- 10
- アウトサイドヒッター
第16回男子U19(ユース)世界選手権大会
-
- VOLLEYBALL
- BEACH VOLLEYBALL
- YEAR
-
- 2024
- 2023
- 2022
- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
RESULTS
試合結果
最終順位
- イタリア
- ロシア
- アルゼンチン
- エジプト
- イラン
- 日本
- ブルガリア
- ベラルーシ
- ブラジル
- チェコ
- 韓国
- キューバ
- ドイツ
- ナイジェリア
- アメリカ
- チャイニーズタイペイ
- チュニジア
- メキシコ
- ドミニカ共和国
- コロンビア
日本の試合結果
8月30日 日本×イラン 5-6位決定戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝4敗
1
26
25
16
23
–
イラン
5勝3敗
3
28
23
25
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
接戦の立ち上がりから、中盤もイランのブロックポイントや伊藤吏玖選手の得点で一進一退。柳北悠李選手がレフトから決めて16-14でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、山田大貴選手がサービスエースなどで連続得点し19-15と点差を広げたが、逆に相手のサーブから連続失点し21-21の同点に。砂川裕次郎選手がコートに入り、ジュースにもつれ込んだ末、相手のブロックで失点し惜しくもセットを失った。
第2セット
最初からイランの高いクイックやブロック、ライト攻撃を決められ先行を許すが、山田選手のサービスエースで盛り返し、このセットも接戦に。中盤に再び山田選手がサービスエースを奪い、岩本大吾主将のクイックが決まって16-13とする。セット終盤には相手のサービスエースもあって22-20と点差を詰められたが、砂川選手を投入してブロックの厚みを増し、イランのミスにも助けられてセットを奪い返す。
第3セット
序盤、イランに先行されては追いつき、ブロックを決めれば相手にも決められてお互いに譲らない展開。再度イランにリードを許し、砂川選手や森居史和選手をコートに送ったが、12-16と点差を広げられる。サイド攻撃をイランに止められて日本はリズムを失い、若林俊希選手がコートに入るも反撃は及ばず、このセットを落とした。
第4セット
サイドのポジションを入れ替えてスタート。重藤トビアス赳選手のライト攻撃、山田選手のレフト攻撃、岩本主将のAクイックなどで8-6とリードする。伊藤選手のブロックも決まって12-8、イランはセッターを交代したが、山田選手が得点して16-11と点差を広げた。森居選手と砂川選手が入る2枚替えを行い、リードを守りたいところだったが、22-18から相手のサーブとブロックに苦しみ連続失点、22-23と逆転を許す。セッター糸山大賀選手を戻し、流れを止めようとしたが、ブロックされてセットを失い、イランに敗れて6位で大会を終えた。
8月29日 日本×ベラルーシ セミファイナルラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝3敗
3
25
25
25
33
–
ベラルーシ
3勝4敗
1
27
18
18
31
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
オポジットに砂川裕次郎選手を配し、柳北悠李選手と山田大貴選手を対角に起用してスタート。お互いにサイド攻撃でサイドアウトを繰り返す中、柳北選手のサービスエースや山田選手の好サーブで効果を上げて日本が先行する。中盤には柳北選手と岩本大吾主将のブロックが決まって16-14。その後はクイックを多用する相手と競り合い、山田選手の強打で得点するが、ジュースに持ち込まれて相手エースの前に連続失点。セットを失った。
第2セット
メンバー変わらず。序盤は砂川選手、山田選手のサーブから連続得点し8-4とリズムをつかむ。さらに両サイドから得点を重ねて13-7とリードを広げた。相手エースのサーブを起点に追い上げられるが、山田選手の攻撃で嫌な流れを断ち切ると19-14で2枚替えを行い、重藤トビアス赳選手と森居史和選手が入って堅実に点差を守り、セットを取り返した。
第3セット
立ち上がりは相手エースの強打やクイックでリードを許すが、山田選手や柳北選手の攻撃で追い上げる。柳北選手のサーブが続き、ブロックも決まって逆転すると、岩本主将がさらにブロックで得点し16-11とリード。その後はお互いが持ち味を出してサイドアウトの応酬となり、最後は相手のサーブミスから山田選手のサービスエースで締めくくった。
第4セット
攻撃の勢いを増したベラルーシに対し、伊藤吏玖選手のクイックなどで8-6とリードを奪う。リズムをつかんで14-10としたが、相手のレフト攻撃やクイック、そしてエースの強打で失点し17-17の同点に追いつかれる。その後も連続失点を喫し22-23とされたが、重藤選手と森居選手の2枚替えなどでジュースへ。相手のセットポイントを何度もしのぎ、29点以降は山田選手にボールを集め、最後はバックアタックで熱戦に終止符を打った。
攻撃力のある相手に対し躍動した山田選手を中心に、サイド、バックアタックの攻撃で打ち合いを制した。その背景には高木啓士郎選手を軸としたディフェンスや各選手の高い精度を誇る二段トスがあり、全員一丸でつかんだ勝利だった。
8月28日 日本×イタリア クオーターファイナルラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝3敗
0
17
12
14
–
–
イタリア
6勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
イタリアのレフト攻撃や強力なサーブで失点し4-8とリードされる。中盤も相手のサーブに苦しめられ、セッターを森居史和選手に交代。重藤トビアス赳選手や山田大貴選手の強打で反撃するが、徐々に点差を広げられる。山田選手のバックアタックなどで連続得点をあげたが終盤ブロックに捕まり、若林俊希選手を投入するも流れは止まらずセットを落とした。
第2セット
山田選手を中心にレフトから得点するが、ブロックにも捕まって連続得点できず、またも4-8とリードを許す。強烈なジャンプサーブからのブロック、レシーブに優れるイタリアに切り返しの攻撃を見舞われる。伊藤吏玖選手のAクイックなどで応戦するが8-16と苦しい展開。砂川裕次郎選手が入ってライトから得点、山田選手のサービスエースも決まったが及ばず、このセットも失った。
第3セット
砂川選手が入ってスタート。高いブロックに対する攻撃に思い切りの良さが出始めて、伊藤選手、山田選手、重藤選手らが得点し序盤は接戦となる。しかしイタリアの幅広い攻撃の前に連続得点が奪えず、サーブで攻められて10-16と点差を離される。終盤も強烈なサーブで崩され連続失点。奮起して攻撃を続けたが、押し切られてストレートで敗れた。
イタリアは身長2m級が4人そろっていたが、高さだけでなく粘り強いレシーブも印象的だった。
