- 14
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FIVBワールドリーグ2017
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- 2014
RESULTS
試合結果
日本の試合結果
6月25日 日本×スロベニア ファイナル4 決勝戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
0
17
24
17
–
–
スロベニア
3
25
26
26
–
–
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
柳田将洋のサーブからスタート。狙い通りにサーブで崩し、石川祐希が切り返すなどして2-0と幸先よい出だしとなった。しかし、相手の強烈なサーブで連続エースを奪われて2-4とすぐに逆転を許す。その後も相手サーブに対応できず、5-11となるまでに計4本のエースを献上した。中盤に柳田に代えて浅野博亮、2枚替えでセッター・深津英臣、オポジット・大竹壱青を投入したが、リズムを変えられず。ラリーでも粘り負けする場面が多く、持ち味を出せないまま大差で落とした。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。このセットも、序盤は相手サーブに苦しんだ。2連続を含む3本のサービスエースを奪われて8-10とリードを許した。11-13から、山内晶大のクイック、石川の技ありのスパイクで1度は追い付いたが、ラリーを取り切れず17-20とリードされて終盤を迎えた。ここから山内のクイックで粘ると、石川のサーブで相手を崩し、ミスを誘って21-22と1点差に。相手のタイムアウトにも動じずに石川がサービスエースを奪って22-22と追い付き、デュースまで持ち込んだ。しかし、最後は柳田のスパイクが止められて連取された。
第3セット
1回目のテクニカルタイムアウトまでは6-8と競り合ったが、ラリーを取り切れない展開が続いて徐々に点差をつけられる。7-10では大竹のスパイクが止められ、9-13からは大竹、柳田が連続でブロックされた。山内、李のクイックで反撃を試みるが単発で終わり、連続得点を奪えない。最後まで状況を打開できず、日本のいいリズムを1度も作れないまま8点差をつけられてストレート負けを喫した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「選手たちは責められない。4戦連続で5セット戦っており、コンディションもよくない中でよくやってくれた」
石川祐希選手
「サーブとサーブレシーブをしっかりやらないといけない。国際試合は連戦が続くので、しっかり戦える体力を身につけないといけない」
藤井直伸選手
「最後の1つを勝ちきれなかったのは本当に悔しいけど、得られたものも多い大会だった」
ファイナル4最終順位
1位: スロベニア
2位: 日本
3位: オーストラリア
4位: オランダ
【日本の次戦】
大会: 2018男子世界選手権アジア最終予選オーストラリア大会
試合日時: 7月12日(水)17:00~(日本時間16:00~)
対戦相手: チャイニーズタイペイ
6月24日 日本×オーストラリア ファイナル4 セミファイナル
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3
23
25
25
22
18
オーストラリア
2
25
18
23
25
16
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
序盤に柳田将洋と李博のブロック、山内晶大のサービスエースでリズムを掴み、9-5とリードを奪った。しかし、相手の粘りに苦しんで差を詰められると、15-14から連続サービスエースを奪われて逆転を許した。その後は一進一退の攻防が続いたが、21-22から柳田が相手ブロックに捕まってリードを広げられ、そのまま逃げ切られた。
第2セット
第1セットは不調だったサーブが序盤から走った。2-1から柳田が3本のサービスエースを奪うなどして6-2とリードする。その後も李のサービスエース、石川祐希のブロックなどで得点を重ね、16-9と大差をつけて2度目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤には山内が2本のブロックを決めるなど、主導権を1度も渡さずにセットカウントをタイに戻した。
第3セット
6-4から石川のサーブを起点に抜け出し、8-4とリードを奪った。その後もセッター・藤井直伸がクイックを中心に攻撃を組み立てて13-8と差を広げた。しかし、ラリーを取り切れなかったり、スパイクやつなぎのミスが出たりして徐々に差を詰められた。終盤には23-21と追い上げられたが、石川と山内がスパイクを決めて逃げ切り、セットを連取した。
第4セット
9-9と競り合う展開で推移したが、大竹壱青のスパイクがアウトになって抜け出されると、石川、柳田もブロックに捕まって12-17と差を広げられた。大竹に代わって入った栗山雅史がスパイクで踏ん張り、点差を維持したまま終盤へ。19-23からワンポイントブロッカーで出場した出耒田敬がブロックポイントを挙げて食い下がったが、22-25で押し切られた。
第5セット
0-2と序盤から先行を許す苦しい展開。しかし、栗山と石川が確実にスパイクを決めて7-8と食らいつくと、石川のブロックが飛び出し8-8と同点に。9-9からまたも石川がブロックして逆転に成功した。その後、サービスエースを奪われて1度は逆転を許したが、リベロ・井手智の好ディグ(スパイクレシーブ)から柳田が決めて再逆転。デュースにもつれても集中力は切れず、栗山と石川が決めて先行し続け、最後は石川がレフトから強打をたたき込み熱戦に終始を打った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「前回はフルセットで負けたが、今回はみんなで戦った。こういう試合を勝っていくとチームとしてもまとまりが出てくる」
石川祐希選手
「アウェイでフルセットで勝てたのはすごいよかった。自信につなげたい」
栗山雅史選手
「中国戦であと1点が取れずに悔しい思いをしていたから、今日は勝てた。いいときの自分を出せていた」
【日本の次戦】
試合時間: 6月25日(日)16:10~(15:10~)
ラウンド: ファイナル4 決勝戦
対戦相手: スロベニア
6月18日 日本×中国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
5勝4敗
2
25
26
25
22
15
中国
5勝4敗
3
20
28
17
25
17
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
17日のトルコ戦と同じく柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。日本は序盤から集中力が高く、大竹壱青のサービスエースや石川祐希の強烈なバックアタックなどで10-5とリードすると、終盤は李博のセンター攻撃が効果的に決まり、危なげなく逃げ切った。
第2セット
序盤から中盤は一進一退の攻防が続いた。18-20と離されかけた終盤、柳田のサーブが光る。連続サービスエースをたたきこむなど3連続得点に導き、逆転。24-23と先にセットポイントを迎えたが中国に粘られた。最後はデュースまで持ち込まれ、競り負けた。
第3セット
1点ずつを取り合って迎えた4-5。石川のバックアタックから4連続得点し、リードを広げた。突き放したかった中盤は第2セット途中から出場した栗山雅史が活躍。サービスエースなどで11-9からの3連続得点を呼び込んだ。そのままリードを保ち、最後は4連続得点でセットを締めた。
第4セット
追いかける展開となった。11-15と離された中で、石川のアタックなどで食らいつく。16-17と1点差までは迫ったが、ここから再び失速。セットポイントを握られた21-24では深津英臣と栗山を投入したが追い付けなかった。
第5セット
中国大会で3戦連続となるフルセット対決。序盤は互いに一歩も引かず、6-6。ここから日本は4連続得点で一気にリードを広げた。13-9で栗山のサービスエースが決まり、勝利は目前。ただ、ここから暗転。中国の連続得点に徐々に会場の雰囲気も変化した。14-14に追い付かれた日本にはね返す勢いはなく、押し切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「気が緩んでしまった。1番やってはいけないことをやってしまった。クオリファイ(予選ラウンド突破)はしたけど、いい形で終わって次の週につなげたかった」
柳田将洋選手
「締めていたつもりでいたが、僕自身も、分からない緩みがあったのかなと。こういうことが2度とないようにしたい。幸い次(ファイナル4)につながるので、チームも僕自身も調整して、もう1回やっていきたい」
栗山雅史選手
「途中まではよくできていたけど、最後の最後で1点を決められなくて、本当に1点の重みを痛感した試合となった」
【グループ2 ファイナル4進出チーム】
スロベニア(予選ラウンド1位)
オランダ(同2位)
オーストラリア(開催国・同3位)
日本(同4位)
【日本の次戦】
試合時間: 6月24日(土)19:40~(日本時間18:40~)
ラウンド: ファイナル4 セミファイナル
対戦相手: オーストラリア
6月17日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
5勝3敗
3
22
25
22
25
15
トルコ
3勝5敗
2
25
12
25
19
12
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。序盤は大竹壱青のアタックなどで得点し、11-8とリードした。中盤に流れを失い12-13と逆転されると、セッターの藤井直伸に代えてキャプテンの深津英臣を起用。それでも流れを引き寄せきれず、22-22からサーブレシーブが乱れて3連続失点。22-25で第1セットを失った。
第2セット
序盤から柳田の連続サービスエースでリードする展開。相手のミスも多く、連続得点を重ねる。21-9と引き離したところで小野寺太志が今大会初出場。22-10から小野寺が初得点を決めるなど、25-12と難なく第2セットを奪った。
第3セット
中盤まで9-13とリードを許したが、雰囲気を変えたのは柳田のサーブ。5連続得点の起点となり、一気に逆転した。ただ、その勢いに乗り切れない。点の取り合いとなる中、21-19とリードしたところから4連続失点し、22-25で逃げ切られた。
第4セット
セッターを藤井に戻してスタートした。序盤は3-6と波に乗れないが、李博のセンター攻撃や柳田のサービスエースで中盤に盛り返す。互いに譲らない攻防が続き、15-16から3連続得点で逆転すると、終盤も集中力を切らさなかった。22-19からは小野寺が得点し、大竹もサービスエースを決めるなど若い世代が躍動。25-19で第4セットを取った。
第5セット
16日のオーストラリア戦に続き、最終第5セットまでもつれた。前日は追う展開となったが、この日は序盤からリード。連続失点で11-10まで迫られたが、ここから石川祐希が3連続得点。食い下がる相手を15-12で振り切った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「サーブが走りだしてから、チームとしてまとまりが出てきた。相手のミスの多さにも助けられた」
柳田将洋選手
「チームとして形を出せる部分はあった。出だしがあまり良くなかったのがまた課題として浮かび上がった」
石川祐希選手
「昨日も今日も先にセットを取られた。しっかりと反省しないといけない。5セット目は、昨日は先にいかれたけど(今日は)しっかりついていき、後半抜けることができたのでよかった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月18日(日) 19:00~(日本時間20:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: 中国
6月16日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝3敗
2
27
25
26
21
9
オーストラリア
5勝2敗
3
29
18
24
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
序盤はオーストラリアに5連続得点を許し、5-8とリードを許す。中盤に大竹壱青のアタックや山内晶大のサービスエースで4連続得点して19-18と逆転。そこからは一進一退の攻防が続き、デュースに突入したが、最後は3連続失点して27-29で競り負けた。
