FIVBバレーボールネーションズリーグ2019

RESULTS

試合結果

予選ラウンド最終順位

  1. 中国
    (12勝3敗、35ポイント)
  2. アメリカ
    (12勝3敗、35ポイント)
  3. ブラジル
    (11勝4敗、35ポイント)
  4. イタリア
    (11勝4敗、34ポイント)
  5. トルコ
    (11勝4敗、32ポイント)
  6. ポーランド
    (9勝6敗、26ポイント)
  7. ベルギー
    (8勝7敗、22ポイント)
  8. ドミニカ共和国
    (8勝7敗、21ポイント)
  1. 日本
    (7勝8敗、22ポイント)
  2. ドイツ
    (7勝8敗、21ポイント)
  3. オランダ
    (6勝9敗、20ポイント)
  4. タイ
    (5勝10敗、16ポイント)
  5. セルビア
    (5勝10敗、15ポイント)
  6. ロシア
    (3勝12敗、10ポイント)
  7. 韓国
    (3勝12敗、9ポイント)
  8. ブルガリア
    (2勝13敗、7ポイント)

※1位と2位はセット率による

日本の試合結果

6月20日 日本×ドミニカ共和国 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
7勝8敗
2 17 23 26 28 10
ドミニカ共和国
8勝7敗
3 25 25 24 26 15

【第1セットのスタメン】

【戦評】

最終戦の相手はドミニカ共和国。7勝7敗同士の対戦。

第1セット

ドミニカ共和国のデラクルス選手に連続サービスエースを奪われ5-8、さらに崩されて8-14とリードを広げられる。ラリーでブロックに捕まり8-16、後半も着実に得点を加えられると、最後もラリーで決められセットを失った。

第2セット

中川美柚選手、黒後愛選手が入ってスタート。サイドアウトを繰り返すが、ブロックされて6-8。一進一退の状況が続き、中川のサービスエース、黒後のバックアタックで15-15の同点に追いつく。石井優希選手のサービスエースや相手ミスで18-16とリードするが、ブロックされて21-22と再度リードを許す。奥村麻依選手のブロックで23-23、しかし最後は相手のブロックに阻まれこのセットも奪われてしまう。

第3セット

中川のサービスエースなどで7-4とリード。しかしドミニカ共和国にもサービスエースやディフェンスからの切り返しで得点され9-14と苦しい展開。クイックを決められ11-16。日本は交代で入った鍋谷友理枝選手のサービスエースなどで14-17と追い上げるが、デラクルスの連続エースで16-21と再び点差を広げられる。粘る日本は石井のサーブから連続得点、さらに相手のミスで21-21とドミニカ共和国を捕らえると、黒後や石井のスパイクで逆転し、ジュースの末にこのセットをものにした。

第4セット

序盤から勢いに乗り12-6とリードするが、ドミニカ共和国のサーブで崩されて1点差まで追い上げられ、その後はサイドアウトを繰り返す。16-18と逆転を許すと、さらに連続ブロックで19-23とされる。しかし日本も黒後のスパイクで23-24と追いすがり、相手ミスで再びジュースへ。最後も相手のミスを誘って接戦をものにした。

第5セット

奥村のブロックで2-0とリード。しかしミスと相手の攻撃で逆転されると、さらにサービスエースで3-7とリードを広げられる。3-9と追う展開から黒後が決めて5-9、サイドアウトの応酬で7-11。連続得点ができないまま10-14で相手がマッチポイントを迎えると、最後はスパイクを決められ、接戦をものにできず敗れた。

6月19日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
7勝7敗
0 18 18 23
韓国
2勝12敗
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

地元韓国との一戦。けがで出遅れていた宮下遥選手を今季初スタメンで起用した。

第1セット

立ち上がりから韓国にディフェンスで粘られ、3-6とリードを奪われる。日本も連続得点で6-6と追いつくが、韓国もすかさず得点し6-8。日本のミスで7-10とされるが、古賀紗理那選手のサーブで崩し、12-12と再び追いついた。しかしミスで失点、韓国のサーブで崩されて15-21とリードを広げられる。韓国のエース、好調のキム・ヨンギョン選手に決められると、最後は日本のスパイクミスでセットを失った。