8月27日 日本×韓国 順位決定予備戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
22
25
25
25
–
韓国
2勝3敗
1
25
19
18
17
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手や柳北悠李選手の攻撃で得点すれば、韓国もBクイックで反撃。岩本大吾主将のサービスエースで8-5と序盤はリードする。相手のサービスエース、ブロックポイントで13-12と追い上げられた後は競り合いを続け、21-21で終盤へ。しかしそこから韓国に3連続得点を許し、セットを落とした。
第2セット
同じメンバーでスタート。立ち上がりは相手のブロックに捕まったが、山田大貴選手と伊藤吏玖選手のブロックなどで応戦し、バックアタックを絡めた攻撃でも得点を重ねて8-4とリードを奪った。中盤はサイドアウトを繰り返して点差を詰めさせず、ブロックが相手エースに対応して優位に試合を進めた。終盤は山田選手が3連続得点、砂川裕次郎選手もコートに入って相手のミスを誘い、セットを取り返した。
第3セット
スパイクが好調の山田選手がサーブでも活躍、岩本主将とともに得点し8-6と先行する。岩本主将のサーブで崩し、単調になった韓国のレフト攻撃を仕留めるなどして11-6。その後もリズムを保ち、19-13で森居史和選手と砂川選手を入れる2枚替えを実施。その砂川選手が決めて、このセットもものにした。
第4セット
序盤は重藤選手、山田選手、柳北選手のサイド攻撃、岩本主将のクイックで波に乗り8-5でテクニカルタイムアウト。山田選手のサーブでさらに得点を重ねると、集中力を欠いた相手はミスを連発。糸山大賀選手のサービスエースや重藤選手のバックアタックが決まり、16-10と突き放す。その後も相手に流れを渡すことなくセットを奪い、勝利をものにした。
韓国の持ち味であるBクイックを絡めたコンビやサイド攻撃で相手のペースになりそうなところを、リベロ高木啓士郎選手の好レシーブや、ブロック陣の奮起で断ち切り、セッター糸山選手による的確なトスの配球によって打ち崩した。山田選手の攻撃、サーブ両面における活躍も光った。
8月25日 日本×アルゼンチン 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
1
23
18
26
21
–
アルゼンチン
2勝2敗
3
25
25
24
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
前日と同じメンバーでスタート。序盤、重藤トビアス赳選手、岩本大吾選手の攻撃に対し、アルゼンチンもパワーのあるサイドとクイックで応酬。ブロックに差が出て6-8とされる。中盤も重藤選手、伊藤吏玖選手のブロックに対し、相手のサーブポイントなどで競り合い、15-16。後半、岩本選手のブロック、山田大貴選手のレフトからの攻撃で得点を重ね、山崎真裕選手を投入するが23-23と引き離せず、両サイド攻撃を連続させた相手がこのセットを取った。
第2セット
山崎選手がスタートから入る。重藤選手、山田選手のサイド攻撃、伊藤選手のAクイックなどに、相手は高さのある両サイド攻撃で応酬し、8-7となる。ここで、山崎選手が好サーブを連発し、相手を崩して連続得点をあげ、16-11とリードする。相手も選手交代を繰り返し、反撃を試みるが、セッター糸山大賀選手が両サイドとクイックをバランスよく使い、このセットを奪い返す。
第3セット
ミドルブロッカーとして先発した澤田昌選手の好サーブで崩し、4連続得点をあげて8-2とする。ここからアルゼンチンのレフトからの攻撃が冴え連続失点し16-12とされる。後半、相手のサーブに攻め込まれ3連続失点し、20-20の同点とされる。終盤、レフトからの攻撃に苦しみながらジュースまで持ち込んだこのセットを、惜しくも失う。
第4セット
第3セットと同じメンバーでスタート。序盤は相手のクイック、ブロックなどで連続失点するが、日本も山田選手、重藤選手のレフトからの攻撃で連続得点し、7-8と競り合う。日本も澤田選手の好サーブで揺さぶりをかけ、17-17の同点に持ち込む。終盤、パワーのあるアルゼンチンが立て続けにレフトからスパイクを決める。砂川裕次郎選手を入れて前衛を固めたが、速攻を使うなど目先を変えた相手に軍配が上がった。
試合前に予選リーグ通過が確定していたため、高さとパワーのあるアルゼンチンに対して、将来性のある若手を起用した。実力が伯仲しているなか、勝ちきれなかったことは今後の課題ではあるが、世界のレベルを若手が経験できたことは非常にプラスになった。
8月24日 日本×ドイツ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
ドイツ
1勝2敗
0
14
22
20
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手のサービスエースなどで好スタートを切り、糸山大賀選手のポイントで8-4としテクニカルタイムアウトを迎える。その後も相手がミスを出す間に伊藤吏玖選手の活躍で16-8。ドイツもクイックで反撃してくるが、糸山選手のサーブで相手にリズムを与えず、重藤選手らの攻撃で得点を重ねセット先取に成功した。
第2セット
このセットも重藤選手の連続サービスエースで勢いに乗り、柳北悠李選手の攻撃も決まって8-4とリード。糸山選手のサーブで相手を崩し、攻め切れない相手のアタックをつないで重藤選手らが決める流れで16-9と点差を広げたが、ドイツも反撃し、連続得点を許して18-16。砂川裕次郎選手と森居史和選手が2枚替えでコートに入るもサービスエースを奪われて22-22とされた。しかし山田大貴選手らのスパイクで振り切り、セットを連取した。
第3セット
序盤は岩本大吾選手らが激しく相手攻撃陣と打ち合って8-6でテクニカルタイムアウト。そこからは重藤選手のサーブが走り、山田選手や伊藤選手の得点につなげて16-8と突き放した。中盤は相手のサーブに攻められてミスを重ね、17-13と追い上げられたが、2枚替えなどで嫌な流れを断ち切り、このセットも制して勝利をつかんだ。
重藤選手の活躍や、途中出場した選手の安定したプレーが光ってドイツを寄せ付けなかった。
8月23日 日本×エジプト 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
2
19
20
25
25
10
エジプト
3勝
3
25
25
23
15
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は相手のミスに乗じて柳北悠李選手のスパイクで主導権を握り、8-5とリード。しかし高さのあるエジプトのクイックとサイド攻撃で逆転を許し14-16。山田大貴選手のスパイクで反撃するが、その後も相手のサウスポーの選手のサーブ時に連続失点するなど苦しい展開。森居史和選手を投入したが、日本はサーブミスも重なって及ばずこのセットを落とした。
第2セット
重藤トビアス赳選手、柳北選手、山田選手らサイド陣の活躍で序盤は6-3とリード。しかしブロックなどで勢いづいた相手に10-12と逆転される。サウスポーの選手の攻撃にも苦しめられて、日本の反撃は届かず。若林俊希選手をコートに送り込んだが、このセットも失った。
