- 16
- ウィングスパイカー
FIVBワールドグランプリ2016
-
- VOLLEYBALL
- BEACH VOLLEYBALL
- YEAR
-
- 2024
- 2023
- 2022
- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
RESULTS
試合結果
最終順位
- ブラジル
- アメリカ
- オランダ
- ロシア
- 中国
- タイ
- セルビア
- イタリア
- 日本
- トルコ
- ベルギー
- ドイツ
- ドミニカ共和国
- ポーランド
- プエルトリコ
- ブルガリア
- アルゼンチン
- チェコ
- カナダ
- ケニア
- クロアチア
- カザフスタン
- ペルー
- コロンビア
- キューバ
- メキシコ
- オーストラリア
- アルジェリア
決勝ラウンド(グループ1) 最終順位
- ブラジル
- アメリカ
- オランダ
- ロシア
- 中国
- タイ
※決勝ラウンド(グループ1)での最終成績と大会の最終順位は異なります。
日本の試合結果
6月26日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝6敗
1
25
23
24
20
–
ロシア
8勝1敗
3
20
25
26
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
大竹里歩のブロック、島村春世のサービスエースなどで15-11とリードすると、中盤には鍋谷友理枝のスパイクなどで20-12。その後タチアナ・コシェレワの3連続得点などで21-19と一気に詰め寄られたが、井上愛里沙の強打でロシアを振り切り、25-20で第1セットを先取した。
第2セット
序盤に7連続得点を喫し8-14と大きく引き離されたが、迫田さおりを中心とする攻撃で追い上げ19-20。さらに相手のミスもあり21-21と同点に追い付いた。しかし逆転とはならず、23-25でこのセットを落とした。
第3セット
序盤はロシアにリードを許す展開となったが、島村のブロード攻撃、古賀紗理那のスパイクなどで13-9と逆転に成功。さらに宮下遥の連続サービスエースで20-15と点差を広げた。しかし終盤にロシアの猛反撃を受けると、24-20とセットポイントを握りながらも攻撃を阻まれ、デュースの末に24-26でロシアに第3セットを奪われた。
第4セット
立ち上がりの接戦を10-7で切り抜けたが、中盤から終盤にかけて立て続けに連続得点を奪われ、15-20とロシアに大きくリードを許した。日本は迫田のスパイク、鍋谷のサービスエースなどで巻き返しを図ったが、20-25で第4セットを落とした。
【コメント】
眞鍋政義監督
「最終戦ということでロシアに勝ちたかったが残念。3セット目に連続でシャットアウトされた場面は、オリンピック本大会までの大きな課題になると思う。昨日に続き逆転負けとなったが、サーブで崩されて高いブロックに止められる、この2戦はそれに尽きる。サーブで崩されディフェンスで拾ったあと、サイドからのスパイクをシャットアウトされない、ミスをしない。そこが試合に勝っていくための大きな課題」
迫田さおり選手
「本大会の予選ラウンド最終戦ということで勝って終わりたかったが、勝つことができず悔しい。大会を通じてバックアタックの助走の入り方をミドルブロッカーとラリー中に接触しないようにしなければいけないという課題が見つかった」
宮下遥選手
「ロシアの高いブロックに連続失点やミスを出してしまったが、日本がいいリズムでできていた時間も多かった。ラリー中に日本が点を取るチャンスがあるときに、しっかり点を取りきるコンビを確実にしていかなければ後半厳しくなるので、オリンピックまでに取り組んでいきたい」
鍋谷友理枝選手
「スタートはすごくよかったが、サーブの狙い目やブロックのコースなど、2、3セット目と相手に対応され、それに対してこちらが対応しきれなかったことが敗因。私自身、被ブロックやスパイクミスなどが目立っていたので、苦しい状況で相手を崩すスパイクを打てるように工夫していかなければいけない」
6月25日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝5敗
2
23
25
25
25
8
セルビア
4勝4敗
3
25
20
17
27
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
昨日のタイ戦に続き江畑幸子、井上愛里沙、田中瑞稀のウィングスパイカー陣が躍動。立て続けに連続得点を奪い14-7と引き離した。しかし中盤に4連続失点を喫し19-18と詰め寄られると、終盤にはスパイクが連続でシャットアウトされ、23-25で第1セットを失った。
第2セット
両チーム譲らず中盤までは接戦となったが、ピンチサーバーで起用された鍋谷友理枝のサーブでセルビアを崩すと、井上のスパイクや島村春世のブロックポイントなどで23-17と大きくリードを広げ、25-20で第2セットを取り返した。
第3セット
江畑の3連続得点で12-7とリードを奪うと、粘りのある守備から得点を積み重ね20-14。終盤、田中、島村の得点で25-17とセルビアを振り切った。
第4セット
パワーのあるセルビアの攻撃に押されながらも8-7、17-15とリードを保ったが、日本のマッチポイント時に連続失点を喫しデュースに持ち込まれると、盛り返すことができずに25-27でこのセットを落とした。
第5セット
前セットからの勢いのままのセルビアに4-8とリードを許した。8-9と1点差に追い詰めたものの、そこから6連続失点を喫し8-15でセルビアにセットを奪われた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「今日は何とか勝ちたいゲームだったが、フルセットで負けて悔しい。終盤、セルビアの持ち味であるサーブで崩され、高いブロックにやられてしまった、それに尽きる」
田代佳奈美選手
「昨日のタイ戦と違って高さがある相手。日本の上からスパイクを打たれたり、攻撃をブロックされてしまうこともあったが、その中でアタッカーが高いブロックをうまく利用したり、サーブで攻めたりといいプレーも出せたと思う。そういったプレーがもっと出していくことが必要だと感じた」
島村春世選手
「セルビアはオリンピックに出場する相手なので、何が何でも勝ちにいきたかったが、終盤、自分たちのミスで失点が続いてしまった。前半は自分たちの持ち味であるサーブやブロックで相手の攻撃に対し、ワンタッチを奪い攻撃に繋げられたが、最後の最後で詰めの甘さが出てしまった」
田中瑞稀選手
「自分たちのいいプレーが出て流れがきているときはよかったが、流れが相手に傾いたときに自分たちからミスが出てしまい切り換えることができなかった。雰囲気が悪いときにどうしたらいいのか対処することが必要だと感じた」
6月24日 日本×タイ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝4敗
3
25
25
25
–
–
タイ
2勝5敗
0
20
19
15
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
田中瑞稀のスパイクや田代佳奈美のツーアタックなどで9-4とリードを広げたものの、すぐさま10-11と逆転を許した。しかし、この試合が全日本デビューとなった井上愛里沙、島村春世のサービスエースなどで19-17と再びリードを奪うと、最後は井上の強烈な一打で25-20とし、第1セットを先取した。
第2セット
中盤までは一進一退の展開となったが、江畑、井上のスパイクや相手のミスで18-15と点差を広げると、終盤には江畑のスパイクが立て続けに決まり、25-19で2セット連取に成功した。
第3セット
前セットまでの勢いのまま6-3とスタートダッシュに成功すると、この日両チームで最多18得点の江畑幸子を中心にアタッカー陣が次々と得点を奪い、25-15で3セット目を奪取した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「本大会でこれまでなかなか出場機会のなかった選手を起用した。特にサイドアタッカーの江畑(幸子選手)、井上(愛里沙選手)、田中(瑞稀選手)がよく頑張ってくれた。合流して間もない井上(選手)も初めての大きな舞台だったにも関わらず、冷静にスパイクを決めてくれた。しかし、サーブレシーブはあまり経験がなく狙われ、ミスも出てしまったことは本人も反省していると思う」
