- 4
- ウィングスパイカー
第19回世界ジュニア男子選手権大会(U-21)
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- 2014
RESULTS
試合結果
日本の試合結果
7月2日 日本×アメリカ 13-14位決定戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3
23
25
25
25
–
アメリカ
1
25
23
15
20
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会ベストスパイカーランキング第6位に入った宮浦健人の活躍があり、6-2とリードした。しかし、徐々に点差を詰められた日本は、11-8の場面から4連続失点し11-12と逆転を許す。その後、15-14と再びリードしたが、またもや4連続失点し15-18となったところで徳永文利監督はタイムアウトを要求。17-20となったところで佐藤駿一郎に代え堀江友裕をピンチサーバーとして起用すると、ここから小山貴稀のクイック、宮浦、新井雄大のスパイクを含む3連続得点で21-22と追い上げた。しかし、日本のスパイクがブロックに捕まると、最後はアメリカに強烈なスパイクを決められ、23-25で第1セットを落とした。
第2セット
セッター・牧山祐介でスタートした第2セットは、小山、新井のスパイク、さらに牧山のツーアタックとブロックで4-1とした。今大会好調の宮浦がアメリカのブロックに捕まるも、新井の2連続スパイクで8-5としテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は新井が活躍するも、アメリカも踏ん張りを見せ、両チームとも譲らぬまま22-22の同点で終盤へ。それでも日本が一歩抜け出すと、最後は今大会の練習でサーブに磨きをかけた佐藤のサービスエースで25点目をもぎ取り、25-23で第2セットを奪った。
第3セット
仲本賢優のワンハンドの好レシーブを繋ぎ、このセットからオポジットに起用された高梨健太が決めて幸先のいいスタートを切った。新井の2連続スパイクで5-2とすると、高梨が豪快にライトからバックアタックを決め、8-6でテクニカルタイムアウト。さらに高梨のサービスエースを含む大活躍により、16-10とアメリカを圧倒して2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。一気に勝負を決めたい日本は、仲本、新井の両エースが後半17点以降で5得点を叩き出し、最後は高梨がライトからスパイクを決め、25-15で第3セットも奪った。
第4セット
セッター・牧山、オポジット・高梨でスタートした序盤は、シーソーゲームのまま7-8でテクニカルタイムアウトを迎える。小山がAクイックを決めると、さらにサービスエースを取り9-8と逆転。中盤も高梨、小山の活躍で18-15と差をつけると、ピンチサーバーで入った金子聖輝がサービスエースを取り、流れは完全に日本へ。終盤の20点目から高梨、佐藤、新井、仲本が次々とスパイクで得点を重ね24-20とすると、この試合で大活躍のキャプテン・高梨が今大会最後の1点となるスパイクをレフトから決め、25-20で第4セットを取った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
7月1日 日本×チェコ セミファイナルラウンド(13-16位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3
22
20
25
25
15
チェコ
2
25
25
21
15
13
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
スタートから新井雄大のスパイクが3本決まり、5-1と幸先のいい出だしとなった。好調の宮浦健人、小山貴稀のブロックとクイックなどにより5点差としたが、中盤にミスが出始め14-12と2点差に詰め寄られる。16-13でテクニカルタイムを迎えたものの、チェコのスパイカー陣が調子を取り戻し、ついに18-18の同点とされる。途中、セッター・金子聖輝に代えて牧山祐介をコートに送るもチェコに傾いた流れを引き戻すことはできず、22-25で第1セットを奪われた。
第2セット
セッターを牧山でスタートした第2セットは、今大会に徐々に調子を上げてきた佐藤駿一郎のクイック、宮浦のスパイクで得点を重ねる。しかし、チェコも負けじと応戦し8-7で最初のテクニカルタイムアウトとなる。14-12で迎えた中盤、佐藤に代えて堀江友裕を投入するが、ここから痛い6連続失点を喫し、14-18と逆転される。後半はこの4点差を埋めることができず20-25で第2セットも奪われた。
第3セット
一矢報いたい日本は、第2セットと同じメンバーでスタートする。出だしはチェコの鋭いサーブに乱され3-6とリードされる。なんとしてもこのセットをものにしたい日本は7-8で迎えたテクニカルタイムアウト後、新井から都築仁にメンバーチェンジ。すると仲本賢優の相手コートに突き刺さる強烈なスパイクを皮切りに、一気に得点を重ね15-11とする。直ぐさまチェコにスパイクとブロック、連続サービスエースの4連続得点で15-15と同点にされたが、2セット目と同様に佐藤に代えて堀江を投入すると、2セット目とは対照的に大きく流れが変わり21-17と再度リード。終盤は都築、小山、宮浦のスパイクで得点し、25-21で第3セットを奪取した。
第4セット
フルセットに持ち込みたい日本だったが、攻撃がチェコの粘り強いレシーブに阻まれる。しかし、チェコのミスが目立ち8-6と日本リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。その後は日本のレシーブが冴えわたり、佐藤、仲本のスパイク、小山のブロックで11-7とする。今大会ブロック不調の日本であるが、このセットはしっかりワンタッチボールをつなぎ、それをスパイカー陣が決め16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。終盤はチーム唯一の高校生・佐藤がスパイクとブロックで得点し23-13。最後は宮浦がバックアタックを決めて25-15で第4セットを取り、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
絶好調の宮浦が出だしから活躍。小山のブロック、仲本の巧みなフェイントにより6-2とチェコを引き離す。一気に勝負を決めたい日本であるが、チェコにスパイクとブロック、サービスエースで6-6の同点に追いつかれると、地元・チェコの応援も絶頂に。それでも8-6と日本リードでコートチェンジを迎えると、河野亜蘭の好レシーブから新井がスパイクを決め9-6。たまらずチェコベンチはタイムアウトを要求すると、チェコに流れが傾き9-9の同点とされるが、13-12で迎えた終盤、新井が貴重なサービスエース決め14-12と勝利に王手。最後はチェコのサーブがネットを越えず、15-13でフルセットの末に勝利をものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【日本の次戦】
現地時間: 7月2日(日)12:30~(日本時間19:30~)
ラウンド: 13-14位決定戦
対戦相手: アメリカ
6月29日 日本×トルコ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
23
25
–
トルコ
2勝1敗
1
21
22
25
20
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位表
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
6月28日 日本×ウクライナ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
1
23
14
26
21
–
ウクライナ
1勝1敗
3
25
25
24
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は宮浦健人、新井雄大のスパイクが決まり、リードする展開で試合が進んだ。小山貴稀のブロックやBクイックで8-6とし最初のテクニカルタイムアウト。中盤に新井の好レシーブから宮浦がスパイクを決め14-12としたが、なかなか点差をつけられず16-14と2点差のまま2回目のテクニカルタイムアウトとなる。その後、ウクライナのミドルブロッカー陣の活躍で20-20の同点とされると、痛いサービスエースを取られた。最後は日本のスパイクがシャットアウトされ、23-25で第1セットを奪われた。
第2セット
第2セットの始めからウクライナにクイックやブロックを決められた。さらにサービスエースを取られるなど、ウクライナのペースで試合が進み、4-8とされる。日本は攻撃が思うように決まらず、さらにミスが目立ち10-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。流れを変えたい日本は、セッター・金子聖輝に代わり牧山祐介を投入するも点差は縮まらず、12-17の場面では佐藤駿一郎に代えピンチサーバーの堀江友裕をコートに送る。しかし、勢いに乗ったウクライナに2連続でブロックを決められると、その後ミスが続いて14-25で第2セットも奪われた。