第3セット
砂川裕次郎選手が入ってスタート。柳北選手のサービスエースなどで立ち上がりはリードを奪ったが、エジプトにもブロックやサービスエースで追い上げを許す。セット中盤、日本が山田選手のスパイクで得点を重ねれば、相手もスパイク、ブロックで盛り返し競り合いが続いた。それでもセット終盤、山田選手の連続得点などで接戦を制し、セットを取り返した。
第4セット
伊藤吏玖選手のブロックから連続得点。岩本大吾主将がセッターと息の合った攻撃を決めて8-7とする。中盤は2点のリードを守り、山田選手、岩本主将の活躍で16-11と点差を広げた。17-13からは連続得点で波に乗り、最後は若林選手をコートへ。エジプトの追い上げをかわし25-15でセットを連取した。
第5セット
0-3と先手を取られたが、山田選手のスパイクなどで反撃。途中出場した重藤選手がサービスエースを決めれば相手もライトから得点し、7-8とお互いに譲らない展開が続いたが、レフトからのスパイクを連続でブロックされ8-13。岩本主将のブロック、山田選手のバックアタックで反撃するも、流れを止められず敗れた。
実力は拮抗していたが、攻撃陣に高さとパワーのあるエジプトがわずかに上回った。今回の大会は、アフリカ勢のレベルアップが実感される。
8月22日 日本×メキシコ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
25
–
–
メキシコ
1敗
0
17
21
13
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりから山田大貴選手のレフト攻撃でリズムをつかみ、岩本大吾主将のブロックや砂川裕次郎選手のライト攻撃で8-5。相手のレフト攻撃やバックアタックを決められ、日本はミスも目立ったが、伊藤吏玖選手のBクイックやブロックでの活躍でリードを保つ。19-17で重藤トビアス赳選手と森居史和選手の入る2枚替えを行い、相手のミスを誘って21-15。若林俊希選手をリリーフサーバーで投入、柳北悠李選手のスパイクが決まってセットをものにした。
第2セット
岩本主将が存在感を示すなどして序盤から連続得点に成功。中盤からはメキシコのブロックやバックアタックで競り合いに持ち込まれ、15-16と逆転を許した。しかし終盤は相手のスパイクミスで抜け出し、山田選手のレフト攻撃が3連続で決まってセットを連取した。
第3セット
スタートから山田選手のブロックなどで相手を圧倒、8-4とリードを奪う。伊藤選手のBクイックなども決まって優位に試合を進めた。12-6からはセッターを森居選手に交代、岩本主将のクイックを演出するなど大きく点差を広げ、ストレートで勝利をものにした。
全体的には初戦の緊張感もあった中で、それぞれの特徴を生かした攻撃を効果的に展開。特に山田選手のレフト攻撃とバックアタックが光り、パンチ力のある攻撃をするメキシコに隙を与えなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 4勝4敗 |
1 | 26 | 25 | 16 | 23 | – |
イラン 5勝3敗 |
3 | 28 | 23 | 25 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
接戦の立ち上がりから、中盤もイランのブロックポイントや伊藤吏玖選手の得点で一進一退。柳北悠李選手がレフトから決めて16-14でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、山田大貴選手がサービスエースなどで連続得点し19-15と点差を広げたが、逆に相手のサーブから連続失点し21-21の同点に。砂川裕次郎選手がコートに入り、ジュースにもつれ込んだ末、相手のブロックで失点し惜しくもセットを失った。
第2セット
最初からイランの高いクイックやブロック、ライト攻撃を決められ先行を許すが、山田選手のサービスエースで盛り返し、このセットも接戦に。中盤に再び山田選手がサービスエースを奪い、岩本大吾主将のクイックが決まって16-13とする。セット終盤には相手のサービスエースもあって22-20と点差を詰められたが、砂川選手を投入してブロックの厚みを増し、イランのミスにも助けられてセットを奪い返す。
第3セット
序盤、イランに先行されては追いつき、ブロックを決めれば相手にも決められてお互いに譲らない展開。再度イランにリードを許し、砂川選手や森居史和選手をコートに送ったが、12-16と点差を広げられる。サイド攻撃をイランに止められて日本はリズムを失い、若林俊希選手がコートに入るも反撃は及ばず、このセットを落とした。
第4セット
サイドのポジションを入れ替えてスタート。重藤トビアス赳選手のライト攻撃、山田選手のレフト攻撃、岩本主将のAクイックなどで8-6とリードする。伊藤選手のブロックも決まって12-8、イランはセッターを交代したが、山田選手が得点して16-11と点差を広げた。森居選手と砂川選手が入る2枚替えを行い、リードを守りたいところだったが、22-18から相手のサーブとブロックに苦しみ連続失点、22-23と逆転を許す。セッター糸山大賀選手を戻し、流れを止めようとしたが、ブロックされてセットを失い、イランに敗れて6位で大会を終えた。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 4勝3敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | 33 | – |
ベラルーシ 3勝4敗 |
1 | 27 | 18 | 18 | 31 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
オポジットに砂川裕次郎選手を配し、柳北悠李選手と山田大貴選手を対角に起用してスタート。お互いにサイド攻撃でサイドアウトを繰り返す中、柳北選手のサービスエースや山田選手の好サーブで効果を上げて日本が先行する。中盤には柳北選手と岩本大吾主将のブロックが決まって16-14。その後はクイックを多用する相手と競り合い、山田選手の強打で得点するが、ジュースに持ち込まれて相手エースの前に連続失点。セットを失った。
第2セット
メンバー変わらず。序盤は砂川選手、山田選手のサーブから連続得点し8-4とリズムをつかむ。さらに両サイドから得点を重ねて13-7とリードを広げた。相手エースのサーブを起点に追い上げられるが、山田選手の攻撃で嫌な流れを断ち切ると19-14で2枚替えを行い、重藤トビアス赳選手と森居史和選手が入って堅実に点差を守り、セットを取り返した。
第3セット
立ち上がりは相手エースの強打やクイックでリードを許すが、山田選手や柳北選手の攻撃で追い上げる。柳北選手のサーブが続き、ブロックも決まって逆転すると、岩本主将がさらにブロックで得点し16-11とリード。その後はお互いが持ち味を出してサイドアウトの応酬となり、最後は相手のサーブミスから山田選手のサービスエースで締めくくった。
第4セット