江畑幸子選手
「全日本のユニフォームを着て、日本で国際大会に出場するのは久しぶりだったが、ストレートで勝つことができてよかった。オリンピック出場に向けチャンスをいただいたからにはしっかりアピールしようと思った。コートに立つからには最高のプレーをしようと心がけているし、今日は自分らしいプレーができたらいいと思い切ってプレーした」
田代佳奈美選手
「ストレートで勝利し明日以降につながるゲームになったと思う。サーブミスなど自分たちのミスを減らさなければ高さのある相手には苦しい展開になると思うので、しっかり修正していきたい」
井上愛里沙選手
「合流してから1週間くらい、試合に出るかも分からず不安があったが、周りの方が声をかけてくださったことがありがたかったし、応援してくださる方々への恩返しのつもりで、とにかく思い切り自分のプレーをやろうと思ってコートに入った。スパイクはよかったかもしれないが、サーブレシーブは反省点。サーブレシーブで貢献できるように頑張りたい」
6月19日 日本×ドイツ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝4敗
3
25
26
25
25
–
ドイツ
6敗
1
27
24
15
18
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
16-15と中盤まではリードを奪ったが、スパイクミスや、連係の乱れによる連続失点が響き、23-24と逆転された日本。相手のサーブが外れデュースに突入したが、最後はドイツにサービスエースを決められ25-27で落とした。
第2セット
このセットのスタートより鍋谷友理枝、古賀紗理那、長岡望悠、セッター・田代佳奈美を起用。7-8でテクニカルタイムアウトを折り返して迎えた中盤。要所で鍋谷がスパイクを決め、最後は4連続得点でこのセットを奪い返した。
第3セット
サイド、センター線を使った幅広い攻撃で日本がペースを握った。12-10から古賀のバックアタックなどで5連続得点。ドイツのサーブにミスも出て、第3セットを25-15で奪った。
第4セット
立ち上がりから迫田さおりが巧打を連発しリードを奪った。ドイツの守りにミスが出て徐々にリードを広げ、終盤は鍋谷、山口舞と多彩な攻撃で相手に狙いを絞らせず、第4セットを25-18で取った。
【戦評】
眞鍋政義監督
「3-1で勝ったが、試合の入り方が良くなかった。1セット目のスタートでいく選手は、もっと強い気持ちを持ってやってほしい。古賀(紗理那選手)はオリンピック予選、今大会を含めて一番良かった。(次週の京都大会は)オリンピック前に日本でやる最後の大会なので、3連勝したい」
迫田さおり選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
鍋谷友理枝選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
6月18日 日本×アメリカ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝4敗
0
16
23
21
–
–
アメリカ
4勝1敗
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
日本は立ち上がりからサーブレシーブの安定感を欠き苦しい展開。4-8でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、打点の高いサーブで攻められ4-14と差を広げられた。アメリカ相手に10点を追う展開は厳しく、先取を許した。
第2セット
石井優希のスパイクが要所で決まり8-7でテクニカルタイムアウト。中盤は互いにサイドアウトをきっちりとものにする一進一退の展開。23-22と終盤にリードを奪ったが、勝負どころで相手のサイド攻撃を止められず3連続失点でこのセットを落とした。
第3セット
このセットのスタートからセッターに田代佳奈美を起用。7-8と食い下がる日本だったが、中盤から相手ミドルブロッカーの移動攻撃に対応できず、徐々に差を開けられた。鍋谷友理枝のサービスエースや相手のミスで16-17としたが、センター線とサイドと、多彩に展開するアメリカの攻撃に押されストレート負けを喫した。
【戦評】
眞鍋政義監督
「アメリカとはかなり実力の差がある。速いサーブに苦しめられた。サーブレシーブがここまで崩されると勝ち目はない。サーブレシーブと守備が頑張らないと厳しい。その中で長岡(望悠選手)は非常によかった。アメリカの高いブロックが来ても決定率、効果率がよかった」
長岡望悠選手
「もったいないボールが多かったのが悔しい。速いコンビネーションバレーを全員で作ってくるし、ブロックシステムも構築されているので、そこが壁になる。サーブから日本のリズムを崩された。チームとしては効果率を下げないようにと、監督からも言われているので、(スパイクが)ミスとシャットアウトにならないように気をつけて打った」
石井優希選手
「相手のサーブに苦しめられたのが一番大きい。1セット目の入りが悪かった。2、3セット目は粘ったけど、最後まで勝ちきることができなかった。こういう状況はオリンピックでもあると思うけど、苦しい状況で勝ちきらないといけない」
6月17日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝3敗
2
25
16
25
21
13
トルコ
2勝2敗
3
21
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤はトルコに先行されたが、大竹里歩、迫田さおりのサーブで連続得点し追い上げる。終盤は島村のサービスエースもあり、5連続得点で先取した。
第2セット
7-6から、サーブレシーブが乱れ、11連続失点と大崩れした日本。最後までこの連続失点が響き、16-25で落とした。
第3セット
序盤から迫田さおりのエースや、内瀬戸真実のスパイクでリードを奪った。11-10からは内瀬戸の連続サービスエースなどで勢いに乗り、25-23で奪い返した。
第4セット
立ち上がりは相手のミスにも助けられ8-6とリード。一気に試合を決めたかったが、サイドからの攻撃がトルコのブロックに捕まり、中盤に逆転を許しそのまま押し切られた。
第5セット
サーブミスが続く相手を崩すことができない。迫田のバックアタックや、内瀬戸のフェイントなどで食らいつくが、最後はトルコのサイドからの強打に屈した。この試合、トルコのブロック得点は28を数え、日本は高さに苦しんだ。
【戦評】
眞鍋政義監督
「(セットカウント)2-1で勝っていたが負けて残念。迫田(さおり選手)、田中(瑞稀選手)、島村(春世選手)がアメリカから合流したので、多く使おうと思っていた。まだコンビネーションが合わない選手や、サーブレシーブが返らない選手がいる」
迫田さおり選手
「勝てた試合だった。チームの中で内容をしっかりしていくことが重要。個人的には決めるべきところで決めきれなかった。ボールに力が乗っていなかったので、パワーを乗せていきたい」
田中瑞稀選手
6月12日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
2
20
20
25
27
8
イタリア
2勝1敗
3
25
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会からメンバーを一部入れ替えたイタリア。序盤は大竹里歩のスパイクが決まり8-4とリードしたが、サーブレシーブが乱れて逆転を許し、20-25でイタリアに第1セット先取を許した。
第2セット
サーブに苦しむ日本は相手に連続得点を許す場面が目立った。8-10からはジャンプフローターサーブに対処できず、5連続失点。終盤まで差を詰め切れず、20-25で第2セットを奪われた。
第3セット
第2セットまでと同じメンバーをコートに送り出した日本。序盤からブロックを読んだ古賀紗理那の強打が決まると、終盤は1点差まで詰め寄られたが、最後も古賀紗理那が決めて25-23でセットを取り返し、セットカウント1-2とした。
第4セット
ウィングスパイカー、ミドルブロッカーとも高さのあるイタリアの攻撃に苦しみながら、食らいついた日本。23-24とイタリアのマッチポイントの場面から相手のミスで追い付くと、24-25から荒木絵里香の移動攻撃、江畑幸子のスパイクなどで27-25と競り勝ち、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
