FISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)

RESULTS

試合結果

日本の試合結果

8月6日 日本×チャイニーズタイペイ 11-12位決定戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 25 25    
チャイニーズタイペイ 0 21 21 20    
チーム 日本 チャイニーズタイペイ
セットカウント 3 0
第1セット 25 21
第2セット 25 21
第3セット 25 20
第4セット    
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】
【第1セット】
大会最終日、11-12位決定戦。甲斐孝太郎選手のスパイクから始まり、水町泰杜選手のバックアタックなど、セッター・山本龍選手のトスワークが冴えわたる。12-9でチャイニーズタイペイがタイムアウトを取るも、直後、安原大選手がサービスエースを決める。その後も甲斐選手のスパイクなどで17-11とし、チャイニーズタイペイが2度目のタイムアウト。その後、相手のエースが復調し、21-18まで詰め寄られ日本がタイムアウト。嫌な流れを鬼木錬選手のクイックで切り、最後は相手のサーブミスにより25-21で第1セットを先取する。
【第2セット】
メンバーは第1セットと変わらずスタート。序盤から鬼木選手のクイックや藤原直也選手のパイプ攻撃などで得点を重ね、さらに水町選手がサービスエースを取り13-6とする。髙木啓士郎選手の好レシーブもあり、安原選手のクイック、水町選手のパイプが決まり17-8と完全に日本ペース。タイムアウト後、藤原選手のブロックアウトや甲斐選手のサービスエースで22-8。最後は鬼木選手のクイック攻撃が決まり25-11で2セットを取る。
【第3セット】
メンバーは変わらず、水町選手のスパイクで第3セットスタート。スパイクミスや被ブロックなども絡み、1-4とこの試合初めてのリードを許す。しかし、日本は鬼木選手のブロックなどですぐさま4-4まで追いつく。序盤、サイドアウトの攻防が続くが、11-10で相手エースのスパイクを山本選手が好レシーブし、水町選手がスパイクを決め12-10。チャイニーズタイペイが1回目のタイムアウト。甲斐選手のスパイクや安原選手のクイック、相手エースのスパイクなどで一進一退の攻防が続き19-17。藤原選手の好レシーブから水町選手がスパイクを決め切り20-17と引き離す。流れを掴んだ日本は藤原選手のスパイク、安原選手のブロックも出て、最後は甲斐選手のスパイクが決まり、25-20で日本がストレートで勝利した。

8月5日 日本×ブラジル 9-12位グループ セミファイナルラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 2 20 25 25 25 14
ブラジル 3 25 27 18 15 16
チーム 日本 ブラジル
セットカウント 2 3
第1セット 20 25
第2セット 25 27
第3セット 25 18
第4セット 25 15
第5セット 14 16