攻撃の勢いを増したベラルーシに対し、伊藤吏玖選手のクイックなどで8-6とリードを奪う。リズムをつかんで14-10としたが、相手のレフト攻撃やクイック、そしてエースの強打で失点し17-17の同点に追いつかれる。その後も連続失点を喫し22-23とされたが、重藤選手と森居選手の2枚替えなどでジュースへ。相手のセットポイントを何度もしのぎ、29点以降は山田選手にボールを集め、最後はバックアタックで熱戦に終止符を打った。
攻撃力のある相手に対し躍動した山田選手を中心に、サイド、バックアタックの攻撃で打ち合いを制した。その背景には高木啓士郎選手を軸としたディフェンスや各選手の高い精度を誇る二段トスがあり、全員一丸でつかんだ勝利だった。
8月28日 日本×イタリア クオーターファイナルラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝3敗
0
17
12
14
–
–
イタリア
6勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
イタリアのレフト攻撃や強力なサーブで失点し4-8とリードされる。中盤も相手のサーブに苦しめられ、セッターを森居史和選手に交代。重藤トビアス赳選手や山田大貴選手の強打で反撃するが、徐々に点差を広げられる。山田選手のバックアタックなどで連続得点をあげたが終盤ブロックに捕まり、若林俊希選手を投入するも流れは止まらずセットを落とした。
第2セット
山田選手を中心にレフトから得点するが、ブロックにも捕まって連続得点できず、またも4-8とリードを許す。強烈なジャンプサーブからのブロック、レシーブに優れるイタリアに切り返しの攻撃を見舞われる。伊藤吏玖選手のAクイックなどで応戦するが8-16と苦しい展開。砂川裕次郎選手が入ってライトから得点、山田選手のサービスエースも決まったが及ばず、このセットも失った。
第3セット
砂川選手が入ってスタート。高いブロックに対する攻撃に思い切りの良さが出始めて、伊藤選手、山田選手、重藤選手らが得点し序盤は接戦となる。しかしイタリアの幅広い攻撃の前に連続得点が奪えず、サーブで攻められて10-16と点差を離される。終盤も強烈なサーブで崩され連続失点。奮起して攻撃を続けたが、押し切られてストレートで敗れた。
イタリアは身長2m級が4人そろっていたが、高さだけでなく粘り強いレシーブも印象的だった。
8月27日 日本×韓国 順位決定予備戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
22
25
25
25
–
韓国
2勝3敗
1
25
19
18
17
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手や柳北悠李選手の攻撃で得点すれば、韓国もBクイックで反撃。岩本大吾主将のサービスエースで8-5と序盤はリードする。相手のサービスエース、ブロックポイントで13-12と追い上げられた後は競り合いを続け、21-21で終盤へ。しかしそこから韓国に3連続得点を許し、セットを落とした。
第2セット
同じメンバーでスタート。立ち上がりは相手のブロックに捕まったが、山田大貴選手と伊藤吏玖選手のブロックなどで応戦し、バックアタックを絡めた攻撃でも得点を重ねて8-4とリードを奪った。中盤はサイドアウトを繰り返して点差を詰めさせず、ブロックが相手エースに対応して優位に試合を進めた。終盤は山田選手が3連続得点、砂川裕次郎選手もコートに入って相手のミスを誘い、セットを取り返した。
第3セット
スパイクが好調の山田選手がサーブでも活躍、岩本主将とともに得点し8-6と先行する。岩本主将のサーブで崩し、単調になった韓国のレフト攻撃を仕留めるなどして11-6。その後もリズムを保ち、19-13で森居史和選手と砂川選手を入れる2枚替えを実施。その砂川選手が決めて、このセットもものにした。
第4セット
序盤は重藤選手、山田選手、柳北選手のサイド攻撃、岩本主将のクイックで波に乗り8-5でテクニカルタイムアウト。山田選手のサーブでさらに得点を重ねると、集中力を欠いた相手はミスを連発。糸山大賀選手のサービスエースや重藤選手のバックアタックが決まり、16-10と突き放す。その後も相手に流れを渡すことなくセットを奪い、勝利をものにした。
韓国の持ち味であるBクイックを絡めたコンビやサイド攻撃で相手のペースになりそうなところを、リベロ高木啓士郎選手の好レシーブや、ブロック陣の奮起で断ち切り、セッター糸山選手による的確なトスの配球によって打ち崩した。山田選手の攻撃、サーブ両面における活躍も光った。
8月25日 日本×アルゼンチン 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
1
23
18
26
21
–
アルゼンチン
2勝2敗
3
25
25
24
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
前日と同じメンバーでスタート。序盤、重藤トビアス赳選手、岩本大吾選手の攻撃に対し、アルゼンチンもパワーのあるサイドとクイックで応酬。ブロックに差が出て6-8とされる。中盤も重藤選手、伊藤吏玖選手のブロックに対し、相手のサーブポイントなどで競り合い、15-16。後半、岩本選手のブロック、山田大貴選手のレフトからの攻撃で得点を重ね、山崎真裕選手を投入するが23-23と引き離せず、両サイド攻撃を連続させた相手がこのセットを取った。
第2セット
山崎選手がスタートから入る。重藤選手、山田選手のサイド攻撃、伊藤選手のAクイックなどに、相手は高さのある両サイド攻撃で応酬し、8-7となる。ここで、山崎選手が好サーブを連発し、相手を崩して連続得点をあげ、16-11とリードする。相手も選手交代を繰り返し、反撃を試みるが、セッター糸山大賀選手が両サイドとクイックをバランスよく使い、このセットを奪い返す。
第3セット
ミドルブロッカーとして先発した澤田昌選手の好サーブで崩し、4連続得点をあげて8-2とする。ここからアルゼンチンのレフトからの攻撃が冴え連続失点し16-12とされる。後半、相手のサーブに攻め込まれ3連続失点し、20-20の同点とされる。終盤、レフトからの攻撃に苦しみながらジュースまで持ち込んだこのセットを、惜しくも失う。
第4セット
第3セットと同じメンバーでスタート。序盤は相手のクイック、ブロックなどで連続失点するが、日本も山田選手、重藤選手のレフトからの攻撃で連続得点し、7-8と競り合う。日本も澤田選手の好サーブで揺さぶりをかけ、17-17の同点に持ち込む。終盤、パワーのあるアルゼンチンが立て続けにレフトからスパイクを決める。砂川裕次郎選手を入れて前衛を固めたが、速攻を使うなど目先を変えた相手に軍配が上がった。
試合前に予選リーグ通過が確定していたため、高さとパワーのあるアルゼンチンに対して、将来性のある若手を起用した。実力が伯仲しているなか、勝ちきれなかったことは今後の課題ではあるが、世界のレベルを若手が経験できたことは非常にプラスになった。
8月24日 日本×ドイツ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
ドイツ
1勝2敗
0
14
22
20
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手のサービスエースなどで好スタートを切り、糸山大賀選手のポイントで8-4としテクニカルタイムアウトを迎える。その後も相手がミスを出す間に伊藤吏玖選手の活躍で16-8。ドイツもクイックで反撃してくるが、糸山選手のサーブで相手にリズムを与えず、重藤選手らの攻撃で得点を重ねセット先取に成功した。