第2セット
7-6で大竹に代えて栗山雅史を投入。その栗山の得点などで11-7までリードを広げた。中盤以降はどちらも譲らぬ展開が続いたが、19-17から3連続得点で再び突き放し、そのまま25-18と逃げ切った。
第3セット
スタートから栗山を起用。7-6から石川祐希のブロックなどで3連続得点したが、直後にサーブで崩されて6連続失点。17-17と競った中で、試合を動かしたのは柳田将洋だった。力強いサーブでエースを奪うなど4連続得点の起点となった。食らいつくオーストラリアにデュースまで持ち込まれたが、最後は李博のアタックなどで26-24と振り切った。
第4セット
序盤から追いかける展開が続き、少しずつリードを広げられた。7-13となった場面でセッターを藤井直伸からキャプテンの深津英臣にチェンジ。この試合初出場の背番号2はコート上で仲間を鼓舞するが、点差はなかなか詰まらず21-25でオーストラリアに逃げ切られた。
第5セット
スタートから3連続失点で流れを逸した。バランスを崩しながらも柳田が得点して5-7とオーストラリアに迫ったが、そこから4連続失点。9-14でマッチポイントを握られると、最後もサーブレシーブの乱れから失点し、9-15で敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「非常にミスが多い試合だった。相手はやるべきことができ、我々はやるべきことができずに負けた」
キャプテン・深津英臣選手
「相手に負けたというより、自分たちのバレーボールができなかった」
柳田将洋選手
「自分たちの簡単なミスで危ない場面を何度も招いてしまったのが敗因だと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月17日(土) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: トルコ
6月11日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝2敗
3
25
25
25
–
–
韓国
3勝3敗
0
18
18
20
–
–
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
前日のスロベニア戦でサーブが好調だった柳田将洋がいきなりサービスエースを決めると、山内晶大、石川祐希のブロックで3-0とスタートダッシュに成功。さらに守備からの切り返しで柳田のバックアタックや李博のクイックも決まり7-3とリードを広げた。その後は藤井直伸のブロックの的を絞らせないトス回しで着実に得点を重ねると、終盤には大竹壱青のサーブを起点に柳田が連続得点、さらに石川祐希のサービスエースも決まり、25-18でセットを取った。
第2セット
このセットの立ち上がりはチョン, ジソクの連続サービスエースで韓国に走られたが、柳田のスパイクや李のブロックなどで続けざまに連続得点を挙げると11-9と逆転。さらに藤井のサーブから韓国のミスを誘い15-10とその差を広げた。中盤以降も大竹や石川のアタック、山内のサービスエースなどで韓国の追い上げをかわすと、最後は柳田のブロックで25-18とセット連取に成功した。
第3セット
パク, ジュヒョンのスパイクやブロックに手こずったものの、9-9の場面で相手のサーブミスから柳田に回ると、サービスエースを決めて11-9と逆転、流れを引き寄せた。李のブロックやクイックで着実に得点を重ねると、終盤には大竹、柳田にサービスエースが飛び出し21-17。イ, ガンウォンに連続得点を許し21-19と追い上げられたものの、ワンポイントブロッカーで投入された出耒田敬のブロックで23-19と点差を広げると、最後は大竹のブロックで25-20。今大会初のストレート勝利で高崎大会を締めくくった。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「スタートから柳田のサービスエースで、1セット目から自分たちのペースで進めることができた。自分たちのしたいことができたかな、という気がする。3連勝はできたが、相手のミスに多く助けられているし、まだまだなすべきことができていないところも多々あるので、気を引き締めて戦っていきたいと思う」
柳田将洋選手
「立ち上がりにしっかりと自分たちのバレーを展開することができたので、そこから相手にプレッシャーをかけることができた。相手のサーブにはそれほど脅威を感じなかったので、自分たちらしいバレーを展開してストレートで勝つことができた。課題はあるが、勝ちを自信につなげて中国大会もいい結果を求めて戦いたい」
李博選手
「1セット目からとてもサーブが走っていて、いいムードで集中してできていた。ブロックとレシーブの関係も非常によかったので、また継続して頑張っていきたいと思う」
石川祐希選手
「今日は自分としては全然よくなかったが、他の選手がよかったお陰で、3-0で勝つことができた。自分としては来週しっかり調整と修正をして臨みたいと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月16日(金) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールG2
対戦相手: オーストラリア
6月10日 日本×スロベニア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
25
17
25
22
17
スロベニア
4勝1敗
2
22
25
18
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
立ち上がりにクレメン・チェブリのスパイクなどで0-3と走られたが、李博のクイック、大竹壱青のスパイクなどですぐさま3-3の同点に追いついた。中盤、デヤン・ビンチッチのツーアタックなどで11-14と点差を広げられたものの、柳田将洋の連続サービスエースで14-14の同点に。終盤、李のサービスエースを含む4連続得点で21-19と逆転に成功すると、セッター・藤井直伸の強打レシーブから柳田が決めて21-19。焦りからかミスを出したスロベニアの猛追をかわし、25-22で第1セットを先取した。
第2セット
両チームともサーブが入らずポイントを献上しあう序盤となったが、スロベニアにビンチッチのスパイク、チェブリのサービスエースで連続得点を奪われ6-8と先行された。徐々に調子を取り戻したスロベニアに立て続けに連続得点を奪われると、中央からの攻撃も阻まれ12-18と引き離された。15-22で迎えた終盤、2枚替えでセッター・深津英臣とオポジット・栗山雅史を投入、さらに山内晶大に代えて出耒田敬を投入すると、栗山がスパイク、出耒田がブロックで得点をもたらしたが、中盤に開いた得点差を縮めることができず、17-25で第2セットを失った。
第3セット
前セット途中出場の出耒田をスタートから起用。序盤は両チームとも譲らず競り合いとなった。9-10以降は連続得点の奪い合いとなり、出耒田のサービスエースなどで3連続得点を挙げた日本が18-15リードに成功。その後、リベロ・鶴田大樹がクイックをレシーブするなどフロアディフェンスも機能すると、スロベニアのミスを誘い一挙6連続得点を挙げ、25-18で第3セットを奪取した。
第4セット
序盤はスロベニアに走られたものの、李の連続ブロックや途中出場の浅野博亮の得点で9-10と追い上げた。中盤は李のクイックやブロック、柳田のサービスエースなどで17-16と一歩リードしたが、チェブリに連続サービスエースを決められ17-19と再度リードを許すと、強力なサーブにレシーブを崩され思うように攻撃を組み立てられず、22-25でスロベニアに逃げ切られた。
第5セット
出だしは柳田のスパイクで3-2とするも、中盤に入るとスロベニアに柳田と大竹壱青のスパイクをシャットアウトされ、11-13と逆転を許した。13-14とあとのないところでチーム最多の19得点を叩き出した柳田が強力なサーブで連続サービスエース。15-14と逆転すると、最後は山田の連続得点で17-15。土壇場で逆転勝利を果たした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「初対戦の相手だったが、地力があるのはわかっており、苦戦するのでは、と思って臨んだ。フェイントやブロックタッチしたボールの処理をきっちりと言っていたが、そういったボールを得点に結びつけられなかったことが尾を引いた。それでも、セットを取られても連続で失うことなく、正直(最後は)柳田(将洋選手)と山田(脩造選手)のプレーに助けられたと思う」
柳田将洋選手
「高さとパワーのある相手に対して、自分たちがどう戦うかが課題だった。サーブとブロック、レシーブがうまく噛み合ない時や、それ以外でもミスが出てしまう場面があったが、今日は(それを)断ち切れたことが大きな収穫だと思う」
出耒田敬選手
「途中出場して、何を求められているかを考えてプレーした。他にも控えのメンバーが入って流れを変えることができ、そういった意味では、きちんと仕事ができたと思う。フルセットで勝つことができたので、今発展しているチームにとって、今後プラスになっていくと思う」
山田脩造選手
「石川選手が本調子ではないので、そこに入る形になったが、チャンスが巡ってきたと思い、試合に臨んだ。試合に出て勝ち切れたということは、チームにとっても僕にとってもよかったと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月11日(日) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: 韓国
6月9日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
3
25
26
25
25
–
トルコ
3勝1敗
1
15
24
27
16
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
ホームでの初戦、また中垣内監督の初陣となった日本は1セット目、柳田将洋のブロックやサーブでリズムをつかみ、相手ミスもあって一気に点差を広げると、最後は大竹壱青のスパイクで、25-15でセットを先取した。
第2セット
2セット目も中盤に山内晶大のブロックなどでリードすると、藤井直伸のトスワークで26-24と競り勝ち、勝利に王手をかけた。
第3セット
一進一退の展開から2度のマッチポイントを決め切れず、25-27でトルコにセットを奪われた。
第4セット
序盤から相手ミスが重なる展開となった。リベロ・鶴田大樹を軸としてレシーブで粘る日本を前に、集中力を欠いたトルコのスパイクがことごとくアウトとなり、主導権をつかむことに成功した。最後は柳田のスパイクが決まり、25-16でセットを奪取。日本ラウンド初戦を飾るとともに大会2勝目をあげた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「本日こうして勝てたのは私にとっても非常にうれしいこと。ビデオで見ていた限り、サイドアウトの強い相手という印象だった。立ち上がりから我々のサーブが効果的に入り、逆に彼らはサーブミスをしてくれたというところで、我々のペースで試合が進んだ。3セット目はサーブレシーブを崩されて連続失点をしたことはまだまだ発展途上の部分である。試合を通して相手のサーブミスには助けられた感がある」
柳田将洋選手
「序盤からいい立ち上がりで、トルコのミスもありいい形でセットを取ることができた。やはり3セット目を取り切れなかったところがまだまだ若さなのか、ミスが出たりして甘いところだった。明日以降も連戦になるが修正していいバレーができればいいと思う」
石川祐希選手
「スロバキアでの初戦がよくなかったので、日本ラウンドの初戦、ということは監督やブランからも言われていた。まずは勝ち切れたのはよかったかなと思う。まだミスがあるので修正して明日、明後日に臨みたい」
藤井直伸選手
「日本ラウンドの1戦目を勝ち切れたのは大きいと思うが、まだまだミスの多い試合内容だったので、その辺りを詰めていかなければこれから先の厳しい戦いを勝ち切れていかないと思うので、修正しながら残りの試合を頑張っていきたい」
【日本の次戦】
試合時間: 6月10日(土) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: スロベニア
6月4日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
17
25
25
–
オーストラリア
1勝2敗
1
18
25
21
22
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
