FIVB世界クラブ女子選手権大会2016

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. エジザジュバシュ・ヴィトラ・イスタンブール(トルコ)
  2. ポミ・カサルマジョーレ(イタリア)
  3. ワクフバンク・イスタンブール(トルコ)
  4. ヴォレロ・チューリヒ(スイス)
  1. レクソナSesc(ブラジル)
  2. 久光製薬スプリングス(日本)
  3. バンコク・グラス(タイ)
  4. PSLマニラ(フィリピン)

個人賞

ベストアウトサイドスパイカー賞 朱 婷(シュ,テイ)選手(ワクフバンク)
ベストアウトサイドスパイカー賞 タチアナ・コシェレワ選手(エジザジュバシュ)
ベストミドルブロッカー賞 ミレーナ・ラシッチ選手(ワクフバンク)
ベストミドルブロッカー賞 フォルケ・アキンラデウォ選手(チューリヒ)
ベストリベロ ファビアナ・オリベイラ選手(レクソナSesc)
ベストセッター カーリー・ロイド選手(カサルマジョーレ)
ベストオポジットスパイカー ティヤナ・ボシュコビッチ選手(エジザジュバシュ)
MVP ティヤナ・ボシュコビッチ選手(エジザジュバシュ)

日本の試合結果

10月23日 久光製薬スプリングス×レクソナSesc 5-6位決定戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
久光製薬スプリングス 2 25 22 15 32 7
レクソナSesc 3 20 25 25 30 15

【第1セットのスタメン】

※スターティングメンバーは背番号順。

【戦評】

第1セット

白熱した試合展開からウィングスパイカー陣とセッター・中大路絢野の息の合ったコンビネーションで得点を重ね、25-20で第1セットを先取した。

第2セット

レクソナSescのスパイクをブロックにかけ、レシーブで繋いでポイントを重ねた久光製薬スプリングス。その後も長岡望悠のスパイクなどで得点したが、終盤にサーブレシーブが崩れ、22-25で振り切られた。

第3セット

レクソナSescにサーブで崩され、なかなか攻撃へと繋げることができない。苦しい場面で長岡がトスを呼びスパイクを決めたものの、セット中盤から引き離され15-25で第3セットを失った。

第4セット

序盤から接戦となったこのセットは、長岡が攻守で盛り立ててチームを牽引した。終盤は1点の取り合いが続いたが、チーム最多19得点の新鍋理沙、長岡、石井優希のスパイクで32-30。デュースの末に第4セットを奪取し、フルセットに持ち込んだ。

第5セット

序盤からレクソナSescにペースを握られサーブで崩されると、叩きつけられるようなスパイクに反撃できず、7-15でセットを落とした。

【コメント】

中田久美監督
「最終日まで久光製薬スプリングスへ熱いご声援をお送りくださった皆さま、ありがとうございました。本大会を6位という結果で終え、悔しい気持ちもあるが、貴重な経験ができたことに大変感謝している。今日(23日)の試合はフルセットの末に敗れたが、高さもスピードもあるチームを相手に、競った状況で勝ち取った4セット目は今後に大きく生かされる内容だった。本大会での経験を今後に生かし、久光製薬スプリングスのバレーに磨きをかけたい。今後も久光製薬スプリングスへ温かいご声援をよろしくお願いいたします」

10月22日 久光製薬スプリングス×PSLマニラ セミファイナルラウンド(5-8位)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
久光製薬スプリングス 3 25 25 25
PSLマニラ 0 15 18 21

【第1セットのスタメン】

※スターティングメンバーは背番号順。

【戦評】

第1セット

序盤からマヤ・トカルスカの連続ブロックで相手の攻撃を封じ、久光製薬スプリングスがリードを奪った。終盤にもブロックポイントを重ねると、最後はこの試合で両チーム最多16得点の石井優希がスパイクを決めて、25-15で第1セットを先取した。

第2セット

強打と軟打と使い分けてPSLマニラを揺さぶると、チャレンジ(ビデオ判定)を2度成功させるなどリードを保った。トカルスカのブロックなどでリズムを崩すことなく得点を積み重ね、第2セットを25-18で奪取した。

