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- ウィングスパイカー
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
チリ | 0 | 22 | 23 | 19 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、ファイナルラウンド(15-16位決定戦)。日本はチリと対戦した。第1セットを先取して迎えた第2セット、出足はチリにリードを許したが、前半に連続サービスエースで逆転し25-23と第2セットも連取。第3セットは中盤にブロックポイントを含む7連続得点で22-18と逆転し主導権を握ると、このセットも25-19で取りセットカウント3-0のストレートで勝利した。その結果日本は本大会を15位で終了した。
第1セット、序盤はチリのミスから3-1とリードしたが、日本のサーブレシーブが安定せずサービスエースとブロックポイントを許し4-8とリードされた。中盤は両チームともサイドアウトを繰り返し13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後16-17と追い上げたが、日本のミスによる連続失点で17-20と点差を広げられた。ここで都筑仁に代えて近江芳樹を投入し、その近江がスパイクを決め20-20の同点に追いついた。22-22からチリの3連続ミスで25-22と第1セットを先取した。
第2セット、チリに先手を取られ3-5とリードされたが、都筑の連続サービスエースで7-5と逆転に成功。その後もレシーブが安定しないチリに対して仲本賢優、鈴木祐貴がラリー中のスパイクを決めて16-11とリードを広げた。後半に入り仲本に替えてマルキ ナシムを投入すると、そのマルキがスパイクを決め23-16とし、最後は鈴木がスパイクを決め25-23とこのセットを押し切った。
第3セット、序盤は、追い詰められたチリに先手を取られ6-10とリードされた。佐藤謙次のサービスエースで9-10と追い上げたが、好守の咬み合わない日本は失点が続き12-16と突き放された。ここで都筑に代えて近江を投入。その近江のサーブで相手レシーブを崩し15-16と僅差に詰めよった。ここから連続ブロックとチリの連続スパイクミスなどで7連続得点。22-17と一気に差をつけた日本は、最後は金子聖輝がスパイクを決めて25-19で第3セットを取った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 16 | 21 | 26 | – | – |
ドイツ | 3 | 25 | 25 | 28 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、セミファイナルラウンド(13-16位)。日本はドイツと対戦した。第1セット前半はサーブレシーブが崩れて6-13と突き放された。この失点を挽回できずに16-25でこのセットを落とした。第2セット序盤、日本のサーブが機能しリードしたが、しかし、ドイツの好サーブと高いブロックに苦戦し逆転を許した。勢いにのるドイツの前に攻め手を欠き、このセットも落とした。第3セット、一進一退の攻防の末24-22とセットポイントを握ったが、あと1点が遠い日本はデュースに追いつかれると力尽き26-28で第3セットを落とし、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は8月23日10時00分(日本時間8月23日22時00分)にチリとファイナルラウンド(15-16位決定戦)を戦う。
第1セット、序盤からドイツの好サーブに苦しむ日本は、高いブロックを意識してスパイクミスも重なり6連続失点で2-7とリードされた。流れを変えたい日本は、都築仁に代えて近江芳樹を入れるとドイツのスパイクミスで6-9と反撃に転じたが、再びサービスエースからの連続失点で8-16とリードを広げられた。終盤は仲本賢優に代え斉藤総人を入れて立て直しを図るが、ドイツの勢いを止めることができずに16-25で第1セットを落とした。
第2セット、序盤は、仲本のサーブがドイツのレシーブを崩し、スパイクミスを誘い4-0とリードした。しかし、サーブレシーブが安定しない日本は、高いブロックにつかまり8-8と同点に追いつかれると連続サービスエースで8-10と逆転された。その後もサーブで崩されブロックに遭う悪循環が続き、14-18とリードされたが、第2セットを21-25で落とした。
第3セット、序盤からドイツのサーブとブロックにつかまり1-4とリードされた。しかし、仲本のサーブで崩したチャンスボールを鈴木祐貴が連続して決めて6-5と逆転。ドイツの強力なサーブに崩されてブロックに遭うパターンで失点し14-13と点差を詰められた。その後一進一退の攻防となり、仲本がスパイクを決めて24-22でセットポイントを握った日本。しかし、ここから1点を取れない日本がスパイクミスとレシーブミスからドイツにデュースに持ち込まれると、ブロックで押さえ込まれ26-28で第3セットを落とした。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 1 | 21 | 22 | 25 | 19 | – |