6月3日 日本×ポルトガル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
2
21
25
25
24
9
ポルトガル
1勝1敗
3
25
19
21
26
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 17 | 24 | 17 | – | – |
スロベニア | 3 | 25 | 26 | 26 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
柳田将洋のサーブからスタート。狙い通りにサーブで崩し、石川祐希が切り返すなどして2-0と幸先よい出だしとなった。しかし、相手の強烈なサーブで連続エースを奪われて2-4とすぐに逆転を許す。その後も相手サーブに対応できず、5-11となるまでに計4本のエースを献上した。中盤に柳田に代えて浅野博亮、2枚替えでセッター・深津英臣、オポジット・大竹壱青を投入したが、リズムを変えられず。ラリーでも粘り負けする場面が多く、持ち味を出せないまま大差で落とした。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。このセットも、序盤は相手サーブに苦しんだ。2連続を含む3本のサービスエースを奪われて8-10とリードを許した。11-13から、山内晶大のクイック、石川の技ありのスパイクで1度は追い付いたが、ラリーを取り切れず17-20とリードされて終盤を迎えた。ここから山内のクイックで粘ると、石川のサーブで相手を崩し、ミスを誘って21-22と1点差に。相手のタイムアウトにも動じずに石川がサービスエースを奪って22-22と追い付き、デュースまで持ち込んだ。しかし、最後は柳田のスパイクが止められて連取された。
第3セット
1回目のテクニカルタイムアウトまでは6-8と競り合ったが、ラリーを取り切れない展開が続いて徐々に点差をつけられる。7-10では大竹のスパイクが止められ、9-13からは大竹、柳田が連続でブロックされた。山内、李のクイックで反撃を試みるが単発で終わり、連続得点を奪えない。最後まで状況を打開できず、日本のいいリズムを1度も作れないまま8点差をつけられてストレート負けを喫した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「選手たちは責められない。4戦連続で5セット戦っており、コンディションもよくない中でよくやってくれた」
石川祐希選手
「サーブとサーブレシーブをしっかりやらないといけない。国際試合は連戦が続くので、しっかり戦える体力を身につけないといけない」
藤井直伸選手
「最後の1つを勝ちきれなかったのは本当に悔しいけど、得られたものも多い大会だった」
ファイナル4最終順位
1位: スロベニア
2位: 日本
3位: オーストラリア
4位: オランダ
【日本の次戦】
大会: 2018男子世界選手権アジア最終予選オーストラリア大会
試合日時: 7月12日(水)17:00~(日本時間16:00~)
対戦相手: チャイニーズタイペイ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 23 | 25 | 25 | 22 | 18 |
オーストラリア | 2 | 25 | 18 | 23 | 25 | 16 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
序盤に柳田将洋と李博のブロック、山内晶大のサービスエースでリズムを掴み、9-5とリードを奪った。しかし、相手の粘りに苦しんで差を詰められると、15-14から連続サービスエースを奪われて逆転を許した。その後は一進一退の攻防が続いたが、21-22から柳田が相手ブロックに捕まってリードを広げられ、そのまま逃げ切られた。
第2セット
第1セットは不調だったサーブが序盤から走った。2-1から柳田が3本のサービスエースを奪うなどして6-2とリードする。その後も李のサービスエース、石川祐希のブロックなどで得点を重ね、16-9と大差をつけて2度目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤には山内が2本のブロックを決めるなど、主導権を1度も渡さずにセットカウントをタイに戻した。
第3セット
6-4から石川のサーブを起点に抜け出し、8-4とリードを奪った。その後もセッター・藤井直伸がクイックを中心に攻撃を組み立てて13-8と差を広げた。しかし、ラリーを取り切れなかったり、スパイクやつなぎのミスが出たりして徐々に差を詰められた。終盤には23-21と追い上げられたが、石川と山内がスパイクを決めて逃げ切り、セットを連取した。
第4セット
9-9と競り合う展開で推移したが、大竹壱青のスパイクがアウトになって抜け出されると、石川、柳田もブロックに捕まって12-17と差を広げられた。大竹に代わって入った栗山雅史がスパイクで踏ん張り、点差を維持したまま終盤へ。19-23からワンポイントブロッカーで出場した出耒田敬がブロックポイントを挙げて食い下がったが、22-25で押し切られた。
第5セット
0-2と序盤から先行を許す苦しい展開。しかし、栗山と石川が確実にスパイクを決めて7-8と食らいつくと、石川のブロックが飛び出し8-8と同点に。9-9からまたも石川がブロックして逆転に成功した。その後、サービスエースを奪われて1度は逆転を許したが、リベロ・井手智の好ディグ(スパイクレシーブ)から柳田が決めて再逆転。デュースにもつれても集中力は切れず、栗山と石川が決めて先行し続け、最後は石川がレフトから強打をたたき込み熱戦に終始を打った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「前回はフルセットで負けたが、今回はみんなで戦った。こういう試合を勝っていくとチームとしてもまとまりが出てくる」
石川祐希選手
「アウェイでフルセットで勝てたのはすごいよかった。自信につなげたい」
栗山雅史選手
「中国戦であと1点が取れずに悔しい思いをしていたから、今日は勝てた。いいときの自分を出せていた」
【日本の次戦】
試合時間: 6月25日(日)16:10~(15:10~)
ラウンド: ファイナル4 決勝戦
対戦相手: スロベニア
6月18日 日本×中国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
5勝4敗
2
25
26
25
22
15
中国
5勝4敗
3
20
28
17
25
17
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
17日のトルコ戦と同じく柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。日本は序盤から集中力が高く、大竹壱青のサービスエースや石川祐希の強烈なバックアタックなどで10-5とリードすると、終盤は李博のセンター攻撃が効果的に決まり、危なげなく逃げ切った。
第2セット
序盤から中盤は一進一退の攻防が続いた。18-20と離されかけた終盤、柳田のサーブが光る。連続サービスエースをたたきこむなど3連続得点に導き、逆転。24-23と先にセットポイントを迎えたが中国に粘られた。最後はデュースまで持ち込まれ、競り負けた。
第3セット
1点ずつを取り合って迎えた4-5。石川のバックアタックから4連続得点し、リードを広げた。突き放したかった中盤は第2セット途中から出場した栗山雅史が活躍。サービスエースなどで11-9からの3連続得点を呼び込んだ。そのままリードを保ち、最後は4連続得点でセットを締めた。
第4セット
追いかける展開となった。11-15と離された中で、石川のアタックなどで食らいつく。16-17と1点差までは迫ったが、ここから再び失速。セットポイントを握られた21-24では深津英臣と栗山を投入したが追い付けなかった。
第5セット
中国大会で3戦連続となるフルセット対決。序盤は互いに一歩も引かず、6-6。ここから日本は4連続得点で一気にリードを広げた。13-9で栗山のサービスエースが決まり、勝利は目前。ただ、ここから暗転。中国の連続得点に徐々に会場の雰囲気も変化した。14-14に追い付かれた日本にはね返す勢いはなく、押し切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「気が緩んでしまった。1番やってはいけないことをやってしまった。クオリファイ(予選ラウンド突破)はしたけど、いい形で終わって次の週につなげたかった」
柳田将洋選手
「締めていたつもりでいたが、僕自身も、分からない緩みがあったのかなと。こういうことが2度とないようにしたい。幸い次(ファイナル4)につながるので、チームも僕自身も調整して、もう1回やっていきたい」
栗山雅史選手
「途中まではよくできていたけど、最後の最後で1点を決められなくて、本当に1点の重みを痛感した試合となった」
【グループ2 ファイナル4進出チーム】
スロベニア(予選ラウンド1位)
オランダ(同2位)
オーストラリア(開催国・同3位)
日本(同4位)
【日本の次戦】
試合時間: 6月24日(土)19:40~(日本時間18:40~)
ラウンド: ファイナル4 セミファイナル
対戦相手: オーストラリア
6月17日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
5勝3敗
3
22
25
22
25
15
トルコ
3勝5敗
2
25
12
25
19
12
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。序盤は大竹壱青のアタックなどで得点し、11-8とリードした。中盤に流れを失い12-13と逆転されると、セッターの藤井直伸に代えてキャプテンの深津英臣を起用。それでも流れを引き寄せきれず、22-22からサーブレシーブが乱れて3連続失点。22-25で第1セットを失った。
第2セット
序盤から柳田の連続サービスエースでリードする展開。相手のミスも多く、連続得点を重ねる。21-9と引き離したところで小野寺太志が今大会初出場。22-10から小野寺が初得点を決めるなど、25-12と難なく第2セットを奪った。
第3セット
中盤まで9-13とリードを許したが、雰囲気を変えたのは柳田のサーブ。5連続得点の起点となり、一気に逆転した。ただ、その勢いに乗り切れない。点の取り合いとなる中、21-19とリードしたところから4連続失点し、22-25で逃げ切られた。
第4セット
セッターを藤井に戻してスタートした。序盤は3-6と波に乗れないが、李博のセンター攻撃や柳田のサービスエースで中盤に盛り返す。互いに譲らない攻防が続き、15-16から3連続得点で逆転すると、終盤も集中力を切らさなかった。22-19からは小野寺が得点し、大竹もサービスエースを決めるなど若い世代が躍動。25-19で第4セットを取った。
第5セット
16日のオーストラリア戦に続き、最終第5セットまでもつれた。前日は追う展開となったが、この日は序盤からリード。連続失点で11-10まで迫られたが、ここから石川祐希が3連続得点。食い下がる相手を15-12で振り切った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「サーブが走りだしてから、チームとしてまとまりが出てきた。相手のミスの多さにも助けられた」
柳田将洋選手
「チームとして形を出せる部分はあった。出だしがあまり良くなかったのがまた課題として浮かび上がった」
石川祐希選手
「昨日も今日も先にセットを取られた。しっかりと反省しないといけない。5セット目は、昨日は先にいかれたけど(今日は)しっかりついていき、後半抜けることができたのでよかった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月18日(日) 19:00~(日本時間20:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: 中国
6月16日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝3敗
2
27
25
26
21
9
オーストラリア
5勝2敗
3
29
18
24
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
序盤はオーストラリアに5連続得点を許し、5-8とリードを許す。中盤に大竹壱青のアタックや山内晶大のサービスエースで4連続得点して19-18と逆転。そこからは一進一退の攻防が続き、デュースに突入したが、最後は3連続失点して27-29で競り負けた。
第2セット
