。

7月6日 日本×韓国 2次ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(4勝0敗)
3 25 23 25 25  
韓国
(3勝1敗)
1 18 25 17 20  
チーム 日本
(4勝0敗)
韓国
(3勝1敗)
セット 3 1
1セット 25 18
2セット 23 25
3セット 25 17
4セット 25 20
5セット    
【戦評】

【第1セット】

サイドアウトの応酬で始まった第1セット。序盤は両チームにこれまでにない緊張感が漂う。5-4から上村杏菜選手の効果的なジャンプサーブで韓国にプレッシャーをかけ、8-4と日本が一歩抜け出した。韓国も両サイドからの攻撃で追い上げを図るが、大森咲愛選手の連続ダイレクトスパイクで13-7と突き放した。中盤以降も韓国のアタックを井上未唯奈選手、伊藤一葉選手の両ミドルブロッカーがワンタッチを取り、それを切り返して得点に結びつけた日本が試合の主導権を握った。最後は秋本美空選手のアタックが決まり、25-18で第1セットを先取した。

【第2セット】

序盤は第1セットと同様に両チームとも譲らない展開で5-5とする。中盤にかけて上村選手のジャンプサーブで得点を重ね8-5と日本が一歩抜け出しかけたが、韓国のブロックが冴えわたり一進一退の攻防に。終盤にかけて日本のサーブとブロックの連携が機能し、21-18と試合を優位に進めかけますが、韓国のライト攻撃で徐々に点差を詰められると、日本のミスが続き23-25と韓国に押し切られて第2セットを失った。

【第3セット】

日本はリベロ・井上凛花選手の粘り強いレシーブを上村選手のパワーアタックに繋げて得点し、5-1とスタートダッシュに成功した。しかし、韓国は日本のブロック陣の手を大きく弾くアタックで盛り返しを図り、中盤にかけては一進一退の攻防となった。日本は秋本選手の連続サービスエースで17-11として試合の流れを引き寄せると、終盤にかけてセッター・熊谷仁依奈選手がトスを巧く散らせて韓国のブロック陣を翻弄し、確実に得点に結びつけ25-17でこのセットを取り返した。

【第4セット】

韓国のミドルの攻撃で序盤は3-5と先行を許す展開に。伊藤選手のサービスエースや秋本選手の連続ブロックポイントで7-5と逆転する。中盤から終盤にかけて粘りあるレシーブで日本の攻撃を凌ぎ追い上げをみせる韓国に対し、リードを守りたい日本は硬軟を交えたアタックで対抗し、両チームとも譲らない攻防が続く。韓国のブロックワンタッチからの切り返し攻撃を止められない日本は19-19と同点に追いつかれ、日本がタイムアウトを要求。タイムアウト明け、熊谷選手のサーブで韓国のレセプションを崩すと秋本選手のブロックポイントで一気に韓国を突き放し25-20で第4セットをものにした。

7月5日 日本×チャイニーズタイペイ 2次ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(3勝0敗)
3 25 25 25    
チャイニーズタイペイ
(1勝2敗)
0 11 16 13  
チーム 日本
(3勝0敗)
チャイニーズタイペイ
(1勝2敗)
セット 3 0
1セット 25 11
2セット 25 16
3セット 25 13
4セット  
5セット    
【戦評】

【第1セット】

サイドアウトの応酬が続いた第1セットの序盤だったが、5-4から笠井季璃選手の効果的なジャンプサーブでチャイニーズタイペイのサーブレシーブを乱しブレイクを重ねる。チャンスボールから大森咲愛選手がしっかりと決め切り14-4とリードを広げ、日本が一気にゲームの主導権を握った。終盤にかけて秋本美空選手や笠井選手らアタッカー陣が硬軟を交えた攻撃を仕掛け、相手の守備陣を翻弄し付け入る隙を与えず、25-11で第1セットを先取した。

【第2セット】

第1セット同様に序盤は互いにサイドアウトを重ねる展開に。コースを打ち分けたり、強弱を付けたサーブで日本は相手の攻撃を徐々に抑え込み、大森選手のフェイントを交えた攻撃で15-9としたところでチャイニーズタイペイはたまらずタイムアウトを要求。終盤にかけてチャイニーズタイペイはライト攻撃から追い上げを図ったが、慌てない日本はリベロ・井上凜香選手の好レシーブでボールを繋ぐと、伊藤一葉選手のクイックで得点を重ね25-16で第2セットを連取した。

