FIVBバレーボールネーションズリーグ2019

RESULTS

試合結果

予選ラウンド最終順位

  1. ブラジル
    (14勝1敗、39ポイント)
  2. イラン
    (12勝3敗、36ポイント)
  3. ロシア
    (12勝3敗、34ポイント)
  4. フランス
    (11勝4敗、34ポイント)
  5. ポーランド
    (11勝4敗、30ポイント)
  6. アメリカ
    (9勝6敗、28ポイント)
  7. アルゼンチン
    (8勝7敗、26ポイント)
  8. イタリア
    (8勝7敗、25ポイント)
  1. カナダ
    (8勝7敗、23ポイント)
  2. 日本
    (7勝8敗、19ポイント)
  3. セルビア
    (6勝9敗、17ポイント)
  4. ブルガリア
    (5勝10敗、13ポイント)
  5. オーストラリア
    (3勝12敗、13ポイント)
  6. ドイツ
    (3勝12敗、12ポイント)
  7. ポルトガル
    (2勝13敗、7ポイント)
  8. 中国
    (1勝14敗、4ポイント)

日本の試合結果

6月30日 日本×ドイツ予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
7勝8敗
3 25 23 21 25 15
ドイツ
3勝12敗
2 17 25 25 18 9

【第1セットのスタメン】

【戦評】

地元ドイツとの最終戦。総力を出し切りたい。

第1セット

西田有志選手のスパイクでスタート。序盤は小野寺太志選手のクイックや西田のサービスエースで4-1とリード。福澤達哉選手が3枚ブロックを打ち抜き、ラリーでも得点を重ねて9-3と優位な展開。福澤が相手フェイントをブロックし11-4でドイツのタイムアウト。山本智大選手のレシーブボールをそのまま西田が打ち切れば、李博選手もクイックを決めて13-4としたが、相手のブロックやサービスエースで追い上げられ15-10でタイムアウトを要求した。さらにミスや相手のサービスエースで17-14とされ再びタイムアウトを取ったが、その後は福澤や2枚替えで入った大竹壱青選手らが決めて逃げ切りセットを先取した。

第2セット

メンバー変わらず。柳田将洋主将のスパイクや藤井直伸選手のサービスエースで8-5と先行するが、ドイツも地元の声援を背に点数を重ねる。16-11でテクニカルタイムアウトを迎えたが、ミスで連続失点し16-14とされ日本はタイムアウトを求めた。接戦の終盤戦、小野寺のブロックが決まるも23-23から連続サービスエースを奪われ、このセットを落とした。

第3セット

福澤のバックアタックなどで3-0とリードしたが、相手のサービスエースを含む連続失点で3-4と逆転されてしまう。11-11から西田のサービスエースや相手ミスで抜け出すと、しつこいブロックフォローでさらにドイツのミスを引き出し16-13と点差を広げた。しかしドイツのサーブが走り出し再度逆転を許すと、最後はスパイクを決められ、21-25でこのセットも失って後がなくなった。

第4セット

李、藤井に代わって山内晶大選手、関田誠大選手がコートへ。0-3でタイムアウトを取ったが、西田のサービスエースで追いつき、激しいラリーの応酬から西田が豪快にバックアタックを決める。ドイツも強力なサーブで押してくるが、髙野直哉選手のスパイクや関田のサービスエースで10-8とリード。山内のクイック、福澤の活躍などで得点を重ね20-15で終盤へ。お互いにサービスエースを奪い合い、最後は相手ミスでこのセットをもぎ取り、勝負はフルセットへもつれ込んだ。

第5セット

ブロックのワンタッチから福澤が3枚ブロックを破り先取点。切り返しから再び福澤がコンビで決めて3-1とリード。西田がサーブ、スパイクで得点し、さらに福澤が決めて8-4でコートチェンジを迎えた。ラリーの応酬から髙野が決めて10-6としたが、サービスエースを奪われ10-8とドイツも諦めない。しかし西田、福澤がブロックを決めて13-8と突き放し、相手のミスでゲームセット。最終戦を勝利で締めくくった。

6月29日 日本×ポルトガル予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
6勝8敗
3 25 25 22 25
ポルトガル
2勝12敗
1 20 22 25 20

【第1セットのスタメン】

【戦評】

現在2勝のポルトガルとの対戦。最終戦を前に勝ち星を伸ばしたい。

第1セット

小野寺太志選手のサービスエースでスタート。しかし石川祐希選手がブロックされ、連続サービスエースを献上し3-6と苦しい立ち上がり。山本智大選手、福澤達哉選手の好レシーブから石川が決めて7-8と追い上げると、競り合いが続いた。福澤のブロックで17-17の同点に追いつくと、李博選手もブロックを決めてリード。さらに李のサーブで相手のリズムを崩し、ミスを誘って点差を広げると、最後はリリーフサーバーで入った柳田将洋主将のサーブで崩し、石川がダイレクトを決めてセットを先取した。

第2セット

メンバー変わらず。序盤は相手サーブに崩され連続失点で0-3、さらに4-8とリードを保たれセッターを藤井直伸選手に交代。お互いにサイドアウトの応酬となり、点差を詰められないまま12-16でテクニカルタイムアウトを迎えた。しかし14-18から連続得点、石川のブロックで20-20とポルトガルを捕らえると、さらに柳田のサービスエースや西田有志選手のバックアタックで突き放し、逆転でセットを奪った。