7-6で大竹に代えて栗山雅史を投入。その栗山の得点などで11-7までリードを広げた。中盤以降はどちらも譲らぬ展開が続いたが、19-17から3連続得点で再び突き放し、そのまま25-18と逃げ切った。
第3セット
スタートから栗山を起用。7-6から石川祐希のブロックなどで3連続得点したが、直後にサーブで崩されて6連続失点。17-17と競った中で、試合を動かしたのは柳田将洋だった。力強いサーブでエースを奪うなど4連続得点の起点となった。食らいつくオーストラリアにデュースまで持ち込まれたが、最後は李博のアタックなどで26-24と振り切った。
第4セット
序盤から追いかける展開が続き、少しずつリードを広げられた。7-13となった場面でセッターを藤井直伸からキャプテンの深津英臣にチェンジ。この試合初出場の背番号2はコート上で仲間を鼓舞するが、点差はなかなか詰まらず21-25でオーストラリアに逃げ切られた。
第5セット
スタートから3連続失点で流れを逸した。バランスを崩しながらも柳田が得点して5-7とオーストラリアに迫ったが、そこから4連続失点。9-14でマッチポイントを握られると、最後もサーブレシーブの乱れから失点し、9-15で敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「非常にミスが多い試合だった。相手はやるべきことができ、我々はやるべきことができずに負けた」
キャプテン・深津英臣選手
「相手に負けたというより、自分たちのバレーボールができなかった」
柳田将洋選手
「自分たちの簡単なミスで危ない場面を何度も招いてしまったのが敗因だと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月17日(土) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: トルコ
6月11日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝2敗
3
25
25
25
–
–
韓国
3勝3敗
0
18
18
20
–
–
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
前日のスロベニア戦でサーブが好調だった柳田将洋がいきなりサービスエースを決めると、山内晶大、石川祐希のブロックで3-0とスタートダッシュに成功。さらに守備からの切り返しで柳田のバックアタックや李博のクイックも決まり7-3とリードを広げた。その後は藤井直伸のブロックの的を絞らせないトス回しで着実に得点を重ねると、終盤には大竹壱青のサーブを起点に柳田が連続得点、さらに石川祐希のサービスエースも決まり、25-18でセットを取った。
第2セット
このセットの立ち上がりはチョン, ジソクの連続サービスエースで韓国に走られたが、柳田のスパイクや李のブロックなどで続けざまに連続得点を挙げると11-9と逆転。さらに藤井のサーブから韓国のミスを誘い15-10とその差を広げた。中盤以降も大竹や石川のアタック、山内のサービスエースなどで韓国の追い上げをかわすと、最後は柳田のブロックで25-18とセット連取に成功した。
第3セット
パク, ジュヒョンのスパイクやブロックに手こずったものの、9-9の場面で相手のサーブミスから柳田に回ると、サービスエースを決めて11-9と逆転、流れを引き寄せた。李のブロックやクイックで着実に得点を重ねると、終盤には大竹、柳田にサービスエースが飛び出し21-17。イ, ガンウォンに連続得点を許し21-19と追い上げられたものの、ワンポイントブロッカーで投入された出耒田敬のブロックで23-19と点差を広げると、最後は大竹のブロックで25-20。今大会初のストレート勝利で高崎大会を締めくくった。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「スタートから柳田のサービスエースで、1セット目から自分たちのペースで進めることができた。自分たちのしたいことができたかな、という気がする。3連勝はできたが、相手のミスに多く助けられているし、まだまだなすべきことができていないところも多々あるので、気を引き締めて戦っていきたいと思う」
柳田将洋選手
「立ち上がりにしっかりと自分たちのバレーを展開することができたので、そこから相手にプレッシャーをかけることができた。相手のサーブにはそれほど脅威を感じなかったので、自分たちらしいバレーを展開してストレートで勝つことができた。課題はあるが、勝ちを自信につなげて中国大会もいい結果を求めて戦いたい」
李博選手
「1セット目からとてもサーブが走っていて、いいムードで集中してできていた。ブロックとレシーブの関係も非常によかったので、また継続して頑張っていきたいと思う」
石川祐希選手
「今日は自分としては全然よくなかったが、他の選手がよかったお陰で、3-0で勝つことができた。自分としては来週しっかり調整と修正をして臨みたいと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月16日(金) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールG2
対戦相手: オーストラリア
6月10日 日本×スロベニア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
25
17
25
22
17
スロベニア
4勝1敗
2
22
25
18
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
立ち上がりにクレメン・チェブリのスパイクなどで0-3と走られたが、李博のクイック、大竹壱青のスパイクなどですぐさま3-3の同点に追いついた。中盤、デヤン・ビンチッチのツーアタックなどで11-14と点差を広げられたものの、柳田将洋の連続サービスエースで14-14の同点に。終盤、李のサービスエースを含む4連続得点で21-19と逆転に成功すると、セッター・藤井直伸の強打レシーブから柳田が決めて21-19。焦りからかミスを出したスロベニアの猛追をかわし、25-22で第1セットを先取した。
第2セット
両チームともサーブが入らずポイントを献上しあう序盤となったが、スロベニアにビンチッチのスパイク、チェブリのサービスエースで連続得点を奪われ6-8と先行された。徐々に調子を取り戻したスロベニアに立て続けに連続得点を奪われると、中央からの攻撃も阻まれ12-18と引き離された。15-22で迎えた終盤、2枚替えでセッター・深津英臣とオポジット・栗山雅史を投入、さらに山内晶大に代えて出耒田敬を投入すると、栗山がスパイク、出耒田がブロックで得点をもたらしたが、中盤に開いた得点差を縮めることができず、17-25で第2セットを失った。
第3セット
前セット途中出場の出耒田をスタートから起用。序盤は両チームとも譲らず競り合いとなった。9-10以降は連続得点の奪い合いとなり、出耒田のサービスエースなどで3連続得点を挙げた日本が18-15リードに成功。その後、リベロ・鶴田大樹がクイックをレシーブするなどフロアディフェンスも機能すると、スロベニアのミスを誘い一挙6連続得点を挙げ、25-18で第3セットを奪取した。
第4セット
序盤はスロベニアに走られたものの、李の連続ブロックや途中出場の浅野博亮の得点で9-10と追い上げた。中盤は李のクイックやブロック、柳田のサービスエースなどで17-16と一歩リードしたが、チェブリに連続サービスエースを決められ17-19と再度リードを許すと、強力なサーブにレシーブを崩され思うように攻撃を組み立てられず、22-25でスロベニアに逃げ切られた。
第5セット
出だしは柳田のスパイクで3-2とするも、中盤に入るとスロベニアに柳田と大竹壱青のスパイクをシャットアウトされ、11-13と逆転を許した。13-14とあとのないところでチーム最多の19得点を叩き出した柳田が強力なサーブで連続サービスエース。15-14と逆転すると、最後は山田の連続得点で17-15。土壇場で逆転勝利を果たした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「初対戦の相手だったが、地力があるのはわかっており、苦戦するのでは、と思って臨んだ。フェイントやブロックタッチしたボールの処理をきっちりと言っていたが、そういったボールを得点に結びつけられなかったことが尾を引いた。それでも、セットを取られても連続で失うことなく、正直(最後は)柳田(将洋選手)と山田(脩造選手)のプレーに助けられたと思う」
柳田将洋選手
「高さとパワーのある相手に対して、自分たちがどう戦うかが課題だった。サーブとブロック、レシーブがうまく噛み合ない時や、それ以外でもミスが出てしまう場面があったが、今日は(それを)断ち切れたことが大きな収穫だと思う」
出耒田敬選手
「途中出場して、何を求められているかを考えてプレーした。他にも控えのメンバーが入って流れを変えることができ、そういった意味では、きちんと仕事ができたと思う。フルセットで勝つことができたので、今発展しているチームにとって、今後プラスになっていくと思う」
山田脩造選手
「石川選手が本調子ではないので、そこに入る形になったが、チャンスが巡ってきたと思い、試合に臨んだ。試合に出て勝ち切れたということは、チームにとっても僕にとってもよかったと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月11日(日) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: 韓国
6月9日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
3
25
26
25
25
–
トルコ
3勝1敗
1
15
24
27
16
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
ホームでの初戦、また中垣内監督の初陣となった日本は1セット目、柳田将洋のブロックやサーブでリズムをつかみ、相手ミスもあって一気に点差を広げると、最後は大竹壱青のスパイクで、25-15でセットを先取した。
第2セット
2セット目も中盤に山内晶大のブロックなどでリードすると、藤井直伸のトスワークで26-24と競り勝ち、勝利に王手をかけた。
第3セット
一進一退の展開から2度のマッチポイントを決め切れず、25-27でトルコにセットを奪われた。
第4セット
序盤から相手ミスが重なる展開となった。リベロ・鶴田大樹を軸としてレシーブで粘る日本を前に、集中力を欠いたトルコのスパイクがことごとくアウトとなり、主導権をつかむことに成功した。最後は柳田のスパイクが決まり、25-16でセットを奪取。日本ラウンド初戦を飾るとともに大会2勝目をあげた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「本日こうして勝てたのは私にとっても非常にうれしいこと。ビデオで見ていた限り、サイドアウトの強い相手という印象だった。立ち上がりから我々のサーブが効果的に入り、逆に彼らはサーブミスをしてくれたというところで、我々のペースで試合が進んだ。3セット目はサーブレシーブを崩されて連続失点をしたことはまだまだ発展途上の部分である。試合を通して相手のサーブミスには助けられた感がある」
柳田将洋選手
「序盤からいい立ち上がりで、トルコのミスもありいい形でセットを取ることができた。やはり3セット目を取り切れなかったところがまだまだ若さなのか、ミスが出たりして甘いところだった。明日以降も連戦になるが修正していいバレーができればいいと思う」
石川祐希選手
「スロバキアでの初戦がよくなかったので、日本ラウンドの初戦、ということは監督やブランからも言われていた。まずは勝ち切れたのはよかったかなと思う。まだミスがあるので修正して明日、明後日に臨みたい」
藤井直伸選手
「日本ラウンドの1戦目を勝ち切れたのは大きいと思うが、まだまだミスの多い試合内容だったので、その辺りを詰めていかなければこれから先の厳しい戦いを勝ち切れていかないと思うので、修正しながら残りの試合を頑張っていきたい」
【日本の次戦】
試合時間: 6月10日(土) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: スロベニア
6月4日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
17
25
25
–
オーストラリア
1勝2敗
1
18
25
21
22
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
6月3日 日本×ポルトガル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
