第18回世界U19女子選手権大会

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. アメリカ
  2. トルコ
  3. イタリア
  4. 日本
  5. クロアチア
  6. タイ
  7. ブラジル
  8. ブルガリア
  9. アルゼンチン
  10. 中国
  11. 韓国
  12. ポーランド
  1. ドミニカ共和国
  2. プエルトリコ
  3. ハンガリー
  4. エジプト
  5. セルビア
  6. メキシコ
  7. カナダ
  8. ペルー
  9. ドイツ
  10. カメルーン
  11. チリ
  12. ナイジェリア

日本の試合結果

8月11日 日本×イタリア 3位決定戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(6勝3敗)
2 25 14 25 23 14
イタリア
(8勝1敗)
3 19 25 22 25 16
チーム 日本
(6勝3敗)
イタリア
(8勝1敗)
セットカウント 2 3
第1セット 25 19
第2セット 14 25
第3セット 25 22
第4セット 23 25
第5セット 14 16
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

両チームともアタッカーの打ち合いでサイドアウトの応酬で静かな立ち上がりとなり、6-6。ここで笠井季璃選手がジャンプサーブで連続ポイントを取ると、バックアタックも決めて一気に15-6と大きくイタリアをリードする。中盤、イタリアも変化するサーブで逆襲。日本のミスも手伝って18-16と追いすがる。しかし終盤、秋本美空選手のスパイクで再び笠井選手のサーブにつなぐと4連続得点でイタリアを突き離しにかかり、25-19と第1セットを先取した。

【第2セット】

立ち上がりは互いのサーブミスのサイドアウトで4-4となったが、イタリアの高いブロックに連続してつかまり始めると、ブロックを避けたスパイクもアウトとなり5-10となったところで日本ベンチはタイムアウトを要求。その後も身長を生かしたイタリアのブロックとパワフルアタックに防戦を余儀なくされる日本。10-19となったところで2回目のタイムアウトを使う。終盤もイタリアの勢いは衰えず、日本の攻撃を散発に抑えたイタリアが14-25と第2セットを取り返された。

【第3セット】

2セット目の勢いのままの出だしのイタリアが2-6と日本のサーブミスも手伝って先行。しかし日本も北川美桜選手や伊藤一葉選手のブロックでイタリアの高い攻撃を止めると、笠井選手のスパイクなども決まりだし、10-10と追従する。秋本選手のアタックも日本に勢いを与え、中盤はサイドアウトの取り合いと我慢の時間が続く。終盤、熊谷仁依奈選手のサーブで相手を乱すと秋本選手の攻撃で引き離しにかかり、20-17となったところでイタリアが1回目のタイムアウトを要求。これが効いたのかイタリアは連続ブロックポイントで21-20と日本を急追。その間日本ベンチもタイムアウトを要求して落ち着きを図る。日本は大森咲愛選手の軟攻でリードを広げると、最後は秋本選手のスパイクで25-22と第3セットを取る。

【第4セット】

このセットも出だしからイタリアが先行する。日本が追従するゲーム展開で2-6。相変わらずイタリアの高いブロックに苦戦する日本は秋本選手のスパイクで得点するも散発となり7-13とリードを許す。しかし、笠井選手のジャンプサーブで連続得点すると、伊藤選手の速攻が決まり13-13とついにイタリアに追いつく。ここにきてイタリアも高さを生かした攻撃で加点し、17-20となったところで日本はタイムアウトを要求。終盤サイドアウトの取り合いとなり、伊藤選手の値千金のサーブポイントで23-23と追いついたところでイタリアがタイムアウトを要求、これが功を奏したのか、その後ブロックで日本の攻撃を抑え込むと23-25とイタリアが第4セットをものにした。

【第5セット】

出だしからイタリアの猛攻に日本も秋本選手のスパイクで対抗し、ミスのない緊迫した試合展開となる。しかし、イタリアが鋭いサーブで加点し6-8とされた所ですかさず日本は 1回目のタイムアウト要求。その後、日本も熊谷選手のサーブポイントで9-9と追いつくも、イタリアのブロックポイントで9-11とされたところで日本は2回目のタイムアウトを使う。終盤、意地をかけたサイドアウトの取り合いとなったが12-14とイタリアにマッチポイントを握られる。それでも諦めない日本は笠井選手のスパイクで粘りを見せ14-14とデュースに持ち込んだところでイタリアがたまらずタイムアウト。引き締まったゲーム展開に会場も盛り上がったが、最後はイタリアのアタックに押し切られ14-16と第5セットを奪われ、日本の本大会第4位が確定した。なお、西川凜選手は本大会のベストリベロ賞を獲得。また、秋本選手はベストスコアラー、ベストアタッカーを記録した。