第3セット

藤井がそのまま残ってスタート。序盤は8-7と競り合ったが、相手ブロックで失点、さらにサーブで崩されて切り返しを防げず9-12とリードを許した。小野寺のクイックなどで追い上げ、相手ミスで1点差に迫ったが、石川がラリー中にバランスを崩し、髙野直哉選手がコートへ。その髙野や、2枚替えで入った大竹壱青選手も決めるがミスもあって追いつけず、22-25でセットを失った。

第4セット

石川に代わって柳田が入りスタート。相手ブロックやサービスエースで0-4とされ、タイムアウトを要求した。その後は柳田、西田が得点すれば、李と福澤の連続ブロックが出て7-9、さらに西田もブロックを決めて10-10と追いつき接戦にもつれ込む。一時リードされてセッターを関田誠大選手に交代。再び競り合いとなるが、福澤が3枚ブロックを打ち抜いて20-18、西田が決めて21-18と点差を広げる。22-19から福澤のサービスエースで突き放すと、最後も福澤がバックアタックで勝負を決めた。

6月28日 日本×ポーランド予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝8敗
1 25 19 25 20
ポーランド
9勝4敗
3 22 25 27 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

最終週3連戦。一つでも勝ち星を重ね日本に戻りたい。主力はいないものの高さのあるポーランドに対しどう攻撃を仕掛けていくか。

第1セット

久しぶりのスタメンに起用された柳田将洋主将のサーブからスタート。序盤はお互い点の取り合いとなり5-5。スパイクミスで5-7とされるが、小野寺太志選手がクイックを決め6-7。8-6でテクニカルタイムアウト。石川祐希選手を狙ってくるサーブを丁寧に返し、関田誠大選手がクイックを織り交ぜアタッカー陣を操る。小野寺がサーブで崩し、西田有志選手の連続バックアタックで9-9。中盤はサイドアウトの応酬で、16-17。ここから石川の連続得点で19-17とし、ポーランドがタイムアウト。タイム後も古賀太一郎選手の好レシーブから石川が決め、相手のミスや山内晶大選手のブロックで22-18とリードする。24-20のセットポイントから24-22まで追い上げられるが、最後は相手のサーブミスでセットを先取した。

第2セット

メンバー変わらず。序盤、皆でカバーし攻撃につなげるいい形になっている。8-6からお互い点数を重ね、山内のブロックで11-10。13-13から連続してブロックにつかまり、サーブで崩されてダイレクトを決められるなど13-16とリードを許す。小野寺のクイックで15-17となったところで大竹壱青選手、藤井直伸選手の2枚替え。柳田に代えて福澤達哉選手を投入。しかし日本はサーブレシーブの乱れが続き、18-23で2回目のタイムアウト。ブロックにつかまり18-24。最後はラリーを取り切れず、スパイクミスで失セット。

第3セット

福澤がそのまま残ってスタート。サーブレシーブを落ち着かせて、攻撃につなげたい。序盤、サイドアウトの取り合いとなり、7-8でテクニカルタイムアウト。福澤の安定したサーブレシーブで徐々にリズムを作る。小野寺のサーブから石川がブロックで止め10-9。強力なサーブで崩されるも古賀がカバーし西田が苦しい体勢から決めきり13-12。福澤自らがサーブレシーブをし、そのままスパイクを決め、サーブで崩して攻撃につなげるなどで、16-15。気の抜けない攻防となるが、ポーランドの高さに押し込まれ18-19でタイムアウト。22-22から西田のサーブで崩し、関田が押し込み23-22でポーランドがタイムアウト。ラリーの応酬から福澤がレフトからコーナー深く決め24-22。ここから高いブロックに止められるなどでジュースを続けるが、サーブミスとブロックで失セット。

第4セット

山内に替え李博選手でスタート。序盤、李のクイックや西田のスパイク、石川のパイプなどで7-6とリードする。日本のスパイクミスや相手ブロックで9-12となりタイムアウトを要求。ボールを落とさないポーランドに対し日本がミスを出し、12-16でテクニカルタイムアウト。西田の好サーブやバックアタック、古賀の好レシーブから西田が決め16-16と追いつく。大竹、藤井の2枚替えからお互い得点を重ね18-18。しかし1枚でブロックされ、レシーブから決められ18-21でタイムアウト。ディフェンスで粘るポーランドに引き離され19-24でマッチポイント。最後はクイックを決められ20-25で敗戦。

6月23日 日本×カナダ予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝7敗
2 18 24 25 25 13
カナダ
7勝5敗
3 25 26 23 21 15

【第1セットのスタメン】

【戦評】

前日、アメリカを倒して6勝目をあげているカナダとの対戦。

第1セット

関田誠大選手が積極的にクイックを織り交ぜて攻撃を展開、ラリーの応酬でお互い譲らず5-5。石川祐希選手のサーブから山本智大選手が好カバーし、西田有志選手が豪快に決めて10-10となった後、連続サービスエースを決められて10-13とリードを許す。12-16でテクニカルタイムアウト、さらに相手のサービスエースや日本のミスで失点、大竹壱青選手、藤井直伸選手を2枚替えで投入するも12-20とされタイムアウトを求めた。その後、大竹が決めたがカナダのペースを崩せずセットを落とした。