第2セット
このセットも重藤選手の連続サービスエースで勢いに乗り、柳北悠李選手の攻撃も決まって8-4とリード。糸山選手のサーブで相手を崩し、攻め切れない相手のアタックをつないで重藤選手らが決める流れで16-9と点差を広げたが、ドイツも反撃し、連続得点を許して18-16。砂川裕次郎選手と森居史和選手が2枚替えでコートに入るもサービスエースを奪われて22-22とされた。しかし山田大貴選手らのスパイクで振り切り、セットを連取した。
第3セット
序盤は岩本大吾選手らが激しく相手攻撃陣と打ち合って8-6でテクニカルタイムアウト。そこからは重藤選手のサーブが走り、山田選手や伊藤選手の得点につなげて16-8と突き放した。中盤は相手のサーブに攻められてミスを重ね、17-13と追い上げられたが、2枚替えなどで嫌な流れを断ち切り、このセットも制して勝利をつかんだ。
重藤選手の活躍や、途中出場した選手の安定したプレーが光ってドイツを寄せ付けなかった。
8月23日 日本×エジプト 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
2
19
20
25
25
10
エジプト
3勝
3
25
25
23
15
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は相手のミスに乗じて柳北悠李選手のスパイクで主導権を握り、8-5とリード。しかし高さのあるエジプトのクイックとサイド攻撃で逆転を許し14-16。山田大貴選手のスパイクで反撃するが、その後も相手のサウスポーの選手のサーブ時に連続失点するなど苦しい展開。森居史和選手を投入したが、日本はサーブミスも重なって及ばずこのセットを落とした。
第2セット
重藤トビアス赳選手、柳北選手、山田選手らサイド陣の活躍で序盤は6-3とリード。しかしブロックなどで勢いづいた相手に10-12と逆転される。サウスポーの選手の攻撃にも苦しめられて、日本の反撃は届かず。若林俊希選手をコートに送り込んだが、このセットも失った。
第3セット
砂川裕次郎選手が入ってスタート。柳北選手のサービスエースなどで立ち上がりはリードを奪ったが、エジプトにもブロックやサービスエースで追い上げを許す。セット中盤、日本が山田選手のスパイクで得点を重ねれば、相手もスパイク、ブロックで盛り返し競り合いが続いた。それでもセット終盤、山田選手の連続得点などで接戦を制し、セットを取り返した。
第4セット
伊藤吏玖選手のブロックから連続得点。岩本大吾主将がセッターと息の合った攻撃を決めて8-7とする。中盤は2点のリードを守り、山田選手、岩本主将の活躍で16-11と点差を広げた。17-13からは連続得点で波に乗り、最後は若林選手をコートへ。エジプトの追い上げをかわし25-15でセットを連取した。
第5セット
0-3と先手を取られたが、山田選手のスパイクなどで反撃。途中出場した重藤選手がサービスエースを決めれば相手もライトから得点し、7-8とお互いに譲らない展開が続いたが、レフトからのスパイクを連続でブロックされ8-13。岩本主将のブロック、山田選手のバックアタックで反撃するも、流れを止められず敗れた。
実力は拮抗していたが、攻撃陣に高さとパワーのあるエジプトがわずかに上回った。今回の大会は、アフリカ勢のレベルアップが実感される。
8月22日 日本×メキシコ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
25
–
–
メキシコ
1敗
0
17
21
13
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりから山田大貴選手のレフト攻撃でリズムをつかみ、岩本大吾主将のブロックや砂川裕次郎選手のライト攻撃で8-5。相手のレフト攻撃やバックアタックを決められ、日本はミスも目立ったが、伊藤吏玖選手のBクイックやブロックでの活躍でリードを保つ。19-17で重藤トビアス赳選手と森居史和選手の入る2枚替えを行い、相手のミスを誘って21-15。若林俊希選手をリリーフサーバーで投入、柳北悠李選手のスパイクが決まってセットをものにした。
第2セット
岩本主将が存在感を示すなどして序盤から連続得点に成功。中盤からはメキシコのブロックやバックアタックで競り合いに持ち込まれ、15-16と逆転を許した。しかし終盤は相手のスパイクミスで抜け出し、山田選手のレフト攻撃が3連続で決まってセットを連取した。
第3セット
スタートから山田選手のブロックなどで相手を圧倒、8-4とリードを奪う。伊藤選手のBクイックなども決まって優位に試合を進めた。12-6からはセッターを森居選手に交代、岩本主将のクイックを演出するなど大きく点差を広げ、ストレートで勝利をものにした。
全体的には初戦の緊張感もあった中で、それぞれの特徴を生かした攻撃を効果的に展開。特に山田選手のレフト攻撃とバックアタックが光り、パンチ力のある攻撃をするメキシコに隙を与えなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝3敗 |
0 | 17 | 12 | 14 | – | – |
イタリア 6勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
イタリアのレフト攻撃や強力なサーブで失点し4-8とリードされる。中盤も相手のサーブに苦しめられ、セッターを森居史和選手に交代。重藤トビアス赳選手や山田大貴選手の強打で反撃するが、徐々に点差を広げられる。山田選手のバックアタックなどで連続得点をあげたが終盤ブロックに捕まり、若林俊希選手を投入するも流れは止まらずセットを落とした。
第2セット
山田選手を中心にレフトから得点するが、ブロックにも捕まって連続得点できず、またも4-8とリードを許す。強烈なジャンプサーブからのブロック、レシーブに優れるイタリアに切り返しの攻撃を見舞われる。伊藤吏玖選手のAクイックなどで応戦するが8-16と苦しい展開。砂川裕次郎選手が入ってライトから得点、山田選手のサービスエースも決まったが及ばず、このセットも失った。
第3セット
砂川選手が入ってスタート。高いブロックに対する攻撃に思い切りの良さが出始めて、伊藤選手、山田選手、重藤選手らが得点し序盤は接戦となる。しかしイタリアの幅広い攻撃の前に連続得点が奪えず、サーブで攻められて10-16と点差を離される。終盤も強烈なサーブで崩され連続失点。奮起して攻撃を続けたが、押し切られてストレートで敗れた。
イタリアは身長2m級が4人そろっていたが、高さだけでなく粘り強いレシーブも印象的だった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝2敗 |
3 | 22 | 25 | 25 | 25 | – |
韓国 2勝3敗 |
1 | 25 | 19 | 18 | 17 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手や柳北悠李選手の攻撃で得点すれば、韓国もBクイックで反撃。岩本大吾主将のサービスエースで8-5と序盤はリードする。相手のサービスエース、ブロックポイントで13-12と追い上げられた後は競り合いを続け、21-21で終盤へ。しかしそこから韓国に3連続得点を許し、セットを落とした。