8月10日 日本×トルコ セミファイナル
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(6勝2敗)
0 16 12 19    
トルコ
(7勝1敗)
3 25 25 25    
チーム 日本
(6勝2敗)
トルコ
(7勝1敗)
セットカウント 0 3
第1セット 16 25
第2セット 12 25
第3セット 19 25
第4セット    
第5セット    
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

両チームともミスを散発して点の取り合いと粗い出だしとなる。中盤に秋本美空選手のアタックで11-10と抜け出しにかかる日本であったが、トルコもサイド攻撃で対抗し11-13と逆にリードされてしまう。その後もトルコの高いブロックにことごとく日本の攻撃がはじき返され、一気に12-20と点差を広げられる。その間日本ベンチはタイムアウトを要求して流れを断ち切ろうとしたが、トルコのアタックの勢いは止まらない。日本も秋本選手のスパイクで必死に追いすがるも、トルコの攻撃力の前に16-25で第1セットを押し切られた。

【第2セット】

立ち上がりから秋本選手のブロックのインナーを抜くクロススパイクで先行した日本であったが、ミスもありあっという間に逆転され4-6となる。その後もレセプションが乱れないトルコに対して相手サーブに手を焼く日本は、トルコのスパイクやブロックに防戦一方の展開となり5-12。それでも大森咲愛選手のアタックで反撃を試みる日本であったが、ディグのいいトルコを前になかなか差を詰めることができない。反対にリードを広げにかかるトルコにネットの幅をうまく使った自由な攻撃を許し、12-25と第2セットも落としてしまった。

【第3セット】

2セットをトルコに連取され、後がない日本は秋本選手が踏ん張り4-2と出だしはリード。しかし、トルコの連続ブロックポイントなどであっという間に4-7と逆転されたところでタイムアウトを取る日本。タイムアウトで間を取った効果も見られず、その後もトルコの高いブロックに日本の攻撃が阻まれ、加えて日本のミスも手伝って6-15と差をつけられる。その間に日本は2回目のタイムアウトを使い果たす。その後、日髙心選手の伸びるサーブで反撃する日本は9-15としたが、すかさずトルコベンチはタイムアウトを要求して日本の流れを断ち切りにくる。中盤、秋本選手や大森選手のアタックでサイドアウトは取るが、サーブミスなどで試合のリズムに乗り切れない日本。終盤、終始リードを保ったトルコは確実にアタックを決めて加点し19-25と日本を押し切った。

8月9日 日本×タイ クオーターファイナル
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(6勝1敗)
3 25 20 25 27 15
タイ
(3勝4敗)
2 20 25 20 29 10
チーム 日本
(6勝1敗)
タイ
(3勝4敗)
セットカウント 3 2
第1セット 25 20
第2セット 20 25
第3セット 25 20
第4セット 27 29
第5セット 15 10

【第1セットのスタメン】

【戦評】

【第1セット】

出だし大森咲愛選手の緩急をつけたアタックで5-1と日本がリードすると、早くもタイは1回目のタイムアウトを要求。その後、息を吹き返したタイにパンチのきいたアタックで逆襲を許すも、秋本美空選手のアタックやサーブで16-11としたところでタイは2回のタイムアウトを使い切る。その後、終盤に向かって両チームとも好レシーブを連発した見ごたえのあるラリーを展開して会場を沸かせる。サーブミスでリズムに乗りきれな場面もあったが、最後は攻撃力の勝る日本が秋山選手のアタックで25-20とタイを仕留めた。