第2セット

前半は4-4から韓国のサーブに崩され6-8、さらにキム・ヨンギョンの連続得点で11-15とされる。さらにサーブで乱されてリズムが作れないまま18-24、最後はレフトから決められてこのセットも落とし、日本は後がなくなった。

第3セット

セッターに佐藤美弥選手、その対角に黒後愛選手を起用してスタート。序盤から韓国の勢いに押され1-5とリードを許す。さらに連続得点を奪われ、2-8、8-13と苦しい展開。古賀のサーブから得点を重ねて11-13と追い上げるが、すかさず韓国も反撃し11-17とリードを広げられてしまう。それでも日本は芥川愛加選手や奥村麻依選手のサービスエースで16-18、さらに奥村のブロックで18-19と迫る。しかしフェイントやサービスエースで突き放され21-24と韓国がマッチポイント。連続得点をあげた日本が1点差まで食らいついたが、最後はキム・ヨンギョンに決められ、ストレートで韓国に敗れた。

6月18日 日本×ポーランド 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
7勝6敗
1 23 23 25 22
ポーランド
8勝5敗
3 25 25 19 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

予選最終週の第1戦、お互い7勝同士でファイナル進出に向けて重要な一戦。

第1セット

新鍋理沙選手のサーブから得点し6-3、さらにディフェンスで粘り9-3とリードを広げる。しかしラリーを取られ12-11、ポーランドのブロックで同点に追いつかれる。逆転を許し、15-17で日本はタイムアウト。石井優希選手や黒後愛選手が決めて追いつくも、ミスで21-23とされ、最後はラリーでブロックに捕まり23-25、接戦をものにできなかった。

第2セット

黒後と替えて古賀紗理那選手を投入。サイドアウトの繰り返しから相手バックアタック、日本のミスで5-8とリードを許したが、古賀のサービスエースや連続バックアタックで9-9と追いつき、相手ミスで逆転。しかしサービスエースを奪われ、競り合いを続ける。14-16と苦しい展開だったが、リリーフサーバー鍋谷友理枝選手のサービスエースなどで21-21の同点に追いつく。終盤サーブで乱され22-24、ライトから決められ、このセットも一歩及ばず23-25で落とした。

第3セット

芥川愛加選手に替えて奥村麻依選手が入る。ラリーで古賀が決めて6-4、新鍋もスパイクで得点し8-5。ポーランドも粘って11-11で追いつかれると、さらにブロックを決められる。しかし日本も渡邊彩選手や古賀が次々に得点し、18-14でポーランドはタイムを要求した。奥村のブロックや相手ミスでリードを広げ、最後は石井のサービスエースでセットを取り返した。

第4セット

序盤はミスが続いて苦しい展開。サーブレシーブも乱され0-6とされるが、徐々に立て直して渡邊の速攻などで5-8。ポーランドも得点を加え、日本はなかなか連続得点をあげられず10-16。しかし新鍋のサーブで相手を乱し13-16と点差を詰めると、古賀のスパイクや相手ミスで17-17と追いついた。ここから、というところでサービスエースを奪われ17-19でタイムアウトを要求したが、ブロックされ17-22。終盤、粘りのディフェンスから追いすがるが、最後はブロックに阻まれて痛い敗戦を喫した。

6月13日 日本×タイ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
7勝5敗
3 25 25 25
タイ
4勝8敗
0 22 22 14

【第1セットのスタメン】

【戦評】

東京大会最終日の相手はアジアのライバルチーム、タイ。昨年行われたアジア競技大会では敗れており、一矢を報いたい相手。日本は前日のセルビア戦で活躍が光った鍋谷友理枝選手と黒後愛選手に加えて、ミドルブロッカ-には渡邊彩選手を起用して臨んだ。