第2セット
同じメンバーでスタート。立ち上がりは相手のブロックに捕まったが、山田大貴選手と伊藤吏玖選手のブロックなどで応戦し、バックアタックを絡めた攻撃でも得点を重ねて8-4とリードを奪った。中盤はサイドアウトを繰り返して点差を詰めさせず、ブロックが相手エースに対応して優位に試合を進めた。終盤は山田選手が3連続得点、砂川裕次郎選手もコートに入って相手のミスを誘い、セットを取り返した。
第3セット
スパイクが好調の山田選手がサーブでも活躍、岩本主将とともに得点し8-6と先行する。岩本主将のサーブで崩し、単調になった韓国のレフト攻撃を仕留めるなどして11-6。その後もリズムを保ち、19-13で森居史和選手と砂川選手を入れる2枚替えを実施。その砂川選手が決めて、このセットもものにした。
第4セット
序盤は重藤選手、山田選手、柳北選手のサイド攻撃、岩本主将のクイックで波に乗り8-5でテクニカルタイムアウト。山田選手のサーブでさらに得点を重ねると、集中力を欠いた相手はミスを連発。糸山大賀選手のサービスエースや重藤選手のバックアタックが決まり、16-10と突き放す。その後も相手に流れを渡すことなくセットを奪い、勝利をものにした。
韓国の持ち味であるBクイックを絡めたコンビやサイド攻撃で相手のペースになりそうなところを、リベロ高木啓士郎選手の好レシーブや、ブロック陣の奮起で断ち切り、セッター糸山選手による的確なトスの配球によって打ち崩した。山田選手の攻撃、サーブ両面における活躍も光った。
8月25日 日本×アルゼンチン 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
1
23
18
26
21
–
アルゼンチン
2勝2敗
3
25
25
24
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
前日と同じメンバーでスタート。序盤、重藤トビアス赳選手、岩本大吾選手の攻撃に対し、アルゼンチンもパワーのあるサイドとクイックで応酬。ブロックに差が出て6-8とされる。中盤も重藤選手、伊藤吏玖選手のブロックに対し、相手のサーブポイントなどで競り合い、15-16。後半、岩本選手のブロック、山田大貴選手のレフトからの攻撃で得点を重ね、山崎真裕選手を投入するが23-23と引き離せず、両サイド攻撃を連続させた相手がこのセットを取った。
第2セット
山崎選手がスタートから入る。重藤選手、山田選手のサイド攻撃、伊藤選手のAクイックなどに、相手は高さのある両サイド攻撃で応酬し、8-7となる。ここで、山崎選手が好サーブを連発し、相手を崩して連続得点をあげ、16-11とリードする。相手も選手交代を繰り返し、反撃を試みるが、セッター糸山大賀選手が両サイドとクイックをバランスよく使い、このセットを奪い返す。
第3セット
ミドルブロッカーとして先発した澤田昌選手の好サーブで崩し、4連続得点をあげて8-2とする。ここからアルゼンチンのレフトからの攻撃が冴え連続失点し16-12とされる。後半、相手のサーブに攻め込まれ3連続失点し、20-20の同点とされる。終盤、レフトからの攻撃に苦しみながらジュースまで持ち込んだこのセットを、惜しくも失う。
第4セット
第3セットと同じメンバーでスタート。序盤は相手のクイック、ブロックなどで連続失点するが、日本も山田選手、重藤選手のレフトからの攻撃で連続得点し、7-8と競り合う。日本も澤田選手の好サーブで揺さぶりをかけ、17-17の同点に持ち込む。終盤、パワーのあるアルゼンチンが立て続けにレフトからスパイクを決める。砂川裕次郎選手を入れて前衛を固めたが、速攻を使うなど目先を変えた相手に軍配が上がった。
試合前に予選リーグ通過が確定していたため、高さとパワーのあるアルゼンチンに対して、将来性のある若手を起用した。実力が伯仲しているなか、勝ちきれなかったことは今後の課題ではあるが、世界のレベルを若手が経験できたことは非常にプラスになった。
8月24日 日本×ドイツ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
ドイツ
1勝2敗
0
14
22
20
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手のサービスエースなどで好スタートを切り、糸山大賀選手のポイントで8-4としテクニカルタイムアウトを迎える。その後も相手がミスを出す間に伊藤吏玖選手の活躍で16-8。ドイツもクイックで反撃してくるが、糸山選手のサーブで相手にリズムを与えず、重藤選手らの攻撃で得点を重ねセット先取に成功した。
第2セット
このセットも重藤選手の連続サービスエースで勢いに乗り、柳北悠李選手の攻撃も決まって8-4とリード。糸山選手のサーブで相手を崩し、攻め切れない相手のアタックをつないで重藤選手らが決める流れで16-9と点差を広げたが、ドイツも反撃し、連続得点を許して18-16。砂川裕次郎選手と森居史和選手が2枚替えでコートに入るもサービスエースを奪われて22-22とされた。しかし山田大貴選手らのスパイクで振り切り、セットを連取した。
第3セット
序盤は岩本大吾選手らが激しく相手攻撃陣と打ち合って8-6でテクニカルタイムアウト。そこからは重藤選手のサーブが走り、山田選手や伊藤選手の得点につなげて16-8と突き放した。中盤は相手のサーブに攻められてミスを重ね、17-13と追い上げられたが、2枚替えなどで嫌な流れを断ち切り、このセットも制して勝利をつかんだ。
重藤選手の活躍や、途中出場した選手の安定したプレーが光ってドイツを寄せ付けなかった。
8月23日 日本×エジプト 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
2
19
20
25
25
10
エジプト
3勝
3
25
25
23
15
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は相手のミスに乗じて柳北悠李選手のスパイクで主導権を握り、8-5とリード。しかし高さのあるエジプトのクイックとサイド攻撃で逆転を許し14-16。山田大貴選手のスパイクで反撃するが、その後も相手のサウスポーの選手のサーブ時に連続失点するなど苦しい展開。森居史和選手を投入したが、日本はサーブミスも重なって及ばずこのセットを落とした。
第2セット
重藤トビアス赳選手、柳北選手、山田選手らサイド陣の活躍で序盤は6-3とリード。しかしブロックなどで勢いづいた相手に10-12と逆転される。サウスポーの選手の攻撃にも苦しめられて、日本の反撃は届かず。若林俊希選手をコートに送り込んだが、このセットも失った。
第3セット
砂川裕次郎選手が入ってスタート。柳北選手のサービスエースなどで立ち上がりはリードを奪ったが、エジプトにもブロックやサービスエースで追い上げを許す。セット中盤、日本が山田選手のスパイクで得点を重ねれば、相手もスパイク、ブロックで盛り返し競り合いが続いた。それでもセット終盤、山田選手の連続得点などで接戦を制し、セットを取り返した。