第3セット
後がなくなった日本は、スタートからセッターに牧山、オポジットに高梨健太を起用し挽回を図る。序盤は両者譲らず8-7でテクニカルタイムアウト。しかし、日本が3点リードの12-9からウクライナに4連続得点され12-13と逆転されてしまう。リズムを取り戻したい日本は、牧山に代え宮浦、高梨に代え金子をコートへ。この交代が功を奏し、宮浦のブロックポイント、仲本のスパイクなどで3連続得点し、20-20となったところで高梨と牧山をコートへ戻す。両チーム譲らぬ展開で終盤を迎え24-24のデュースとなったが、新井のスパイクが相手のネットタッチを誘い26-24で第3セットを奪い返した。
第4セット
フルセットに持ち込みたい日本は3セット目と同じメンバーでスタートする。小山と佐藤のクイック、ブロックなど日本のミドルブロッカー陣の活躍により得点を重ねるも、ウクライナを引き離すことができないばかりか、10-11から4連続失点し10-15とされる。何とか点差を縮めたい日本は、12-16の場面で3セット目と同様に牧山に代え宮浦、高梨に代え金子を2枚替えで投入する。しかし、リズムを引き戻せず12-18と6点差をつけられてしまう。追いつきたい日本は、新井のサービスエース、宮浦の技ありのスパイクなどで17-19まで詰め寄る。流れが日本に傾きかけたが、2段トスで痛恨のミスが出てしまう。点差を縮められないまま終盤を迎え、21-25で第4セットを奪われ、セットカウント1-3でウクライナに敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 順位表(6月28日時点)
1位: トルコ(2勝0敗)
2位: ウクライナ(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=1.016)
3位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=0.983)
4位: モロッコ(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月29日(木)20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: トルコ
6月27日 日本×モロッコ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
22
25
–
モロッコ
1敗
1
19
20
25
21
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりからリードを保ったまま8-4でテクニクカルタイムアウトを迎える。その後は、モロッコのクイックに対応できず9-7と2点差に詰め寄られたが、日本は粘り強いレシーブからモロッコのミスを誘い、さらに小山貴稀のBクイック、佐藤駿一郎のブロックやクイックが炸裂し13-9と引き離しにかかる。中盤は互いにミスが目立つ中、日本が16-12とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウト。終盤は今大会好調の宮浦健人のスパイクで得点を重ねると、途中出場した高梨健太が24、25点目をバックアタックで決めて、25-19で第1セットを先取した。
第2セット
第1セット同様に序盤からリードする展開となった。金子聖輝のトス回しがよく、スパイカー全員が得点し11-6とリードを広げたところでモロッコがたまらずタイムアウト。その後、日本のミスが目立ち徐々に差を縮められ、14-12となった。サイドアウトを取り15-12となったところで、今大会ピンチサーバーとレシーバーで起用されている堀江友裕を投入。そのまま堀江が後衛3ローテーションでレシーブに入り、流れを引き寄せ23-16とする。24、25点目は新井雄大がレフトからスパイクを決め、2セットを連取した。
第3セット
序盤は両チームが譲らぬ展開であったが、6-8とリードされてテクニカルタイムアウトを迎える。その後も点差が開かぬまま12-12で迎えた中盤、モロッコに4連続得点され12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。すかさず徳永文利監督が新井に代えて高梨を投入するも、4点差は変わらないまま19-23。ここから高梨が立て続けにスパイクを決め22-24と猛追するも、最後は日本のサーブミスにより22-25で第3セットを奪われた。
第4セット
何としてもこのセットで勝負を決めたい日本は、第3セットに好調だった高梨をスタートから起用。序盤は宮浦、仲本賢優がスパイクを決め8-6でテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は仲本、高梨が活躍し、また佐藤のブロックによる得点で16-11とし、2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。終盤は宮浦のスパイクで得点を重ね、また前のセットと同様に堀江がサーブとレシーブで見せ場を作ると、交代で今大会初出場した村岡泰成のクイックにより22-17とする。最後はモロッコに詰め寄られるも、仲本がスパイクを決め25-21で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【日本の次戦】
現地時間:6月28日(水)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手:ウクライナ
6月25日 日本×ブラジル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
0
23
20
21
–
–
ブラジル
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
ブラジルのエースの攻撃に揺さぶられ、序盤は5-8でリードを許したが、日本は現在チーム最多得点の宮浦健人のスパイクを皮切りに、新井雄大もスパイクを決めて8-8の同点に追いついた。その後、互いにボールを落とさない長いラリーが続いたが、宮浦のバックアタックや、金子聖輝のダイレクトスパイクで16-12。日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤は相手オポジットの強烈なスパイクを浴びるものの、23-22でリードをキープ。ところが、最後の大事な場面で痛恨のコンビネーションミスが出ると、ブラジルに逆転を許し23-25で第1セットを落とした。
第2セット
日本にサーブミスが続き、序盤はブラジルペースで推移し4-9となった。そこから宮浦のバックアタック、途中から入った高梨健太のパイプ攻撃、あるいは小山貴稀のサービスエースなどで点数を重ね、13-14とブラジルを追い詰めた。その後も日本らしいリズムが出てきて、仲本賢優がスパイクを叩き込んで3連続得点、16-17でブラジルにタイムアウトを取らせた。しかし高梨、仲本のスパイクがブロックに阻まれると、さらにアンラッキーなネットインサービスエースも取られ、20-25で2セット目も連取された。
第3セット
ブラジルペースとなった序盤、相手ウィングスパイカー、ミドルブロッカーからのアタックに日本は防戦状態となり、2-7とリードを許した。ムードを変えたい日本は、セッターを金子から牧山祐介に変えて応戦。小山、佐藤駿一郎の両ミドルブロッカーのブロック、仲本のパイプ攻撃などで点数を重ね11-15の4点差まで追い上げた。さらに都築仁を投入すると、都築が起用に応えるバックアタックを決め18-20と点差を詰めた。終盤に入ると、宮浦がバックライトからのスパイクと相手リベロからサービスエースを取り、20-21の1点差まで追い込んだが、ブラジルの高いブロックに宮浦、都築が捕まり、21-25で逃げ切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 最終順位
1位: ブラジル(3勝0敗)
2位: 中国(2勝1敗)
3位: 日本(1勝2敗)
4位: エジプト(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月27日(火) 20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: モロッコ
6月24日 日本×エジプト 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
17
28
25
–
エジプト
2敗
1
17
25
26
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いのサーブミスでゲームが開始された。日本は新井雄大、仲本賢優、宮浦健人のサイドからの攻撃を軸に中盤からエンジンがかかり、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。20点に差しかかるところで、セッター・牧山祐介を投入。サービスエースを2本立て続けに決めると、さらに相手サーブレシーブを乱し5連続得点を挙げ、22-14とリードを保った。最後は相手のミスがあり、25-17で第1セットを先取した。
第2セット