2
21
25
25
24
9
ポルトガル
1勝1敗
3
25
19
21
26
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 5勝4敗 |
2 | 25 | 26 | 25 | 22 | 15 |
中国 5勝4敗 |
3 | 20 | 28 | 17 | 25 | 17 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
17日のトルコ戦と同じく柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。日本は序盤から集中力が高く、大竹壱青のサービスエースや石川祐希の強烈なバックアタックなどで10-5とリードすると、終盤は李博のセンター攻撃が効果的に決まり、危なげなく逃げ切った。
第2セット
序盤から中盤は一進一退の攻防が続いた。18-20と離されかけた終盤、柳田のサーブが光る。連続サービスエースをたたきこむなど3連続得点に導き、逆転。24-23と先にセットポイントを迎えたが中国に粘られた。最後はデュースまで持ち込まれ、競り負けた。
第3セット
1点ずつを取り合って迎えた4-5。石川のバックアタックから4連続得点し、リードを広げた。突き放したかった中盤は第2セット途中から出場した栗山雅史が活躍。サービスエースなどで11-9からの3連続得点を呼び込んだ。そのままリードを保ち、最後は4連続得点でセットを締めた。
第4セット
追いかける展開となった。11-15と離された中で、石川のアタックなどで食らいつく。16-17と1点差までは迫ったが、ここから再び失速。セットポイントを握られた21-24では深津英臣と栗山を投入したが追い付けなかった。
第5セット
中国大会で3戦連続となるフルセット対決。序盤は互いに一歩も引かず、6-6。ここから日本は4連続得点で一気にリードを広げた。13-9で栗山のサービスエースが決まり、勝利は目前。ただ、ここから暗転。中国の連続得点に徐々に会場の雰囲気も変化した。14-14に追い付かれた日本にはね返す勢いはなく、押し切られた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「気が緩んでしまった。1番やってはいけないことをやってしまった。クオリファイ(予選ラウンド突破)はしたけど、いい形で終わって次の週につなげたかった」
柳田将洋選手
「締めていたつもりでいたが、僕自身も、分からない緩みがあったのかなと。こういうことが2度とないようにしたい。幸い次(ファイナル4)につながるので、チームも僕自身も調整して、もう1回やっていきたい」
栗山雅史選手
「途中まではよくできていたけど、最後の最後で1点を決められなくて、本当に1点の重みを痛感した試合となった」
【グループ2 ファイナル4進出チーム】
スロベニア(予選ラウンド1位)
オランダ(同2位)
オーストラリア(開催国・同3位)
日本(同4位)
【日本の次戦】
試合時間: 6月24日(土)19:40~(日本時間18:40~)
ラウンド: ファイナル4 セミファイナル
対戦相手: オーストラリア
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 5勝3敗 |
3 | 22 | 25 | 22 | 25 | 15 |
トルコ 3勝5敗 |
2 | 25 | 12 | 25 | 19 | 12 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。序盤は大竹壱青のアタックなどで得点し、11-8とリードした。中盤に流れを失い12-13と逆転されると、セッターの藤井直伸に代えてキャプテンの深津英臣を起用。それでも流れを引き寄せきれず、22-22からサーブレシーブが乱れて3連続失点。22-25で第1セットを失った。
第2セット
序盤から柳田の連続サービスエースでリードする展開。相手のミスも多く、連続得点を重ねる。21-9と引き離したところで小野寺太志が今大会初出場。22-10から小野寺が初得点を決めるなど、25-12と難なく第2セットを奪った。
第3セット
中盤まで9-13とリードを許したが、雰囲気を変えたのは柳田のサーブ。5連続得点の起点となり、一気に逆転した。ただ、その勢いに乗り切れない。点の取り合いとなる中、21-19とリードしたところから4連続失点し、22-25で逃げ切られた。
第4セット
セッターを藤井に戻してスタートした。序盤は3-6と波に乗れないが、李博のセンター攻撃や柳田のサービスエースで中盤に盛り返す。互いに譲らない攻防が続き、15-16から3連続得点で逆転すると、終盤も集中力を切らさなかった。22-19からは小野寺が得点し、大竹もサービスエースを決めるなど若い世代が躍動。25-19で第4セットを取った。
第5セット
16日のオーストラリア戦に続き、最終第5セットまでもつれた。前日は追う展開となったが、この日は序盤からリード。連続失点で11-10まで迫られたが、ここから石川祐希が3連続得点。食い下がる相手を15-12で振り切った。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「サーブが走りだしてから、チームとしてまとまりが出てきた。相手のミスの多さにも助けられた」
柳田将洋選手
「チームとして形を出せる部分はあった。出だしがあまり良くなかったのがまた課題として浮かび上がった」
石川祐希選手
「昨日も今日も先にセットを取られた。しっかりと反省しないといけない。5セット目は、昨日は先にいかれたけど(今日は)しっかりついていき、後半抜けることができたのでよかった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月18日(日) 19:00~(日本時間20:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: 中国
6月16日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝3敗
2
27
25
26
21
9
オーストラリア
5勝2敗
3
29
18
24
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
序盤はオーストラリアに5連続得点を許し、5-8とリードを許す。中盤に大竹壱青のアタックや山内晶大のサービスエースで4連続得点して19-18と逆転。そこからは一進一退の攻防が続き、デュースに突入したが、最後は3連続失点して27-29で競り負けた。
第2セット
7-6で大竹に代えて栗山雅史を投入。その栗山の得点などで11-7までリードを広げた。中盤以降はどちらも譲らぬ展開が続いたが、19-17から3連続得点で再び突き放し、そのまま25-18と逃げ切った。
第3セット
スタートから栗山を起用。7-6から石川祐希のブロックなどで3連続得点したが、直後にサーブで崩されて6連続失点。17-17と競った中で、試合を動かしたのは柳田将洋だった。力強いサーブでエースを奪うなど4連続得点の起点となった。食らいつくオーストラリアにデュースまで持ち込まれたが、最後は李博のアタックなどで26-24と振り切った。
第4セット
序盤から追いかける展開が続き、少しずつリードを広げられた。7-13となった場面でセッターを藤井直伸からキャプテンの深津英臣にチェンジ。この試合初出場の背番号2はコート上で仲間を鼓舞するが、点差はなかなか詰まらず21-25でオーストラリアに逃げ切られた。
第5セット
スタートから3連続失点で流れを逸した。バランスを崩しながらも柳田が得点して5-7とオーストラリアに迫ったが、そこから4連続失点。9-14でマッチポイントを握られると、最後もサーブレシーブの乱れから失点し、9-15で敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「非常にミスが多い試合だった。相手はやるべきことができ、我々はやるべきことができずに負けた」
キャプテン・深津英臣選手
「相手に負けたというより、自分たちのバレーボールができなかった」
柳田将洋選手
「自分たちの簡単なミスで危ない場面を何度も招いてしまったのが敗因だと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月17日(土) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: トルコ
6月11日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
4勝2敗
3
25
25
25
–
–
韓国
3勝3敗
0
18
18
20
–
–
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
前日のスロベニア戦でサーブが好調だった柳田将洋がいきなりサービスエースを決めると、山内晶大、石川祐希のブロックで3-0とスタートダッシュに成功。さらに守備からの切り返しで柳田のバックアタックや李博のクイックも決まり7-3とリードを広げた。その後は藤井直伸のブロックの的を絞らせないトス回しで着実に得点を重ねると、終盤には大竹壱青のサーブを起点に柳田が連続得点、さらに石川祐希のサービスエースも決まり、25-18でセットを取った。
第2セット
このセットの立ち上がりはチョン, ジソクの連続サービスエースで韓国に走られたが、柳田のスパイクや李のブロックなどで続けざまに連続得点を挙げると11-9と逆転。さらに藤井のサーブから韓国のミスを誘い15-10とその差を広げた。中盤以降も大竹や石川のアタック、山内のサービスエースなどで韓国の追い上げをかわすと、最後は柳田のブロックで25-18とセット連取に成功した。
第3セット
パク, ジュヒョンのスパイクやブロックに手こずったものの、9-9の場面で相手のサーブミスから柳田に回ると、サービスエースを決めて11-9と逆転、流れを引き寄せた。李のブロックやクイックで着実に得点を重ねると、終盤には大竹、柳田にサービスエースが飛び出し21-17。イ, ガンウォンに連続得点を許し21-19と追い上げられたものの、ワンポイントブロッカーで投入された出耒田敬のブロックで23-19と点差を広げると、最後は大竹のブロックで25-20。今大会初のストレート勝利で高崎大会を締めくくった。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「スタートから柳田のサービスエースで、1セット目から自分たちのペースで進めることができた。自分たちのしたいことができたかな、という気がする。3連勝はできたが、相手のミスに多く助けられているし、まだまだなすべきことができていないところも多々あるので、気を引き締めて戦っていきたいと思う」
柳田将洋選手
「立ち上がりにしっかりと自分たちのバレーを展開することができたので、そこから相手にプレッシャーをかけることができた。相手のサーブにはそれほど脅威を感じなかったので、自分たちらしいバレーを展開してストレートで勝つことができた。課題はあるが、勝ちを自信につなげて中国大会もいい結果を求めて戦いたい」
李博選手
「1セット目からとてもサーブが走っていて、いいムードで集中してできていた。ブロックとレシーブの関係も非常によかったので、また継続して頑張っていきたいと思う」
石川祐希選手
「今日は自分としては全然よくなかったが、他の選手がよかったお陰で、3-0で勝つことができた。自分としては来週しっかり調整と修正をして臨みたいと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月16日(金) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールG2
対戦相手: オーストラリア
6月10日 日本×スロベニア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
25
17
25
22
17
スロベニア
4勝1敗
2
22
25
18
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
立ち上がりにクレメン・チェブリのスパイクなどで0-3と走られたが、李博のクイック、大竹壱青のスパイクなどですぐさま3-3の同点に追いついた。中盤、デヤン・ビンチッチのツーアタックなどで11-14と点差を広げられたものの、柳田将洋の連続サービスエースで14-14の同点に。終盤、李のサービスエースを含む4連続得点で21-19と逆転に成功すると、セッター・藤井直伸の強打レシーブから柳田が決めて21-19。焦りからかミスを出したスロベニアの猛追をかわし、25-22で第1セットを先取した。
