2017東アジア地区男子選手権大会

RESULTS

試合結果

日本の試合結果

5月25日 日本×チャイニーズタイペイ 決勝戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 31 16 25 27
チャイニーズタイペイ 1 29 25 17 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第1セット

出足からチャイニーズタイペイにサーブで攻められ、サーブレシーブが崩れると、0-4とリードを許した。チャイニーズタイペイには日本の攻めきれないサーブからクイックで簡単にサイドアウトを取られ4-8。攻撃がかみ合わないまま9-15で折り返した。藤中謙也に代えて久原翼を投入すると、福山汰一のブロックと久原のスパイクで連続得点を挙げるも、13-17となかなか点差を詰めることができない。それでも終盤、20-23から山本智大の好レシーブを高野直哉が決めて21点目。さらに山口頌平の好レシーブを高野が決めて22点目。チャイニーズタイペイの得点のあと、兒玉康成のクイックで23-24とすると、大竹壱青がスパイクを決めてデュースへ持ち込んだ。決定打がなくセットを取りきれない状態が続いたが、最後はブロックを逃げた相手のスパイクがアウトとなり、31-29と逆転で第1セットを取った。

第2セット

サーブミスやレシーブがつながらないなど、ちぐはぐなプレーが続くと4-8とリードされた。第1セットと同じ、クイックでサイドアウトを取られる展開となると、中盤も9-16と得点差を大きくつけられたままサーブレシーブも安定しない状況となり、追い上げることができず16-25で第2セットを落とした。

第3セット

兒玉のサービスエース、福山、高野のブロックで得点を挙げると、相手ミドルブロッカーのクイックがアウトに。やっとリズムが取れ始め8-4とすると、その後も山口のブロック、大竹のサービスエースなどで16-10とリードを広げ、そのまま走り25-17で第3セットを取った。

第4セット

立ち上がりにセッター・山口がミドルブロッカーの攻撃を積極的に入れるもコンビが合わず、逆にカウンター攻撃を受けて、2-8とリードを許した。テクニカルタイムアウトの後、兒玉、山本を中心に声を出し、大竹のブロックなどで徐々に追い上げた。両チームがサイドアウトを取り合う中、16-20から兒玉のサーブでチャイニーズタイペイの守備を崩すと、高野がカウンタースパイクを連続で決め、さらに大竹、福山のブロックなどで5連続ブレイクポイントを挙げ21-20と逆転。その後デュースに持ち込まれたものの、最後はこの試合で苦しめられた相手のクイックを久原がブロックして、27-25で第4セットを取った。

【2017東アジア地区男子選手権大会 最終順位】

1位: 日本

2位: チャイニーズタイペイ

3位: 韓国

4位: モンゴル

5位: 北朝鮮

6位: ホンコンチャイナ

7位: マカオ

【個人賞(日本チームのみ)】

MVP: 大竹壱青

ベストコーチ: 松井泰二

5月24日 日本×モンゴル セミファイナルラウンド(1-4位)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 25 25
モンゴル 0 16 20 19

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第1セット

地元・モンゴル代表チームとの準決勝、ブーイングを浴びる中、山口頌平のサーブで試合が始まった。序盤は日本がサーブで攻め、福山汰一のブロックなどで8-5とリードした。中盤はモンゴルの応援団を気にもせず、山本智大のディグ(スパイクレシーブ)から藤中謙也のスパイク、藤中と高野直哉のブロックなどで得点を挙げ、16-11とリードを広げると、苦しい場面では大竹壱青がスパイクを決めて、そのまま25-16で第1セットを取った。

第2セット

序盤はサイドアウトを重ねながら8-7と接戦に。テクニカルタイムアウト直後、山口のサービスエースや藤中のテクニカルショットで点差を広げ、16-13とした。終盤、カウンター攻撃を決められ19-18まで追い上げられた。しかし、福山がクイックでサイドアウト取ると、ブロック絡みのカウンターを高野が決め、さらに相手のミスもあり22-19とモンゴルを引き離した。最後は兒玉康成のブロックとクイックで、25-20で第2セットを取った。