トルコ | 3 | 25 | 25 | 16 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、クウォーターファイナルラウンド(9-16位)。日本はトルコと対戦した。第1セットは、序盤からトルコのブロックに苦戦したが、中盤からはトルコのディフェンスの乱れに付け込み同点とした。終盤は日本のミスによる失点から21-25でセットを落とした。続く第2セットも序盤はブロック力に勝るトルコがリードしたが、中盤以降日本が粘り強い攻撃で徐々に点差を詰めたが一歩及ばず22-25でこのセットも落とした。第3セットは序盤から日本のペースで試合が進行。トルコもメンバーを替えて反撃したが、終盤は日本の一方的な展開となり25-16でセットを取った。第4セット、出足は互角の展開で進んだが、日本に先にミスが出て、トルコにリードを許すと19-25でこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗れた。次戦は8月22日16時30分(日本時間8月23日4時30分)にドイツとセミファイナルラウンド(13-16位)を戦う。
第1セット、序盤はトルコの高さに圧倒されブロックでの失点から6-11とリードを許した。中盤に入りレシーブの安定しないトルコに対して、都築仁選手のサーブがレシーブを崩すと日本のスパイクが連続して決まり14-14の同点に追いついた。18-18から日本に連続してミスが出て18-21とリードを許し、最後はトルコのスパイクが決まり21-25で落とした。
第2セット、序盤は小山貴稀の活躍で4-2と幸先の良いスタートを切ったが、トルコのブロックに連続して捕まり4-8と逆転された。中盤もトルコのブロックを意識したスパイクミスで失点が続き、流れを替えようと近江芳樹に替えて仲本賢優。佐藤謙次に替えて西知恕を投入したが、トルコの勢いを止めることができずに11-16で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。その後、鈴木祐貴のブロックとスパイクで得点し20-22と追い上げたが、最後はトルコの強烈なスパイクが決まり22-25でこのセットも落とした。
第3セット、序盤はトルコのミスから失点し、相手レシーブのミスで貰ったボールを鈴木、都筑が連続してスパイクを決めて5-1とリードを広げた。中盤はミスが続くトルコに対して、佐藤のブロックで得点を重ねた日本が16-12とリードした。その後も仲本のブロック、金子聖輝のサービスエースでトルコを突き放し、25-16でセットを取った。
第4セット、立ち上がり、サイドアウトの応酬から最初にミスを出した日本がリードを許し、5-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後もトルコのサービスエース、ブロックポイントと徐々に点差をつけられ12-16で後半に突入。ミスの目立つトルコだが、つけ込むことができない日本は要所でブロックに押さえられて、19-25で第4セットを落とした。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 1 | 20 | 25 | 25 | 25 | – |
ポーランド | 3 | 25 | 15 | 11 | 13 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、2次リーグ戦。日本は1次ラウンド(C組)1位のポーランドと対戦した。1セット目は序盤から日本のサーブがポーランドのサーブレシーブを崩し優位に試合を進めた。中盤以降はポーランドのミスで日本が着実に得点を重ね第1セットを先取した。2セット目は、ポーランドが攻勢に転じ、相手の好サーブからのブロックで序盤に大量リードを許した日本がこのセットを落とした。3セット目も落として迎えた第4セット。序盤はサイドアウトの取り合いとなったが徐々に相手に連続失点されこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗れた。次戦は8月21日19時00分(日本時間8月22日7時00分)にトルコとクウォーターファイナルラウンド(9-16位)を戦う。
第1セット、セッター・金子聖輝のサービスエースで幸先良いスタートを切り、日本ペースで試合が進む。後半に金子のブロックや仲本賢優のスパイクが決まり19-16とリードを保ち、終盤はキャプテン・鈴木祐貴のブロック、スパイクが決まり25-20で第1セットを先取した。
第2セット、序盤からポーランドの好サーブに苦しめられ2-9と防戦一方となる。単調な攻撃からブロックに捕まり、失点を積み重ね8-16で後半を迎えたが、その後日本はポーランドのミスによる得点のみで15-25でこのセットを失った。