2セット目に入ると、エジプトの高いブロックで新井と宮浦のスパイクが阻まれた。また、エジプトのサイドからの強烈なスパイクにやられ、6-14と離される。日本は小山貴稀のBクイックや、途中から出場したキャプテン・高梨健太のパイプ攻撃などで反撃するものの点差は縮まらず、17-25で第2セットを奪われた。
第3セット
日本は新井に代わり高梨をスターティングメンバーとして起用。序盤、唯一の高校生・佐藤駿一郎のクイックが決まると、リベロ・河野亜蘭の好レシーブから仲本が巧みに決めるなどし、中盤までシーソーゲームの展開となった。2回目のテクニカルタイムアウトを16-15で迎えると、その後も相手の3枚ブロックを巧みにかわした宮浦のフェイントスパイクで得点し、19-17でリードを保った。しかし、宮浦のスパイクがブロックされ19-20と逆転を許すと、セットの最終局面では日本のスパイクミスにより22-24と先にエジプトがセットポイントを握る。日本は仲本のフェイントスパイクと相手のミスで24-24のデュースに持ち込むと、互いにエースの打ち合いとなったが、最後は相手のスパイクミスと仲本が思い切りのよいサービエースでポイントを取り、28-26で接戦をものにした。
第4セット
序盤、リズムを掴んだ日本は仲本のバックセンターからのパイプ攻撃や高梨の強打が決まり、8-4でテクニカルタイムアウトをリードして迎えた。その後、長いラリーの場面では最後に高梨のスパイクが炸裂、さらに相手エースを高梨が1人でブロックする場面もあり、16-12とリードを保った。後半にさしかかったところで、日本のスパイクミスと宮浦のスパイクがエジプトの高いブロックに阻まれ、19-18まで追い上げられた。セット終盤にはセッター・金子聖輝のサービスエースで21-18と引き離したかに見えたが、エジプトにクイックやブロックを決められ、21-20の1点差まで詰め寄られた。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、高梨が相手エースを仕留める貴重なブロックポイントと2本のスパイクでポイントし、25-23でこのセットをものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 順位表(6月24日時点)
1位: ブラジル(2勝0敗)
2位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000)
3位: 中国(1勝1敗、セット率=0.750)
4位: エジプト(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月25日(日)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦 D組
対戦相手: ブラジル
6月23日 日本×中国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
21
23
25
16
–
中国
1勝
3
25
25
22
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 23 | 25 | 25 | 25 | – |
アメリカ | 1 | 25 | 23 | 15 | 20 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会ベストスパイカーランキング第6位に入った宮浦健人の活躍があり、6-2とリードした。しかし、徐々に点差を詰められた日本は、11-8の場面から4連続失点し11-12と逆転を許す。その後、15-14と再びリードしたが、またもや4連続失点し15-18となったところで徳永文利監督はタイムアウトを要求。17-20となったところで佐藤駿一郎に代え堀江友裕をピンチサーバーとして起用すると、ここから小山貴稀のクイック、宮浦、新井雄大のスパイクを含む3連続得点で21-22と追い上げた。しかし、日本のスパイクがブロックに捕まると、最後はアメリカに強烈なスパイクを決められ、23-25で第1セットを落とした。
第2セット
セッター・牧山祐介でスタートした第2セットは、小山、新井のスパイク、さらに牧山のツーアタックとブロックで4-1とした。今大会好調の宮浦がアメリカのブロックに捕まるも、新井の2連続スパイクで8-5としテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は新井が活躍するも、アメリカも踏ん張りを見せ、両チームとも譲らぬまま22-22の同点で終盤へ。それでも日本が一歩抜け出すと、最後は今大会の練習でサーブに磨きをかけた佐藤のサービスエースで25点目をもぎ取り、25-23で第2セットを奪った。
第3セット
仲本賢優のワンハンドの好レシーブを繋ぎ、このセットからオポジットに起用された高梨健太が決めて幸先のいいスタートを切った。新井の2連続スパイクで5-2とすると、高梨が豪快にライトからバックアタックを決め、8-6でテクニカルタイムアウト。さらに高梨のサービスエースを含む大活躍により、16-10とアメリカを圧倒して2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。一気に勝負を決めたい日本は、仲本、新井の両エースが後半17点以降で5得点を叩き出し、最後は高梨がライトからスパイクを決め、25-15で第3セットも奪った。
第4セット
セッター・牧山、オポジット・高梨でスタートした序盤は、シーソーゲームのまま7-8でテクニカルタイムアウトを迎える。小山がAクイックを決めると、さらにサービスエースを取り9-8と逆転。中盤も高梨、小山の活躍で18-15と差をつけると、ピンチサーバーで入った金子聖輝がサービスエースを取り、流れは完全に日本へ。終盤の20点目から高梨、佐藤、新井、仲本が次々とスパイクで得点を重ね24-20とすると、この試合で大活躍のキャプテン・高梨が今大会最後の1点となるスパイクをレフトから決め、25-20で第4セットを取った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 22 | 20 | 25 | 25 | 15 |
チェコ | 2 | 25 | 25 | 21 | 15 | 13 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
スタートから新井雄大のスパイクが3本決まり、5-1と幸先のいい出だしとなった。好調の宮浦健人、小山貴稀のブロックとクイックなどにより5点差としたが、中盤にミスが出始め14-12と2点差に詰め寄られる。16-13でテクニカルタイムを迎えたものの、チェコのスパイカー陣が調子を取り戻し、ついに18-18の同点とされる。途中、セッター・金子聖輝に代えて牧山祐介をコートに送るもチェコに傾いた流れを引き戻すことはできず、22-25で第1セットを奪われた。
第2セット
セッターを牧山でスタートした第2セットは、今大会に徐々に調子を上げてきた佐藤駿一郎のクイック、宮浦のスパイクで得点を重ねる。しかし、チェコも負けじと応戦し8-7で最初のテクニカルタイムアウトとなる。14-12で迎えた中盤、佐藤に代えて堀江友裕を投入するが、ここから痛い6連続失点を喫し、14-18と逆転される。後半はこの4点差を埋めることができず20-25で第2セットも奪われた。
第3セット
一矢報いたい日本は、第2セットと同じメンバーでスタートする。出だしはチェコの鋭いサーブに乱され3-6とリードされる。なんとしてもこのセットをものにしたい日本は7-8で迎えたテクニカルタイムアウト後、新井から都築仁にメンバーチェンジ。すると仲本賢優の相手コートに突き刺さる強烈なスパイクを皮切りに、一気に得点を重ね15-11とする。直ぐさまチェコにスパイクとブロック、連続サービスエースの4連続得点で15-15と同点にされたが、2セット目と同様に佐藤に代えて堀江を投入すると、2セット目とは対照的に大きく流れが変わり21-17と再度リード。終盤は都築、小山、宮浦のスパイクで得点し、25-21で第3セットを奪取した。
第4セット
フルセットに持ち込みたい日本だったが、攻撃がチェコの粘り強いレシーブに阻まれる。しかし、チェコのミスが目立ち8-6と日本リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。その後は日本のレシーブが冴えわたり、佐藤、仲本のスパイク、小山のブロックで11-7とする。今大会ブロック不調の日本であるが、このセットはしっかりワンタッチボールをつなぎ、それをスパイカー陣が決め16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。終盤はチーム唯一の高校生・佐藤がスパイクとブロックで得点し23-13。最後は宮浦がバックアタックを決めて25-15で第4セットを取り、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
絶好調の宮浦が出だしから活躍。小山のブロック、仲本の巧みなフェイントにより6-2とチェコを引き離す。一気に勝負を決めたい日本であるが、チェコにスパイクとブロック、サービスエースで6-6の同点に追いつかれると、地元・チェコの応援も絶頂に。それでも8-6と日本リードでコートチェンジを迎えると、河野亜蘭の好レシーブから新井がスパイクを決め9-6。たまらずチェコベンチはタイムアウトを要求すると、チェコに流れが傾き9-9の同点とされるが、13-12で迎えた終盤、新井が貴重なサービスエース決め14-12と勝利に王手。最後はチェコのサーブがネットを越えず、15-13でフルセットの末に勝利をものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【日本の次戦】