【第2セット】

第1セット同様の立ち上がりで長いラリーの後、笠井季璃選手の強弱を交えた攻撃で4-0としたところでタイは1回目のタイムアウトを要求。その後は中盤に向かって日本の先行で試合は進んだが、両チームとも一歩も譲らずサイドアウトの応酬で10-8。その後、タイのコンビネーション攻撃で攻め立てられた日本はタイムアウトの甲斐なく一気に10-12と逆転を許してしまう。笠井選手の落ち着いたフェイントや秋本選手の角度のあるスパイクなどで必死に追いすがるが、ディグがいいタイに日本の攻撃が拾われ、逆襲にい18-23で終盤を迎える。伊藤一葉選手の速攻で追いすがる日本だったが、サーブレシーブを乱されて切り返し攻撃を許し、20-25で第2セットを失う。

【第3セット】

大森選手のサイド攻撃や北川美桜選手の速攻を中心に硬軟織り交ぜた日本の攻撃に対して、コンビが乱れても何とか日本のコートに押し込む術を持つタイとの息詰まる攻防で13-12と僅差で中盤まで試合が進む。ここでタイのミスに乗じて伊藤選手のアタックで16-12と日本が抜け出すとタイはすかさずタイムアウトを要求。その後はサイドアウトの応酬となり終盤までもつれ込むが、笠井選手のアタックなどで21-16と攻め立てたところでタイは2回のタイムを使い切る。その後も北川選手のブロックなどでタイを突き離し25-20と第3セットをものにした。

【第4セット】

出だしから両チームとも好レシーブで長いラリーの応酬となり、一進一退の展開に。序盤は踏ん張っていた日本であったが、要所のミスやタイのストレート攻撃に手を焼き6-10とされたところで、初めてタイに先行してタイムアウトを要求。しかし、その後もタイの猛攻を抑えきれずに9-16と大きくリードされたところで2回のタイムを使い切る。これで落ち着きを取り戻したのか、日本は笠井選手の踏ん張りで13-18と挽回を図るとタイはすかさず1回目のタイムアウトを要求して日本の攻撃のリズムを止めようとする。しかし日本の勢いは止まらず、秋本選手のブロックやスパイクで18-19と切迫すると、たまらずタイは2回目のタイムアウトを要求。その後も西川凜選手の粘りのレシーブでつなぎ、笠井選手が決めるという好展開を見せた日本が23-21と一歩リードする。しかし、ここにきて日本のレセプションが乱れたところをタイのコンビネーション攻撃に逆襲されて23-23と追いつかれてしまう。その後はデュースの繰り返しとなったが、最後は日本のスパイクがラインを割って27-29と接戦でセットを失った。

【第5セット】

大森選手の落ち着いたアタックで始まった最終第5セット。サイドアウトの応酬ではあったが、北川選手がブロックで押し込んで5-3とすると、タイは早めのタイムアウトを要求。すぐにタイは速い攻撃で5-5と盛り返したが、ようやくタイから日髙心選手がブロックポイントを取ると北川選手のサーブポイントが続いて9-5とリードを広げる。タイは2回のタイムアウトを使い果たす。タイも日本のブロックに的を絞らせない攻撃で追いすがるが、秋本選手のアタックやインディグウェ シンディ千想夢選手のブロックで相手サイドアタッカーを止めて12-7とすると、タイの踏ん張りもここまで。最後は笠井選手のアタックで激戦に終止符を打った日本が本大会ベスト4入りを果たした。

8月6日 日本×プエルトリコ Round of 16
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(5勝1敗)
3 25 25 25    
プエルトリコ
(2勝4敗)
0 18 21 21    
チーム 日本
(5勝1敗)
プエルトリコ
(2勝4敗)
セットカウント 3 0
第1セット 25 18
第2セット 25 21
第3セット 25 21
第4セット    
第5セット    

【第1セットのスタメン】

【戦評】

【第1セット】

両チームの主力アタッカー陣の打ち合いからスタートした第1セット。7-7まで拮抗した展開となる。しかし、ここから日本の猛攻が始まり、キャプテン・熊谷仁依奈選手の変化のあるサーブから秋本美空選手の強打で得点を重ね12-7と大きくリードする。中盤にかけて日本は2枚替えで攻撃の手を緩めず、20-13とゲームを支配する。終盤も秋本選手の強打で加点し、25-18で第1セットを先取した。