【第1セットのスタメン】

【戦評】
【第1セット】
染野輝選手のナイスパスから甲斐孝太郎選手がライト平行スパイクを決めてスタート。水町泰杜選手のバックアタック、鬼木錬選手のクイックなどでサイドアウトを取り、序盤は一進一退。中盤、日本に連続スパイクミスが出て10-12。日本が1回目のタイムアウト。流れを掴みきれない日本は続けて被ブロック、ミスが出て11-16となり、2回目のタイムアウトを要求。13-20でセッターを山本龍選手から中島健斗選手に交代。トランジションアタック、ブロックが決まり16-20。ブラジルが1回目のタイムアウト。しかし、その後はスパイクが決まらず20-25で第1セットを取られる。
【第2セット】
セッターに中島選手を起用してスタート。序盤、リズムを作れずブレイクを許し3-8と走られる。セッターを山本選手に替え、アウトサイドヒッターを水町選手から藤原直也選手に交代。その藤原選手のスパイク、そして甲斐選手のスパイクで追い上げ9-12、染野選手もトランジションでブラジルブロックの上から叩きこみ11-13。中盤、藤原選手と染野選手のバックミドルのディフェンスが相手レフトの攻撃に対応しはじめリズムを掴み16-16と追いつく。そのまま22-22と得点を取り合っていたが、ブラジルにミスが出て23-22。ブラジルが2回目のタイムアウト。デュースに入り日本にミスが出て24-25。日本が2回目のタイムアウトを取るも、最後はサーブレシーブが崩され25-27でこのセットを失う。
【第3セット】
序盤、サーブレシーブが乱される場面があったものの藤原選手や甲斐選手がしっかり決めてサイドアウトを取り一進一退。ここからリベロ・髙木啓士郎選手の好レシーブから甲斐選手が決め、山本選手の頑張りから安原大選手のクイックが決まり連続ブレイク。12-7になったところでブラジル1回目のタイムアウト。その後は互いにサイドアウトを繰り返す。中盤、藤原選手や甲斐選手らのスパイクなどでリードを保ったまま19-15。その後は染野選手のサーブポイントを含む好サーブで連続得点し、最後は25-18でセットを取り返す。
【第4セット】
序盤、安原選手のブロックや甲斐選手のサーブポイント、染野選手のスパイクで6-3と好スタートを切る。その後も鬼木選手のブロックなどで8-3とし、ブラジルが1回目のタイムアウト。その後も染野選手のスパイクなどでリードを広げ、15-5でブラジルが2回目のタイムアウトを取る。山本選手のトスワークも冴え、リードを保ったまま終盤へ。しかしミスが重なり20-14と6点差まで詰め寄られ日本がタイムアウトで流れを切る。その後は終始安定してゲームを進め、25-15でこのセットも取り返し、フルセットに持ち込む。
【第5セット】
セット出だし藤原選手のブロックで3-1とリード。その後はブロックされるもサイドアウトを繰り返し8-7でチェンジコート。その後、2本連続でブロックに捕まり9-11で日本が1回目のタイムアウト。その後、藤原選手が苦しい状態からうまく決め12-12と追いつく。ブラジルが1回目のタイムアウト。サイドアウトの後、サーブポイントを決められ12-14。サイドアウト後、藤原選手が渾身のサーブでポイントを取り14-14。ブラジルのスパイクをレシーブして得点チャンスかと思われたが痛恨のタッチネット。サイドアウト後攻撃が決まらず14-16。セットカウント2-3で敗れた。

8月4日 日本×ホンコンチャイナ 9-16位グループ セミファイナルラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 25 25    
ホンコンチャイナ 0 19 21 19    
チーム 日本 ホンコンチャイナ
セットカウント 3 0
第1セット 25 19
第2セット 25 21
第3セット 25 19
第4セット    
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】
【第1セット】
試合序盤、相手ミドルブロッカーに安原大選手のクイックを徹底マークされ、クイック攻撃が通らず、なかなかリズムに乗れない展開が続く。しかし、初の先発出場となった染野輝選手とリベロ・髙木啓士郎選手を中心に正確なレセプションから甲斐孝太郎選手や染野選手がサイドから攻撃を決めていき、流れは日本に。13-8でホンコンチャイナがタイムアウト。その後、髙木選手の好レシーブや甲斐選手のバックアタックなどで18-14とリードを保つ。その後も染野選手のスパイク、相手ミスなどで22-17。しかし、ここでホンコンチャイナのブロックにつかまるも、甲斐選手と藤原選手のスパイクが決まり25-19で第1セットを先取した。
【第2セット】
序盤、甲斐選手のコースをついたサーブポイントや藤原選手のインナースパイク、安原選手のブロックなどで10-7とリード。しかし、サーブポイントを取られるなど2点差に追いつかれる。その後、安原選手のクイック、甲斐選手のブロックなどで15-11とリードする。ホンコンチャイナがタイムアウトを取るも、安原選手のサーブポイントで20-15。さらに甲斐選手のスパイクが決まり22-16。終盤、ホンコンチャイナが粘りをみせるも25-21で第2セットも連取した。
【第3セット】
セッターを山本龍選手から中島健斗選手に、ミドルを安原選手から鬼木錬選手に替えてスタート。染野選手の相手ディフェンスの穴をついた攻撃や藤原選手のブロックなどで10-7とリードを奪う。14-10になったところで藤原選手に替えて垂水優芽選手を投入し、直後にサービスエース取る。鬼木選手のクイックなどで16-12。その後も中島選手がトランジションからクイックを合わせるなど20-13とし、ホンコンチャイナが2回目のタイムアウト。ここで甲斐選手に替えて山田大貴選手を投入。終盤、山田選手のスパイクや鬼木選手のクイックが決まり25-19。セットカウント3-0でホンコンチャイナを下した。