現地時間: 7月2日(日)12:30~(日本時間19:30~)
ラウンド: 13-14位決定戦
対戦相手: アメリカ
6月29日 日本×トルコ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
23
25
–
トルコ
2勝1敗
1
21
22
25
20
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位表
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
6月28日 日本×ウクライナ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
1
23
14
26
21
–
ウクライナ
1勝1敗
3
25
25
24
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は宮浦健人、新井雄大のスパイクが決まり、リードする展開で試合が進んだ。小山貴稀のブロックやBクイックで8-6とし最初のテクニカルタイムアウト。中盤に新井の好レシーブから宮浦がスパイクを決め14-12としたが、なかなか点差をつけられず16-14と2点差のまま2回目のテクニカルタイムアウトとなる。その後、ウクライナのミドルブロッカー陣の活躍で20-20の同点とされると、痛いサービスエースを取られた。最後は日本のスパイクがシャットアウトされ、23-25で第1セットを奪われた。
第2セット
第2セットの始めからウクライナにクイックやブロックを決められた。さらにサービスエースを取られるなど、ウクライナのペースで試合が進み、4-8とされる。日本は攻撃が思うように決まらず、さらにミスが目立ち10-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。流れを変えたい日本は、セッター・金子聖輝に代わり牧山祐介を投入するも点差は縮まらず、12-17の場面では佐藤駿一郎に代えピンチサーバーの堀江友裕をコートに送る。しかし、勢いに乗ったウクライナに2連続でブロックを決められると、その後ミスが続いて14-25で第2セットも奪われた。
第3セット
後がなくなった日本は、スタートからセッターに牧山、オポジットに高梨健太を起用し挽回を図る。序盤は両者譲らず8-7でテクニカルタイムアウト。しかし、日本が3点リードの12-9からウクライナに4連続得点され12-13と逆転されてしまう。リズムを取り戻したい日本は、牧山に代え宮浦、高梨に代え金子をコートへ。この交代が功を奏し、宮浦のブロックポイント、仲本のスパイクなどで3連続得点し、20-20となったところで高梨と牧山をコートへ戻す。両チーム譲らぬ展開で終盤を迎え24-24のデュースとなったが、新井のスパイクが相手のネットタッチを誘い26-24で第3セットを奪い返した。
第4セット
フルセットに持ち込みたい日本は3セット目と同じメンバーでスタートする。小山と佐藤のクイック、ブロックなど日本のミドルブロッカー陣の活躍により得点を重ねるも、ウクライナを引き離すことができないばかりか、10-11から4連続失点し10-15とされる。何とか点差を縮めたい日本は、12-16の場面で3セット目と同様に牧山に代え宮浦、高梨に代え金子を2枚替えで投入する。しかし、リズムを引き戻せず12-18と6点差をつけられてしまう。追いつきたい日本は、新井のサービスエース、宮浦の技ありのスパイクなどで17-19まで詰め寄る。流れが日本に傾きかけたが、2段トスで痛恨のミスが出てしまう。点差を縮められないまま終盤を迎え、21-25で第4セットを奪われ、セットカウント1-3でウクライナに敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 順位表(6月28日時点)
1位: トルコ(2勝0敗)
2位: ウクライナ(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=1.016)
3位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=0.983)
4位: モロッコ(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月29日(木)20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: トルコ
6月27日 日本×モロッコ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
22
25
–
モロッコ
1敗
1
19
20
25
21
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりからリードを保ったまま8-4でテクニクカルタイムアウトを迎える。その後は、モロッコのクイックに対応できず9-7と2点差に詰め寄られたが、日本は粘り強いレシーブからモロッコのミスを誘い、さらに小山貴稀のBクイック、佐藤駿一郎のブロックやクイックが炸裂し13-9と引き離しにかかる。中盤は互いにミスが目立つ中、日本が16-12とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウト。終盤は今大会好調の宮浦健人のスパイクで得点を重ねると、途中出場した高梨健太が24、25点目をバックアタックで決めて、25-19で第1セットを先取した。
第2セット
第1セット同様に序盤からリードする展開となった。金子聖輝のトス回しがよく、スパイカー全員が得点し11-6とリードを広げたところでモロッコがたまらずタイムアウト。その後、日本のミスが目立ち徐々に差を縮められ、14-12となった。サイドアウトを取り15-12となったところで、今大会ピンチサーバーとレシーバーで起用されている堀江友裕を投入。そのまま堀江が後衛3ローテーションでレシーブに入り、流れを引き寄せ23-16とする。24、25点目は新井雄大がレフトからスパイクを決め、2セットを連取した。
第3セット
序盤は両チームが譲らぬ展開であったが、6-8とリードされてテクニカルタイムアウトを迎える。その後も点差が開かぬまま12-12で迎えた中盤、モロッコに4連続得点され12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。すかさず徳永文利監督が新井に代えて高梨を投入するも、4点差は変わらないまま19-23。ここから高梨が立て続けにスパイクを決め22-24と猛追するも、最後は日本のサーブミスにより22-25で第3セットを奪われた。
第4セット
何としてもこのセットで勝負を決めたい日本は、第3セットに好調だった高梨をスタートから起用。序盤は宮浦、仲本賢優がスパイクを決め8-6でテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は仲本、高梨が活躍し、また佐藤のブロックによる得点で16-11とし、2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。終盤は宮浦のスパイクで得点を重ね、また前のセットと同様に堀江がサーブとレシーブで見せ場を作ると、交代で今大会初出場した村岡泰成のクイックにより22-17とする。最後はモロッコに詰め寄られるも、仲本がスパイクを決め25-21で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【日本の次戦】
現地時間:6月28日(水)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手:ウクライナ
6月25日 日本×ブラジル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
0
23
20
21
–
–
ブラジル
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
ブラジルのエースの攻撃に揺さぶられ、序盤は5-8でリードを許したが、日本は現在チーム最多得点の宮浦健人のスパイクを皮切りに、新井雄大もスパイクを決めて8-8の同点に追いついた。その後、互いにボールを落とさない長いラリーが続いたが、宮浦のバックアタックや、金子聖輝のダイレクトスパイクで16-12。日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤は相手オポジットの強烈なスパイクを浴びるものの、23-22でリードをキープ。ところが、最後の大事な場面で痛恨のコンビネーションミスが出ると、ブラジルに逆転を許し23-25で第1セットを落とした。
第2セット