第2セット

小野寺太志選手を李博選手に替えてスタート。その李のブロックや福澤達哉選手らの攻撃で得点し、互いにサイドアウトを重ね追いついては離される展開が続く。途中からコートに入った大竹のサーブからラリーの応酬となったが、福澤が2本決め切って21-20と逆転。石川も決めて24-23とセットポイントを迎えたが、ミスと相手の得点でひっくり返され、このセットも失ってしまう。

第3セット

山内晶大選手を小野寺に替え、大竹が残ってスタート。序盤は苦しい立ち上がりから福澤の連続得点で5-5、李のサーブから連続得点し11-8とリードを奪った。福澤のバックアタックや大竹のブロックも決まって14-10、さらに山本のレシーブから石川がつないで福澤が決めて流れを引き寄せたが、日本のミスや相手の得点で16-15とされタイムアウトを要求。大竹と交代して西田が入り、関田のサービスエースで21-19、李のクイックで24点目をあげ、最後は相手のサーブミスでセットを取り返した。

第4セット

そのまま西田が残ってスタート。西田のブロックやつないでのスパイク、小野寺のサービスエースで5-3と走るが、サーブで崩されて失点が重なり10-14でタイムアウトを要求した。日本もサーブで相手を崩して得点につなげ15-15で追いつくと、お互い譲らず20-20で終盤へ。小野寺のサーブから李が相手クイックを止め、さらに相手ミスとサービスエースで23-20と突き放す。李のクイックでセットポイント、最後は西田のサービスエースでフルセットに持ち込んだ。

第5セット

メンバー変わらず。福澤のバックアタック、関田のサービスエースで2-0とするが、粘るカナダにラリーで得点され3-3と追いつかれる。そこからは相手ブロックに捕まり4-6で日本はタイムアウトを要求、フェイントを決められ6-9。小野寺の得点、石川のフェイントで9-10と迫り、さらに石川のダイレクトスパイクや相手ミスで逆転に成功したが、サービスエースで14点目を奪われ、粘るも最後はクイックを決められて敗戦を喫した。

6月22日 日本×中国予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝6敗
3 25 25 25
中国
1勝10敗
0 19 20 23

【第1セットのスタメン】

【戦評】

日本が7連敗中の中国との大事な一戦。

第1セット

序盤は石川祐希選手、西田有志選手の攻撃で組み立て、石川のサービスエースで8-4。攻守ともに集中している日本は、山内晶大選手のサービスエースや小野寺太志選手のクイックなどで13-7。関田誠大選手が的を絞らせないトスワークで、福澤達哉選手のパイプ、西田のフェイントが決まり16-12。19-15で大竹壱青選手、藤井直伸選手の2枚替えを試みる。石川のスパイクや小野寺がクイックを1枚でブロックして、21-15。お互い点数を重ね、大竹のスパイク、石川が技ありのスパイクを決めてセットポイント。最後は石川のブロックで25-19となりセットを先取。

第2セット

1セット目の勢いを続けたい。山内のクイック、福澤が高いブロックをかわすフェイントで3-1。山本智大選手の好カバーや福澤のスパイク、石川のブロックで8-5。石川のサーブで崩し、福澤がダイレクトを決め、さらに切り返しから西田がスパイクを決め11-6。お互い点数を重ね、石川のスパイクや小野寺のクイックなどで17-10となり、中国がタイムアウト。攻守ともに主導権を握った日本は関田のサービスエースで20-11とし、中国が2回目のタイムアウト。中盤、石川が高いブロックにつかまり連続失点するものの、福澤のパイプ攻撃、山内のブロックで22-15。セットポイントからスパイクミス、サーブレシーブの乱れで連続失点し、24-20と追い上げられる。最後は福澤がレフトから決めて25-20で得セット。

第3セット

西田のサービスエースでスタート。序盤、福澤のパイプや、山内のしつこいブロックタッチから西田がスパイクを決め5-3。サイドアウトの応酬で13-13と競り合う。サーブレシーブで崩されたボールを福澤が3枚ブロックを打ち抜き、続く西田がサービスエース、さらにミスを誘い16-13と抜け出す。石川のフェイントや西田がラリーをレフトから決めきり21-18で中国が2回目のタイムアウト。石川の豪快なサーブをダイレクトで西田が決め22-18。サーブで崩され苦しい体勢から打った西田が止められ、23-22で日本がタイムアウト。石川がバックセンターから決めマッチポイント。最後は西田渾身のバックアタックが決まり、ストレートで勝ちきった。

6月21日 日本×アメリカ予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝6敗
0 15 19 19
アメリカ
6勝4敗
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