2セットを奪い返した勢いを出したかったが、序盤から劣勢に。相手の強烈なサーブに連続失点を喫した。石井優希の連続得点で巻き返しを図った日本だったが、最後は相手のブロックが決まり8-15で最終セットを落とした。
【戦評】
眞鍋政義監督
「サーブレシーブがよくなかった。ブラジル大会では田代(佳奈美選手)がトスを上げているが、一戦一戦、配球を考えながらよくなっている。古賀(紗理那選手)はアタックの決定率、効果率も高かった。まずは次週のアメリカ大会で3連勝できるようにしたい。(試合に)出ていない選手を起用し、選手個々のパフォーマンスを見ていきたい」
キャプテン・荒木絵里香選手
「自分も含めてぐだぐだした展開になってしまった。スパイクが機能しなかったし、チームとして勢いを持って戦わなければならないところで、それが欠けていた。個人的にはもっとチームのために得点力を上げていかないといけない」
大竹里歩選手
「この試合は攻撃では通用した部分があるが、ブロック、サーブがまだまだ。ブロックでの得点が出ていない。相手のクイックにやられているのでワンタッチを取ること、そして高さとパワーがあるサイドの相手に対して、自分のタイミングでブロックにいけるようにしたい」
6月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
0
20
23
15
–
–
ブラジル
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ、5-12と大きく離された。その後も差を縮められないが、13-21から内瀬戸真実がライトからスピード感あふれるスパイクを決め、4連続得点と食い下がった。しかし序盤についた大差が響き、20-25で落とした。
第2セット
ブラジルのミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで序盤は主導権を握った。16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後1度は追い付かれたが、江畑幸子のバックアタック、大竹里歩のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22から相手の中央からの攻撃を止められず、3連続失点で落とした。
第3セット
第2セットの粘りを続けたかったが、歯車がかみ合わない。サイド、中央とブラジルに縦横無尽の攻撃を許し、序盤から劣勢が続いた。1セットを奪い一矢報いたかったが、オリンピック女王の勢いに押されストレート負けを喫した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
6月9日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
31
25
28
–
–
セルビア
1敗
0
29
18
26
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝6敗 |
1 | 25 | 23 | 24 | 20 | – |
ロシア 8勝1敗 |
3 | 20 | 25 | 26 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
大竹里歩のブロック、島村春世のサービスエースなどで15-11とリードすると、中盤には鍋谷友理枝のスパイクなどで20-12。その後タチアナ・コシェレワの3連続得点などで21-19と一気に詰め寄られたが、井上愛里沙の強打でロシアを振り切り、25-20で第1セットを先取した。
第2セット
序盤に7連続得点を喫し8-14と大きく引き離されたが、迫田さおりを中心とする攻撃で追い上げ19-20。さらに相手のミスもあり21-21と同点に追い付いた。しかし逆転とはならず、23-25でこのセットを落とした。
第3セット
序盤はロシアにリードを許す展開となったが、島村のブロード攻撃、古賀紗理那のスパイクなどで13-9と逆転に成功。さらに宮下遥の連続サービスエースで20-15と点差を広げた。しかし終盤にロシアの猛反撃を受けると、24-20とセットポイントを握りながらも攻撃を阻まれ、デュースの末に24-26でロシアに第3セットを奪われた。
第4セット
立ち上がりの接戦を10-7で切り抜けたが、中盤から終盤にかけて立て続けに連続得点を奪われ、15-20とロシアに大きくリードを許した。日本は迫田のスパイク、鍋谷のサービスエースなどで巻き返しを図ったが、20-25で第4セットを落とした。
【コメント】
眞鍋政義監督
「最終戦ということでロシアに勝ちたかったが残念。3セット目に連続でシャットアウトされた場面は、オリンピック本大会までの大きな課題になると思う。昨日に続き逆転負けとなったが、サーブで崩されて高いブロックに止められる、この2戦はそれに尽きる。サーブで崩されディフェンスで拾ったあと、サイドからのスパイクをシャットアウトされない、ミスをしない。そこが試合に勝っていくための大きな課題」
迫田さおり選手
「本大会の予選ラウンド最終戦ということで勝って終わりたかったが、勝つことができず悔しい。大会を通じてバックアタックの助走の入り方をミドルブロッカーとラリー中に接触しないようにしなければいけないという課題が見つかった」
宮下遥選手
「ロシアの高いブロックに連続失点やミスを出してしまったが、日本がいいリズムでできていた時間も多かった。ラリー中に日本が点を取るチャンスがあるときに、しっかり点を取りきるコンビを確実にしていかなければ後半厳しくなるので、オリンピックまでに取り組んでいきたい」
鍋谷友理枝選手
「スタートはすごくよかったが、サーブの狙い目やブロックのコースなど、2、3セット目と相手に対応され、それに対してこちらが対応しきれなかったことが敗因。私自身、被ブロックやスパイクミスなどが目立っていたので、苦しい状況で相手を崩すスパイクを打てるように工夫していかなければいけない」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝5敗 |
2 | 23 | 25 | 25 | 25 | 8 |
セルビア 4勝4敗 |
3 | 25 | 20 | 17 | 27 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
昨日のタイ戦に続き江畑幸子、井上愛里沙、田中瑞稀のウィングスパイカー陣が躍動。立て続けに連続得点を奪い14-7と引き離した。しかし中盤に4連続失点を喫し19-18と詰め寄られると、終盤にはスパイクが連続でシャットアウトされ、23-25で第1セットを失った。
第2セット
両チーム譲らず中盤までは接戦となったが、ピンチサーバーで起用された鍋谷友理枝のサーブでセルビアを崩すと、井上のスパイクや島村春世のブロックポイントなどで23-17と大きくリードを広げ、25-20で第2セットを取り返した。
第3セット
江畑の3連続得点で12-7とリードを奪うと、粘りのある守備から得点を積み重ね20-14。終盤、田中、島村の得点で25-17とセルビアを振り切った。
第4セット
パワーのあるセルビアの攻撃に押されながらも8-7、17-15とリードを保ったが、日本のマッチポイント時に連続失点を喫しデュースに持ち込まれると、盛り返すことができずに25-27でこのセットを落とした。
第5セット
前セットからの勢いのままのセルビアに4-8とリードを許した。8-9と1点差に追い詰めたものの、そこから6連続失点を喫し8-15でセルビアにセットを奪われた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「今日は何とか勝ちたいゲームだったが、フルセットで負けて悔しい。終盤、セルビアの持ち味であるサーブで崩され、高いブロックにやられてしまった、それに尽きる」
田代佳奈美選手
「昨日のタイ戦と違って高さがある相手。日本の上からスパイクを打たれたり、攻撃をブロックされてしまうこともあったが、その中でアタッカーが高いブロックをうまく利用したり、サーブで攻めたりといいプレーも出せたと思う。そういったプレーがもっと出していくことが必要だと感じた」
島村春世選手
「セルビアはオリンピックに出場する相手なので、何が何でも勝ちにいきたかったが、終盤、自分たちのミスで失点が続いてしまった。前半は自分たちの持ち味であるサーブやブロックで相手の攻撃に対し、ワンタッチを奪い攻撃に繋げられたが、最後の最後で詰めの甘さが出てしまった」