第4セット
伊藤吏玖選手のブロックから連続得点。岩本大吾主将がセッターと息の合った攻撃を決めて8-7とする。中盤は2点のリードを守り、山田選手、岩本主将の活躍で16-11と点差を広げた。17-13からは連続得点で波に乗り、最後は若林選手をコートへ。エジプトの追い上げをかわし25-15でセットを連取した。
第5セット
0-3と先手を取られたが、山田選手のスパイクなどで反撃。途中出場した重藤選手がサービスエースを決めれば相手もライトから得点し、7-8とお互いに譲らない展開が続いたが、レフトからのスパイクを連続でブロックされ8-13。岩本主将のブロック、山田選手のバックアタックで反撃するも、流れを止められず敗れた。
実力は拮抗していたが、攻撃陣に高さとパワーのあるエジプトがわずかに上回った。今回の大会は、アフリカ勢のレベルアップが実感される。
8月22日 日本×メキシコ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
25
–
–
メキシコ
1敗
0
17
21
13
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりから山田大貴選手のレフト攻撃でリズムをつかみ、岩本大吾主将のブロックや砂川裕次郎選手のライト攻撃で8-5。相手のレフト攻撃やバックアタックを決められ、日本はミスも目立ったが、伊藤吏玖選手のBクイックやブロックでの活躍でリードを保つ。19-17で重藤トビアス赳選手と森居史和選手の入る2枚替えを行い、相手のミスを誘って21-15。若林俊希選手をリリーフサーバーで投入、柳北悠李選手のスパイクが決まってセットをものにした。
第2セット
岩本主将が存在感を示すなどして序盤から連続得点に成功。中盤からはメキシコのブロックやバックアタックで競り合いに持ち込まれ、15-16と逆転を許した。しかし終盤は相手のスパイクミスで抜け出し、山田選手のレフト攻撃が3連続で決まってセットを連取した。
第3セット
スタートから山田選手のブロックなどで相手を圧倒、8-4とリードを奪う。伊藤選手のBクイックなども決まって優位に試合を進めた。12-6からはセッターを森居選手に交代、岩本主将のクイックを演出するなど大きく点差を広げ、ストレートで勝利をものにした。
全体的には初戦の緊張感もあった中で、それぞれの特徴を生かした攻撃を効果的に展開。特に山田選手のレフト攻撃とバックアタックが光り、パンチ力のある攻撃をするメキシコに隙を与えなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝2敗 |
1 | 23 | 18 | 26 | 21 | – |
アルゼンチン 2勝2敗 |
3 | 25 | 25 | 24 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
前日と同じメンバーでスタート。序盤、重藤トビアス赳選手、岩本大吾選手の攻撃に対し、アルゼンチンもパワーのあるサイドとクイックで応酬。ブロックに差が出て6-8とされる。中盤も重藤選手、伊藤吏玖選手のブロックに対し、相手のサーブポイントなどで競り合い、15-16。後半、岩本選手のブロック、山田大貴選手のレフトからの攻撃で得点を重ね、山崎真裕選手を投入するが23-23と引き離せず、両サイド攻撃を連続させた相手がこのセットを取った。
第2セット
山崎選手がスタートから入る。重藤選手、山田選手のサイド攻撃、伊藤選手のAクイックなどに、相手は高さのある両サイド攻撃で応酬し、8-7となる。ここで、山崎選手が好サーブを連発し、相手を崩して連続得点をあげ、16-11とリードする。相手も選手交代を繰り返し、反撃を試みるが、セッター糸山大賀選手が両サイドとクイックをバランスよく使い、このセットを奪い返す。
第3セット
ミドルブロッカーとして先発した澤田昌選手の好サーブで崩し、4連続得点をあげて8-2とする。ここからアルゼンチンのレフトからの攻撃が冴え連続失点し16-12とされる。後半、相手のサーブに攻め込まれ3連続失点し、20-20の同点とされる。終盤、レフトからの攻撃に苦しみながらジュースまで持ち込んだこのセットを、惜しくも失う。
第4セット
第3セットと同じメンバーでスタート。序盤は相手のクイック、ブロックなどで連続失点するが、日本も山田選手、重藤選手のレフトからの攻撃で連続得点し、7-8と競り合う。日本も澤田選手の好サーブで揺さぶりをかけ、17-17の同点に持ち込む。終盤、パワーのあるアルゼンチンが立て続けにレフトからスパイクを決める。砂川裕次郎選手を入れて前衛を固めたが、速攻を使うなど目先を変えた相手に軍配が上がった。
試合前に予選リーグ通過が確定していたため、高さとパワーのあるアルゼンチンに対して、将来性のある若手を起用した。実力が伯仲しているなか、勝ちきれなかったことは今後の課題ではあるが、世界のレベルを若手が経験できたことは非常にプラスになった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
ドイツ 1勝2敗 |
0 | 14 | 22 | 20 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
重藤トビアス赳選手のサービスエースなどで好スタートを切り、糸山大賀選手のポイントで8-4としテクニカルタイムアウトを迎える。その後も相手がミスを出す間に伊藤吏玖選手の活躍で16-8。ドイツもクイックで反撃してくるが、糸山選手のサーブで相手にリズムを与えず、重藤選手らの攻撃で得点を重ねセット先取に成功した。
第2セット
このセットも重藤選手の連続サービスエースで勢いに乗り、柳北悠李選手の攻撃も決まって8-4とリード。糸山選手のサーブで相手を崩し、攻め切れない相手のアタックをつないで重藤選手らが決める流れで16-9と点差を広げたが、ドイツも反撃し、連続得点を許して18-16。砂川裕次郎選手と森居史和選手が2枚替えでコートに入るもサービスエースを奪われて22-22とされた。しかし山田大貴選手らのスパイクで振り切り、セットを連取した。
第3セット
序盤は岩本大吾選手らが激しく相手攻撃陣と打ち合って8-6でテクニカルタイムアウト。そこからは重藤選手のサーブが走り、山田選手や伊藤選手の得点につなげて16-8と突き放した。中盤は相手のサーブに攻められてミスを重ね、17-13と追い上げられたが、2枚替えなどで嫌な流れを断ち切り、このセットも制して勝利をつかんだ。
重藤選手の活躍や、途中出場した選手の安定したプレーが光ってドイツを寄せ付けなかった。
8月23日 日本×エジプト 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
2
19
20
25
25
10
エジプト
3勝
3
25
25
23
15
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は相手のミスに乗じて柳北悠李選手のスパイクで主導権を握り、8-5とリード。しかし高さのあるエジプトのクイックとサイド攻撃で逆転を許し14-16。山田大貴選手のスパイクで反撃するが、その後も相手のサウスポーの選手のサーブ時に連続失点するなど苦しい展開。森居史和選手を投入したが、日本はサーブミスも重なって及ばずこのセットを落とした。