現在5勝の地元アメリカと、20時すぎからのナイトゲーム。

第1セット

序盤、高いブロックにスパイクを阻まれ2-5。強弱をつけたサーブにいかに我慢できるかがポイント。柳田将洋主将の切り返しのパイプや髙野直哉選手の力強いスパイクで6-9。サーブで崩されるなどで9-14と先行される。13-20から相手サーブがネットインで決まるなどで13-22と離される。髙野が何とか決めて14-22とするも、豪快なバックアタックや高いブロックにつかまり15-25。

第2セット

メンバー変わらず。大竹壱青選手のライトからの攻撃や山内晶大選手のブロックなどで1-3とリードする。藤井直伸選手が相手オポジットをブロック、大竹も調子を上げてお互い得点を重ね12-12。大竹のサービスエースやバックアタック、ラリーで山内が切り返しを決め15-15と競り合う。相手のブロックなどでブレイクが続き16-20で終盤へ。山内のサービスエースで17-21とするも、サーブで崩され攻めきれず、19-25で失セット。

第3セット

メンバー変わらず。李博選手の豪快なクイックからスタート。サーブでリズムを崩され苦しい展開となり、3-8でテクニカルタイムアウト。お互い得点を重ねるも9-14と離され、日本がタイムアウト。11-16でテクニカルタイムアウト。柳田のパイプや古賀太一郎選手の好レシーブから大竹が決めて15-19とする。終盤もアメリカの勢いを止められず18-24でマッチポイント。最後はサーブミスでストレート敗戦。

6月16日 日本×オーストラリア予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝5敗
3 25 25 23 25 17
オーストラリア
1勝8敗
2 18 27 25 22 15

【第1セットのスタメン】

【戦評】

ここまで1勝、同じアジアとしても負けられないオーストラリアとの対戦。

第1セット

序盤、山内晶大選手のサーブから福澤達哉選手がワンタッチを取って西田有志選手が決める流れで4-2とリード。前半からしつこくワンタッチを取って先行を続ける。石川祐希選手のサーブで西田がダイレクトを決め、山内のサービスエースも決まって16-12とした。小野寺太志選手のブロックで18-13、終盤には大竹壱青選手と藤井直伸選手を投入する2枚替えを実施。大竹のサービスエース、福澤のバックアタックで危なげなくセットを先取した。

第2セット

オーストラリアのミスで得点するが日本の攻撃はブロックに阻まれ6-8とリードを許す。さらにサービスエースを取られ6-10でタイムアウトを要求するが、その後もクイックを止められセッターを関田誠大選手から藤井に交代した。小野寺のクイックや石川のダイレクトスパイクが決まり、さらに藤井のポイントも加え15-15で追いついたが、再びオーストラリアの流れとなって19-23と離されてしまう。相手ミスや小野寺のブロックで追い上げ、山内のブロックでジュースに持ち込んだが、最後はフェイントを決められ惜しくもこのセットを失った。

第3セット

山内のブロック、石川のサービスエースなどで競り合う展開。山本智大選手の好カバーを西田が決めるがお互いにポイントを重ね16-15でテクニカルタイムアウトを迎える。終盤、ブロックとサーブでオーストラリアが一歩リードした状態から大竹と藤井の2枚替えを行う。小野寺のサーブで崩し、山内がクイックを止めて22-22と追いつく。しかし最後はまたもフェイントを落とされて23-25、このセットも失った。

第4セット

関田→藤井、山内→李博選手、石川→髙野直哉選手に替えスタート。序盤からブロックを決められ1-3とされるが、李のクイックや髙野の連続ブロックで7-6、さらにサービスエースで8-6。相手に流れが傾きかけたところで西田がブロックを決め、李のサーブで崩し相手ミスを誘うなどしてポイントを加える。小野寺のクイックやブロックで17-13とリードを広げるが、その後は連続してラリーを取られ17-16まで追い上げられる。ブロックされて22-22と苦しい局面を迎えたが、西田のサーブや小野寺のブロックで逃げ切り、前日に続くフルセットへと持ち込んだ。

第5セット

第4セットと同じメンバーでスタート。山本の好レシーブから髙野が決めて5-3とリードするが、相手ブロックに阻まれて連続失点し6-8でコートチェンジ。さらに連続スパイクミスで6-10とされタイムアウトを要求した。8-11から石川のサーブで崩し、大竹が決めて2点差。ラリーを制して11-12と1点差、オーストラリアはタイムアウト。李のサーブから相手ミスを誘って追いつくと、福澤が決めて14-13とマッチポイントを迎えた。しかしサーブミスでジュースへ突入、15-15から交代出場した柳田将洋主将がサービスエースを決めると、相手タイムアウト明けにもサーブで崩し、小野寺のブロックで勝負を決めた。

6月15日 日本×ブルガリア予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝5敗
3 22 25 16 25 21
ブルガリア
3勝5敗
2 25 19 25 19 19

【第1セットのスタメン】

【戦評】

3勝中の地元ブルガリアとの対戦。ホーム独特の応援の中で集中して戦いたい。

第1セット

序盤いきなりサービスエースを取られるが、石川祐希選手がスパイクを決めサイドアウト。お互い譲らず9-8。サービスエースを取られ、連続失点するが柳田将洋主将のブロックで11-11。サーブに手こずり崩されるも、石川のハイセットからのスパイクや山内晶大選手のクイックで18-19。終盤もサービスエースを取られ18-21、18-22で2度タイムアウトを取る。柳田のサーブで崩し、関田誠大選手に替わった藤井直伸選手が小野寺太志選手のクイックを使い21-23でブルガリアがタイムアウト。22-24から最後は日本のサーブミスで失セット。