田中瑞稀選手
「自分たちのいいプレーが出て流れがきているときはよかったが、流れが相手に傾いたときに自分たちからミスが出てしまい切り換えることができなかった。雰囲気が悪いときにどうしたらいいのか対処することが必要だと感じた」
6月24日 日本×タイ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3勝4敗
3
25
25
25
–
–
タイ
2勝5敗
0
20
19
15
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
田中瑞稀のスパイクや田代佳奈美のツーアタックなどで9-4とリードを広げたものの、すぐさま10-11と逆転を許した。しかし、この試合が全日本デビューとなった井上愛里沙、島村春世のサービスエースなどで19-17と再びリードを奪うと、最後は井上の強烈な一打で25-20とし、第1セットを先取した。
第2セット
中盤までは一進一退の展開となったが、江畑、井上のスパイクや相手のミスで18-15と点差を広げると、終盤には江畑のスパイクが立て続けに決まり、25-19で2セット連取に成功した。
第3セット
前セットまでの勢いのまま6-3とスタートダッシュに成功すると、この日両チームで最多18得点の江畑幸子を中心にアタッカー陣が次々と得点を奪い、25-15で3セット目を奪取した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「本大会でこれまでなかなか出場機会のなかった選手を起用した。特にサイドアタッカーの江畑(幸子選手)、井上(愛里沙選手)、田中(瑞稀選手)がよく頑張ってくれた。合流して間もない井上(選手)も初めての大きな舞台だったにも関わらず、冷静にスパイクを決めてくれた。しかし、サーブレシーブはあまり経験がなく狙われ、ミスも出てしまったことは本人も反省していると思う」
江畑幸子選手
「全日本のユニフォームを着て、日本で国際大会に出場するのは久しぶりだったが、ストレートで勝つことができてよかった。オリンピック出場に向けチャンスをいただいたからにはしっかりアピールしようと思った。コートに立つからには最高のプレーをしようと心がけているし、今日は自分らしいプレーができたらいいと思い切ってプレーした」
田代佳奈美選手
「ストレートで勝利し明日以降につながるゲームになったと思う。サーブミスなど自分たちのミスを減らさなければ高さのある相手には苦しい展開になると思うので、しっかり修正していきたい」
井上愛里沙選手
「合流してから1週間くらい、試合に出るかも分からず不安があったが、周りの方が声をかけてくださったことがありがたかったし、応援してくださる方々への恩返しのつもりで、とにかく思い切り自分のプレーをやろうと思ってコートに入った。スパイクはよかったかもしれないが、サーブレシーブは反省点。サーブレシーブで貢献できるように頑張りたい」
6月19日 日本×ドイツ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝4敗
3
25
26
25
25
–
ドイツ
6敗
1
27
24
15
18
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
16-15と中盤まではリードを奪ったが、スパイクミスや、連係の乱れによる連続失点が響き、23-24と逆転された日本。相手のサーブが外れデュースに突入したが、最後はドイツにサービスエースを決められ25-27で落とした。
第2セット
このセットのスタートより鍋谷友理枝、古賀紗理那、長岡望悠、セッター・田代佳奈美を起用。7-8でテクニカルタイムアウトを折り返して迎えた中盤。要所で鍋谷がスパイクを決め、最後は4連続得点でこのセットを奪い返した。
第3セット
サイド、センター線を使った幅広い攻撃で日本がペースを握った。12-10から古賀のバックアタックなどで5連続得点。ドイツのサーブにミスも出て、第3セットを25-15で奪った。
第4セット
立ち上がりから迫田さおりが巧打を連発しリードを奪った。ドイツの守りにミスが出て徐々にリードを広げ、終盤は鍋谷、山口舞と多彩な攻撃で相手に狙いを絞らせず、第4セットを25-18で取った。
【戦評】
眞鍋政義監督
「3-1で勝ったが、試合の入り方が良くなかった。1セット目のスタートでいく選手は、もっと強い気持ちを持ってやってほしい。古賀(紗理那選手)はオリンピック予選、今大会を含めて一番良かった。(次週の京都大会は)オリンピック前に日本でやる最後の大会なので、3連勝したい」
迫田さおり選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
鍋谷友理枝選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
6月18日 日本×アメリカ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝4敗
0
16
23
21
–
–
アメリカ
4勝1敗
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
日本は立ち上がりからサーブレシーブの安定感を欠き苦しい展開。4-8でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、打点の高いサーブで攻められ4-14と差を広げられた。アメリカ相手に10点を追う展開は厳しく、先取を許した。
第2セット
石井優希のスパイクが要所で決まり8-7でテクニカルタイムアウト。中盤は互いにサイドアウトをきっちりとものにする一進一退の展開。23-22と終盤にリードを奪ったが、勝負どころで相手のサイド攻撃を止められず3連続失点でこのセットを落とした。
第3セット
このセットのスタートからセッターに田代佳奈美を起用。7-8と食い下がる日本だったが、中盤から相手ミドルブロッカーの移動攻撃に対応できず、徐々に差を開けられた。鍋谷友理枝のサービスエースや相手のミスで16-17としたが、センター線とサイドと、多彩に展開するアメリカの攻撃に押されストレート負けを喫した。
【戦評】
眞鍋政義監督
「アメリカとはかなり実力の差がある。速いサーブに苦しめられた。サーブレシーブがここまで崩されると勝ち目はない。サーブレシーブと守備が頑張らないと厳しい。その中で長岡(望悠選手)は非常によかった。アメリカの高いブロックが来ても決定率、効果率がよかった」
長岡望悠選手
「もったいないボールが多かったのが悔しい。速いコンビネーションバレーを全員で作ってくるし、ブロックシステムも構築されているので、そこが壁になる。サーブから日本のリズムを崩された。チームとしては効果率を下げないようにと、監督からも言われているので、(スパイクが)ミスとシャットアウトにならないように気をつけて打った」
石井優希選手
「相手のサーブに苦しめられたのが一番大きい。1セット目の入りが悪かった。2、3セット目は粘ったけど、最後まで勝ちきることができなかった。こういう状況はオリンピックでもあると思うけど、苦しい状況で勝ちきらないといけない」
6月17日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝3敗
2
25
16
25
21
13
トルコ
2勝2敗
3
21
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤はトルコに先行されたが、大竹里歩、迫田さおりのサーブで連続得点し追い上げる。終盤は島村のサービスエースもあり、5連続得点で先取した。
第2セット
7-6から、サーブレシーブが乱れ、11連続失点と大崩れした日本。最後までこの連続失点が響き、16-25で落とした。
第3セット
序盤から迫田さおりのエースや、内瀬戸真実のスパイクでリードを奪った。11-10からは内瀬戸の連続サービスエースなどで勢いに乗り、25-23で奪い返した。
第4セット
立ち上がりは相手のミスにも助けられ8-6とリード。一気に試合を決めたかったが、サイドからの攻撃がトルコのブロックに捕まり、中盤に逆転を許しそのまま押し切られた。
第5セット
サーブミスが続く相手を崩すことができない。迫田のバックアタックや、内瀬戸のフェイントなどで食らいつくが、最後はトルコのサイドからの強打に屈した。この試合、トルコのブロック得点は28を数え、日本は高さに苦しんだ。
【戦評】
眞鍋政義監督