【第2セット】

出だし、笠井季璃選手のスパイクなどで対抗する日本に対してディグで粘りをみせて切り返すプエルトリコ。中盤にかけてサイドアウトの応酬で試合が進んでいくが、大森咲愛選手が相手エースをブロックし、10-8と先行し始める。その後も笠井選手のアタックで17-14とリードを広げる。しかし、プエルトリコの変化のあるサーブで逆襲にあい、17-18と逆転されたところで1回目のタイムアウトを日本が要求。落ち着きを取り戻した日本は我慢強くサイドアウトを重ね確実に加点すると、最後はプエルトリコのアタックミスを誘って25-21と第2セットをものにした。

【第3セット】

序盤からこれまで手を焼いたプエルトリコのエースをブロックするなど6-2となったところで早くもプエルトリコは1回目のタイムアウトを要求。中盤に向かって両チームともミスを散発する大味なゲーム展開となったが、大森選手の強弱をつけたアタックで加点して12-7とする。たまらずプエルトリコは2回目のタイムアウトを使い果たす。中盤、プエルトリコの変化のあるサーブに手を焼き得点を許す日本であったが、秋本選手の要所でのスパイクで確実に加点した日本が粘るプエルトリコを25-21で下した。これで日本はベスト8入りした。

8月6日 日本×ポーランド 予選リーグ
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第2セット 第4セット 第5セット
日本
(4勝1敗)
3 20 25 25 25  
ポーランド
(3勝2敗)
1 25 19 15 21  
チーム 日本
(4勝1敗)
ポーランド
(3勝2敗)
セットカウント 3 1
第1セット 20 25
第2セット 25 19
第2セット 25 15
第4セット 25 21
第5セット    
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

秋本美空選手の連続スパイクで加点し好調な出だしをみせた日本であったが、その後ミスを乱発し4-6となったところで早くも1回目のタイムアウトを要求。落ち着きを取り戻した日本は山内志織選手の相手ブロックを大きく弾くスパイクなどで挽回して10-8と逆転する。中盤に向かって秋本選手を中心とした攻撃陣も踏ん張りサイドアウトの応酬になったが、終盤サーブミスなどでなかなかゲームのリズムに乗り切れない。ライトからの高い打点の強烈なスパイクを繰り出すポーランドの猛攻を受け、17-20とされたところ日本はたまらず2回目のタイムアウトを取る。その後も緩急織り交ぜたサーブに苦しめられた日本は、追撃およばず20-25と第1セットを失った。

【第2セット】

出だしからポーランドに連続ブロックポイントを喫するなど嫌な展開となるが、その杞憂はここまで。調子が上がってきた秋本選手のスパイクやポーランドのミスもあり9-7となったところでたまらず1回目のタイムアウトを要求するポーランド。その後はサイドアウトの応酬で展開するが、終盤に向かって途中出場のセッター・熊谷仁依奈キャプテンのタイミングのいいサーブポイントで19-16とリードを広げたところでポーランドは2回のタイムアウトを使い切る。その後も秋本選手のスパイクで確実にポーランドを引き離すと、最後は北川美桜選手がポーランドのエーススパイカーを抑え込んで25-19とセットを取り返した。

【第3セット】

序盤からライト攻撃を中心に意地をみせるポーランド。それに対して、バックアタックも交えネットの幅を生かして相手に的を絞らせない日本の攻撃が徐々に勝り始め、リードを確実に広げる。18-11となったところでたまらずポーランドはタイムアウトを要求。しかし、終盤ミスが多くなったポーランドに乗じて笠井季璃選手の硬軟交えたアタックなどでリードを広げると、最後はリリーフサーバー山内選手のサーブポイントでポーランドを25-15と突き離した。

【第4セット】

序盤は点の取り合いで試合が進行したが、徐々にポーランドの攻撃が息を吹き返して6-9とリードされた日本。そこから熊谷選手の好サーブでポーランドのレシーブを崩すと切り返して笠井選手が決めるという好循環で10-9と逆転に成功する。中盤、一進一退の展開ではあったが、大森咲愛選手のコート前方を狙った効果的なサーブと、リベロの西川凜選手を中心とした粘り強い日本のレシーブにたまらずミスを連発するポーランド。21-14と大きくリードして終盤を迎えた日本。最後に意地をみせたポーランドに21点まで追い上げられたが、終わってみれば25-21とポーランドを突き離した。これで日本はD組2位となった。