第3セット、序盤から2セット目と同様にポーランドのサーブに苦しめられる日本は2-8で折り返した。ここで鈴木から都築仁に交代し、その都築と近江芳樹のスパイクが決まり追い上げを見せたが、再び相手の好サーブからブロックに捕まり4-13で日本は2回目のタイムアウト。その後も劣勢は続き、11-25でこのセットも失った。
第4セット、出足は両チームサイドアウトを奪い合いで5-5となったが、日本の攻撃が相手ブロックに捕まり5-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。ここからポーランドの強烈なサーブと高いブロックに失点を重ね8-16で後半に突入。その後もサーブやブロックなどで得点を重ねたポーランドの前に反撃も及ばず、13-25で、このセットも落とした。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝3敗 |
0 | 18 | 21 | 17 | – | – |
ブラジル 3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、1次リーグ戦(D組)最終戦。日本は全勝中のブラジルと対戦した。第1セットの出足は日本のサーブが効果的に機能し、ブラジルのサーブレシーブを崩して得点したが、ブラジルが1本のブロックポイントから流れをつかみ、ブラジルの優位を覆すことができず第1セットを落とした。第2セット、序盤から両チームのミスによる失点が続き、後半は攻撃力に勝るブラジルに徐々に点差をつけられてこのセットも落とした。第3セットも序盤から日本の拾って繋ぐバレーとブラジルの攻撃主体のバレーのぶつかり合いとなったが、身体能力に勝るブラジルの力に屈した日本が第3セットを落とし、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は8月19日に行われ、対戦相手は明日(8月18日)の同リーグ戦全日程が終了後に決定する。
第1セット、序盤は、仲本賢優の好サーブから鈴木祐貴がスパイクを決めてリードし、日本が優位に試合を進めた。しかしブラジルは失点をブロックで挽回し、流れを引き寄せると日本のレシーブに乱れが生じて、4-3からの連続失点で5-8と1回目テクニカルタイムアウトを迎えた。その後も攻勢にでるブラジルに圧倒されて13-20と大量リードを許し、都築仁に代えて近江芳樹を投入したがブラジルは攻撃の手を休めることなく、18-25でこのセットを落とした。
第2セット、出足の3-3までは、お互いにサーブミスによる失点のみで試合が進行。このセットのスタートから起用した近江のスパイクが決まり6-4とリードを奪ったが、ブラジルのスパイクとサービスエースで6-7と逆転された。日本もサーブで崩し鈴木、仲本がスパイクを決めて13-13としたが、日本に手痛いミスが出て再び14-19とリードを許した。さらにブロックで15-21と突き放されたところで近江に替えてマルキ ナシムを投入。そのマルキのスパイクと小山貴稀のブロックが決まり18-21と追い上げたが、21-25でこのセットも落とした。
第3セット、序盤から粗さの目立つブラジルに対して、ラリーを継続して得点に結びつける日本だが、単調ながら高いブロックと力強いスパイクのブラジルの前に6-8でファーストテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤以降は、ブラジルのサーブが日本のレシーブを崩してブロックでポイントするパターンが続き11-16で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。その後、近江に代えてマルキを投入すると、マルキのサーブがブラジルのレシーブを崩し4連続得点。15-18と追い上げたが、終盤、日本はミスで自滅し17-25でこのセットを失った。
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19) 1次リーグ戦D組順位表(8月17日終了時点)
1位:ブラジル(3勝0敗、勝点8)
2位:ロシア(2勝1敗、勝点6、セット率=2.333)
3位:ドイツ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.600)
4位:日本(1勝3敗)
5位:プエルトリコ(0勝3敗)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
0 | 20 | 16 | 17 | – | – |
ロシア 1勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、1次リーグ戦(D組)第3戦。日本はロシアと対戦した。ヨーロッパ予選こそ5位だったものの、体格に恵まれたロシアは昨日15日の本大会初戦でブラジルに敗れはしたが、高さとパワフルなバレーボールが脅威のチームである。第1セット序盤は、ロシアのミスに助けられて互角の試合展開であったが、徐々にロシアの高さとパワーが噛み合い始めると日本は防戦一方になり、20-25でセットを落した。第2セット以降は高さとパワー全開のロシアにペースを握られ、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は、8月17日21時(日本時間18日9時)より、ブラジルと1次リーグ戦(D組)第4戦を戦う。