「(セットカウント)2-1で勝っていたが負けて残念。迫田(さおり選手)、田中(瑞稀選手)、島村(春世選手)がアメリカから合流したので、多く使おうと思っていた。まだコンビネーションが合わない選手や、サーブレシーブが返らない選手がいる」
迫田さおり選手
「勝てた試合だった。チームの中で内容をしっかりしていくことが重要。個人的には決めるべきところで決めきれなかった。ボールに力が乗っていなかったので、パワーを乗せていきたい」
田中瑞稀選手
6月12日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
2
20
20
25
27
8
イタリア
2勝1敗
3
25
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会からメンバーを一部入れ替えたイタリア。序盤は大竹里歩のスパイクが決まり8-4とリードしたが、サーブレシーブが乱れて逆転を許し、20-25でイタリアに第1セット先取を許した。
第2セット
サーブに苦しむ日本は相手に連続得点を許す場面が目立った。8-10からはジャンプフローターサーブに対処できず、5連続失点。終盤まで差を詰め切れず、20-25で第2セットを奪われた。
第3セット
第2セットまでと同じメンバーをコートに送り出した日本。序盤からブロックを読んだ古賀紗理那の強打が決まると、終盤は1点差まで詰め寄られたが、最後も古賀紗理那が決めて25-23でセットを取り返し、セットカウント1-2とした。
第4セット
ウィングスパイカー、ミドルブロッカーとも高さのあるイタリアの攻撃に苦しみながら、食らいついた日本。23-24とイタリアのマッチポイントの場面から相手のミスで追い付くと、24-25から荒木絵里香の移動攻撃、江畑幸子のスパイクなどで27-25と競り勝ち、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
2セットを奪い返した勢いを出したかったが、序盤から劣勢に。相手の強烈なサーブに連続失点を喫した。石井優希の連続得点で巻き返しを図った日本だったが、最後は相手のブロックが決まり8-15で最終セットを落とした。
【戦評】
眞鍋政義監督
「サーブレシーブがよくなかった。ブラジル大会では田代(佳奈美選手)がトスを上げているが、一戦一戦、配球を考えながらよくなっている。古賀(紗理那選手)はアタックの決定率、効果率も高かった。まずは次週のアメリカ大会で3連勝できるようにしたい。(試合に)出ていない選手を起用し、選手個々のパフォーマンスを見ていきたい」
キャプテン・荒木絵里香選手
「自分も含めてぐだぐだした展開になってしまった。スパイクが機能しなかったし、チームとして勢いを持って戦わなければならないところで、それが欠けていた。個人的にはもっとチームのために得点力を上げていかないといけない」
大竹里歩選手
「この試合は攻撃では通用した部分があるが、ブロック、サーブがまだまだ。ブロックでの得点が出ていない。相手のクイックにやられているのでワンタッチを取ること、そして高さとパワーがあるサイドの相手に対して、自分のタイミングでブロックにいけるようにしたい」
6月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
0
20
23
15
–
–
ブラジル
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ、5-12と大きく離された。その後も差を縮められないが、13-21から内瀬戸真実がライトからスピード感あふれるスパイクを決め、4連続得点と食い下がった。しかし序盤についた大差が響き、20-25で落とした。
第2セット
ブラジルのミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで序盤は主導権を握った。16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後1度は追い付かれたが、江畑幸子のバックアタック、大竹里歩のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22から相手の中央からの攻撃を止められず、3連続失点で落とした。
第3セット
第2セットの粘りを続けたかったが、歯車がかみ合わない。サイド、中央とブラジルに縦横無尽の攻撃を許し、序盤から劣勢が続いた。1セットを奪い一矢報いたかったが、オリンピック女王の勢いに押されストレート負けを喫した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
6月9日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
31
25
28
–
–
セルビア
1敗
0
29
18
26
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝4敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
タイ 2勝5敗 |
0 | 20 | 19 | 15 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
田中瑞稀のスパイクや田代佳奈美のツーアタックなどで9-4とリードを広げたものの、すぐさま10-11と逆転を許した。しかし、この試合が全日本デビューとなった井上愛里沙、島村春世のサービスエースなどで19-17と再びリードを奪うと、最後は井上の強烈な一打で25-20とし、第1セットを先取した。
第2セット
中盤までは一進一退の展開となったが、江畑、井上のスパイクや相手のミスで18-15と点差を広げると、終盤には江畑のスパイクが立て続けに決まり、25-19で2セット連取に成功した。
第3セット
前セットまでの勢いのまま6-3とスタートダッシュに成功すると、この日両チームで最多18得点の江畑幸子を中心にアタッカー陣が次々と得点を奪い、25-15で3セット目を奪取した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「本大会でこれまでなかなか出場機会のなかった選手を起用した。特にサイドアタッカーの江畑(幸子選手)、井上(愛里沙選手)、田中(瑞稀選手)がよく頑張ってくれた。合流して間もない井上(選手)も初めての大きな舞台だったにも関わらず、冷静にスパイクを決めてくれた。しかし、サーブレシーブはあまり経験がなく狙われ、ミスも出てしまったことは本人も反省していると思う」
江畑幸子選手
「全日本のユニフォームを着て、日本で国際大会に出場するのは久しぶりだったが、ストレートで勝つことができてよかった。オリンピック出場に向けチャンスをいただいたからにはしっかりアピールしようと思った。コートに立つからには最高のプレーをしようと心がけているし、今日は自分らしいプレーができたらいいと思い切ってプレーした」
田代佳奈美選手
「ストレートで勝利し明日以降につながるゲームになったと思う。サーブミスなど自分たちのミスを減らさなければ高さのある相手には苦しい展開になると思うので、しっかり修正していきたい」
井上愛里沙選手
「合流してから1週間くらい、試合に出るかも分からず不安があったが、周りの方が声をかけてくださったことがありがたかったし、応援してくださる方々への恩返しのつもりで、とにかく思い切り自分のプレーをやろうと思ってコートに入った。スパイクはよかったかもしれないが、サーブレシーブは反省点。サーブレシーブで貢献できるように頑張りたい」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝4敗 |
3 | 25 | 26 | 25 | 25 | – |
ドイツ 6敗 |
1 | 27 | 24 | 15 | 18 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
16-15と中盤まではリードを奪ったが、スパイクミスや、連係の乱れによる連続失点が響き、23-24と逆転された日本。相手のサーブが外れデュースに突入したが、最後はドイツにサービスエースを決められ25-27で落とした。
第2セット
このセットのスタートより鍋谷友理枝、古賀紗理那、長岡望悠、セッター・田代佳奈美を起用。7-8でテクニカルタイムアウトを折り返して迎えた中盤。要所で鍋谷がスパイクを決め、最後は4連続得点でこのセットを奪い返した。