第2セット
重藤トビアス赳選手、柳北選手、山田選手らサイド陣の活躍で序盤は6-3とリード。しかしブロックなどで勢いづいた相手に10-12と逆転される。サウスポーの選手の攻撃にも苦しめられて、日本の反撃は届かず。若林俊希選手をコートに送り込んだが、このセットも失った。
第3セット
砂川裕次郎選手が入ってスタート。柳北選手のサービスエースなどで立ち上がりはリードを奪ったが、エジプトにもブロックやサービスエースで追い上げを許す。セット中盤、日本が山田選手のスパイクで得点を重ねれば、相手もスパイク、ブロックで盛り返し競り合いが続いた。それでもセット終盤、山田選手の連続得点などで接戦を制し、セットを取り返した。
第4セット
伊藤吏玖選手のブロックから連続得点。岩本大吾主将がセッターと息の合った攻撃を決めて8-7とする。中盤は2点のリードを守り、山田選手、岩本主将の活躍で16-11と点差を広げた。17-13からは連続得点で波に乗り、最後は若林選手をコートへ。エジプトの追い上げをかわし25-15でセットを連取した。
第5セット
0-3と先手を取られたが、山田選手のスパイクなどで反撃。途中出場した重藤選手がサービスエースを決めれば相手もライトから得点し、7-8とお互いに譲らない展開が続いたが、レフトからのスパイクを連続でブロックされ8-13。岩本主将のブロック、山田選手のバックアタックで反撃するも、流れを止められず敗れた。
実力は拮抗していたが、攻撃陣に高さとパワーのあるエジプトがわずかに上回った。今回の大会は、アフリカ勢のレベルアップが実感される。
8月22日 日本×メキシコ 予選リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
25
–
–
メキシコ
1敗
0
17
21
13
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりから山田大貴選手のレフト攻撃でリズムをつかみ、岩本大吾主将のブロックや砂川裕次郎選手のライト攻撃で8-5。相手のレフト攻撃やバックアタックを決められ、日本はミスも目立ったが、伊藤吏玖選手のBクイックやブロックでの活躍でリードを保つ。19-17で重藤トビアス赳選手と森居史和選手の入る2枚替えを行い、相手のミスを誘って21-15。若林俊希選手をリリーフサーバーで投入、柳北悠李選手のスパイクが決まってセットをものにした。
第2セット
岩本主将が存在感を示すなどして序盤から連続得点に成功。中盤からはメキシコのブロックやバックアタックで競り合いに持ち込まれ、15-16と逆転を許した。しかし終盤は相手のスパイクミスで抜け出し、山田選手のレフト攻撃が3連続で決まってセットを連取した。
第3セット
スタートから山田選手のブロックなどで相手を圧倒、8-4とリードを奪う。伊藤選手のBクイックなども決まって優位に試合を進めた。12-6からはセッターを森居選手に交代、岩本主将のクイックを演出するなど大きく点差を広げ、ストレートで勝利をものにした。
全体的には初戦の緊張感もあった中で、それぞれの特徴を生かした攻撃を効果的に展開。特に山田選手のレフト攻撃とバックアタックが光り、パンチ力のある攻撃をするメキシコに隙を与えなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
2 | 19 | 20 | 25 | 25 | 10 |
エジプト 3勝 |
3 | 25 | 25 | 23 | 15 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は相手のミスに乗じて柳北悠李選手のスパイクで主導権を握り、8-5とリード。しかし高さのあるエジプトのクイックとサイド攻撃で逆転を許し14-16。山田大貴選手のスパイクで反撃するが、その後も相手のサウスポーの選手のサーブ時に連続失点するなど苦しい展開。森居史和選手を投入したが、日本はサーブミスも重なって及ばずこのセットを落とした。
第2セット
重藤トビアス赳選手、柳北選手、山田選手らサイド陣の活躍で序盤は6-3とリード。しかしブロックなどで勢いづいた相手に10-12と逆転される。サウスポーの選手の攻撃にも苦しめられて、日本の反撃は届かず。若林俊希選手をコートに送り込んだが、このセットも失った。
第3セット
砂川裕次郎選手が入ってスタート。柳北選手のサービスエースなどで立ち上がりはリードを奪ったが、エジプトにもブロックやサービスエースで追い上げを許す。セット中盤、日本が山田選手のスパイクで得点を重ねれば、相手もスパイク、ブロックで盛り返し競り合いが続いた。それでもセット終盤、山田選手の連続得点などで接戦を制し、セットを取り返した。
第4セット
伊藤吏玖選手のブロックから連続得点。岩本大吾主将がセッターと息の合った攻撃を決めて8-7とする。中盤は2点のリードを守り、山田選手、岩本主将の活躍で16-11と点差を広げた。17-13からは連続得点で波に乗り、最後は若林選手をコートへ。エジプトの追い上げをかわし25-15でセットを連取した。
第5セット
0-3と先手を取られたが、山田選手のスパイクなどで反撃。途中出場した重藤選手がサービスエースを決めれば相手もライトから得点し、7-8とお互いに譲らない展開が続いたが、レフトからのスパイクを連続でブロックされ8-13。岩本主将のブロック、山田選手のバックアタックで反撃するも、流れを止められず敗れた。
実力は拮抗していたが、攻撃陣に高さとパワーのあるエジプトがわずかに上回った。今回の大会は、アフリカ勢のレベルアップが実感される。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
メキシコ 1敗 |
0 | 17 | 21 | 13 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりから山田大貴選手のレフト攻撃でリズムをつかみ、岩本大吾主将のブロックや砂川裕次郎選手のライト攻撃で8-5。相手のレフト攻撃やバックアタックを決められ、日本はミスも目立ったが、伊藤吏玖選手のBクイックやブロックでの活躍でリードを保つ。19-17で重藤トビアス赳選手と森居史和選手の入る2枚替えを行い、相手のミスを誘って21-15。若林俊希選手をリリーフサーバーで投入、柳北悠李選手のスパイクが決まってセットをものにした。
第2セット
岩本主将が存在感を示すなどして序盤から連続得点に成功。中盤からはメキシコのブロックやバックアタックで競り合いに持ち込まれ、15-16と逆転を許した。しかし終盤は相手のスパイクミスで抜け出し、山田選手のレフト攻撃が3連続で決まってセットを連取した。
第3セット
スタートから山田選手のブロックなどで相手を圧倒、8-4とリードを奪う。伊藤選手のBクイックなども決まって優位に試合を進めた。12-6からはセッターを森居選手に交代、岩本主将のクイックを演出するなど大きく点差を広げ、ストレートで勝利をものにした。
全体的には初戦の緊張感もあった中で、それぞれの特徴を生かした攻撃を効果的に展開。特に山田選手のレフト攻撃とバックアタックが光り、パンチ力のある攻撃をするメキシコに隙を与えなかった。