第1セット、ロシアのミスが目立った序盤は、鈴木祐貴、佐藤謙次のスパイクが連続して決まり、日本が試合のペースを引き寄せたかに見えた。しかし、徐々にプレーを修正するロシアのブロックと強烈なサーブを前に防戦一方となった。なんとか凌ぎながら13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えたが、ロシアにサービスエースなどを決められて20-24と追い込まれると、最後はブロックに阻まれ、20-25でセットを落とした。
第2セット、反撃のきっかけを掴みたい日本だが、序盤からロシアの高さを生かしたスパイクとブロック、強烈なサーブに翻弄された。日本はセッター・金子聖輝が乱れたサーブレシーブから必死にトスを上げたが、単調な攻撃がロシアのブロックの餌食になり、6-8とロシアのリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、鈴木、近江芳樹が相手のブロックの脇を抜いてスパイクを決めるも反撃に繋げることができず。日本は鈴木に替えて仲本賢優、都筑仁に替えて斎藤総人を投入したが、ロシアのサーブ、ブロックが連続して決まり、9-16で2回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後セッターを金子から井口直紀へ替え、拾って繋ぐバレーボールで凌いだが、ロシアの攻勢は続き16-25で第2セットを落とした。
第3セット、序盤からロシアにサーブとブロックで得点を許し、0-5とリードを奪われた。日本はここで都筑に変えて仲本を投入したが、日本に入ったのは相手のサーブミスによる得点のみで、3-8で1回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後もロシアの怒涛の攻撃を防ぐことができずに失点を重ねた日本は、10-17となったところで近江に替えてマルキナシム、佐藤に替えて西知恕をコートに送り出し、流れを変えようと試みた。しかし、勢いに乗ったロシアを止めることができず17-25で第3セットを落とし、セットカウント0-3のストレートで敗れた。
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19) 1次リーグ戦D組順位表(8月16日終了時点)
1位:ドイツ(2勝1敗、勝点6)
2位:ブラジル(2勝0敗、勝点5)
3位:ロシア(1勝1敗)
4位:日本(1勝2敗)
5位:プエルトリコ(0勝2敗)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
2 | 25 | 24 | 24 | 25 | 9 |
ドイツ 1勝1敗 |
3 | 23 | 26 | 26 | 18 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、1次リーグ戦(D組)第2戦。日本は前日ブラジルにフルセットで敗れたドイツと対戦した。第1セットから第3セットまでは全て僅差の緊迫したゲーム展開であったが、ドイツがセットカウント2-1とリードして迎えた第4セットは日本が大量リードで奪取し、日本優位で最終セットを迎えた。第5セットはドイツの好サーブに翻弄され序盤大量リードを許した。日本も粘りを見せ終盤にもつれ込むが、最後はドイツの高さに屈した日本が最終セットを落とし、セットカウント2-3のフルセットで敗れた。次戦は8月16日17時30分(日本時間8月17日5時30分)より、ロシアと1次リーグ戦第3戦を戦う。
第1セット、セッター・金子聖輝の2連続サービスエースとドイツのミスで3-0とリードしたが、相手も高いブロックで日本から連続得点し点差を詰めよったが、8-7と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後両チームとも連続得点の繰り返しが続き、15-16とリードを許した日本が連続得点で抜け出し24-20でセットポイントを奪い、最後は都築仁のスパイクが決まり25-23で日本が第1セットを先取した。
第2セット、序盤からドイツのブロックとスパイクが決まり1-4とリードを許したが、小山貴稀のサービスエース、都築のブロックポイントなどで7-10とした。日本は、鈴木祐貴に代え仲本賢優を投入して流れを変えようと試みたが、終盤まで点差を縮めることができず苦戦を強いられた。20-23でドイツリードの場面から相手のミスにつけこみ、都築に代わって入った井口直紀のサーブから仲本、近江芳樹のスパイクで同点に追いついたが、ドイツのスパイク力が勝り24-26でこのセットを落とした。