日本にサーブミスが続き、序盤はブラジルペースで推移し4-9となった。そこから宮浦のバックアタック、途中から入った高梨健太のパイプ攻撃、あるいは小山貴稀のサービスエースなどで点数を重ね、13-14とブラジルを追い詰めた。その後も日本らしいリズムが出てきて、仲本賢優がスパイクを叩き込んで3連続得点、16-17でブラジルにタイムアウトを取らせた。しかし高梨、仲本のスパイクがブロックに阻まれると、さらにアンラッキーなネットインサービスエースも取られ、20-25で2セット目も連取された。
第3セット
ブラジルペースとなった序盤、相手ウィングスパイカー、ミドルブロッカーからのアタックに日本は防戦状態となり、2-7とリードを許した。ムードを変えたい日本は、セッターを金子から牧山祐介に変えて応戦。小山、佐藤駿一郎の両ミドルブロッカーのブロック、仲本のパイプ攻撃などで点数を重ね11-15の4点差まで追い上げた。さらに都築仁を投入すると、都築が起用に応えるバックアタックを決め18-20と点差を詰めた。終盤に入ると、宮浦がバックライトからのスパイクと相手リベロからサービスエースを取り、20-21の1点差まで追い込んだが、ブラジルの高いブロックに宮浦、都築が捕まり、21-25で逃げ切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 最終順位
1位: ブラジル(3勝0敗)
2位: 中国(2勝1敗)
3位: 日本(1勝2敗)
4位: エジプト(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月27日(火) 20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: モロッコ
6月24日 日本×エジプト 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
17
28
25
–
エジプト
2敗
1
17
25
26
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いのサーブミスでゲームが開始された。日本は新井雄大、仲本賢優、宮浦健人のサイドからの攻撃を軸に中盤からエンジンがかかり、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。20点に差しかかるところで、セッター・牧山祐介を投入。サービスエースを2本立て続けに決めると、さらに相手サーブレシーブを乱し5連続得点を挙げ、22-14とリードを保った。最後は相手のミスがあり、25-17で第1セットを先取した。
第2セット
2セット目に入ると、エジプトの高いブロックで新井と宮浦のスパイクが阻まれた。また、エジプトのサイドからの強烈なスパイクにやられ、6-14と離される。日本は小山貴稀のBクイックや、途中から出場したキャプテン・高梨健太のパイプ攻撃などで反撃するものの点差は縮まらず、17-25で第2セットを奪われた。
第3セット
日本は新井に代わり高梨をスターティングメンバーとして起用。序盤、唯一の高校生・佐藤駿一郎のクイックが決まると、リベロ・河野亜蘭の好レシーブから仲本が巧みに決めるなどし、中盤までシーソーゲームの展開となった。2回目のテクニカルタイムアウトを16-15で迎えると、その後も相手の3枚ブロックを巧みにかわした宮浦のフェイントスパイクで得点し、19-17でリードを保った。しかし、宮浦のスパイクがブロックされ19-20と逆転を許すと、セットの最終局面では日本のスパイクミスにより22-24と先にエジプトがセットポイントを握る。日本は仲本のフェイントスパイクと相手のミスで24-24のデュースに持ち込むと、互いにエースの打ち合いとなったが、最後は相手のスパイクミスと仲本が思い切りのよいサービエースでポイントを取り、28-26で接戦をものにした。
第4セット
序盤、リズムを掴んだ日本は仲本のバックセンターからのパイプ攻撃や高梨の強打が決まり、8-4でテクニカルタイムアウトをリードして迎えた。その後、長いラリーの場面では最後に高梨のスパイクが炸裂、さらに相手エースを高梨が1人でブロックする場面もあり、16-12とリードを保った。後半にさしかかったところで、日本のスパイクミスと宮浦のスパイクがエジプトの高いブロックに阻まれ、19-18まで追い上げられた。セット終盤にはセッター・金子聖輝のサービスエースで21-18と引き離したかに見えたが、エジプトにクイックやブロックを決められ、21-20の1点差まで詰め寄られた。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、高梨が相手エースを仕留める貴重なブロックポイントと2本のスパイクでポイントし、25-23でこのセットをものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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1次リーグ戦D組 順位表(6月24日時点)
1位: ブラジル(2勝0敗)
2位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000)
3位: 中国(1勝1敗、セット率=0.750)
4位: エジプト(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月25日(日)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦 D組
対戦相手: ブラジル
6月23日 日本×中国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
21
23
25
16
–
中国
1勝
3
25
25
22
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 23 | 25 | – |
トルコ 2勝1敗 |
1 | 21 | 22 | 25 | 20 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位表
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
1 | 23 | 14 | 26 | 21 | – |
ウクライナ 1勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 24 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は宮浦健人、新井雄大のスパイクが決まり、リードする展開で試合が進んだ。小山貴稀のブロックやBクイックで8-6とし最初のテクニカルタイムアウト。中盤に新井の好レシーブから宮浦がスパイクを決め14-12としたが、なかなか点差をつけられず16-14と2点差のまま2回目のテクニカルタイムアウトとなる。その後、ウクライナのミドルブロッカー陣の活躍で20-20の同点とされると、痛いサービスエースを取られた。最後は日本のスパイクがシャットアウトされ、23-25で第1セットを奪われた。
第2セット
第2セットの始めからウクライナにクイックやブロックを決められた。さらにサービスエースを取られるなど、ウクライナのペースで試合が進み、4-8とされる。日本は攻撃が思うように決まらず、さらにミスが目立ち10-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。流れを変えたい日本は、セッター・金子聖輝に代わり牧山祐介を投入するも点差は縮まらず、12-17の場面では佐藤駿一郎に代えピンチサーバーの堀江友裕をコートに送る。しかし、勢いに乗ったウクライナに2連続でブロックを決められると、その後ミスが続いて14-25で第2セットも奪われた。
第3セット
後がなくなった日本は、スタートからセッターに牧山、オポジットに高梨健太を起用し挽回を図る。序盤は両者譲らず8-7でテクニカルタイムアウト。しかし、日本が3点リードの12-9からウクライナに4連続得点され12-13と逆転されてしまう。リズムを取り戻したい日本は、牧山に代え宮浦、高梨に代え金子をコートへ。この交代が功を奏し、宮浦のブロックポイント、仲本のスパイクなどで3連続得点し、20-20となったところで高梨と牧山をコートへ戻す。両チーム譲らぬ展開で終盤を迎え24-24のデュースとなったが、新井のスパイクが相手のネットタッチを誘い26-24で第3セットを奪い返した。
第4セット
フルセットに持ち込みたい日本は3セット目と同じメンバーでスタートする。小山と佐藤のクイック、ブロックなど日本のミドルブロッカー陣の活躍により得点を重ねるも、ウクライナを引き離すことができないばかりか、10-11から4連続失点し10-15とされる。何とか点差を縮めたい日本は、12-16の場面で3セット目と同様に牧山に代え宮浦、高梨に代え金子を2枚替えで投入する。しかし、リズムを引き戻せず12-18と6点差をつけられてしまう。追いつきたい日本は、新井のサービスエース、宮浦の技ありのスパイクなどで17-19まで詰め寄る。流れが日本に傾きかけたが、2段トスで痛恨のミスが出てしまう。点差を縮められないまま終盤を迎え、21-25で第4セットを奪われ、セットカウント1-3でウクライナに敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 順位表(6月28日時点)