第1セット

スタートからサイドアウトの応酬となるが、日本はアタックのミスで失点すると、ブロックなどでタイに4連続得点を許す。渡邊のブロード攻撃やブロックで得点し追い上げるが、タイはレシーブでも粘り、テクニックで日本を翻弄。日本も鍋谷のスパイクや黒後のバックアタック、芥川愛加選手のブロック、佐藤美弥選手のサービスエースで10-9と逆転する。その後、競り合う展開から日本はサーブでタイを崩し、新鍋理沙選手のブロックや黒後のパワーあふれるスパイクで16-13と抜け出す。その後もレシーブで粘り、終盤でタイに追い上げられるもリードを守り切ってセットを先取する。

第2セット

スタートからミスが続いた日本が0-4とタイにリードを許す。そこから鍋谷や黒後のスパイクで追い上げ、レシーブでも粘りを見せるが、セッターを軸に多彩な攻撃を繰り出すタイをなかなか捕らえることができない。新鍋のサーブで崩し、鍋谷のバックアタックで12-12と同点に追いつくと、そこからは競り合う展開に。日本は鍋谷が持ち味の機動力を生かしたスピーディーな攻撃でリズムを作るが、終盤、タイがレシーブでも粘りリードを許す。悪い流れを断ち切りたい日本は新鍋のサーブで崩し、黒後が持ち前のパワースパイクを次々に決めて
6連続得点、24-22と逆転に成功。セットポイントは渡邊のブロックで奪い、セットを連取する。

第3セット

佐藤のサーブで崩し、芥川がダイレクトスパイクを決めて先取点を奪った日本。レシーブで粘り長いラリーから好調の黒後が決めて流れに乗ると8-5でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。その後も集中力を切らさず戦い続け、鍋谷もスパイクで得点を奪うなど、終始タイを圧倒。終盤は渡邊がブロックやブロード攻撃を決めるなど持ち味を発揮したほか、得点を量産した黒後の活躍が光ったゲームとなった。佐藤のサービスエースで25点目、ストレートでタイを下し東京ラウンド最終戦を勝利で飾った。

6月12日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
6勝5敗
3 19 25 25 25
セルビア
5勝6敗
1 25 14 23 14

【第1セットのスタメン】

【戦評】

東京大会2戦目の相手セルビアは昨年行われた世界選手権の優勝国。今大会は19歳のラゾビッチ主将ら若いメンバーが中心に来日している。日本は芥川愛加選手をミドルブロッカーに起用、途中出場の鍋谷友理枝選手の活躍などで勝利を飾った。

第1セット

序盤からセルビアの高いブロックに得点を許した日本。芥川がブロード攻撃で得点するが、高さとパワーあふれるセルビアの攻撃に苦しみ、5-8とリードを許しテクニカルタイムアウトを迎える。その後もミスが出るなどリズムに乗り切れず、新鍋理沙選手のスパイク、岩坂名奈主将のブロックで追い上げるが、セルビアの攻撃力の前にリードを許す。セカンドテクニカルタイムアウト後は流れを変えるべく鍋谷を投入したが、中盤以降もミスが出て追い上げることができずセットを落とした。

第2セット

石井優希選手に代えて鍋谷が入りスタート。序盤は一進一退の攻防となるが、新鍋の絶妙なフェイントや、直後のサービスエースで得点。長いラリーから古賀紗理那選手が決めて主導権を握った。古賀の強烈なスパイク、そしてブロックで連続得点を奪い、さらに新鍋のサーブで得点、6連続得点で突き放す。その後も古賀のバックアタックや、ブロックのスキを突いた鍋谷のストレートスパイクで得点、16-8でセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。終盤、セルビアのブロックとサーブで得点を許すも、大量リードを守り切りセットを奪い返す。

第3セット

2セット目以降、息を吹き返した日本は新鍋のスパイク、鍋谷のサービスエース、古賀のフェイントなどで次々に得点する。レシーブでも粘りを見せ、セッター佐藤美弥選手の多彩なトス回しでセルビアを翻弄。新鍋のサーブでも相手を崩しリードを奪う。しかし中盤、サーブレシーブを乱され攻撃が単調になったところでセルビアのブロックに捕まり18-16と詰め寄られる。終盤、セルビアの攻撃を食い止めることができず1点差とされ、さらにミスで22-22と追いつかれたところでタイムアウトを要求した。そこから新鍋のスパイクで得点し、リリーフサーバーに黒後愛選手を投入。貴重な追加点を奪うと、セルビアのミスを誘いセットを連取した。