第2セット
両チームともサーブが入らずポイントを献上しあう序盤となったが、スロベニアにビンチッチのスパイク、チェブリのサービスエースで連続得点を奪われ6-8と先行された。徐々に調子を取り戻したスロベニアに立て続けに連続得点を奪われると、中央からの攻撃も阻まれ12-18と引き離された。15-22で迎えた終盤、2枚替えでセッター・深津英臣とオポジット・栗山雅史を投入、さらに山内晶大に代えて出耒田敬を投入すると、栗山がスパイク、出耒田がブロックで得点をもたらしたが、中盤に開いた得点差を縮めることができず、17-25で第2セットを失った。
第3セット
前セット途中出場の出耒田をスタートから起用。序盤は両チームとも譲らず競り合いとなった。9-10以降は連続得点の奪い合いとなり、出耒田のサービスエースなどで3連続得点を挙げた日本が18-15リードに成功。その後、リベロ・鶴田大樹がクイックをレシーブするなどフロアディフェンスも機能すると、スロベニアのミスを誘い一挙6連続得点を挙げ、25-18で第3セットを奪取した。
第4セット
序盤はスロベニアに走られたものの、李の連続ブロックや途中出場の浅野博亮の得点で9-10と追い上げた。中盤は李のクイックやブロック、柳田のサービスエースなどで17-16と一歩リードしたが、チェブリに連続サービスエースを決められ17-19と再度リードを許すと、強力なサーブにレシーブを崩され思うように攻撃を組み立てられず、22-25でスロベニアに逃げ切られた。
第5セット
出だしは柳田のスパイクで3-2とするも、中盤に入るとスロベニアに柳田と大竹壱青のスパイクをシャットアウトされ、11-13と逆転を許した。13-14とあとのないところでチーム最多の19得点を叩き出した柳田が強力なサーブで連続サービスエース。15-14と逆転すると、最後は山田の連続得点で17-15。土壇場で逆転勝利を果たした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
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P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「初対戦の相手だったが、地力があるのはわかっており、苦戦するのでは、と思って臨んだ。フェイントやブロックタッチしたボールの処理をきっちりと言っていたが、そういったボールを得点に結びつけられなかったことが尾を引いた。それでも、セットを取られても連続で失うことなく、正直(最後は)柳田(将洋選手)と山田(脩造選手)のプレーに助けられたと思う」
柳田将洋選手
「高さとパワーのある相手に対して、自分たちがどう戦うかが課題だった。サーブとブロック、レシーブがうまく噛み合ない時や、それ以外でもミスが出てしまう場面があったが、今日は(それを)断ち切れたことが大きな収穫だと思う」
出耒田敬選手
「途中出場して、何を求められているかを考えてプレーした。他にも控えのメンバーが入って流れを変えることができ、そういった意味では、きちんと仕事ができたと思う。フルセットで勝つことができたので、今発展しているチームにとって、今後プラスになっていくと思う」
山田脩造選手
「石川選手が本調子ではないので、そこに入る形になったが、チャンスが巡ってきたと思い、試合に臨んだ。試合に出て勝ち切れたということは、チームにとっても僕にとってもよかったと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月11日(日) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: 韓国
6月9日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
3
25
26
25
25
–
トルコ
3勝1敗
1
15
24
27
16
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
ホームでの初戦、また中垣内監督の初陣となった日本は1セット目、柳田将洋のブロックやサーブでリズムをつかみ、相手ミスもあって一気に点差を広げると、最後は大竹壱青のスパイクで、25-15でセットを先取した。
第2セット
2セット目も中盤に山内晶大のブロックなどでリードすると、藤井直伸のトスワークで26-24と競り勝ち、勝利に王手をかけた。
第3セット
一進一退の展開から2度のマッチポイントを決め切れず、25-27でトルコにセットを奪われた。
第4セット
序盤から相手ミスが重なる展開となった。リベロ・鶴田大樹を軸としてレシーブで粘る日本を前に、集中力を欠いたトルコのスパイクがことごとくアウトとなり、主導権をつかむことに成功した。最後は柳田のスパイクが決まり、25-16でセットを奪取。日本ラウンド初戦を飾るとともに大会2勝目をあげた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「本日こうして勝てたのは私にとっても非常にうれしいこと。ビデオで見ていた限り、サイドアウトの強い相手という印象だった。立ち上がりから我々のサーブが効果的に入り、逆に彼らはサーブミスをしてくれたというところで、我々のペースで試合が進んだ。3セット目はサーブレシーブを崩されて連続失点をしたことはまだまだ発展途上の部分である。試合を通して相手のサーブミスには助けられた感がある」
柳田将洋選手
「序盤からいい立ち上がりで、トルコのミスもありいい形でセットを取ることができた。やはり3セット目を取り切れなかったところがまだまだ若さなのか、ミスが出たりして甘いところだった。明日以降も連戦になるが修正していいバレーができればいいと思う」
石川祐希選手
「スロバキアでの初戦がよくなかったので、日本ラウンドの初戦、ということは監督やブランからも言われていた。まずは勝ち切れたのはよかったかなと思う。まだミスがあるので修正して明日、明後日に臨みたい」
藤井直伸選手
「日本ラウンドの1戦目を勝ち切れたのは大きいと思うが、まだまだミスの多い試合内容だったので、その辺りを詰めていかなければこれから先の厳しい戦いを勝ち切れていかないと思うので、修正しながら残りの試合を頑張っていきたい」
【日本の次戦】
試合時間: 6月10日(土) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: スロベニア
6月4日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
17
25
25
–
オーストラリア
1勝2敗
1
18
25
21
22
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
6月3日 日本×ポルトガル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
2
21
25
25
24
9
ポルトガル
1勝1敗
3
25
19
21
26
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 4勝3敗 |
2 | 27 | 25 | 26 | 21 | 9 |
オーストラリア 5勝2敗 |
3 | 29 | 18 | 24 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
序盤はオーストラリアに5連続得点を許し、5-8とリードを許す。中盤に大竹壱青のアタックや山内晶大のサービスエースで4連続得点して19-18と逆転。そこからは一進一退の攻防が続き、デュースに突入したが、最後は3連続失点して27-29で競り負けた。
第2セット
7-6で大竹に代えて栗山雅史を投入。その栗山の得点などで11-7までリードを広げた。中盤以降はどちらも譲らぬ展開が続いたが、19-17から3連続得点で再び突き放し、そのまま25-18と逃げ切った。
第3セット
スタートから栗山を起用。7-6から石川祐希のブロックなどで3連続得点したが、直後にサーブで崩されて6連続失点。17-17と競った中で、試合を動かしたのは柳田将洋だった。力強いサーブでエースを奪うなど4連続得点の起点となった。食らいつくオーストラリアにデュースまで持ち込まれたが、最後は李博のアタックなどで26-24と振り切った。
第4セット
序盤から追いかける展開が続き、少しずつリードを広げられた。7-13となった場面でセッターを藤井直伸からキャプテンの深津英臣にチェンジ。この試合初出場の背番号2はコート上で仲間を鼓舞するが、点差はなかなか詰まらず21-25でオーストラリアに逃げ切られた。
第5セット
スタートから3連続失点で流れを逸した。バランスを崩しながらも柳田が得点して5-7とオーストラリアに迫ったが、そこから4連続失点。9-14でマッチポイントを握られると、最後もサーブレシーブの乱れから失点し、9-15で敗れた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「非常にミスが多い試合だった。相手はやるべきことができ、我々はやるべきことができずに負けた」
キャプテン・深津英臣選手
「相手に負けたというより、自分たちのバレーボールができなかった」
柳田将洋選手
「自分たちの簡単なミスで危ない場面を何度も招いてしまったのが敗因だと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月17日(土) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第3週プールG2
対戦相手: トルコ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 4勝2敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
韓国 3勝3敗 |
0 | 18 | 18 | 20 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
前日のスロベニア戦でサーブが好調だった柳田将洋がいきなりサービスエースを決めると、山内晶大、石川祐希のブロックで3-0とスタートダッシュに成功。さらに守備からの切り返しで柳田のバックアタックや李博のクイックも決まり7-3とリードを広げた。その後は藤井直伸のブロックの的を絞らせないトス回しで着実に得点を重ねると、終盤には大竹壱青のサーブを起点に柳田が連続得点、さらに石川祐希のサービスエースも決まり、25-18でセットを取った。
第2セット
このセットの立ち上がりはチョン, ジソクの連続サービスエースで韓国に走られたが、柳田のスパイクや李のブロックなどで続けざまに連続得点を挙げると11-9と逆転。さらに藤井のサーブから韓国のミスを誘い15-10とその差を広げた。中盤以降も大竹や石川のアタック、山内のサービスエースなどで韓国の追い上げをかわすと、最後は柳田のブロックで25-18とセット連取に成功した。
第3セット
パク, ジュヒョンのスパイクやブロックに手こずったものの、9-9の場面で相手のサーブミスから柳田に回ると、サービスエースを決めて11-9と逆転、流れを引き寄せた。李のブロックやクイックで着実に得点を重ねると、終盤には大竹、柳田にサービスエースが飛び出し21-17。イ, ガンウォンに連続得点を許し21-19と追い上げられたものの、ワンポイントブロッカーで投入された出耒田敬のブロックで23-19と点差を広げると、最後は大竹のブロックで25-20。今大会初のストレート勝利で高崎大会を締めくくった。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「スタートから柳田のサービスエースで、1セット目から自分たちのペースで進めることができた。自分たちのしたいことができたかな、という気がする。3連勝はできたが、相手のミスに多く助けられているし、まだまだなすべきことができていないところも多々あるので、気を引き締めて戦っていきたいと思う」
柳田将洋選手
「立ち上がりにしっかりと自分たちのバレーを展開することができたので、そこから相手にプレッシャーをかけることができた。相手のサーブにはそれほど脅威を感じなかったので、自分たちらしいバレーを展開してストレートで勝つことができた。課題はあるが、勝ちを自信につなげて中国大会もいい結果を求めて戦いたい」
李博選手
「1セット目からとてもサーブが走っていて、いいムードで集中してできていた。ブロックとレシーブの関係も非常によかったので、また継続して頑張っていきたいと思う」
石川祐希選手