8月2日 日本×ウクライナ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 1 23 25 20 20  
ウクライナ 3 25 20 25 25  
チーム 日本 ウクライナ
セットカウント 1 3
第1セット 23 25
第2セット 25 20
第3セット 20 25
第4セット 20 25
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】
【第1セット】
水町泰杜選手のサーブでスタート。序盤、ブロックとサーブポイントでブレイクされ3-7。日本が1回目のタイムアウトを取る。その後、甲斐孝太郎選手のスパイク、安原大選手の好サーブで崩してウクライナの連続スパイクミスを誘い、6-8まで詰め寄るとウクライナが1回目のタイムアウト。その後も安原選手の好サーブが続き水町選手のスパイクなどで同点に追いつく。しかしウクライナのサーブポイントなどでブレイクされ12-16とリードを許す。16-18で藤原直也選手に替わって染野輝選手を投入。その後も甲斐選手のスパイクなどでサイドアウトを繰り返し、終盤に入る。20-22で水町選手、安原選手のブロックで1点差。しかし、あと1点が取れず23-25で第1セットを取られる。
【第2セット】
藤原選手に替えて染野選手を入れてスタート。甲斐選手のサーブポイント、染野選手のバックアタックなどで序盤は一進一退。水町選手の好レシーブから川口柊人選手が正確にハイセットを上げ甲斐選手が決めて11-9。その後も安原選手のクイック、甲斐選手のバックアタック、染野選手の好レシーブから水町選手が決め14-11。ウクライナが1回目のタイムアウト。その後、水町選手のサーブで崩し、甲斐選手がスパイクを決めて18-14。後半も川口選手、安原選手のミドル陣を効果的に使って得点する。ブロックの位置取りが冴え、ワンタッチボールを拾って切り返してブレイクを重ね、25-20このセットを取り返す。
【第3セット】
第2セットと同じラインナップでスタート。序盤、甲斐選手のスパイクなどでサイドアウトの応酬。中盤に入ってウクライナのラッキーなディグ、つなぎもあり2点差をつけられる。その後、ブロックにつかまり12-15。スパイクミスも出て13-17となり日本が1回目のタイムアウト。直後にセッターを山本龍選手に替え、中島健斗選手を投入。その後サイドアウトは取るものの点差は埋まらず 20-25で第3セットを落とす。
【第4セット】
セッターを中島選手に替えてスタート。序盤、安原選手のブロック、甲斐選手のスパイクなどで一進一退。リベロの高木啓士郎選手の好レシーブが直接相手コートに落ち9-8となったところでウクライナが1回目のタイムアウト。その後、終始効果的なサーブを打つウクライナのサウスポーに崩され13-16。ディフェンスは頑張って上げるものの攻撃が思うように決まらず14-19。最後に粘りを見せ甲斐選手、水町選手がスパイクを決めたが、20-25でこのセットを取られ、セットカウント1-3で敗退し、Cグループ3位となった。