第2セット

大竹壱青選手を西田有志選手に替えスタート。サーブレシーブをしっかり返し、コンビを作っていきたい。小野寺のサーブから西田のスパイク、石川の連続ブロックで3-0。山内のブロックなどで得点を重ね7-4となるが、サーブで崩され7-8とリードを許す。西田のサーブで崩し、小野寺のブロック、石川のパイプが決まり10-8。西田の複数本のサービスエース、バックアタックなどで14-8まで点数を伸ばす。しかし、サーブで崩され追い上げられ20-18で終盤へ。好調の山内のブロック、クイックや、山本智大選手の好レシーブから髙野がハイセットなどで得点を重ね、24-18のセットポイント。最後は相手のサーブミスで得セット。

第3セット

柳田→髙野、古賀太一郎選手→山本智大選手に替えてスタート。序盤、お互い点の取り合いとなり5-5。関田の強気なトスワークでクイックを積極的に使い、攻撃のオプションを広げていく。6-8から石川のサーブで崩しラリーを西田が決め8-8。いい形でラリーまで持ち込むが決めきれず、11-16と離される。西田に替えて大竹を投入。小野寺のブロックやラリーを石川が決め14-17。サーブで崩され連続失点し、連続ブロックを浴びて15-23。サーブミスで16-24となりセットポイント。最後もミスで失セット。

第4セット

石川→福澤達哉選手に替えスタート。サーブレシーブを安定させたい。序盤、福澤や西田のスパイクなどで8-8。ここから西田のサービスエース4本とスパイク1本の連続得点で、14-8までリードを広げる。その後も西田がバックアタック、髙野の絶妙なフェイント、山内のダイレクト、西田のフェイントで20-14。福澤に替わった李博選手がサービスエースや西田がフェイントを決め23-15。小野寺がクイックで24-16のセットポイント。最後は相手のサーブミスでセットを取った。

第5セット

日本は今大会初めてのフルセット。4セット目と同じ布陣で臨む。西田のダイレクトやサーブで崩して4-2。引かないブルガリアもサーブなどで攻め、山内がクイックを決め8-7でコートチェンジ。山内のサービスエースや西田のスパイクで抜け出し11-9。劣勢の状況を小野寺がブロックを決め12-10。福澤に替わった李のサーブから相手のミスを誘うなどで13-11。西田がバックアタックを決めマッチポイントを握るも3連続失点を喫し、14-14のジュースに持ち込まれる。髙野に替わった石川が起死回生のサービスエースで17-16。ベンチのチャレンジで相手ミスを引き出し、18-17。相手のサーブミスが続き20-19とマッチポイント。最後は福澤のサーブから石川がワンタッチを取り、西田が豪快にバックアタックを打ち抜き21-19で激戦を制した。

6月14日 日本×イタリア予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝5敗
1 25 15 27 21
イタリア
5勝2敗
3 23 25 29 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

ブルガリアに会場を移し、けがから復帰したセッター藤井直伸選手が合流。5月に親善試合を戦ったばかりの強豪イタリアとの対戦。

第1セット

藤井がスタメン、いかにクイックを使い攻撃の幅を広げられるか。序盤はお互い硬さが見られ、コンビが十分に合わないながらも得点を重ね7-8、藤井の連続サービスエースや藤井-李博選手のコンビ、石川祐希選手のパイプが決まり15-13とリードする。その後日本にミスが出て、サーブやブロックに阻まれ15-16でテクニカルタイムアウト。大竹壱青選手、関田誠大選手の2枚替えで大竹がライトから決め17-18。大竹がサーブで崩し、ラリーで石川が絶妙なフェイントを落とすなどの4連続得点で21-19とリードする。終盤も競り合いが続いたが石川のパイプやサーブで崩して24-23のセットポイント。最後も石川の豪快なサービスエースで25-23。セットを先取した。

第2セット

第1セットで効果的だった石川のサーブからスタート。サイドアウトの応酬で5-5からミスを重ね6-8。サーブで攻めこまれスパイクも決まらず、7-12で日本がタイムアウト。攻撃のリズムがつかめないまま10-16。イタリアの高いブロックにつかまり11-18で関田、大竹を投入。イタリアに主導権を握られ全くバレーをさせてもらえず12-20でタイムアウト。終盤も淡々と試合は進み、活路が見えないまま15-25で失セット。

第3セット

藤井→関田、柳田将洋主将→髙野直哉選手、李→小野寺太志選手に交代しスタート。何とか切り替えたい。前セットを引きずってかイタリアの高いブロックに手こずり1-3でタイムアウト。リベロに古賀太一郎選手を投入。4-8でテクニカルタイムアウト。大竹のサーブで崩して9-11と追い上げる。古賀の好カバーから小野寺、大竹、石川が決めるなどで14-11とリードする。イタリアのブロックにサイドアウトが奪えず14-14とされる。大竹が軸となり徐々にリズムを取り戻すも、単発となり18-21で終盤へ。石川のサーブや交代出場した柳田のサーブで崩して22-22の同点。ジュースになり追い込まれるも大竹、山内晶大選手のスパイクでしのいで26-26。石川の1枚ブロックで27-27まで粘るが、最後は相手にラリーを取られ27-29で失セット。