第3セット

リベロ・筒井さやかが好守でチームを鼓舞。久光製薬スプリングスのペースで試合を進めると、途中出場した選手の活躍もあり、25-21で第3セットを奪った。

【コメント】

中田久美監督
「今日のPSLマニラとの1戦は、地元の大声援もあり大変盛り上がる試合だった。リベロ・筒井(さやか選手)を中心に粘りのバレーを見せ、終始久光製薬スプリングスの流れで試合を展開できたことがチームの勝因。本大会最終戦となる明日(23日)のレクソナSescとの試合、悔いなく終えられるようチーム一丸となって試合に臨みたい。明日も温かいご声援をよろしくお願いします」

【久光製薬スプリングスの次戦】

現地時間: 10月23日(日) 現地時間10:00~(日本時間11:00~)

ラウンド: 5-6位決定戦

対戦相手: レクソナSesc(ブラジル)

10月20日 久光製薬スプリングス×バンコク・グラス 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
久光製薬スプリングス
1勝2敗
3 25 25 25
バンコク・グラス
2敗
0 14 18 20

【第1セットのスタメン】

※スターティングメンバーは背番号順。

【戦評】

第1セット

立ち上がりから久光製薬スプリングスがペースを握ってリードを奪うと、その後もウィングスパイカー陣が強打と軟打を使い分けてバンコク・グラスを揺さぶり、25-14で第1セットを先取した。

第2セット

序盤は粘り強いレシーブの連続でラリーが続くと、バンコク・グラスにリードを許した。それでもキャプテン・長岡望悠のスパイクで徐々に点差を縮めると、流れを引き寄せた久光製薬スプリングスが25-18で2セット連取に成功した。

第3セット

長岡のスパイクとサービスエースでスタートダッシュに成功すると、マヤ・トカルスカの高さのあるブロックでバンコク・グラスの攻撃をシャットアウト。最後まで主導権を渡すことなく、25-20でこのセットを奪取した。

【コメント】

中田久美監督
「昨年アジアクラブ女子選手権大会の決勝戦で敗れたバンコク・グラスとの試合で、セットを落とすことなく勝利することができた。チームにとっていい勝ち方ができたと思う。久光製薬スプリングスらしい粘り強いレシーブと強弱のあるスパイクで、序盤からリズムを崩すことなく試合を展開したことが勝利につながった。明日(21日)は練習日となるので、予選リーグ戦3試合の修正を行い、次に控える2戦でベストパフォーマンスを発揮できるようにしたい。残りの2戦も温かいご声援をよろしくお願いいたします」

予選リーグ戦A組最終順位

1位: エジザジュバシュ・ヴィトラ・イスタンブール(3勝0敗)

2位: ポミ・カサルマジョーレ(2勝1敗)

3位: レクソナSesc(1勝2敗)

4位: PSLマニラ(0勝3敗)

予選リーグ戦B組最終順位

1位: ヴォレロ・チューリヒ(3勝0敗)

2位: ワクフバンク・イスタンブール(2勝1敗)

3位: 久光製薬スプリングス(1勝2敗)

4位: バンコク・グラス(0勝3敗)

【久光製薬スプリングスの次戦】

試合時間: 10月22日(土) 現地時間16:30~(日本時間17:30~)

ラウンド: セミファイナルラウンド(5-8位)

対戦相手: PSLマニラ(予選リーグ戦A組4位)

10月19日 久光製薬スプリングス×ヴォレロ・チューリヒ 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
久光製薬スプリングス
2敗
0 19 15 17
ヴォレロ・チューリヒ
2勝
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

※スターティングメンバーは背番号順。

【戦評】

第1セット

序盤からヴォレロ・チューリヒ(以下、チューリヒ)の高さのあるスパイクに翻弄され、リードを許す展開となった。久光製薬スプリングスも相手ブロックを利用したスパイクで得点を重ねたが、19-25で第1セットを落とした。