第4セット

黒後をスタートから起用。新鍋のサーブをきっかけに抜け出すと、粘り強いレシーブから黒後が決めて8-3とリード。芥川がブロックを決め、新鍋のサーブでセルビアを崩した日本が7連続得点。芥川や鍋谷らが活躍し、黒後も力強いバックアタックを決めて16-6と突き放すと、そのまま日本のペースで試合が進んだ。芥川の鮮やかなブロックでポイントを重ねると、終盤2枚替えで宮下遥選手と長内美和子選手を投入。多くの選手がコートに立ってそのまま押し切った日本が3-1で勝利を飾った。

6月11日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝5敗
1 17 19 25 22
ブラジル
7勝2敗
3 25 25 20 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

ネーションズリーグ第3週、初戦の相手は世界ランキング4位のブラジル。日本は今大会好調の石井優希選手、セッター対角には新鍋理沙選手が入る布陣で臨んだ。

第1セット

ブラジルのエース、ガブリエラ選手を岩坂名奈選手がブロックし、鮮やかに先取点を奪った日本。古賀紗理那選手のバックアタックや新鍋の攻撃で得点を奪うが、サーブレシーブを乱されてブラジルに逆転され4-8と先行を許す。なんとか追いつきたい日本は、リベロ小幡真子選手の好レシーブから石井がスパイクを決める。互いに譲らず粘り強いレシーブからブラジルのミスを誘い、古賀のバックアタック、石井のサービスエースで連続得点するも、ブラジルを捕らえることができない。終盤、リリーフサーバーで投入された鍋谷友理枝選手が流れを変えて追い上げるが、ブラジルの高さとパワーあふれる攻撃を攻略することができずセットを落とした。

第2セット

序盤からレシーブで粘る日本。古賀の技あり軟攻で得点、セッター佐藤美弥選手が奥村麻依選手のブロード攻撃を絡めるなど、多彩なコンビでリズムを作り序盤は競り合う。しかし、ブラジルのサーブや日本のブロックを利用した攻めに翻弄されてリードを許すと、相手ムードで日本はミスも出て苦しい展開に。10-16で迎えたテクニカルタイムアウト明け、宮下遥選手、黒後愛選手を2枚替えで投入。石井のサービスエースも出て追い上げ、岩坂のブロックも出て流れに乗ると16-19と3点差まで詰め寄る。しかし、終盤はブラジルの攻撃の前に防戦一方となり、このセットも落としてしまう。

第3セット

スタートから古賀がスパイクで活躍。連続でポイントを奪いリードする。レシーブでも粘りを見せ、古賀のサービスエース、バックアタックなどで8-6と2点リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、岩坂のクイック、古賀のバックアタックなど、セッター佐藤のトス回しもあってブラジルを翻弄し、11-7とリード。中盤以降も古賀を中心に流れに乗った日本だが、終盤、粘るブラジルが22-20と追い上げる。日本は石井のバックアタックや、リリーフサーバーで起用された黒後の好守備で盛り上げ、振り切ってセットを奪い返した。

第4セット

波に乗った日本は石井のサーブで攻め、岩坂のブロック、古賀のフェイント、そして石井の連続サービスエースで4-0と幸先のよいスタートを切る。しかしブラジルも譲らず、好ラリーが続き競り合う展開に。丁寧にブロックでワンタッチを取り攻撃につなげる日本は競り合いから古賀のバックアタックで抜け出し16-15でセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。その後は互いに譲らず一進一退の攻防となるが、終盤の勝負どころでブロックされリードを許すと、チームトップとなる26点を上げた古賀の活躍で追い上げるが、一歩届かず。セットカウント1-3で敗れた。

6月6日 日本×オランダ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝4敗
3 25 25 25
オランダ
2勝7敗
0 17 17 21

【第1セットのスタメン】

【戦評】

ホンコンチャイナ大会最終戦はセッターに佐藤美弥選手、その対角に新鍋理沙選手が入ってスタート。

第1セット

立ち上がりからディフェンスが機能し、高さのあるオランダの攻撃に対してもブロックのワンタッチから的確な返球で岩坂名奈主将のクイックにつなげるなど、日本のリズムで先行し25-17でセットを先取。