1位: トルコ(2勝0敗)
2位: ウクライナ(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=1.016)
3位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000、得点率=0.983)
4位: モロッコ(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月29日(木)20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: トルコ
6月27日 日本×モロッコ 2次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
25
22
25
–
モロッコ
1敗
1
19
20
25
21
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりからリードを保ったまま8-4でテクニクカルタイムアウトを迎える。その後は、モロッコのクイックに対応できず9-7と2点差に詰め寄られたが、日本は粘り強いレシーブからモロッコのミスを誘い、さらに小山貴稀のBクイック、佐藤駿一郎のブロックやクイックが炸裂し13-9と引き離しにかかる。中盤は互いにミスが目立つ中、日本が16-12とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウト。終盤は今大会好調の宮浦健人のスパイクで得点を重ねると、途中出場した高梨健太が24、25点目をバックアタックで決めて、25-19で第1セットを先取した。
第2セット
第1セット同様に序盤からリードする展開となった。金子聖輝のトス回しがよく、スパイカー全員が得点し11-6とリードを広げたところでモロッコがたまらずタイムアウト。その後、日本のミスが目立ち徐々に差を縮められ、14-12となった。サイドアウトを取り15-12となったところで、今大会ピンチサーバーとレシーバーで起用されている堀江友裕を投入。そのまま堀江が後衛3ローテーションでレシーブに入り、流れを引き寄せ23-16とする。24、25点目は新井雄大がレフトからスパイクを決め、2セットを連取した。
第3セット
序盤は両チームが譲らぬ展開であったが、6-8とリードされてテクニカルタイムアウトを迎える。その後も点差が開かぬまま12-12で迎えた中盤、モロッコに4連続得点され12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。すかさず徳永文利監督が新井に代えて高梨を投入するも、4点差は変わらないまま19-23。ここから高梨が立て続けにスパイクを決め22-24と猛追するも、最後は日本のサーブミスにより22-25で第3セットを奪われた。
第4セット
何としてもこのセットで勝負を決めたい日本は、第3セットに好調だった高梨をスタートから起用。序盤は宮浦、仲本賢優がスパイクを決め8-6でテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は仲本、高梨が活躍し、また佐藤のブロックによる得点で16-11とし、2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。終盤は宮浦のスパイクで得点を重ね、また前のセットと同様に堀江がサーブとレシーブで見せ場を作ると、交代で今大会初出場した村岡泰成のクイックにより22-17とする。最後はモロッコに詰め寄られるも、仲本がスパイクを決め25-21で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【日本の次戦】
現地時間:6月28日(水)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手:ウクライナ
6月25日 日本×ブラジル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
0
23
20
21
–
–
ブラジル
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
ブラジルのエースの攻撃に揺さぶられ、序盤は5-8でリードを許したが、日本は現在チーム最多得点の宮浦健人のスパイクを皮切りに、新井雄大もスパイクを決めて8-8の同点に追いついた。その後、互いにボールを落とさない長いラリーが続いたが、宮浦のバックアタックや、金子聖輝のダイレクトスパイクで16-12。日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤は相手オポジットの強烈なスパイクを浴びるものの、23-22でリードをキープ。ところが、最後の大事な場面で痛恨のコンビネーションミスが出ると、ブラジルに逆転を許し23-25で第1セットを落とした。
第2セット
日本にサーブミスが続き、序盤はブラジルペースで推移し4-9となった。そこから宮浦のバックアタック、途中から入った高梨健太のパイプ攻撃、あるいは小山貴稀のサービスエースなどで点数を重ね、13-14とブラジルを追い詰めた。その後も日本らしいリズムが出てきて、仲本賢優がスパイクを叩き込んで3連続得点、16-17でブラジルにタイムアウトを取らせた。しかし高梨、仲本のスパイクがブロックに阻まれると、さらにアンラッキーなネットインサービスエースも取られ、20-25で2セット目も連取された。
第3セット
ブラジルペースとなった序盤、相手ウィングスパイカー、ミドルブロッカーからのアタックに日本は防戦状態となり、2-7とリードを許した。ムードを変えたい日本は、セッターを金子から牧山祐介に変えて応戦。小山、佐藤駿一郎の両ミドルブロッカーのブロック、仲本のパイプ攻撃などで点数を重ね11-15の4点差まで追い上げた。さらに都築仁を投入すると、都築が起用に応えるバックアタックを決め18-20と点差を詰めた。終盤に入ると、宮浦がバックライトからのスパイクと相手リベロからサービスエースを取り、20-21の1点差まで追い込んだが、ブラジルの高いブロックに宮浦、都築が捕まり、21-25で逃げ切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 最終順位
1位: ブラジル(3勝0敗)
2位: 中国(2勝1敗)
3位: 日本(1勝2敗)
4位: エジプト(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月27日(火) 20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: モロッコ
6月24日 日本×エジプト 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
17
28
25
–
エジプト
2敗
1
17
25
26
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いのサーブミスでゲームが開始された。日本は新井雄大、仲本賢優、宮浦健人のサイドからの攻撃を軸に中盤からエンジンがかかり、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。20点に差しかかるところで、セッター・牧山祐介を投入。サービスエースを2本立て続けに決めると、さらに相手サーブレシーブを乱し5連続得点を挙げ、22-14とリードを保った。最後は相手のミスがあり、25-17で第1セットを先取した。
第2セット
2セット目に入ると、エジプトの高いブロックで新井と宮浦のスパイクが阻まれた。また、エジプトのサイドからの強烈なスパイクにやられ、6-14と離される。日本は小山貴稀のBクイックや、途中から出場したキャプテン・高梨健太のパイプ攻撃などで反撃するものの点差は縮まらず、17-25で第2セットを奪われた。
第3セット
日本は新井に代わり高梨をスターティングメンバーとして起用。序盤、唯一の高校生・佐藤駿一郎のクイックが決まると、リベロ・河野亜蘭の好レシーブから仲本が巧みに決めるなどし、中盤までシーソーゲームの展開となった。2回目のテクニカルタイムアウトを16-15で迎えると、その後も相手の3枚ブロックを巧みにかわした宮浦のフェイントスパイクで得点し、19-17でリードを保った。しかし、宮浦のスパイクがブロックされ19-20と逆転を許すと、セットの最終局面では日本のスパイクミスにより22-24と先にエジプトがセットポイントを握る。日本は仲本のフェイントスパイクと相手のミスで24-24のデュースに持ち込むと、互いにエースの打ち合いとなったが、最後は相手のスパイクミスと仲本が思い切りのよいサービエースでポイントを取り、28-26で接戦をものにした。
第4セット