「今日は自分としては全然よくなかったが、他の選手がよかったお陰で、3-0で勝つことができた。自分としては来週しっかり調整と修正をして臨みたいと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月16日(金) 15:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールG2
対戦相手: オーストラリア
6月10日 日本×スロベニア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝2敗
3
25
17
25
22
17
スロベニア
4勝1敗
2
22
25
18
25
15
【第1セットのスタメン】
-
-
第1セット
立ち上がりにクレメン・チェブリのスパイクなどで0-3と走られたが、李博のクイック、大竹壱青のスパイクなどですぐさま3-3の同点に追いついた。中盤、デヤン・ビンチッチのツーアタックなどで11-14と点差を広げられたものの、柳田将洋の連続サービスエースで14-14の同点に。終盤、李のサービスエースを含む4連続得点で21-19と逆転に成功すると、セッター・藤井直伸の強打レシーブから柳田が決めて21-19。焦りからかミスを出したスロベニアの猛追をかわし、25-22で第1セットを先取した。
第2セット
両チームともサーブが入らずポイントを献上しあう序盤となったが、スロベニアにビンチッチのスパイク、チェブリのサービスエースで連続得点を奪われ6-8と先行された。徐々に調子を取り戻したスロベニアに立て続けに連続得点を奪われると、中央からの攻撃も阻まれ12-18と引き離された。15-22で迎えた終盤、2枚替えでセッター・深津英臣とオポジット・栗山雅史を投入、さらに山内晶大に代えて出耒田敬を投入すると、栗山がスパイク、出耒田がブロックで得点をもたらしたが、中盤に開いた得点差を縮めることができず、17-25で第2セットを失った。
第3セット
前セット途中出場の出耒田をスタートから起用。序盤は両チームとも譲らず競り合いとなった。9-10以降は連続得点の奪い合いとなり、出耒田のサービスエースなどで3連続得点を挙げた日本が18-15リードに成功。その後、リベロ・鶴田大樹がクイックをレシーブするなどフロアディフェンスも機能すると、スロベニアのミスを誘い一挙6連続得点を挙げ、25-18で第3セットを奪取した。
第4セット
序盤はスロベニアに走られたものの、李の連続ブロックや途中出場の浅野博亮の得点で9-10と追い上げた。中盤は李のクイックやブロック、柳田のサービスエースなどで17-16と一歩リードしたが、チェブリに連続サービスエースを決められ17-19と再度リードを許すと、強力なサーブにレシーブを崩され思うように攻撃を組み立てられず、22-25でスロベニアに逃げ切られた。
第5セット
出だしは柳田のスパイクで3-2とするも、中盤に入るとスロベニアに柳田と大竹壱青のスパイクをシャットアウトされ、11-13と逆転を許した。13-14とあとのないところでチーム最多の19得点を叩き出した柳田が強力なサーブで連続サービスエース。15-14と逆転すると、最後は山田の連続得点で17-15。土壇場で逆転勝利を果たした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「初対戦の相手だったが、地力があるのはわかっており、苦戦するのでは、と思って臨んだ。フェイントやブロックタッチしたボールの処理をきっちりと言っていたが、そういったボールを得点に結びつけられなかったことが尾を引いた。それでも、セットを取られても連続で失うことなく、正直(最後は)柳田(将洋選手)と山田(脩造選手)のプレーに助けられたと思う」
柳田将洋選手
「高さとパワーのある相手に対して、自分たちがどう戦うかが課題だった。サーブとブロック、レシーブがうまく噛み合ない時や、それ以外でもミスが出てしまう場面があったが、今日は(それを)断ち切れたことが大きな収穫だと思う」
出耒田敬選手
「途中出場して、何を求められているかを考えてプレーした。他にも控えのメンバーが入って流れを変えることができ、そういった意味では、きちんと仕事ができたと思う。フルセットで勝つことができたので、今発展しているチームにとって、今後プラスになっていくと思う」
山田脩造選手
「石川選手が本調子ではないので、そこに入る形になったが、チャンスが巡ってきたと思い、試合に臨んだ。試合に出て勝ち切れたということは、チームにとっても僕にとってもよかったと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月11日(日) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: 韓国
6月9日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝2敗
3
25
26
25
25
–
トルコ
3勝1敗
1
15
24
27
16
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
ホームでの初戦、また中垣内監督の初陣となった日本は1セット目、柳田将洋のブロックやサーブでリズムをつかみ、相手ミスもあって一気に点差を広げると、最後は大竹壱青のスパイクで、25-15でセットを先取した。
第2セット
2セット目も中盤に山内晶大のブロックなどでリードすると、藤井直伸のトスワークで26-24と競り勝ち、勝利に王手をかけた。
第3セット
一進一退の展開から2度のマッチポイントを決め切れず、25-27でトルコにセットを奪われた。
第4セット
序盤から相手ミスが重なる展開となった。リベロ・鶴田大樹を軸としてレシーブで粘る日本を前に、集中力を欠いたトルコのスパイクがことごとくアウトとなり、主導権をつかむことに成功した。最後は柳田のスパイクが決まり、25-16でセットを奪取。日本ラウンド初戦を飾るとともに大会2勝目をあげた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「本日こうして勝てたのは私にとっても非常にうれしいこと。ビデオで見ていた限り、サイドアウトの強い相手という印象だった。立ち上がりから我々のサーブが効果的に入り、逆に彼らはサーブミスをしてくれたというところで、我々のペースで試合が進んだ。3セット目はサーブレシーブを崩されて連続失点をしたことはまだまだ発展途上の部分である。試合を通して相手のサーブミスには助けられた感がある」
柳田将洋選手
「序盤からいい立ち上がりで、トルコのミスもありいい形でセットを取ることができた。やはり3セット目を取り切れなかったところがまだまだ若さなのか、ミスが出たりして甘いところだった。明日以降も連戦になるが修正していいバレーができればいいと思う」
石川祐希選手
「スロバキアでの初戦がよくなかったので、日本ラウンドの初戦、ということは監督やブランからも言われていた。まずは勝ち切れたのはよかったかなと思う。まだミスがあるので修正して明日、明後日に臨みたい」
藤井直伸選手
「日本ラウンドの1戦目を勝ち切れたのは大きいと思うが、まだまだミスの多い試合内容だったので、その辺りを詰めていかなければこれから先の厳しい戦いを勝ち切れていかないと思うので、修正しながら残りの試合を頑張っていきたい」
【日本の次戦】
試合時間: 6月10日(土) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: スロベニア
6月4日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
17
25
25
–
オーストラリア
1勝2敗
1
18
25
21
22
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
6月3日 日本×ポルトガル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
2
21
25
25
24
9
ポルトガル
1勝1敗
3
25
19
21
26
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝2敗 |
3 | 25 | 17 | 25 | 22 | 17 |
スロベニア 4勝1敗 |
2 | 22 | 25 | 18 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
立ち上がりにクレメン・チェブリのスパイクなどで0-3と走られたが、李博のクイック、大竹壱青のスパイクなどですぐさま3-3の同点に追いついた。中盤、デヤン・ビンチッチのツーアタックなどで11-14と点差を広げられたものの、柳田将洋の連続サービスエースで14-14の同点に。終盤、李のサービスエースを含む4連続得点で21-19と逆転に成功すると、セッター・藤井直伸の強打レシーブから柳田が決めて21-19。焦りからかミスを出したスロベニアの猛追をかわし、25-22で第1セットを先取した。
第2セット
両チームともサーブが入らずポイントを献上しあう序盤となったが、スロベニアにビンチッチのスパイク、チェブリのサービスエースで連続得点を奪われ6-8と先行された。徐々に調子を取り戻したスロベニアに立て続けに連続得点を奪われると、中央からの攻撃も阻まれ12-18と引き離された。15-22で迎えた終盤、2枚替えでセッター・深津英臣とオポジット・栗山雅史を投入、さらに山内晶大に代えて出耒田敬を投入すると、栗山がスパイク、出耒田がブロックで得点をもたらしたが、中盤に開いた得点差を縮めることができず、17-25で第2セットを失った。
第3セット
前セット途中出場の出耒田をスタートから起用。序盤は両チームとも譲らず競り合いとなった。9-10以降は連続得点の奪い合いとなり、出耒田のサービスエースなどで3連続得点を挙げた日本が18-15リードに成功。その後、リベロ・鶴田大樹がクイックをレシーブするなどフロアディフェンスも機能すると、スロベニアのミスを誘い一挙6連続得点を挙げ、25-18で第3セットを奪取した。
第4セット
序盤はスロベニアに走られたものの、李の連続ブロックや途中出場の浅野博亮の得点で9-10と追い上げた。中盤は李のクイックやブロック、柳田のサービスエースなどで17-16と一歩リードしたが、チェブリに連続サービスエースを決められ17-19と再度リードを許すと、強力なサーブにレシーブを崩され思うように攻撃を組み立てられず、22-25でスロベニアに逃げ切られた。
第5セット
出だしは柳田のスパイクで3-2とするも、中盤に入るとスロベニアに柳田と大竹壱青のスパイクをシャットアウトされ、11-13と逆転を許した。13-14とあとのないところでチーム最多の19得点を叩き出した柳田が強力なサーブで連続サービスエース。15-14と逆転すると、最後は山田の連続得点で17-15。土壇場で逆転勝利を果たした。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
中垣内祐一監督
「初対戦の相手だったが、地力があるのはわかっており、苦戦するのでは、と思って臨んだ。フェイントやブロックタッチしたボールの処理をきっちりと言っていたが、そういったボールを得点に結びつけられなかったことが尾を引いた。それでも、セットを取られても連続で失うことなく、正直(最後は)柳田(将洋選手)と山田(脩造選手)のプレーに助けられたと思う」
柳田将洋選手
「高さとパワーのある相手に対して、自分たちがどう戦うかが課題だった。サーブとブロック、レシーブがうまく噛み合ない時や、それ以外でもミスが出てしまう場面があったが、今日は(それを)断ち切れたことが大きな収穫だと思う」
出耒田敬選手
「途中出場して、何を求められているかを考えてプレーした。他にも控えのメンバーが入って流れを変えることができ、そういった意味では、きちんと仕事ができたと思う。フルセットで勝つことができたので、今発展しているチームにとって、今後プラスになっていくと思う」
山田脩造選手
「石川選手が本調子ではないので、そこに入る形になったが、チャンスが巡ってきたと思い、試合に臨んだ。試合に出て勝ち切れたということは、チームにとっても僕にとってもよかったと思う」
【日本の次戦】
試合時間: 6月11日(日) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: 韓国
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝2敗 |
3 | 25 | 26 | 25 | 25 | – |
トルコ 3勝1敗 |
1 | 15 | 24 | 27 | 16 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