第2セット

序盤からチューリヒに大きくリードを許したものの、中盤は新鍋理沙のスパイク、サービスエースなどで徐々に得点を重ねた。しかし、高打点から放たれるスパイクにブロックで対処することができず、15-25で第2セットを失った。

第3セット

両チームとも一歩も譲らない展開となった立ち上がりは、岩坂名奈のキレのあるスパイクや石井優希、長岡望悠の奮闘で得点を重ねた。それでも、チューリヒからリードを奪うことができない久光製薬スプリングス、中盤からは相手の高さに押されて17-25で第3セットを落とした。

【コメント】

中田久美監督
「本日も久光製薬スプリングスに温かいご声援をお送りいただいた皆さま、ありがとうございました。昨日(のワクフバンク戦と)同様、高さとパワーのある相手に対して久光製薬スプリングスのオフェンスを機能させることができず、不甲斐ない試合をしてしまい非常に残念に思う。世界と対等に戦うために必要なものを選手・スタッフが今一度確認しコートの中で実行できるよう、修正して残りの試合を戦っていきたい。ベストなパフォーマンスを出せるよう、まずは明日の1戦(バンコク・グラス戦)に向けてチーム一丸となり戦っていきたい。チーム一丸となって頑張りますので、温かいご声援をお願いします」

予選リーグ戦B組順位表(10月19日終了時点)

1位: ヴォレロ・チューリヒ(2勝0敗)

2位: ワクフバンク・イスタンブール(1勝0敗)

3位: 久光製薬スプリングス(0勝2敗)

4位: バンコク・グラス(0勝1敗)

※ワクフバンク・イスタンブールとバンコク・グラスは19日(水)に試合がありませんでした。

【久光製薬スプリングスの次戦】

現地時間: 10月20日(木) 現地時間10:00~(日本時間11:00~)

ラウンド: 予選リーグ戦

対戦相手: バンコク・グラス(タイ)

10月18日 久光製薬スプリングス×ワクフバンク・イスタンブール 予選リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
久光製薬スプリングス
1敗
1 15 15 31 18
ワクフバンク・イスタンブール
1勝
3 25 25 29 25

【第1セットのスタメン】

※スターティングメンバーは背番号順。

【戦評】

第1セット

立ち上がりからワクフバンク・イスタンブール(以下、ワクフバンク)の高さに対応することができずにテンポを崩すと、ワクフバンクに大きくリードを許した。久光製薬スプリングスもサーブやスパイクで粘りを見せたが、主導権を奪えず15-25で第1セットを落とした。

第2セット

立ち上がりからサーブやブロックで攻撃を仕掛けて高さのある相手に応戦したが、中盤に連続得点を許すとペースを奪われ、このセットも15-25で落とした。

第3セット

サーブでワクフバンクを崩し久光製薬スプリングスがペースを握ると、相手のミスを誘い、ブロックアウトなどで得点を重ねた。終盤、ワクフバンクに連続得点を許し同点に追い付かれたが、今大会初のチャレンジ(ビデオ判定)も成功させ、31-29でセットを奪い返した。

第4セット

序盤は久光製薬スプリングスがリードして試合を進めたが、サーブと高さのある攻撃でワクフバンクに逆転を許した。好守を得点に繋げた久光製薬スプリングスだったが、最後まで相手のペースを崩せず、18-25で第4セットを落とした。

【コメント】

中田久美監督
「立ち上がりにリードを許した結果、第1セットと第2セットを落として後がない状況となってしまった。しかし、第3セットは高さのあるブロック、スパイクに対しての修正ができ、久光製薬スプリングスのバレーボールができた。これはチームにとって大きな収穫。また、第3セットは相手のマッチポイントから巻き返し、粘りのバレーで掴み取ったセットだった。第4セットは第3セットの勢いが相手の攻めに負けてしまい、崩されてしまったことが敗因。黒星スタートとなったが、明日の試合に向けて切り替え、チーム全員で勝利を掴み取りにいきたい」

【日本の次戦】

日時: 10月19日(水) 現地時間16:30~(日本時間17:30~)

ラウンド: 予選リーグ戦(B組)

対戦相手: ヴォレロ・チューリヒ(スイス)