序盤、リズムを掴んだ日本は仲本のバックセンターからのパイプ攻撃や高梨の強打が決まり、8-4でテクニカルタイムアウトをリードして迎えた。その後、長いラリーの場面では最後に高梨のスパイクが炸裂、さらに相手エースを高梨が1人でブロックする場面もあり、16-12とリードを保った。後半にさしかかったところで、日本のスパイクミスと宮浦のスパイクがエジプトの高いブロックに阻まれ、19-18まで追い上げられた。セット終盤にはセッター・金子聖輝のサービスエースで21-18と引き離したかに見えたが、エジプトにクイックやブロックを決められ、21-20の1点差まで詰め寄られた。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、高梨が相手エースを仕留める貴重なブロックポイントと2本のスパイクでポイントし、25-23でこのセットをものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 順位表(6月24日時点)
1位: ブラジル(2勝0敗)
2位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000)
3位: 中国(1勝1敗、セット率=0.750)
4位: エジプト(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月25日(日)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦 D組
対戦相手: ブラジル
6月23日 日本×中国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
21
23
25
16
–
中国
1勝
3
25
25
22
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 25 | 25 | 22 | 25 | – |
モロッコ 1敗 |
1 | 19 | 20 | 25 | 21 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりからリードを保ったまま8-4でテクニクカルタイムアウトを迎える。その後は、モロッコのクイックに対応できず9-7と2点差に詰め寄られたが、日本は粘り強いレシーブからモロッコのミスを誘い、さらに小山貴稀のBクイック、佐藤駿一郎のブロックやクイックが炸裂し13-9と引き離しにかかる。中盤は互いにミスが目立つ中、日本が16-12とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウト。終盤は今大会好調の宮浦健人のスパイクで得点を重ねると、途中出場した高梨健太が24、25点目をバックアタックで決めて、25-19で第1セットを先取した。
第2セット
第1セット同様に序盤からリードする展開となった。金子聖輝のトス回しがよく、スパイカー全員が得点し11-6とリードを広げたところでモロッコがたまらずタイムアウト。その後、日本のミスが目立ち徐々に差を縮められ、14-12となった。サイドアウトを取り15-12となったところで、今大会ピンチサーバーとレシーバーで起用されている堀江友裕を投入。そのまま堀江が後衛3ローテーションでレシーブに入り、流れを引き寄せ23-16とする。24、25点目は新井雄大がレフトからスパイクを決め、2セットを連取した。
第3セット
序盤は両チームが譲らぬ展開であったが、6-8とリードされてテクニカルタイムアウトを迎える。その後も点差が開かぬまま12-12で迎えた中盤、モロッコに4連続得点され12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。すかさず徳永文利監督が新井に代えて高梨を投入するも、4点差は変わらないまま19-23。ここから高梨が立て続けにスパイクを決め22-24と猛追するも、最後は日本のサーブミスにより22-25で第3セットを奪われた。
第4セット
何としてもこのセットで勝負を決めたい日本は、第3セットに好調だった高梨をスタートから起用。序盤は宮浦、仲本賢優がスパイクを決め8-6でテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は仲本、高梨が活躍し、また佐藤のブロックによる得点で16-11とし、2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。終盤は宮浦のスパイクで得点を重ね、また前のセットと同様に堀江がサーブとレシーブで見せ場を作ると、交代で今大会初出場した村岡泰成のクイックにより22-17とする。最後はモロッコに詰め寄られるも、仲本がスパイクを決め25-21で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【日本の次戦】
現地時間:6月28日(水)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手:ウクライナ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
0 | 23 | 20 | 21 | – | – |
ブラジル 3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
ブラジルのエースの攻撃に揺さぶられ、序盤は5-8でリードを許したが、日本は現在チーム最多得点の宮浦健人のスパイクを皮切りに、新井雄大もスパイクを決めて8-8の同点に追いついた。その後、互いにボールを落とさない長いラリーが続いたが、宮浦のバックアタックや、金子聖輝のダイレクトスパイクで16-12。日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤は相手オポジットの強烈なスパイクを浴びるものの、23-22でリードをキープ。ところが、最後の大事な場面で痛恨のコンビネーションミスが出ると、ブラジルに逆転を許し23-25で第1セットを落とした。
第2セット
日本にサーブミスが続き、序盤はブラジルペースで推移し4-9となった。そこから宮浦のバックアタック、途中から入った高梨健太のパイプ攻撃、あるいは小山貴稀のサービスエースなどで点数を重ね、13-14とブラジルを追い詰めた。その後も日本らしいリズムが出てきて、仲本賢優がスパイクを叩き込んで3連続得点、16-17でブラジルにタイムアウトを取らせた。しかし高梨、仲本のスパイクがブロックに阻まれると、さらにアンラッキーなネットインサービスエースも取られ、20-25で2セット目も連取された。
第3セット
ブラジルペースとなった序盤、相手ウィングスパイカー、ミドルブロッカーからのアタックに日本は防戦状態となり、2-7とリードを許した。ムードを変えたい日本は、セッターを金子から牧山祐介に変えて応戦。小山、佐藤駿一郎の両ミドルブロッカーのブロック、仲本のパイプ攻撃などで点数を重ね11-15の4点差まで追い上げた。さらに都築仁を投入すると、都築が起用に応えるバックアタックを決め18-20と点差を詰めた。終盤に入ると、宮浦がバックライトからのスパイクと相手リベロからサービスエースを取り、20-21の1点差まで追い込んだが、ブラジルの高いブロックに宮浦、都築が捕まり、21-25で逃げ切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 最終順位
1位: ブラジル(3勝0敗)
2位: 中国(2勝1敗)
3位: 日本(1勝2敗)
4位: エジプト(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月27日(火) 20:00~(日本時間翌3:00~)
ラウンド: 2次リーグ戦H組
対戦相手: モロッコ
6月24日 日本×エジプト 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
17
28
25
–
エジプト
2敗
1
17
25
26
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いのサーブミスでゲームが開始された。日本は新井雄大、仲本賢優、宮浦健人のサイドからの攻撃を軸に中盤からエンジンがかかり、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。20点に差しかかるところで、セッター・牧山祐介を投入。サービスエースを2本立て続けに決めると、さらに相手サーブレシーブを乱し5連続得点を挙げ、22-14とリードを保った。最後は相手のミスがあり、25-17で第1セットを先取した。
第2セット
2セット目に入ると、エジプトの高いブロックで新井と宮浦のスパイクが阻まれた。また、エジプトのサイドからの強烈なスパイクにやられ、6-14と離される。日本は小山貴稀のBクイックや、途中から出場したキャプテン・高梨健太のパイプ攻撃などで反撃するものの点差は縮まらず、17-25で第2セットを奪われた。
第3セット
日本は新井に代わり高梨をスターティングメンバーとして起用。序盤、唯一の高校生・佐藤駿一郎のクイックが決まると、リベロ・河野亜蘭の好レシーブから仲本が巧みに決めるなどし、中盤までシーソーゲームの展開となった。2回目のテクニカルタイムアウトを16-15で迎えると、その後も相手の3枚ブロックを巧みにかわした宮浦のフェイントスパイクで得点し、19-17でリードを保った。しかし、宮浦のスパイクがブロックされ19-20と逆転を許すと、セットの最終局面では日本のスパイクミスにより22-24と先にエジプトがセットポイントを握る。日本は仲本のフェイントスパイクと相手のミスで24-24のデュースに持ち込むと、互いにエースの打ち合いとなったが、最後は相手のスパイクミスと仲本が思い切りのよいサービエースでポイントを取り、28-26で接戦をものにした。