8月5日 日本×メキシコ 予選リーグ
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(3勝1敗)
3 25 25 25    
メキシコ
(0勝4敗)
0 14 11 13    
チーム 日本
(3勝1敗)
メキシコ
(0勝4敗)
セットカウント 3 0
第1セット 25 14
第2セット 25 11
第3セット 25 13
第4セット    
第5セット    
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

メキシコにサイドアタックを決められ若干バタバタとした出だしとなった日本。しかし、北川美桜選手のセンターからの攻撃でリズムをつかむと、伊藤一葉選手の連続ブロックで加点し一気に13-9とリードする。終盤に向かって秋本美空選手の3連続サーブポイントや北川選手のブロックポイントで7連続得点を奪い22-11とすると、最後は秋本選手のスパイクが決まり25-14で第1セットを先取した。

【第2セット】

第1セットの余勢を駆ってスタートした第2セット。出だしから笠井季璃選手のジャンプサーブがキレをみせ、自身のサーブポイント3点を含め6連続得点とメキシコを攻め立てる。中盤も効果的なサーブでメキシコのレセプションを乱すと伊藤選手、北川選手の両センター陣が躍動し15-8となったところでメキシコが1回目のタイムアウトを要求。しかし、その後も攻撃の手を緩めない日本は日髙心選手の緩急を交えたサーブで6連続得点。さらに再び笠井選手のジャンプサーブで5連続得点を得るなど、全くメキシコに付け入る隙を与えず、最後は田代澪選手のアタックが決まり25-11とメキシコを圧倒した。

【第3セット】

第2セットと同じスタメンで挑んだ日本は立ち上がりから笠井選手のジャンプサーブなどでメキシコのレセプションを乱すと、切り返しのボールを秋本選手と山内志織選手の両サイドアタッカーが打ち込むという好循環で着実に加点。北川選手のセンター攻撃も加わってメキシコを猛攻。11-5となったところでメキシコは2回のタイムアウトを使い切る。その後もリベロ・西川凜選手を中心に安定した守備でメキシコの攻撃を散発に抑えた日本が笠井選手のスパイクや山内選手のサーブで加点し、25-13で第3セットも連取してメキシコを一蹴した。

8月3日 日本×韓国 予選リーグ
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(2勝1敗)
3 24 25 25 25  
韓国
(0勝3敗)
1 26 18 19 19  
チーム 日本
(2勝1敗)
韓国
(0勝3敗)
セットカウント 3 1
第1セット 24 26
第2セット 25 18
第3セット 25 19
第4セット 25 19
第5セット    
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

出だしサイドアウトの応酬で両チームとも一歩も譲らない緊張感ある試合展開となったが、徐々に韓国のサイドアタックに攻め立てられ、9-11となったところでまず日本がタイムアウトを要求。その後、井野麻彩選手のアタックやサーブで日本が13-14と追い上げをみせたところで韓国が早めに1回目のタイムアウトを取る。終盤、韓国のパワフルなスパイクに対抗し、秋本美空選手のスパイクやサーブの決定率がアップしてほぼ互角の戦いを繰り広げ22-22とする。しかし、韓国のジャンプサーブにサーブレシーブを乱されて連続失点を喫する。日本は最後24-24とデュースまで持ち込む意地をみせたが力尽き、24-26と第1セットを失った。

【第2セット】

第1セットの立ち上がりと打って変わり、出だしから日本のサーブが相手レシーブを乱し、返ってきたボールを秋本選手や井野選手などのスパイクやブロックで仕留る。一時は7-1と韓国を大きくリードする。中盤に向かって韓国の力強いスパイクが日本のブロックの手をはじく。12-11と詰め寄られたところで、たまらず日本はタイムアウトを要求。終盤、レシーブに粘りが出てきた日本は秋本選手や大森咲愛選手につなぎ、強弱織り交ぜたアタックで韓国レシーブ陣を混乱させ、第2セットを25-18で取り返した。