第4セット

第3セットと同じ布陣。序盤はお互いサイドアウトの応酬から小野寺のクイックなどで6-8。好調な大竹のサーブで相手を崩し、髙野が連続して切り返しを決め12-12でイタリアタイムアウト。関田も積極的にクイックを使い攻撃の幅を広げる。14-16から相手のミスもあり連続得点で16-16。山内がクイックを決めてチームを鼓舞し17-17。しかし大事なところでサービスエースを取られ17-19でタイムアウトを要求。さらに失点が重なり17-21で2回目のタイムアウト。山内に代わった柳田のサーブで崩し大竹が決め、また小野寺のクイックなどが決まるもサーブミスで20-24。14人全員が奮闘したが、最後はブロックを決められ21-25で敗戦。

6月9日 日本×イラン 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝4敗
0 22 21 19
イラン
5勝1敗
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第2週東京大会を1勝1敗として迎えた相手はアジアのライバル、イラン。日本は前日のブラジル戦で健闘した髙野直哉選手をスタートから起用して臨んだ。

第1セット

これまで1敗と好調をキープするイランのムードに押され、マル―フラクラニ選手のトスから繰り出される攻撃に対応しきれず連続得点を許す。日本は西田有志選手や石川祐希選手のスパイクで得点するがリードを奪うことができない。中盤で石川のバックアタック、髙野のサービスエースで連続得点するも、イランのディフェンスの壁は厚く、12‐16でセカンドテクニカルタイムアウトを迎えた。そこでセッターを深津英臣選手に交代するとその深津のサービスエースで得点し追い上げる。終盤、途中出場の大竹壱青選手が豪快なスパイクで得点、粘ってつないだボールを石川が相手コートに叩き込み、20-21と詰め寄ったが、終盤は攻めたサーブでミスが続いてしまい、セットを落とした。

第2セット

セッターは深津でスタート。髙野のスパイク、西田のサービスエースなどで競り合う展開となる。しかし、イランのサーブがラインいっぱいに決まって連続得点を許し、5‐8でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。流れを変えたい日本は髙野に代えて福澤達哉選手を起用。サーブで攻めてパワフルな攻撃を仕掛けるイランに対し、日本も西田がスパイクにブロックに躍動するが追いつくことができない。終盤、西田のフェイントで得点し1点差まで追い上げたが、ブロックされて苦しい展開。レシーブで粘り石川がスパイクを決めるが、直後にサーブミスが出て、このセットも失った。

第3セット

流れを変えたい日本はミドルブロッカー山内晶大選手を起用。しかし、イランの攻撃とブロックで得点を許す。セッターを関田に戻し、オポジットを大竹にスイッチ。関田のトスワークでイランのブロックを翻弄すると、大竹のスパイク、そして石川のサービスエースもあって流れを作る。互いに譲らぬ長いラリーから石川のバックアタックで得点、大竹のサービスエースも出て10‐10の同点に追いつく。しかし、そこからイランのブロックに攻撃を阻まれるなど連続失点。終盤、大竹の活躍などで得点するが、追いつくことができずストレートで敗れた。
第2週は1勝2敗で終えた日本。第3週はバルナ(ブルガリア)に舞台を移し、イタリア、ブルガリア、オーストラリアと対戦する。

6月8日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝3敗
0 22 19 21
ブラジル
5勝
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

世界ランキング1位のブラジルに対し、日本は好調の石川祐希選手らが先発する東京大会第1戦と同じメンバーでスタート。

第1セット

序盤からサイドアウトを奪い合う展開。石川のサービスエースで連続得点を奪いムードを盛り上げ、小野寺太志選手が相手クイックを1枚でブロックすると、続いて西田有志選手の効果的なサーブから小野寺がダイレクトスパイクを決め8‐5でテクニカルタイムアウトを迎える。その後も石川、西田のアタックや李博選手のクイックなどで得点するも、中盤でブラジルのサーブに苦しみ攻撃が単調になったところを攻められてリードを許す。終盤、西田が強烈なアタックで連続得点するが、ブラジルのサーブと攻撃を攻略できずセットを落とした。

第2セット

サーブで攻めてムードに乗りたい日本。柳田将洋主将や西田のジャンプサーブでブラジルを崩し得点するが、逆にブラジルのサーブにリズムを乱されリードを許す。そこから石川のスパイク、関田誠大選手のサービスエースが決まるも相手に傾いた流れを取り戻せない。途中、福澤達哉選手と髙野直哉選手を投入すると、その福澤が期待に応えて強烈なスパイクをブラジルコートに叩き込む。その後も、大竹壱青選手や深津英臣選手らが次々コートへ。小野寺のサービスエースで得点し、ブロック、レシーブで粘りを見せたが点差を縮めることができず、このセットも失った。