第2セット

若いメンバーを中心としたオランダの勢いに対して前半は競り合う展開から、中盤に抜け出して21-15。オランダの連続ミスでセットポイントを奪うと、最後は新鍋選手のサービスエースでセット連取に成功する。

第3セット

前半、岩坂主将のサービスエースが決まり6-3とリード。切り返しで奥村麻依選手も得点し8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。オランダもブロックやサービスエースで8-7と追いすがるが、日本は粘りのディフェンスから得点につなげて再びリードを広げ、20-15で終盤を迎える。その後はオランダの連続ブロックで21-19と詰め寄られたが、佐藤選手のサービスエースで25点目、セットカウント3-0で勝利を飾った。

6月5日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝4敗
0 21 16 22
イタリア
7勝1敗
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

イタリアはスタメンに絶対的エースのパオラ・エゴヌ選手、ベテランのルチーア・ボセッティ選手を起用して臨んできた。

第1セット

立ち上がりから攻撃的なサーブで崩され、なおもエゴヌ選手の連続スパイクが決まり4-8とイタリアがリード。古賀紗理那選手のスパイクがイタリアのブロックに連続して止められ6-11。ラリーからの攻撃をイタリアに決められて、8-13とリードされる。イタリアのリズムでゲームが進み、高さのあるブロックに苦しめられ、11-18とイタリアのリードが広がる。日本も連続得点し15-19とするも、前半の点差を詰めきれず、21-25でイタリアが先取する。

第2セット

古賀選手に代えて長内美和子選手、リベロに小幡真子選手を投入しスタート。前半からイタリアのブロック、日本のミスなどで4-8とイタリアにリードを許す。エゴヌ選手のバックからのスパイクが決まり6-12と離される。日本が粘りを見せるも、イタリアのディフェンスからの攻撃が決まり12-20。最後までイタリアのペースで進み16-25とイタリアがセットを連取する。

第3セット

セッターに佐藤美弥選手、ミドルブロッカーに芥川愛加選手、オポジットに黒後愛選手を入れてスタート。前半競り合いから石井優希選手のブロックが決まり、6-5と日本がリードを奪う。黒後選手がバックアタックを決め、エゴヌ選手を鍋谷友理枝選手がブロックし、イタリアのミスなどで13-8と日本がリードを広げる。しかしイタリアもブロックとサービスエースで連続得点し、13-12と追い上げる。日本がチャレンジに成功し16-13とするが、その後ミスが出て、17-17とイタリアが同点に追いつく。サイドアウトの応酬からイタリアに連続ブロックを決められ、21-23とイタリアが抜け出し、最後はライトからイタリアのスパイクが決まり22-25。日本はストレートで敗れ、通算成績を4勝4敗の五分とした。

6月4日 日本×中国 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝3敗
0 25 18 21
中国
5勝2敗
3 27 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

香港大会初戦の相手は中国で、4勝2敗同士の対戦。中国は今大会初めて、ベストメンバーでスタートした。

第1セット

硬さの目立つ日本は2-6と苦しい立ち上がり。古賀紗理那選手が連続得点をあげ、2点差で追いかけるが、中国のサーブに崩され、ブロックも決められて再び12-18と点差を広げられた。しかし日本も強気のサーブから粘りのバレーで19-21と追い上げ、古賀選手と黒後愛選手のスパイクで24-24の同点に追いつく。ジュースでセットポイントをつかんだが、中国のエース朱婷(シュ・テイ)選手に連続得点を許し、25-27で惜しくもこのセットを落とした。

第2セット

スタートからサーブで攻められ0-6と先行される苦しい展開。岩坂名奈主将のサーブから連続得点で5-8と追い上げた後、サイドアウトを繰り返したが、中国にツーアタックなどを決められて再度10-16と離されてしまう。終盤には佐藤美弥選手と長内美和子選手の2枚替えを試みるが、サービスエースやライト攻撃で得点されこのセットも失い、後がなくなった。