第3セット
サイド、センター線を使った幅広い攻撃で日本がペースを握った。12-10から古賀のバックアタックなどで5連続得点。ドイツのサーブにミスも出て、第3セットを25-15で奪った。
第4セット
立ち上がりから迫田さおりが巧打を連発しリードを奪った。ドイツの守りにミスが出て徐々にリードを広げ、終盤は鍋谷、山口舞と多彩な攻撃で相手に狙いを絞らせず、第4セットを25-18で取った。
【戦評】
眞鍋政義監督
「3-1で勝ったが、試合の入り方が良くなかった。1セット目のスタートでいく選手は、もっと強い気持ちを持ってやってほしい。古賀(紗理那選手)はオリンピック予選、今大会を含めて一番良かった。(次週の京都大会は)オリンピック前に日本でやる最後の大会なので、3連勝したい」
迫田さおり選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
鍋谷友理枝選手
「1セット目を失ってしまい個人的にも調子が良くなかったが、いつもなら気持ちが切れてしまうところを、今できることを考えてその後もでプレーできた。決めるところで決められないところが今日の反省点」
6月18日 日本×アメリカ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝4敗
0
16
23
21
–
–
アメリカ
4勝1敗
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
日本は立ち上がりからサーブレシーブの安定感を欠き苦しい展開。4-8でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、打点の高いサーブで攻められ4-14と差を広げられた。アメリカ相手に10点を追う展開は厳しく、先取を許した。
第2セット
石井優希のスパイクが要所で決まり8-7でテクニカルタイムアウト。中盤は互いにサイドアウトをきっちりとものにする一進一退の展開。23-22と終盤にリードを奪ったが、勝負どころで相手のサイド攻撃を止められず3連続失点でこのセットを落とした。
第3セット
このセットのスタートからセッターに田代佳奈美を起用。7-8と食い下がる日本だったが、中盤から相手ミドルブロッカーの移動攻撃に対応できず、徐々に差を開けられた。鍋谷友理枝のサービスエースや相手のミスで16-17としたが、センター線とサイドと、多彩に展開するアメリカの攻撃に押されストレート負けを喫した。
【戦評】
眞鍋政義監督
「アメリカとはかなり実力の差がある。速いサーブに苦しめられた。サーブレシーブがここまで崩されると勝ち目はない。サーブレシーブと守備が頑張らないと厳しい。その中で長岡(望悠選手)は非常によかった。アメリカの高いブロックが来ても決定率、効果率がよかった」
長岡望悠選手
「もったいないボールが多かったのが悔しい。速いコンビネーションバレーを全員で作ってくるし、ブロックシステムも構築されているので、そこが壁になる。サーブから日本のリズムを崩された。チームとしては効果率を下げないようにと、監督からも言われているので、(スパイクが)ミスとシャットアウトにならないように気をつけて打った」
石井優希選手
「相手のサーブに苦しめられたのが一番大きい。1セット目の入りが悪かった。2、3セット目は粘ったけど、最後まで勝ちきることができなかった。こういう状況はオリンピックでもあると思うけど、苦しい状況で勝ちきらないといけない」
6月17日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝3敗
2
25
16
25
21
13
トルコ
2勝2敗
3
21
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤はトルコに先行されたが、大竹里歩、迫田さおりのサーブで連続得点し追い上げる。終盤は島村のサービスエースもあり、5連続得点で先取した。
第2セット
7-6から、サーブレシーブが乱れ、11連続失点と大崩れした日本。最後までこの連続失点が響き、16-25で落とした。
第3セット
序盤から迫田さおりのエースや、内瀬戸真実のスパイクでリードを奪った。11-10からは内瀬戸の連続サービスエースなどで勢いに乗り、25-23で奪い返した。
第4セット
立ち上がりは相手のミスにも助けられ8-6とリード。一気に試合を決めたかったが、サイドからの攻撃がトルコのブロックに捕まり、中盤に逆転を許しそのまま押し切られた。
第5セット
サーブミスが続く相手を崩すことができない。迫田のバックアタックや、内瀬戸のフェイントなどで食らいつくが、最後はトルコのサイドからの強打に屈した。この試合、トルコのブロック得点は28を数え、日本は高さに苦しんだ。
【戦評】
眞鍋政義監督
「(セットカウント)2-1で勝っていたが負けて残念。迫田(さおり選手)、田中(瑞稀選手)、島村(春世選手)がアメリカから合流したので、多く使おうと思っていた。まだコンビネーションが合わない選手や、サーブレシーブが返らない選手がいる」
迫田さおり選手
「勝てた試合だった。チームの中で内容をしっかりしていくことが重要。個人的には決めるべきところで決めきれなかった。ボールに力が乗っていなかったので、パワーを乗せていきたい」
田中瑞稀選手
6月12日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
2
20
20
25
27
8
イタリア
2勝1敗
3
25
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会からメンバーを一部入れ替えたイタリア。序盤は大竹里歩のスパイクが決まり8-4とリードしたが、サーブレシーブが乱れて逆転を許し、20-25でイタリアに第1セット先取を許した。
第2セット
サーブに苦しむ日本は相手に連続得点を許す場面が目立った。8-10からはジャンプフローターサーブに対処できず、5連続失点。終盤まで差を詰め切れず、20-25で第2セットを奪われた。
第3セット
第2セットまでと同じメンバーをコートに送り出した日本。序盤からブロックを読んだ古賀紗理那の強打が決まると、終盤は1点差まで詰め寄られたが、最後も古賀紗理那が決めて25-23でセットを取り返し、セットカウント1-2とした。
第4セット
ウィングスパイカー、ミドルブロッカーとも高さのあるイタリアの攻撃に苦しみながら、食らいついた日本。23-24とイタリアのマッチポイントの場面から相手のミスで追い付くと、24-25から荒木絵里香の移動攻撃、江畑幸子のスパイクなどで27-25と競り勝ち、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
2セットを奪い返した勢いを出したかったが、序盤から劣勢に。相手の強烈なサーブに連続失点を喫した。石井優希の連続得点で巻き返しを図った日本だったが、最後は相手のブロックが決まり8-15で最終セットを落とした。
【戦評】
眞鍋政義監督
「サーブレシーブがよくなかった。ブラジル大会では田代(佳奈美選手)がトスを上げているが、一戦一戦、配球を考えながらよくなっている。古賀(紗理那選手)はアタックの決定率、効果率も高かった。まずは次週のアメリカ大会で3連勝できるようにしたい。(試合に)出ていない選手を起用し、選手個々のパフォーマンスを見ていきたい」
キャプテン・荒木絵里香選手
「自分も含めてぐだぐだした展開になってしまった。スパイクが機能しなかったし、チームとして勢いを持って戦わなければならないところで、それが欠けていた。個人的にはもっとチームのために得点力を上げていかないといけない」
大竹里歩選手
「この試合は攻撃では通用した部分があるが、ブロック、サーブがまだまだ。ブロックでの得点が出ていない。相手のクイックにやられているのでワンタッチを取ること、そして高さとパワーがあるサイドの相手に対して、自分のタイミングでブロックにいけるようにしたい」
6月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
0
20
23
15
–
–
ブラジル
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ、5-12と大きく離された。その後も差を縮められないが、13-21から内瀬戸真実がライトからスピード感あふれるスパイクを決め、4連続得点と食い下がった。しかし序盤についた大差が響き、20-25で落とした。
第2セット
ブラジルのミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで序盤は主導権を握った。16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後1度は追い付かれたが、江畑幸子のバックアタック、大竹里歩のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22から相手の中央からの攻撃を止められず、3連続失点で落とした。
第3セット
第2セットの粘りを続けたかったが、歯車がかみ合わない。サイド、中央とブラジルに縦横無尽の攻撃を許し、序盤から劣勢が続いた。1セットを奪い一矢報いたかったが、オリンピック女王の勢いに押されストレート負けを喫した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
6月9日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
31
25
28
–
–
セルビア
1敗
0
29
18
26
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝4敗 |
0 | 16 | 23 | 21 | – | – |
アメリカ 4勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
日本は立ち上がりからサーブレシーブの安定感を欠き苦しい展開。4-8でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、打点の高いサーブで攻められ4-14と差を広げられた。アメリカ相手に10点を追う展開は厳しく、先取を許した。
第2セット
石井優希のスパイクが要所で決まり8-7でテクニカルタイムアウト。中盤は互いにサイドアウトをきっちりとものにする一進一退の展開。23-22と終盤にリードを奪ったが、勝負どころで相手のサイド攻撃を止められず3連続失点でこのセットを落とした。
第3セット
このセットのスタートからセッターに田代佳奈美を起用。7-8と食い下がる日本だったが、中盤から相手ミドルブロッカーの移動攻撃に対応できず、徐々に差を開けられた。鍋谷友理枝のサービスエースや相手のミスで16-17としたが、センター線とサイドと、多彩に展開するアメリカの攻撃に押されストレート負けを喫した。
【戦評】
眞鍋政義監督
「アメリカとはかなり実力の差がある。速いサーブに苦しめられた。サーブレシーブがここまで崩されると勝ち目はない。サーブレシーブと守備が頑張らないと厳しい。その中で長岡(望悠選手)は非常によかった。アメリカの高いブロックが来ても決定率、効果率がよかった」
長岡望悠選手
「もったいないボールが多かったのが悔しい。速いコンビネーションバレーを全員で作ってくるし、ブロックシステムも構築されているので、そこが壁になる。サーブから日本のリズムを崩された。チームとしては効果率を下げないようにと、監督からも言われているので、(スパイクが)ミスとシャットアウトにならないように気をつけて打った」
石井優希選手
「相手のサーブに苦しめられたのが一番大きい。1セット目の入りが悪かった。2、3セット目は粘ったけど、最後まで勝ちきることができなかった。こういう状況はオリンピックでもあると思うけど、苦しい状況で勝ちきらないといけない」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝3敗 |
2 | 25 | 16 | 25 | 21 | 13 |
トルコ 2勝2敗 |
3 | 21 | 25 | 23 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤はトルコに先行されたが、大竹里歩、迫田さおりのサーブで連続得点し追い上げる。終盤は島村のサービスエースもあり、5連続得点で先取した。
第2セット
7-6から、サーブレシーブが乱れ、11連続失点と大崩れした日本。最後までこの連続失点が響き、16-25で落とした。
第3セット
序盤から迫田さおりのエースや、内瀬戸真実のスパイクでリードを奪った。11-10からは内瀬戸の連続サービスエースなどで勢いに乗り、25-23で奪い返した。
第4セット
立ち上がりは相手のミスにも助けられ8-6とリード。一気に試合を決めたかったが、サイドからの攻撃がトルコのブロックに捕まり、中盤に逆転を許しそのまま押し切られた。
第5セット
サーブミスが続く相手を崩すことができない。迫田のバックアタックや、内瀬戸のフェイントなどで食らいつくが、最後はトルコのサイドからの強打に屈した。この試合、トルコのブロック得点は28を数え、日本は高さに苦しんだ。
【戦評】
眞鍋政義監督
「(セットカウント)2-1で勝っていたが負けて残念。迫田(さおり選手)、田中(瑞稀選手)、島村(春世選手)がアメリカから合流したので、多く使おうと思っていた。まだコンビネーションが合わない選手や、サーブレシーブが返らない選手がいる」
迫田さおり選手
「勝てた試合だった。チームの中で内容をしっかりしていくことが重要。個人的には決めるべきところで決めきれなかった。ボールに力が乗っていなかったので、パワーを乗せていきたい」
田中瑞稀選手
6月12日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
2
20
20
25
27
8
イタリア
2勝1敗
3
25
25
23
25
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会からメンバーを一部入れ替えたイタリア。序盤は大竹里歩のスパイクが決まり8-4とリードしたが、サーブレシーブが乱れて逆転を許し、20-25でイタリアに第1セット先取を許した。
第2セット
サーブに苦しむ日本は相手に連続得点を許す場面が目立った。8-10からはジャンプフローターサーブに対処できず、5連続失点。終盤まで差を詰め切れず、20-25で第2セットを奪われた。
第3セット
第2セットまでと同じメンバーをコートに送り出した日本。序盤からブロックを読んだ古賀紗理那の強打が決まると、終盤は1点差まで詰め寄られたが、最後も古賀紗理那が決めて25-23でセットを取り返し、セットカウント1-2とした。
第4セット
ウィングスパイカー、ミドルブロッカーとも高さのあるイタリアの攻撃に苦しみながら、食らいついた日本。23-24とイタリアのマッチポイントの場面から相手のミスで追い付くと、24-25から荒木絵里香の移動攻撃、江畑幸子のスパイクなどで27-25と競り勝ち、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
2セットを奪い返した勢いを出したかったが、序盤から劣勢に。相手の強烈なサーブに連続失点を喫した。石井優希の連続得点で巻き返しを図った日本だったが、最後は相手のブロックが決まり8-15で最終セットを落とした。
【戦評】
眞鍋政義監督
「サーブレシーブがよくなかった。ブラジル大会では田代(佳奈美選手)がトスを上げているが、一戦一戦、配球を考えながらよくなっている。古賀(紗理那選手)はアタックの決定率、効果率も高かった。まずは次週のアメリカ大会で3連勝できるようにしたい。(試合に)出ていない選手を起用し、選手個々のパフォーマンスを見ていきたい」
キャプテン・荒木絵里香選手
「自分も含めてぐだぐだした展開になってしまった。スパイクが機能しなかったし、チームとして勢いを持って戦わなければならないところで、それが欠けていた。個人的にはもっとチームのために得点力を上げていかないといけない」
大竹里歩選手
「この試合は攻撃では通用した部分があるが、ブロック、サーブがまだまだ。ブロックでの得点が出ていない。相手のクイックにやられているのでワンタッチを取ること、そして高さとパワーがあるサイドの相手に対して、自分のタイミングでブロックにいけるようにしたい」
6月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
0
20
23
15
–
–
ブラジル
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
-
-
第1セット