第3セット

日本は第2セット終盤で投入したメンバーをスタートから起用。福澤がスパイク、ブロックで活躍する。甘いサーブに対してはすかさず強烈な攻撃でサイドアウトを奪うブラジルに対し、日本も譲らず髙野のブロック、山内晶大選手のクイックで得点しサイドアウトの応酬となる。中盤の競り合いから福澤のスパイク、山内のサービスエースで抜け出した日本が16‐15と1点リードでセカンドテクニカルタイムアウトを迎えた。最終的にこの日、日本は14人全員がコートに立つ機会を得たが、この後ブラジルのブロックに阻まれ逆転を許すと、ミスを出してしまいストレートで敗れた。

6月7日 日本×アルゼンチン 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝2敗
3 25 25 33
アルゼンチン
2勝2敗
0 16 16 31

【第1セットのスタメン】

【戦評】

日本に舞台を移したネーションズリーグ第2週、初戦の相手はアルゼンチン。この試合チームトップとなる28得点をあげた石川祐希選手の対角に柳田将洋主将、オポジットにはサウスポー西田有志選手を起用する攻撃的な布陣で挑んだ。

第1セット

関田誠大選手のサーブで相手を崩し、石川がレフトからスパイクを決めスタートダッシュに成功した。その後、効果的なサーブで相手を崩し、守備でも粘りを見せた日本。李博選手や西田の攻撃でなど相手を突き放し、25-16でセットを先取した。

第2セット

石川のスパイクとサービスエースなどで4-0と大きくリードし、試合を優位に進める。中盤でブロックポイントを許し、アルゼンチンに流れが傾きかけたところで、セッターを関田誠大選手から深津英臣選手にスイッチ。期待に応えた深津はクイックやパイプ攻撃などを絡めた巧みなトスワークを見せ、このセットも連取し王手をかける。

第3セット

立ち上がりから互いに点を取り合うも、アルゼンチンのサーブにディフェンスが崩され5-10で日本はタイムアウトを要求。そこから石川、西田が得点を重ね、15-17まで追い上げると、柳田がサービスエースを奪い点差を詰める。21-23で柳田と交代して入った髙野直哉選手がブロックポイントをあげてチームに勢いをもたらすと、そこからは一進一退の攻防に。互いに譲らずジュースにもつれ込んだが、最後は押し切った日本がストレートで勝利した。

6月2日 日本×フランス 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
1 22 27 19 15
フランス
3勝
3 25 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

試合巧者フランスとの対戦。粘りのバレーを展開して東京大会につなげたい。

第1セット

フェイントを決められ、ブロックに捕まって連続失点するが西田有志選手のスパイクで追いつき、髙野直哉選手が決めて6-4と逆転。しかしフランスのサーブで崩されて再びリードされ、李博選手や石川祐希選手が決めるもリズムが出ないまま8-12とされてタイムアウトを要求した。さらにスパイクミスが重なって9-16と離されるが、石川のスパイク、サービスエースさらに相手ミスで14-18と追い上げる。17-21から大竹壱青選手がコートに入り、21-23まで迫るが最後はクイックを決められてセットを落とした。

第2セット

序盤はサイドアウトの取り合いから西田が決めて8-7でテクニカルタイムアウト。フランスも隙を見せず互角の戦いが続く。12-12からブロックされフランスが一歩抜け出したが、関田誠大選手のブロックや石川のスパイクで17-17。その後もフランスが先行しては追いつく展開でジュースに突入した。サーブが好調の西田が相手を崩し、李がダイレクトで決めて、最後は髙野に代わって出場した柳田将洋主将がサービスエースを奪ってセットをものにした。

第3セット

小野寺太志選手に代えて山内晶大選手が入ってスタート。序盤は相手にリードされながら追いすがる展開となる。山本智大選手らがつないで得点し食い下がるが、点差を縮めることができないまま終盤へ。17-21で深津英臣選手と大竹が入る2枚替えを行うが、ミスで点差を広げられてしまい、このセットを失った。

第4セット

髙野を柳田に、山内を小野寺に代えてスタート。序盤、スパイクを決め切れず1-4でタイムアウト。小野寺のクイックや西田の活躍で6-7とするが、フランスの巧みなディフェンスから得点を重ねられて突き放されてしまう。山内がクイックで得点を重ねるが、高いブロックを前に連続失点、12-20と流れを引き寄せられない。サーブで崩され、3枚ブロックに仕留められるフランスのパターンを打開しきれず、最後はクイックを決められて15-25。セットを落とし敗れた。

6月1日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
1 22 25 19 23
ロシア
1勝1敗
3 25 23 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

平均身長2mを超えるロシアとの一戦。日本は前日からスタメンを代えて臨んだ。

第1セット

久原翼選手や大竹壱青選手がラリーでスパイクを決めて7-4とするが、ロシアも高いブロックからつないで切り返す。柳田将洋主将のバックアタックも決まったが、3連続被ブロックを含む連続失点で12-14と逆転されてしまう。その後もサーブレシーブは崩されていないものの、追い上げには攻撃面で決め手を欠く展開で19-23。そこから大竹のサービスエース、さらに山本智大選手の好レシーブから柳田が決めて21-23と迫ったが、最後はサーブミスで一歩届かずセットを落とした。