序盤からコンビが決まり、古賀選手のサーブで崩して8-5と日本リード。関菜々巳選手のツーアタックが決まって11-6と点差を広げたが、中国は朱婷選手にボールを集めて連続得点、12-12と一気に同点に追いつかれる。日本はリバウンドボールをつないで得点し16-14、しかしその後で連続サービスエースを決められ16-17と逆転を許した。セット終盤、日本はミスで失点し、最後は中国のバックアタックで21-25。このセットも失い、ストレートで中国に敗れた。

5月30日 日本×ドイツ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝2敗
3 25 25 25
ドイツ
1勝5敗
0 23 19 17

【第1セットのスタメン】

【戦評】

トルコラウンド最終日のドイツ戦。この日も、前日からメンバーを入れ替えて臨んだ。

第1セット

立ち上がりはサイドアウトの応酬となり、8-7で最初のテクニカルタイムアウト。その後サービスエースでリードしたが、ミスで12-12の同点とされる。ラリーから黒後愛選手がスパイクを決めて16-14とすれば、ドイツもリップマン選手のスパイクなどで得点を重ね18-20と逆転される。粘る日本は渡邊彩選手のサービスエースで22-21と再度逆転し、最後は石井優希選手の連続スパイクでセットを先取した。

第2セット

前半からサーブで攻めてドイツを崩し8-5とリード。セット中盤には芥川愛加選手のサービスエースや黒後選手のスパイクが決まって16-11と点差を広げた。ドイツのミスで22-15となった後、連続得点を許して追い上げられたが、日本も3連続得点で突き放しセットを連取した。

第3セット

日本は粘り強いディフェンスから得点につなげて8-4と序盤からリードする展開。ドイツも強打やサービスエースで応戦し、日本のミスも重なって接戦にもつれ込んだが、相手の連続ミスで16-12と再び日本がリード。鍋谷友理枝選手のサービスエースや芥川選手の速攻が決まって19-12、途中出場した古賀紗理那選手もスパイクで得点し23-15。宮下遥選手のサービスエースでマッチポイントを迎えると、最後は渡邊選手の速攻で25点目を奪い、ドイツを下してトルコ大会3連勝を飾った。

5月29日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝2敗
3 25 23 25 26
ロシア
1勝4敗
1 22 25 18 24

【第1セットのスタメン】

【戦評】

高さのあるロシアとの一戦。長内美和子選手と芥川愛加選手を起用してスタート。

第1セット

サイドアウトの応酬からブロックを決められて7-8とロシアがリードしたが、そこから日本が連続得点、さらに長内選手のサービスエースで12-10とする。石井優希選手のバックアタックで17-14とリード。この後、被ブロックや日本のミスで19-20と逆転を許したが、日本は再逆転に成功し、芥川選手が速攻を決めてセットを先取。

第2セット

岩坂名奈主将の連続ブロックで4-0と好調な立ち上がり。サイドアウトを繰り返した後、ロシアのスパイクミスで12-6とリードを広げ、石井選手のスパイクや芥川選手のブロックも決まり17-11。しかしサーブやブロックでロシアに追い上げられ、連続ブロックで18-19と逆転されてしまう。岩坂主将のブロックで22-22の同点とするが、最後は相手の粘りにこのセットを失った。

第3セット

長内選手と代えて黒後愛選手を投入。ロシアのサーブに崩されて4-8とリードを許したが、粘り強いディフェンスで相手のミスを誘って12-11と逆転した。石井選手のサービスエースで16-13とリードを広げ、終盤には途中出場の鍋谷友理枝選手が好レシーブ、新鍋理沙選手の連続得点から、そのまま押し切ってセットを奪った。

第4セット

序盤から日本はディフェンスが機能し、芥川選手の連続ブロックも出て先行したが、ロシアもサーブで攻めて追いすがる。中盤はサイドアウトの応酬で16-13、タイムアウト明けには石井選手のスパイクとロシアのミスで18-13とリードを広げた。しかしロシアに連続得点を許し、サービスエースを決められて22-22と追いつかれる。その後はお互い譲らずジュースに突入したが、最後は芥川選手が決めて26-24。セットカウント3-1で接戦をものにした。