第3セット

一進一退の序盤、8-7から福山のサーブで崩し、兒玉のブロック、藤中のスパイク、相手チームのミス、山口のブロックなどで14-7と一気に引き離した。17-9となったところで、大竹を松林憲太郎、藤中を久原翼に交代。2連続ブレイク(サーブ権を持つチームの連続得点)を許し17-12と追い上げられたが、福山がクイックで相手の勢いを止めると、そのまま走り切って25-19で決勝戦進出を決めた。

【日本の次戦】

現地時間: 5月25日(木) 15:00~(日本時間16:00~)

ラウンド: 決勝戦

対戦相手: チャイニーズタイペイ

5月22日 日本×北朝鮮 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝
3 25 24 25 22 15
北朝鮮
1勝2敗
2 22 26 22 25 11

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第1セット

北朝鮮の大応援団の中での試合となった。サイドアウトを重ねながら、福山汰一のサービスエースで8-7とリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、切り返しからスパイクを決めて16-11と徐々に点差を広げたが、藤中謙也のスパイクがブロックされると、サーブレシーブが乱れ、スパイクミスなどで19-16と点差を詰められた。日本はタイムアウトを取るもリズムは戻らず、コンビネーションミスなどで19-20と逆転を許した。それでも23-21と再度リードを奪うと、福山のブロックでセットポイントを掴み、最後は北朝鮮のサーブミスで25-22と逃げ切った。

第2セット

最初から競り合いとなり、7-8と北朝鮮がリード。日本はAクイックと時間差のコンビネーションにブロックを絞り切れず、ミスを先に出してしまう展開で9-12と引き離された。中盤、藤中に代わって久原翼が入り、兒玉康成のサーブで北朝鮮のレシーブを崩すと、大竹壱青のスパイクなどで並んだが、得点のチャンスにミスを出し、一進一退の展開となった。デュースまでもつれ込んだものの、最後は24-26でセットを落とした。

第3セット

前セットに続き久原を起用。山口頌平のサービスエースで始まり、高野直哉と大竹のブロック、福山のサービスエースで8-4とリード、さらにサーブで攻めて14-8とした。中盤は切り返しからのスパイクが決まらず、徐々に点差を詰められて16点で並ばれた。その後は互いにサイドアウトを取り合ったが、大竹がスパイクを決めて21-20とアドバンテージを取ると、相手のスパイクミスで22-20、最後は福山のサービスエースで25-22とした。

第4セット

北朝鮮のAクイックと時間差のコンビネーションに翻弄されながらリードを許し、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤1度はリードしたものの、テーマの1つである強いサーブが影をひそめ、チャンスを生かせずに一進一退の展開となった。終盤、スパイクミスを出して22-25でセットを落とした。

第5セット

キャプテン・福山がクイックを決めて1点目を取ると、山本智大の好レシーブを久原が押し込むなど5-1と走った。その直後、6-4とされタイムアウトを要求すると、リズムを取り戻して8-4でコートチェンジ。その後は互いにサイドアウトを繰り返しながら、山口のサーブから高野のパイプ攻撃で14-10とマッチポイントを迎えた。最後は福山がクイックを決めて、15-11でセットを取った。

【日本の次戦】

【A組】

1位: 韓国(2勝0敗)

2位: モンゴル(1勝1敗)

3位: マカオ(0勝2敗)

【B組】

1位: 日本(3勝0敗)

2位: チャイニーズタイペイ(2勝1敗)

3位: 北朝鮮(1勝2敗)

4位: ホンコンチャイナ(0勝3敗)

【日本の次戦】

現地時間: 5月24日(水) 20:00~(日本時間21:00~)

ラウンド: セミファイナルラウンド(1-4位)