第2セット

被ブロックで9点を献上した第1セットの反省からスパイカー陣も打ち方を工夫し、サイドアウトの応酬が続く。12-12から粘りのラリーで大竹、柳田が決めて14-12と抜け出しかけたが、ロシアもサービスエースなどで譲らない。2回目のテクニカルタイムアウト後にもサービスエースなどで連続得点を奪われ、逆に15-18とリードされてしまう。日本は西田有志選手、関田誠大選手が入る2枚替えで終盤へ。柳田、西田のサービスエースで21-22と追い上げると、小野寺太志選手らが得点を重ねて逆転、最後は相手のスパイクミスで25-23となりセットを取り返した。

第3セット

山内晶大選手に代えて李博選手が入る。久原、山本の好守から得点を重ねて5-2とリードしたが、スパイクミスが続いて逆転され5-9で西田、関田の2枚替えを実施。西田のスパイクで9-11と迫ったが続かず、9-14で髙野直哉選手がコートへ。その髙野のサーブから連続得点するも、ブロックに捕まり13-18と離される。深津英臣選手のカバーで追いすがったが、終盤は高さを生かしたロシアに押し切られてセットを落とした。

第4セット

山内を戻してスタート。序盤は大竹のサーブが走って連続得点し5-2。ロシアもディフェンスから切り返し6-6、その後8-7でテクニカルタイムアウト。久原、柳田、大竹らが決めてロシアのミスで14-11とするが、日本もミスを出し、サービスエースを奪われて14-13と接戦が続いた。さらに柳田のスパイクとサービスエースで16-13、久原のブロックで19-15とリードしたが、再び19-18と追い上げを許し終盤へ。小野寺のクイック、深津のレシーブから大竹のバックアタックで22-19と抜け出しすが、やはり粘られて23-22。日本は2枚替えを行うがサーブで崩され連続失点で23-24、サービスエースで25点目を奪われ、セットカウント1-3で敗れた。

5月31日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 25 24 25
セルビア
1敗
1 17 12 26 17

【第1セットのスタメン】

【戦評】

地元セルビアとのネーションズリーグ開幕戦。イタリアとの親善試合からいくつかの修正点をチームで共有し、調整して臨んだ。

第1セット

西田有志選手のサーブからスタート。切り返しから西田、初スタメンの髙野直哉選手がフェイントを決め連続得点。李博選手のサービスエースで6-2としセルビアがタイムアウト。小野寺太志選手がクイックを決め8-4。石川祐希選手のサービスエースもあり11-4でセルビアが再びタイムアウト。関田誠大選手がクイックをうまく織り交ぜてゲームを組み立てる。お互い点数を重ねながらも、西田のスパイクミスから3連続失点で14-10となり、日本がタイムアウト。16-11でテクニカルタイムアウト。相手のスパイクミスで20-15となり終盤へ。21-16で大竹壱青選手を投入、西田のサーブから髙野のスパイク、大竹のブロックが決まり23-16。深津英臣選手を入れてセットポイント。最後はラリーの末、石川が豪快にスパイクを決めて、25-17で得セット。

第2セット

李のBクイック、西田のサービスエース、石川のパイプなどで4-0。日本のリズムで得点を重ね、6-1でセルビアがタイムアウト。8-2でテクニカルタイムアウト。先のイタリア戦から調子の上がっている小野寺のブロック、クイック、サービスエースなどで14-6として、セルビアがタイムアウトを取る。李のスパイクでたたみ掛けて16-6。髙野がブロック、スパイクを決め18-7。大竹、深津の2枚替えを行い、20-9で終盤へ。大竹のサービスエースや小野寺のブロックで24-11。最後は相手のサーブミスで25-12。

第3セット

後がないセルビアも強力なスパイクを決めはじめ、サイドアウトの応酬が続く。7-8から相手のサービスエース、日本のチームフォルトで8-11とリードされ、日本がタイムアウト。相手のミスなどで13-14となるがセルビアが粘りのプレーを見せ13-16。点差が縮まらず16-20で終盤へ。石川のサーブで崩し、髙野のブロックや大竹の攻撃で20-21。久原翼選手を入れて守備固めをする。大竹のサーブで崩し李がブロックを決め、23-23でセルビアが2回目のタイムアウト。調子の良い大竹のサービスエースでマッチポイントを握るがセルビアも粘り、最後は24-26で失セット。

第4セット

李を山内晶大選手に代えてスタート。山内がスパイクを決めるが相手もマークを絞り5-5。石川のパイプが決まり8-7でテクニカルタイムアウト。小野寺、西田のサービスエースで11-9と徐々に引き離し、相手のスパイクミスも出て13-10。関田のサービスエースも出て16-12。山本智大選手の粘りのカバーが続き、石川のスパイクで18-12となってセルビアがタイムアウト。西田がブロックを弾き飛ばし20-14で終盤へ。小野寺のサービスエースで21-14とし、セルビア2回目のタイムアウト。山内のブロックも出て22-14。大竹、深津の2枚替えで大竹がスパイクを決めてマッチポイント。最後も大竹がスパイクを決め、幸先の良い初戦勝利を飾った。