5月28日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝2敗
3 25 25 25
トルコ
3勝1敗
0 23 22 14

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第2週初戦、地元トルコとの一戦。けがから復帰した黒後愛選手を起用してスタート。

第1セット

立ち上がりは日本のミスが連続し1-5とリードを許す。さらにブロックされて1-8、その後も高さある攻撃に苦しんで5-14と離されるが、佐藤美弥選手のサーブをきっかけに6連続得点で反撃する。11-14からサイドアウトを繰り返した後、黒後選手のスパイクで19-20と1点差に。さらに黒後選手のサービスエースで23-22と逆転に成功し、最後は石井優希選手がスパイクを決めてセットを先取した。

第2セット

序盤からディフェンスが機能して8-4とリード。しかしトルコも粘りを発揮し12-12と追いつかれる。その後も日本が連続得点をあげてトルコが追う展開となったが、終盤に奥村麻依選手のブロックで24-21、黒後選手のスパイクで25点目を奪った。

第3セット

サイドアウトの応酬から石井選手のスパイクで抜け出し8-4、さらに新鍋理沙選手のサービスエースや黒後選手のバックアタックで11-4とリードを広げる。日本のミスで14-9と点差を詰められたが、サーブで攻めて16-9。トルコにミスも出る一方で日本は集中力を切らさず、最後は奥村選手のスパイクで25-14とし、これまで全勝だったトルコからストレート勝利を飾った。

5月23日 日本×ベルギー 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
1 25 20 23 18
ベルギー
2勝1敗
3 22 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

古賀紗理那選手が今シーズン初のスターティングメンバー入り。セッターに関菜々巳選手、対角に新鍋理沙選手、リベロは山岸あかね選手でスタートする。

第1セット

立ち上がり、日本がサーブで崩し8-6とリード。奥村麻依選手の速攻で16-12とリードを広げる。新鍋選手のサービスエースで20-14。その後ベルギーのサーブで崩され連続3失点し20-17と詰め寄られるも、ベルギーにミスが出て25-22で逃げ切り日本が先取する。

第2セット

サイドアウトの応酬から奥村選手の速攻が決まり、8-6と日本が一歩リード。ベルギーのブロックに捕まり、12-13と逆転を許す。日本にミスが出て14-16とベルギーがリード。切り返しからの攻撃を決められて17-22と点差が広がり、最後はベルギーのサービスエースでセットを失った。

第3セット

古賀選手に代えて長内美和子選手を投入、その長内選手のスパイクが決まり、8-5と日本がリードする。しかし相手サーブで崩され11-11。サイドアウトを繰り返した後、ベルギーが切り返しからのスパイクを決め21-22とリードする。すかさず長内選手がスパイクを決め、 23-22と逆転。しかしベルギーも粘りのディフェンスから23-24と再逆転し、最後もベルギーのスパイクが決まってでセットを落とし後がなくなった。

第4セット

スタートからベルギーのサーブに崩され1-5とリードを許す。石井優希選手のスパイクがミスになり4-8。ブロックされて7-14と点差が広がる。その後もリードを詰めることが出来ず9-17。ベルギーが粘り強いディフェンスからの攻撃で得点を重ね、最後はバックアタックを決められ18-25。日本はセットカウント1-3で敗れた。この結果、日本はネーションズリーグ第1週(ブルガリア大会)の通算を1勝2敗とした。

5月22日 日本×アメリカ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
1 21 26 21 20
アメリカ
2勝
3 25 24 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】
第1セット

前日の初戦同様、中川美柚選手を先発で起用。鍋谷友理枝、渡邊彩両選手も加わりスタート。立ち上がり、鍋谷選手のサービスエースで4-2とリードするも、アメリカもブロックで得点し5-5の同点。石井優希選手のスパイクが決まり、8-6と日本が先行する。アメリカの粘り強いディフェンスからの攻撃で、10-13と逆転を許す。アメリカのサービスエースで12-16とリードが広がる。2枚替えで入った関菜々巳選手の好サーブで連続4得点を重ね、16-16と日本が同点に追いつくが、後半、アメリカが再び好レシーブを連発しブロック得点を重ねて、アメリカが第1セットをものにした。