序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ、5-12と大きく離された。その後も差を縮められないが、13-21から内瀬戸真実がライトからスピード感あふれるスパイクを決め、4連続得点と食い下がった。しかし序盤についた大差が響き、20-25で落とした。
第2セット
ブラジルのミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで序盤は主導権を握った。16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後1度は追い付かれたが、江畑幸子のバックアタック、大竹里歩のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22から相手の中央からの攻撃を止められず、3連続失点で落とした。
第3セット
第2セットの粘りを続けたかったが、歯車がかみ合わない。サイド、中央とブラジルに縦横無尽の攻撃を許し、序盤から劣勢が続いた。1セットを奪い一矢報いたかったが、オリンピック女王の勢いに押されストレート負けを喫した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
6月9日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
31
25
28
–
–
セルビア
1敗
0
29
18
26
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
2 | 20 | 20 | 25 | 27 | 8 |
イタリア 2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 23 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会からメンバーを一部入れ替えたイタリア。序盤は大竹里歩のスパイクが決まり8-4とリードしたが、サーブレシーブが乱れて逆転を許し、20-25でイタリアに第1セット先取を許した。
第2セット
サーブに苦しむ日本は相手に連続得点を許す場面が目立った。8-10からはジャンプフローターサーブに対処できず、5連続失点。終盤まで差を詰め切れず、20-25で第2セットを奪われた。
第3セット
第2セットまでと同じメンバーをコートに送り出した日本。序盤からブロックを読んだ古賀紗理那の強打が決まると、終盤は1点差まで詰め寄られたが、最後も古賀紗理那が決めて25-23でセットを取り返し、セットカウント1-2とした。
第4セット
ウィングスパイカー、ミドルブロッカーとも高さのあるイタリアの攻撃に苦しみながら、食らいついた日本。23-24とイタリアのマッチポイントの場面から相手のミスで追い付くと、24-25から荒木絵里香の移動攻撃、江畑幸子のスパイクなどで27-25と競り勝ち、フルセットに持ち込んだ。
第5セット
2セットを奪い返した勢いを出したかったが、序盤から劣勢に。相手の強烈なサーブに連続失点を喫した。石井優希の連続得点で巻き返しを図った日本だったが、最後は相手のブロックが決まり8-15で最終セットを落とした。
【戦評】
眞鍋政義監督
「サーブレシーブがよくなかった。ブラジル大会では田代(佳奈美選手)がトスを上げているが、一戦一戦、配球を考えながらよくなっている。古賀(紗理那選手)はアタックの決定率、効果率も高かった。まずは次週のアメリカ大会で3連勝できるようにしたい。(試合に)出ていない選手を起用し、選手個々のパフォーマンスを見ていきたい」
キャプテン・荒木絵里香選手
「自分も含めてぐだぐだした展開になってしまった。スパイクが機能しなかったし、チームとして勢いを持って戦わなければならないところで、それが欠けていた。個人的にはもっとチームのために得点力を上げていかないといけない」
大竹里歩選手
「この試合は攻撃では通用した部分があるが、ブロック、サーブがまだまだ。ブロックでの得点が出ていない。相手のクイックにやられているのでワンタッチを取ること、そして高さとパワーがあるサイドの相手に対して、自分のタイミングでブロックにいけるようにしたい」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
0 | 20 | 23 | 15 | – | – |
ブラジル 2勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ、5-12と大きく離された。その後も差を縮められないが、13-21から内瀬戸真実がライトからスピード感あふれるスパイクを決め、4連続得点と食い下がった。しかし序盤についた大差が響き、20-25で落とした。
第2セット
ブラジルのミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで序盤は主導権を握った。16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後1度は追い付かれたが、江畑幸子のバックアタック、大竹里歩のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22から相手の中央からの攻撃を止められず、3連続失点で落とした。
第3セット
第2セットの粘りを続けたかったが、歯車がかみ合わない。サイド、中央とブラジルに縦横無尽の攻撃を許し、序盤から劣勢が続いた。1セットを奪い一矢報いたかったが、オリンピック女王の勢いに押されストレート負けを喫した。
【コメント】
眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
6月9日 日本×セルビア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
31
25
28
–
–
セルビア
1敗
0
29
18
26
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 31 | 25 | 28 | – | – |
セルビア 1敗 |
0 | 29 | 18 | 26 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会でコートに立てなかった選手を中心にスターティングメンバーに起用。序盤は一進一退の攻防が続く。11-13とリードされた場面から終盤にかけ、古賀紗理那の強打などで追い上げデュースに突入。最後は28-29から3連続得点で31-29と第1セットを制した。
第2セット
序盤3-5から古賀のバックアタックなどで4連続得点し逆転。中盤にはセッター対角に入った内瀬戸真実のスパイクなどでリードを広げ、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は後半も勢いに乗り、最後は25-18を第2セットも連取した。
第3セット
立ち上がりからセルビアに連続得点を許した。14-16と劣勢が続くが、江畑幸子のスパイク、古賀の軟打などで食らいつき、第1セットに続きデュースに突入。26-26からは、この試合チーム最多得点の古賀が連続して得点を決め、28-26と第3セットを奪った。
【コメント】
眞鍋政義監督
オリンピック世界最終予選に出ていない選手を使おうと思った。グランプリの1戦目だし勝つことができて良かった。あと8戦ある中で、コートの中ではいいプレーを全員に期待したい。年齢に関係なく、ベストな(オリンピック代表の)12名を選びたい。
古賀紗理那選手
大事なところでミスが多かったので、修正していきたい。サーブレシーブも、スパイクでシャットもされた。ミスを減らせるようにしていきたい。(オリンピック世界最終予選は)気持ちばかり入りすぎて、力んだり、焦ったりしていたのが駄目だったかなと思う。
大竹里歩選手
のびのびプレーできた。セルビアはすごく高いブロックだったが、早く、そして高く打てば通用すると感じた。攻撃はこれ以上にバリエーションを増やしたい。攻撃だけが良くても(オリンピックメンバーには)残れないと思うので、ブロックでも得点できるようにしていきたい。
○FIVBワールドグランプリ2016 グループ1 プールB1 順位表(6月9日[木]終了時点)
1位:日本(1勝0敗、勝点3、セット率=MAX)
2位:ブラジル(1勝0敗、勝点3、セット率=3.000)
3位:イタリア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.333)
4位:セルビア(0勝1敗、勝点0、セット率=0.000)