【第3セット】

序盤、サーブレシーブを乱され4-5とリードを許すが、秋本選手の効果的なジャンプサーブで逆襲。8-6と日本が先行したところで韓国はタイムアウトを要求。中盤に向かって一進一退の攻防を繰り広げたが、秋本選手のジャンプサーブで再び韓国レシーブ陣を乱すと一気に19-15と韓国を追い詰める。最後は伊藤一葉選手の連続スパイクで25-19と韓国を突き離し、第3セットをものにした。

【第4セット】

ショートサーブが功を奏し、4-0と日本がリード。その後も笠井季璃選手の身を挺した好レシーブを秋本選手が韓国コートに打ち込み10ー6となったところで韓国は1回目のタイムアウトを要求。その後、韓国がパワフルなジャンプサーブで挽回を図り、13-11と日本に詰め寄る。しかし終盤、北川美桜選手のアタックや笠井選手のブロックポイントで徐々に韓国との得点差を広げる。韓国に思い通りのプレーをさせなかった日本が25-19で第4セットを奪い、今大会2勝目をあげた。

8月2日 日本×アメリカ 予選リーグ
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 (1勝1敗) 0 22 20 24    
アメリカ (2勝0敗) 3 25 25 26    
チーム 日本 (1勝1敗) アメリカ (2勝0敗)
セットカウント 0 3
第1セット 22 25
第2セット 20 25
第3セット 24 26
第4セット    
第5セット    
【第1セットのスタメン】
8月1日 日本×セルビア 予選リーグ
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
(1勝0敗)
3 25 20 25 20 15
セルビア
(0勝1敗)
2 23 25 20 25 12
チーム 日本
(1勝0敗)
セルビア
(0勝1敗)
セットカウント 3 2
第1セット 25 23
第2セット 20 25
第3セット 25 20
第4セット 20 25
第5セット 15 12
【第1セットのスタメン】
【戦評】

【第1セット】

立ち上がりは硬さが見られた日本であったが秋本美空選手のスパイクや井野麻彩選手のサーブで加点し9-4とリードしたところで、セルビアがたまらず1回目のタイムアウト。その後、セルビアが盛り返し11-12と逆転されたところで日本も1回目のタイムアウトを要求。その後、笠井季璃選手の好サーブで連続得点すると一気に16-14とリードを奪う。終盤にかけてセルビアの変化のあるサーブに苦しみ一進一退の試合展開となるが、秋本選手のスパイクが決まる。25-23でセルビアを突き離し第1セットを先取する。

【第2セット】

序盤は点の取り合いで試合が進行するが、伊藤一葉選手の連続ブロックポイントで9-8とリード。しかし、中盤からレセプションを乱された日本はセルビアの切り返しを許して連続失点を喫し、15-18とされたところでたまらずタイムアウトを取る。その後もセルビアの高い打点からのアタックを許して防戦一方を強いられた日本。秋本選手のスパイクで対抗するも20-25で第2セットを失った。

【第3セット】

出だしから日本は山内志織選手のジャンプサーブが効果的にセルビアのレセプションを乱すと、秋本選手が強打を決めるという好展開を見せ11-4としする。たまらずセルビアはここで2回のタイムアウトを使い果たすこととなる。しかし、その後セルビアの強力なバックアタックや伸びるサーブで逆襲にあい、15-13と追い上げられたところで日本も1回目のタイムアウトを要求。終盤にかけてサーブミスなどで失点した日本であったが、井野選手のアタックなどで加点し、25-20とセルビアを振り切りセットを奪う。

【第4セット】

セルビアの高いブロックに手を焼いたが、日本も伊藤選手のブロックで対抗し、13-10と抜け出したところでセルビアが1回目のタイムアウトを要求。その後はサイドアウトの応酬となったが、サーブミスやスパイクミスを散発した日本がリズムに乗り切れず、セルビアの加点を許し20-25。勝負は最終セットへ。

【第5セット】

序盤から両チームの意地の張り合いでサイドアウトの取り合いとなる。しかし、第4セットと同様にサーブミスなどを散発する日本は、徐々にセルビアに先行を許し9-11となったところで2回のタイムアウトを使い果たす。ここで目が覚めた日本は秋本選手のサーブでセルビアのレセプションを乱すと、伊藤選手のブロックやアタックで盛り返して逆転に成功。最後は井野選手の連続アタック得点で15-12。フルセットの接戦を制し、大会初戦をものにした。