7月31日 日本×アゼルバイジャン 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 25 25    
アゼルバイジャン 0 17 14 18    
チーム 日本 アゼルバイジャン
セットカウント 3 0
第1セット 25 17
第2セット 25 14
第3セット 25 18
第4セット    
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】
【第1セット】
大会3日目、アゼルバイジャンとの予選グループ第2戦。水町泰杜選手、甲斐孝太郎選手のサーブやスパイクなどで、11-2と序盤から好発進を見せる。安原大選手のスロットを変えたクイック攻撃、川口柊人選手らの高さのあるクイック攻撃などで相手ブロッカーを翻弄し、水町選手、藤原選手のパイプ攻撃が効果的に決まる。途中、日本のレセプションが乱れ、フェイントボール処理のミスにより13-8まで詰め寄られるが、甲斐選手が前衛、後衛からスパイクを決め25‐17で第1セットを先取する。
【第2セット】
第2セットは藤原選手に代わり、アウトサイドヒッターの染野輝選手がスタート。大きな声を出しチームの雰囲気を盛り上げる。染野選手の安定したレセプションからのレセプションアタックでテンポの良い攻撃の組み立てができ、序盤から5-1とリードする。セット中盤から山本龍選手から中島健斗選手にセッターを変更。中島選手の逆サイドへの正確なトスや、安定したクイック攻撃など幅のある攻撃で効果的に得点を重ねていく。水町選手、甲斐選手のサービスエースなどで中盤に得点を重ね、20点に突入したところで水町選手から垂水優芽選手にメンバーチェンジ。交代直後に相手オポジットのスパイクをシャットアウトする。また高い打点からのスパイクも決まり、25‐14で第2セットを連取する。
【第3セット】
第2セットのメンバーから甲斐選手に代わり山田大貴選手がオポジットで出場。序盤、染野選手のサーブが効果的に相手チームを崩し、ブレイクポイントを重ね第3セットも序盤から日本ペースでゲームが進んでいく。また山田選手がAパスからのスパイクやハイセットを決め切り、勢いは完全に日本ペース。安原選手のサービスエースでアゼルバイジャンがタイムアウトを要求するも流れは変わらない。ミドルの鬼木連選手がセット中盤から出場し、高い打点からのクイックも決め、終始日本のペースで初勝利を掴んだ。

7月29日 日本×中国 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 0 33 19 23    
中国 3 35 25 25    
チーム 日本 中国
セットカウント 0 3
第1セット 33 35
第2セット 19 25
第3セット 23 25
第4セット    
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】

【第1セット】
大会初日、地元中国チームとの予選リーグ第1戦。大歓声の中、試合が始まる。水町泰杜選手、甲斐孝太郎選手のスパイクなどで、5-6と序盤は一進一退。その後も甲斐選手、藤原直也選手の攻撃などでサイドアウトを繰り返しながら中盤を迎えるが、サーブで崩されブレイクを許すと17-20で日本が1回目のタイムアウト。その直後もサーブで崩されるが、水町選手がハイセットを決めてサイドアウト。キャプテン・山本龍選手の気迫あるサーブで得点を取り返すと、19-20で中国が1回目のタイムアウト。その後、中国にリードされるが、リベロ・高木啓士郎選手の好レシーブ、水町選手のバックアタックやサーブポイントで22-22の同点に追いつく。デュースの入り、水町選手のリバウンドからのスパイクが決まり26-25、その後逆転を許したが、山本選手のサーブで崩して得点し29-29、川口柊人選手に変わり山田大貴選手がリリーフサーバーで登場し、ジャンプサーブで崩したものの惜しくも得点ならず。最後は、ライトからのバックアタックが僅かにアウトとなり、33-35で第1セットを落とした。

【第2セット】
第2セットに入り、中国の高いブロックやサーブポイントなどで0-5と序盤走られる。その後、安原大選手のブロック、藤原選手のスパイク、山本選手のサーブポイントなどで7-9まで追い上げる。2点差が縮まらないまま中盤を迎えるが、サーブで崩され14-18になったところで日本が2回目のタイムアウト。16-19になったところで、セッター中島健斗選手とオポジット山田大貴選手を2枚替えで投入したが、流れを変えるまでには至らず、19-25でこのセットも落とす。

【第3セット】
鬼木錬選手がスタートから登場。甲斐選手のサーブポイントなどで4-4。ここでリベロの高木選手の好レシーブを水町選手が決めて6-4とリードする。その後サーブポイントを決められ8-8の同点にされ、さらにブロックを決められて11-13。日本が1回目のタイムアウト。2点差のまま中盤に入り、17-18で垂水優芽選手をサーブで投入。安原選手のブロックが出て18-19とし、さらに水町選手のスパイクが決まり21-20と逆転したところで中国が2回目のタイムアウト。しかしここでもタイムアウト後のサーブでミスが出て流れを掴みきれない。終盤、サーブレシーブが乱れ23-25でこのセットも落とし、セットカウント0-3で予選リーグ初戦は黒星スタートとなった。