第3セット、セットカウント1-1で迎えたこのセットもドイツはブロックで、日本はコンビネーション攻撃を軸に交互に連続得点を重ねながら進み、終盤まで一進一退の攻防が続く。22-24から24-24に追いつきデュースに突入したが、またしてもドイツの好サーブとスパイクに屈した日本は、24-26でこのセットも落とす。
第4セット、日本は、序盤からミスの目立つドイツ対して、小山のクイックと仲本のスパイクで着実に点を積み重ねた。7-4と日本がリードしたが、ドイツもサービスエースとブロックで食い下がり、逆に7-8とドイツのリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。ここから集中力を欠いたドイツの攻撃が単調になり日本がペースを掴むと、金子の堅実なトス回しが冴えドイツのブロックを翻弄し16-10とリードした。終盤も近江のスパイクや仲本のサービスエースなどで連続得点を加えた日本が25-18でこのセットを圧勝した。
第5セット、日本は、序盤からドイツの好サーブとブロックに苦しみ1-6とリードされた。都築に代わってピンチサーバーに起用された井口の闘志あふれるプレーで追い上げを狙うが、ドイツの高いブロックに阻まれ、5-11と劣勢が続いた。終盤も諦めずに攻める日本だが、健闘も及ばず9-15でこのセットを落とした。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 27 | 19 | 21 | – | – |
プエルトリコ 1敗 |
2 | 29 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第14回世界ユース男子選手権大会(U-19)、1次リーグ戦(D組)第1戦。日本はプエルトリコと対戦した。お互いに初戦を制したい両チームの緊迫した試合展開であったが、堅守に勝る日本がフルセットにもつれ込む接戦を制して初戦を白星で飾った。次戦は8月15日17時30分(日本時間8月16日5時30分)より、ドイツと1次リーグ戦第2戦を戦う。
第1セット、序盤は初戦の緊張からかミスの目立つプエルトリコに対して、都築仁の好サーブから佐藤謙次、鈴木祐貴の連続ブロックが決まり8-4とリードして1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後もミスが続く相手対して、日本は着実に得点を重ね16-6で後半に突入。終盤、23-11からプエルトリコに連続失点を許し24-16と点差を詰められたが、最後は都築のスパイクが決まり25-16で第1セットを先取した。
第2セット、序盤は緊張が解れたプエルトリコが本領を発揮。パワフルなスパイクとブロックで1回目のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされた。その後、日本が小山貴稀と鈴木のスパイクに都築のサービスエースも飛び出し追12-10と逆転に成功したが、相手のブロックにつかまり13-14と再度逆転を許した。中盤から終盤にかけて一進一退の攻防が続くが、23-23からブロックポイントで抜け出したプエルトリコに押し切られ、第2セットを23-25でセットを落とした。
第3セット、立ち上がり、プエルトリコの好サーブからスパイクとブロックで日本は圧倒され、1-5と追う展開となった。ここで日本がタイムアウトを取ると相手に連続ミスが出て、日本は8-7と逆転し1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。一気に走りたい日本だが、サーブレシーブの乱れから相手の強烈なスパイクとブロックで連続失点し、11-12と逆転された。直後、鈴木に代えて仲本賢優を投入したが、ミスが続く日本は13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。後半に入ってもリズムを取り戻すことのできないまま、18-25でこのセットも落とした。
第4セット、プエルトリコに追い詰められた日本は、出足から精彩を欠き0-3と相手にリードを許した。しかし、勝ちを意識したか相手の攻撃が単調になったところを佐藤がブロックにスパイクと連続得点し4-4と追いつく。その後は、両チーム得点を重ねたが徐々に日本に流れが傾き相手にミスが目立つ。10-10から相手チームのミスに付け込んだ日本が一気にリードを広げ16-12で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。終盤も日本に傾いた流れを変わらず、プエルトリコが意気消沈したところを攻めた日本が25-18と逆転で第4セットを奪取した。
第5セット、両チームの意地がぶつかりあったファイナルセットは、中盤まで一進一退の攻防を繰り返した。途中出場の仲本の攻守にわたる活躍で12-9と抜けだした日本が、追いすがるプエルトリコをセッター・金子のブロックポイントで振り切り、最後は近江芳樹のスパイクが決まり15-10で第5セットを奪った。