第4セット
序盤、リズムを掴んだ日本は仲本のバックセンターからのパイプ攻撃や高梨の強打が決まり、8-4でテクニカルタイムアウトをリードして迎えた。その後、長いラリーの場面では最後に高梨のスパイクが炸裂、さらに相手エースを高梨が1人でブロックする場面もあり、16-12とリードを保った。後半にさしかかったところで、日本のスパイクミスと宮浦のスパイクがエジプトの高いブロックに阻まれ、19-18まで追い上げられた。セット終盤にはセッター・金子聖輝のサービスエースで21-18と引き離したかに見えたが、エジプトにクイックやブロックを決められ、21-20の1点差まで詰め寄られた。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、高梨が相手エースを仕留める貴重なブロックポイントと2本のスパイクでポイントし、25-23でこのセットをものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 順位表(6月24日時点)
1位: ブラジル(2勝0敗)
2位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000)
3位: 中国(1勝1敗、セット率=0.750)
4位: エジプト(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月25日(日)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦 D組
対戦相手: ブラジル
6月23日 日本×中国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
21
23
25
16
–
中国
1勝
3
25
25
22
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
3 | 25 | 17 | 28 | 25 | – |
エジプト 2敗 |
1 | 17 | 25 | 26 | 23 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いのサーブミスでゲームが開始された。日本は新井雄大、仲本賢優、宮浦健人のサイドからの攻撃を軸に中盤からエンジンがかかり、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。20点に差しかかるところで、セッター・牧山祐介を投入。サービスエースを2本立て続けに決めると、さらに相手サーブレシーブを乱し5連続得点を挙げ、22-14とリードを保った。最後は相手のミスがあり、25-17で第1セットを先取した。
第2セット
2セット目に入ると、エジプトの高いブロックで新井と宮浦のスパイクが阻まれた。また、エジプトのサイドからの強烈なスパイクにやられ、6-14と離される。日本は小山貴稀のBクイックや、途中から出場したキャプテン・高梨健太のパイプ攻撃などで反撃するものの点差は縮まらず、17-25で第2セットを奪われた。
第3セット
日本は新井に代わり高梨をスターティングメンバーとして起用。序盤、唯一の高校生・佐藤駿一郎のクイックが決まると、リベロ・河野亜蘭の好レシーブから仲本が巧みに決めるなどし、中盤までシーソーゲームの展開となった。2回目のテクニカルタイムアウトを16-15で迎えると、その後も相手の3枚ブロックを巧みにかわした宮浦のフェイントスパイクで得点し、19-17でリードを保った。しかし、宮浦のスパイクがブロックされ19-20と逆転を許すと、セットの最終局面では日本のスパイクミスにより22-24と先にエジプトがセットポイントを握る。日本は仲本のフェイントスパイクと相手のミスで24-24のデュースに持ち込むと、互いにエースの打ち合いとなったが、最後は相手のスパイクミスと仲本が思い切りのよいサービエースでポイントを取り、28-26で接戦をものにした。
第4セット
序盤、リズムを掴んだ日本は仲本のバックセンターからのパイプ攻撃や高梨の強打が決まり、8-4でテクニカルタイムアウトをリードして迎えた。その後、長いラリーの場面では最後に高梨のスパイクが炸裂、さらに相手エースを高梨が1人でブロックする場面もあり、16-12とリードを保った。後半にさしかかったところで、日本のスパイクミスと宮浦のスパイクがエジプトの高いブロックに阻まれ、19-18まで追い上げられた。セット終盤にはセッター・金子聖輝のサービスエースで21-18と引き離したかに見えたが、エジプトにクイックやブロックを決められ、21-20の1点差まで詰め寄られた。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、高梨が相手エースを仕留める貴重なブロックポイントと2本のスパイクでポイントし、25-23でこのセットをものにした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
1次リーグ戦D組 順位表(6月24日時点)
1位: ブラジル(2勝0敗)
2位: 日本(1勝1敗、セット率=1.000)
3位: 中国(1勝1敗、セット率=0.750)
4位: エジプト(0勝2敗)
【日本の次戦】
現地時間: 6月25日(日)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦 D組
対戦相手: ブラジル
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1敗 |
1 | 21 | 23 | 25 | 16 | – |
中国 1勝 |
3 | 25 | 25 | 22 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
今大会好調の宮浦健人がスパイクを決め、いいリズムでのスタートとなったが、トルコのサーブに苦しめられ6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、日本のミスが目立ち7-11とリードを許すと、徳永文利監督は悪い流れを断ち切るためにセッターを金子聖輝から牧山祐介に交代。すると、佐藤駿一郎のブロックや小山貴稀のサービスエース、さらに佐藤のクイックが決まり12-11と逆転に成功する。互いに譲らぬまま18-18で終盤に突入すると、ここから日本のペースとなり、仲本賢優の技ありのスパイク、小山のBクイックが決まり20-18とした。23、24点目を新井雄大が得点すると、最後は仲本のスパイクがブロックアウトとなり、25-21でセットを奪った。
第2セット
立ち上がりからセッターは牧山を起用。序盤から日本は新井の強烈なスパイクなどにより得点し8-4とリードする。さらにこの試合好調の仲本の活躍により、16-13で2回目のテクニカルタイムを迎える。このまま終盤を迎えたい日本であったが、トルコに打点の高い強烈なスパイクを決められると、さらに日本のクイックがブロックに捕まり17-18と逆転される。しかしリベロ・河野亜蘭の体を張った好レシーブから仲本がスパイクを決めると、新井がレフトから連続でスパイを決めて22-20。25点目は佐藤がサーブでトルコのレシーブを乱し、相手の2段トスのスパイクがミスとなり、25-22で2セット連取した。
第3セット
2セット同様に序盤は日本ペースで試合が進む。宮浦、仲本のスパイクが炸裂、佐藤のブロックも決まり8-4でテクニカルタイムアウトを迎える。宮浦のスパイクがブロックに阻まれ、サービスエースなどで4連続失点を喫すると8-9と逆転されるが、拮抗した展開から20-18と再び日本がリードする。終盤は両者譲らぬままであったが、23-23で日本に痛いサーブミスが出ると、トルコにスパイクを決められ第3セットを23-25で奪われた。
第4セット
立ち上がりから日本は仲本のスパイクや小山のブロックポイント、牧山のサービスエースにより10-5とトルコを圧倒する。さらに小山、佐藤のミドルブロッカー勢のクイックによる得点や新井のダイレクトスパイク、佐藤がチャンスボールをセッターに返し自らBクイックを決めるなど、16-13とする。ここで堀江友裕をピンチサーバーで起用すると、そのまま後衛3ローテーションで好守を見せ20-17となる。ここから両チーム最多19得点を叩き出した新井のめざましい活躍と宮浦のスパイクで得点し、25-20で第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
2次リーグ戦H組 最終順位
1位: トルコ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.061)
2位: ウクライナ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.750、得点率=1.049)
3位: 日本(2勝1敗、勝点6、セット率=1.400)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【日本の次戦】
現地時間: 7月1日(土)15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(13-16位)
対戦相手: チェコ