対戦相手: モンゴル

5月21日 日本×ホンコンチャイナ 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝
3 25 25 25
ホンコンチャイナ
2敗
0 10 18 16

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第1セット

出足から大竹壱青のブロックやサービスエースで8-3とリードした。トランジションスパイクを高野直哉や福山汰一が決めると、さらに福山、山口頌平が強いサーブで攻めて19-6。終盤もたつきかけたものの、兒玉康成がいいスパイクを決めて一気に走り、25-10で第1セットを先取した。

第2セット

セッターに永露元稀、ウィングスパイカーに久原翼と松林憲太郎、ミドルブロッカーに兒玉・加藤久典、オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)に秦耕介という布陣でスタート。序盤は秦がコンタクトを落したり、トランジションスパイクでミスが出たりと8-6と競ったが、中盤は松林、兒玉のサービスエースや久原のブロック2本などで5連続ブレイク(サーブ権を持つチームの連続得点)を奪い16-9とリード。終盤はミスが若干増えホンコンチャイナに詰め寄られたものの、25-18でセットを連取した。

第3セット

第2セットから兒玉と加藤、松林と秦がポジションチェンジをしてスタート。序盤、得点チャンスの場面でミスを出し8-6と拮抗したが、テクニカルタイムアウト直後から兒玉のプレーと声で徐々にリズムに乗り、久原のブロックなどで19-11とリードを広げた。終盤、山本智大の好レシーブに支えられ、兒玉のブロックなどで25-16とし、予選リーグ戦2勝目を挙げた。

【日本の次戦】

現地時間: 5月22日(月) 17:00~(日本時間18:00~)

ラウンド: 予選リーグ戦(最終戦)

対戦相手: 北朝鮮

5月20日 日本×チャイニーズタイペイ 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 25 21 25
チャイニーズタイペイ
1敗
1 19 21 25 17

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第1セット

初戦の硬さを感じる出足、リベロ・山本智大が相手クイックを好レシーブし、それを得点につなげるとムードが変わり、流れを掴んだ。大竹壱青のブロック、兒玉康成の好レシーブなどでブレイク(サーブ権を持つチームの連続得点)を重ね10-5とリードすると、さらに苦しい場面で高野直哉がスパイクを決めて相手のブレイクを阻んだ。終盤には松林憲太郎をサーブで起用し、25-19で第1セットを先取した。

第2セット

序盤、チャイニーズタイペイの高さのあるクイックを中心としたコンビネーションにブロックを絞れずに、7-8で1回目のテクニカルタイムアウト。しかし山口頌平のサービスエースでリードすると、続く藤中謙也のサーブで相手レセプションを崩し、チャイニーズタイペイのタイムアウトを2度挟んで一気に14-10とリードした。終盤に藤中・兒玉康成に代えて久原翼、秦耕介をサーブで起用、さらに山口に代えて永露元稀を投入し、そのまま25-21で逃げ切った。

第3セット

出足にミスが出て、3-6とリードを許したが、福山汰一のサーブでチャイニーズタイペイを崩してブレイクし8-7。中盤も競り合いを続けながら藤中のサーブで崩し得点を挙げて16-15。しかし、直後にサーブミス、スパイクミス、被ブロックで16-18と再度リードを許し、日本がタイムアウトを要求。その後はやや単調になった攻撃を決めきれず、逆にチャイニーズタイペイにブレイクを許して21-25で第3セットを落とした。

第4セット

スタートから久原を藤中に代えて起用。出足から山口のサーブで崩し、スパイクミスや久原のブロックで8-4とした。中盤も高野のサービスエース、久原、大竹のブロックなどで16-9とリード。終盤には兒玉に代えて加藤久典、高野に代えて秦を投入し、25-17で第4セットを取った。

【日本の次戦】

現地時間: 5月21日(日) 19:00~(日本時間20:00~)

ラウンド: 予選リーグ戦

対戦相手: ホンコンチャイナ