ホームでの初戦、また中垣内監督の初陣となった日本は1セット目、柳田将洋のブロックやサーブでリズムをつかみ、相手ミスもあって一気に点差を広げると、最後は大竹壱青のスパイクで、25-15でセットを先取した。
第2セット
2セット目も中盤に山内晶大のブロックなどでリードすると、藤井直伸のトスワークで26-24と競り勝ち、勝利に王手をかけた。
第3セット
一進一退の展開から2度のマッチポイントを決め切れず、25-27でトルコにセットを奪われた。
第4セット
序盤から相手ミスが重なる展開となった。リベロ・鶴田大樹を軸としてレシーブで粘る日本を前に、集中力を欠いたトルコのスパイクがことごとくアウトとなり、主導権をつかむことに成功した。最後は柳田のスパイクが決まり、25-16でセットを奪取。日本ラウンド初戦を飾るとともに大会2勝目をあげた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
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【コメント】
中垣内祐一監督
「本日こうして勝てたのは私にとっても非常にうれしいこと。ビデオで見ていた限り、サイドアウトの強い相手という印象だった。立ち上がりから我々のサーブが効果的に入り、逆に彼らはサーブミスをしてくれたというところで、我々のペースで試合が進んだ。3セット目はサーブレシーブを崩されて連続失点をしたことはまだまだ発展途上の部分である。試合を通して相手のサーブミスには助けられた感がある」
柳田将洋選手
「序盤からいい立ち上がりで、トルコのミスもありいい形でセットを取ることができた。やはり3セット目を取り切れなかったところがまだまだ若さなのか、ミスが出たりして甘いところだった。明日以降も連戦になるが修正していいバレーができればいいと思う」
石川祐希選手
「スロバキアでの初戦がよくなかったので、日本ラウンドの初戦、ということは監督やブランからも言われていた。まずは勝ち切れたのはよかったかなと思う。まだミスがあるので修正して明日、明後日に臨みたい」
藤井直伸選手
「日本ラウンドの1戦目を勝ち切れたのは大きいと思うが、まだまだミスの多い試合内容だったので、その辺りを詰めていかなければこれから先の厳しい戦いを勝ち切れていかないと思うので、修正しながら残りの試合を頑張っていきたい」
【日本の次戦】
試合時間: 6月10日(土) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: スロベニア
6月4日 日本×オーストラリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
17
25
25
–
オーストラリア
1勝2敗
1
18
25
21
22
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
6月3日 日本×ポルトガル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
2
21
25
25
24
9
ポルトガル
1勝1敗
3
25
19
21
26
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
3 | 25 | 17 | 25 | 25 | – |
オーストラリア 1勝2敗 |
1 | 18 | 25 | 21 | 22 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
3日のポルトガル戦で足を痛めた柳田将洋が先発から外れ、山田脩造をウィングスパイカーに起用。序盤から日本の守備がよく、相手の攻撃を切り返し大竹壱青のスパイクでブレイクポイント(自チームのサーブ時の連続得点)を奪い、8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウト。中盤には相手のミスでリードを17-12まで広げた。終盤は山内晶大のブロックポイントも飛び出し、25-18と7点差をつけて今大会初めて第1セットを先取。山田のジャンプサーブも効いていた。
第2セット
10-10までは競り合う展開が続いたが、徐々にラリーを制することができなくなり、少しずつ差をつけられた。13-17となって浅野博亮に代えて石川祐希を投入してもリズムは変わらず。山田や大竹の攻撃で活路を見いだそうとしたが、ワンタッチを取られて切り返され、失点を重ねた。最終的には8点差をつけられ、17-25と大差で落とした。
第3セット
序盤はセッター・藤井直伸が山内や李博のクイックを軸に攻撃を組み立てて得点を重ねた。オーストラリアも譲らずに一進一退の展開で16-16まで推移。ここで浅野に代わって途中出場した石川がバックアタックを決めてラリーを制すると、大竹も難しい2段トスを打ちきって連続得点を奪い、18-16と抜け出した。19-17からはセッター・藤井、オポジット・大竹に代えてオポジット・栗山雅史、セッター・深津英臣を2枚替えで投入。攻勢を強めて3連続で得点し、流れを掴み25-21で押し切った。
第4セット
序盤からリードを許す苦しい展開。14-17から石川や李の得点で一度は追い付いたが、サーブレシーブの乱れが出て18-20と再び引き離された。しかし、相手のミスもあって追い付くと、21-21から大竹が強気なサーブで攻めて相手を崩し、24-21とマッチポイントを握った。最後は山田がレフトから強打を叩き込んで25-22で制し、今大会初勝利を挙げた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「とても重要な試合だった。選手、スタッフ、全員で勝利に向かう姿勢ができていた」
山田脩造選手
「できることを最大限やろうと思って臨んだ。初勝利を挙げられて嬉しい」
藤井直伸選手
「昨日(6月3日ポルトガル戦)はああいう負け方(フルセット負け)をしていたので、しっかり勝ち切れてすごく自信になった」
【日本の次戦】
試合時間: 6月9日(金) 19:00~
ラウンド: 予選ラウンド第2週プールE2
対戦相手: トルコ
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2敗 |
2 | 21 | 25 | 25 | 24 | 9 |
ポルトガル 1勝1敗 |
3 | 25 | 19 | 21 | 26 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤は攻撃が機能せず、リズムを掴めないまま失点を重ねて11-18と引き離された。ここでセッター・藤井直伸とオポジット・山田脩造に代えて、オポジット・大竹壱青とセッター・深津英臣を2枚替えで投入。深津のサービスエースや大竹のスパイクなどで流れが変わり、連続得点を奪って18-21まで差を縮めた。しかし、相手エースの強打やクイックに対応できずに得点を重ねられ、21-25でポルトガルに逃げ切られた。
第2セット
スタートからオポジットに大竹を起用。出だしで浅野博亮のサービスエースが飛び出してリードを奪うと、攻撃陣が好調で8-5でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は大竹が絶好調で、難しいトスも決めて攻撃を引っ張った。リードを保って18-14と終盤を迎えると、ポルトガルは集中力を欠いたプレーを連発。25-19と6点差をつけてセットを取り返した。
第3セット
序盤は一進一退の攻防が続いたが、大竹のスパイクがブロックされたり、サーブレシーブが乱れたりして12-16とリードを奪われた。しかし、ここからラリーで粘って徐々に点差を詰めると、大竹のサービスエースで18-18と同点に。19-19からは柳田将洋が強烈なサーブを連続で放って相手を崩し、浅野に替わって入った石川祐希も3連続で得点を決めて24-19と一気にリードを奪う。最後は山内晶大のクイックが決まって25-21でセットを連取した。
第4セット
大竹と柳田が攻撃の中心となり、競り合った展開で終盤まで推移した。21-21から柳田がブロックポイントを決めて抜け出したが、サーブレシーブが乱れて22-23と逆転を許す。ここで柳田が難しいトスを決めて追い付くと、李博のサービスエースが飛び出してマッチポイントを握った。しかし、大竹が2段トスのスパイクをアンテナに当ててデュースに持ち込まれると、ポルトガルに連続サービスエースを奪われて24-26。セットカウントをタイに戻された。
第5セット
大竹と柳田がブロックに止められて1-4とリードを許した。その後は立ち直った大竹がスパイクを決めて追いすがったが、8-11からサーブレシーブを乱されると、連続失点を喫して反撃ムードをそがれた。最後はクイックを叩き込まれて9-15で敗戦した。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「昨日(6月2日・スロバキア戦)よりはいい内容だった。4セット目が勝負の鍵だった」
大竹壱青選手
「出たからにはチームの勝ちにつながるプレーをしていかないといけない。4セット目も決めなければならないところでミスをしてしまった」
李博選手
「昨日の試合よりは集中していた。この経験を明日に生かしていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月4日(日) 15:00~(日本時間22:00~)
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: オーストラリア
写真提供:FIVB
6月2日 日本×スロバキア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
0
20
20
25
–
–
スロバキア
1勝
3
25
25
27
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1敗 |
0 | 20 | 20 | 25 | – | – |
スロバキア 1勝 |
3 | 25 | 25 | 27 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
日本は序盤、相手の高いブロックに苦しんだ。柳田将洋や山田脩造のスパイクがブロックに阻まれ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。その後も山田や浅野博亮がブロックに捕まって11-19とリードを許した。終盤、セッターを藤井直伸に代えてリズムを変えると、柳田の強力なサーブが立て続けに相手を崩して19-23まで盛り返した。しかし、重要な局面でコンビネーションミスが出て追い上げきれず、20-25で先取された。
第2セット
スタートからセッター・藤井を起用。序盤は柳田や浅野が攻撃を引っ張って8-8と食らいついた。しかし、そこから浅野がサービスエースを奪われるなど相手のサーブに苦しむと次第にリードを広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も日本はスロバキアに食らいついたが、ラリーに持ち込んでも相手に押し切られる場面が多く、得点差を詰められない。終盤にはミスも出て、20-25でセットを落とした。
第3セット
スタートからオポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)に大竹壱青、ウィングスパイカーに柳田、山田という攻撃的な布陣で反撃を試みる。出だしに山田、山内晶大の連続ブロックポイントが出てリズムを掴むと、柳田のスパイクも好調で8-7とこの試合で初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防が続き、21-22でワンポイントブロッカーとして出場した石川祐希のブロックポイントで22-22に。流れを引き寄せて24-23と先にセットポイントを握ったが、相手の粘りにあってデュースにもつれる。最後はサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けた。
この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)
P2(PDF)
P3(PDF)
【コメント】
フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)できなくて苦しかった」
柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
【日本の次戦】
現地時間: 6月3日(土) 15:00~
ラウンド: 予選ラウンド第1週プールB2
対戦相手: ポルトガル
写真提供:FIVB