第2セット

立ち上がり、一進一退の展開から、アメリカがサービスエースで6-8と抜け出す。アメリカの粘り強いディフェンスからの攻撃がこのセットも連続し、6-12とアメリカに大きくリードを許す。反撃の糸口をつかめないまま9-16。中川選手に代わり新鍋理沙選手を投入し、ディフェンスの強化を図る。佐藤美弥選手のサービスエースで15-20。石井選手のブロック、スパイクが決まり20-22と終盤追いすがる。鍋谷選手のスパイクが決まり24-24。最後は日本のブロックが決まり26-24、大逆転で日本がセットを奪い返す。

第3セット

序盤はお互い譲らず7-8。ディフェンスからの石井選手のスパイクが決まり12-10と先行するも、アメリカのブロックが決まり13-13と同点。アメリカのミス、渡邊選手のブロックが飛び出し16-13と日本がリード。アメリカもディフェンスからの粘りで16-16と再び同点となる。アメリカの速攻を奥村麻依選手がブロックして、20-17と日本が抜け出す。アメリカの連続ブロックで21-22とアメリカが逆転し、最後は日本のミスにより21-25でセットを失い、後がなくなる。

第4セット

前半からアメリカの攻撃がさえ、日本のミスも重なって3-8とリードを許す展開に。日本も粘りのディフェンスで8-10と追いすがるも、アメリカの高さのあるブロック、スパイクが決まり13-8とリードが広がる。アメリカにミスが出て15-17と2点差に追い上げる。アメリカはその後も高い集中力を保ち、ブレークポイントを連続して18-23とリード。最後はアメリカの速攻が決まり20-25。セットカウント1-3で敗れ、開幕連勝を逃した。

5月21日 日本×ブルガリア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 21 25 25
ブルガリア
1敗
1 23 25 19 23

【第1セットのスタメン】

【戦評】

ネーションズリーグ初戦は、地元開催のブルガリアとの一戦。

第1セット

中川美柚選手をスタメンに初起用しスタート。立ち上がり一進一退の展開から日本のミスが連続し、8-11とブルガリアが抜け出す。中盤、鍋谷友理枝選手のサーブで相手を崩し、15-16と1点差に詰め寄る。ブルガリアの強烈なジャンプサーブでエースを奪われ18-20とリードを広げられるが、奥村麻依選手のブロックで22-22の同点に追いつく。相手のミスで逆転すると、最後は石井優希選手のスパイクが決まり25-23と競り合いの末セットを先取する。

第2セット

前半からサーブで主導権を握り8-5と日本リード。しかしブルガリアのサーブで崩され9-10と逆転を許す。長内美和子選手のサーブで14-11と日本が再逆転に成功するが、ブルガリアもブロックで反撃し19-20とリードを許す。終盤も日本はディフェンスが機能せず、21-25でセットを落とした。

第3セット

お互いサイドアウトを繰り返す展開から、奥村選手のサービスエースで8-5と日本が抜け出す。しかしブルガリアのブロックにつかまり、8-9と逆転される。ブルガリアのスパイクミスで11-9と日本が再度逆転すると、石井選手のスパイクも決まり15-11とリードを広げる。奥村選手のブロック、中川選手のサービスエースが連続し18-12。その後もサーブでブルガリアを崩し、最後は相手のミスで25-19とセットを奪い、セットカウント2-1で日本がリードする。

第4セット

立ち上がりからブルガリアのブロックに阻まれ、1-5とリードを許す。日本のミスが連続し5-10と苦しい展開に。関菜々巳選手と鍋谷選手の2枚替えでリズムを変える作戦に出る。しかしラリーでミスが出て、11-16とブルガリアがリード。その後もリードを広げられるが、関選手のサーブと奥村選手のブロックで一気に20-20と追いつく。その後日本のミスで21-23とブルガリアがリードしたが、奥村選手のブロックが飛び出し23-23。最後は鍋谷選手のスパイクが決まって逆転でこのセットを奪い、セットカウント3-1でネーションズリーグ初戦を勝利で飾った。