【第3セット】

出だしから日本の粘り強い守備で攻撃が決まらないチャイニーズタイペイは6-4としたところで早くも1回目のタイムアウトを要求し巻き返しを図った。しかし、攻撃の手を緩めない日本は上村杏菜選手のジャンプサーブで相手にプレッシャーを与えると、確実なレシーブで秋本選手にボールを繋ぎ11-5とリードを広げた。中盤以降、チャイニーズタイペイも攻撃を仕掛けるが、連続得点を許さない日本が大森選手の強弱を交えた攻撃で相手を翻弄し25-13で第3セットをものにした。

7月2日 日本×ホンコンチャイナ 予選ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(2勝0敗)
3 25 25 25    
ホンコンチャイナ
(0勝1敗)
0 14 15 13  
チーム 日本
(2勝0敗)
ホンコンチャイナ
(0勝1敗)
セット 3 0
1セット 25 14
2セット 25 15
3セット 25 13
4セット  
5セット    
【戦評】

【第1セット】

序盤から伊藤一葉選手のクイックが連続で決まり、幸先いいスタート切った日本。中盤に向けてホンコンチャイナの粘りあるレシーブに苦しめられますが、上村杏菜選手の力強いスパイクで対抗し、14-7とリードを広げたところでホンコンチャイナがタイムアウトを要求。しかしその後も日本の流れで試合が進行し、終盤は秋本美空選手のスパイクでさらに点差を広げ、25-14で第1セットを先取した。

【第2セット】

第2セットは笠井季璃選手のジャンプサーブで日本が主導権を握る。互いにサイドアウトを重ね18-10とするが、ブロックとスパイクでホンコンチャイナが18-15まで追い上げをみせる。上村選手のジャンプサーブでホンコンチャイナのサーブレシーブを崩すと、セッター・熊谷仁依奈選手からのコンビネーションで秋本選手や伊藤選手が決め、日本のペースを取り戻した。その後はホンコンチャイナの加点を許さず25-15で連取した。

【第3セット】

序盤から日本のブロック陣がホンコンチャイナにプレッシャーをかけ、さらにリベロ・西川凜選手の好レシーブで流れを掴み、6-0と試合を優位に進めていく。中盤も笠井選手のスパイク等で主導権を握った日本が21-9と点差を大きく広げたところで香港は2回目のタイムアウトを使い果たした。その後も日本の猛攻は止まらず、25-13で第3セットを終え、ストレートで勝利。

7月1日 日本×インド 予選ラウンド
チーム セット 1セット 2セット 3セット 4セット 5セット
日本
(1勝0敗)
3 25 25 25    
インド
(0勝1敗)
0 14 11 11  
チーム 日本
(1勝0敗)
インド
(0勝1敗)
セット 3 0
1セット 25 14
2セット 25 11
3セット 25 11
4セット  
5セット    
【戦評】

【第1セット】

第1セット序盤から花岡千聡選手の効果的なサーブで一気に4-0とリードした日本だったが、インドも果敢なアタックで盛り返し5-5。サーブが機能する日本は伊藤一葉選手のサービスエースで等で一気に突き離すと、秋本美空選手を筆頭にアウトサイドヒッター陣が要所で決め、25-14で第1セットを先取した。

【第2セット】

第2セット、一部メンバーを入れ替えてスタートした日本。第1セットに続き秋本選手や西村美波選手らのサーブが走り17-7でリードを広げた。インドもツーアタックやジャンプサーブで日本のリズムを崩しにかかるが、サーブレシーブが安定する日本は付け入る隙を与えず、終盤も上村杏菜選手のアタックなどリードを保ち、25-11でこのセットも連取した。

【第3セット】

続く第3セットも出だしから効果的なサーブで攻める日本。秋本選手と上村選手の強烈なスパイクで10-4とリードしたところで、インドはたまらずタイムアウトを要求。日本の流れをどうにか断ち切りたいインドだったが、日本は攻撃の手を緩めず、井上未唯奈選手のクイック等を絡めた多彩な攻撃で終盤を制し、25-11で初戦をストレートで勝利した。