FIVBワールドリーグ2015

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. セルビア
  2. アメリカ
  3. ポーランド
  4. ブラジル
  5. イタリア
  6. イラン
  7. ロシア
  8. オーストラリア
  9. フランス
  10. ブルガリア
  11. アルゼンチン
  12. ベルギー
  13. 日本
  14. オランダ
  15. カナダ
  16. フィンランド
  1. チェコ
  2. キューバ
  3. 韓国
  4. ポルトガル
  5. エジプト
  6. モンテネグロ
  7. スロバキア
  8. 中国
  9. トルコ
  10. スペイン
  11. ギリシャ
  12. プエルトリコ
  13. カザフスタン
  14. チュニジア
  15. メキシコ
  16. ベネズエラ

決勝ラウンド(グループ1)最終順位

  1. フランス
  2. セルビア
  3. アメリカ
  1. ポーランド
  2. ブラジル
  3. イタリア

※決勝ラウンド(グループ1)での最終成績と大会の最終順位は異なります。

日本の試合結果

7月4日 日本×チェコ インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝7敗
0 19 28 13
チェコ
5勝7敗
3 25 30 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第6週チェコ大会。プールDの日本は、昨日に引き続きチェコと本大会12試合目となる最終戦を戦った。すでにプールDの 1位フランスと2位日本の順位は決まっており、今日の結果次第で韓国とチェコの順位が決まる。日本も最終戦に勝利し通算成績を6勝6敗の五分の星として有終の美を飾りたい試合だったが、チェコにセットカウント0-3のストレートで敗れた。

第1セット、序盤はサイドアウトを重ねる互角の内容でファーストテクニカルタイムアウトとなった。日本は石川祐希の3連続サービスエースで11-9とリード。その後、日本のミスなどで16-16と追い付かれ、チェコのサービスエース、ブロックなどで16-19とリードを許した。終盤追い上げることができず19-25で第1セットを失った。

第2セット、日本は、浅野博亮に替えて松岡祐太を入れた布陣でスタート。序盤は相手のミスなどで加点し8-6でファーストテクニカルタイムアウトを折り返した。清水邦広と栗山雅史のサービスエースで14-10とリードを広げたが、チェコの強烈なサーブで逆襲され14-13と追い上げられた。その後は、ミスの目立つチェコに対して23-21とリードしたがサイドアウトが取れず23-24と逆転されデュースに突入。日本にサーブミスが連続して最後は28-30で第2セットを落とした。

第3セット、序盤からミスの目立つ日本が連続失点でリードを奪われたところでセッターを深津旭弘に交替して流れを変えようとしたが、勢いに乗るチェコのサーブとブロックに捕まり6-17と大量リードを許した。その後、セッターを深津英臣に戻し反撃を試みるもチェコに圧倒されて13-25で第3セットを落とした。

○インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(7月4日終了時点)

1位: フランス(12勝0敗、勝点35)
2位: 日本(5勝7敗、勝点17)
3位: チェコ(5勝7敗、勝点12)
4位: 韓国(2勝10敗、勝点8)

7月3日 日本×チェコ インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5勝6敗
3 25 25 25
チェコ
4勝7敗
0 21 21 23

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第6週チェコ大会。プールDの日本はチェコと本大会11試合目を戦った。満員の観衆が熱狂的な応援で盛り上がるチェコのホームで行われた試合は、サーブ、レシーブが好調の日本が、高さとパワーで圧倒しようとするチェコにセットカウント3-0のストレートで勝利。本大会の通算成績を5勝6敗(勝点17)とした。日本は次の試合でチェコ(4勝7敗、勝点9)に敗れ勝敗数で並ばれても、勝点でチェコを上回るため、プールDの2位が確定した。次戦は7月4日(現地時間)18時より、チェコと本大会最終戦を戦う。

第1セット、序盤は両チーム譲らずサイドアウトの応酬が続いたが、栗山雅史の好サーブから清水邦広のブロックが決まりブレイクポイント(自チームのサーブ時の得点)を挙げると、清水のサービスエースで点差を広げ、16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、チェコに強烈なサーブとスパイクを決められ18-17と追い上げられたが、相手のスパイクミスと清水のこの試合2本目となるサービスエースで突き放した。最後はチェコのバックアタックを山内晶大が1枚ブロックでシャットアウトし、25-21で第1セットを先取した。

第2セット、立ち上がりからサーブミスが目立った日本だが、チェコにもスパイクミス、サーブミスが出て8-8とした。日本は好調な清水のサーブを足がかりにブレイクポイントを挙げてリードを奪うと、山内のサービスエースや栗山のスパイクが決まり、16-12で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、清水のサービスエースやチェコのミスで21-16としたが、ヤン・ストカーの強烈なサーブに苦戦し、21-19と追い上げられた。日本は清水に代えて深津旭弘、深津英臣に代えて松岡祐太を2枚替えで投入すると、その松岡が期待に応え、強烈なスパイクを立て続けに決め24-21とした。ここで清水と深津英臣をコートに戻すと、最後は清水がスパイクを決めて、25-21で2セットを連取した。

第3セット、このセットで勝利を決めたい日本と、ホームゲームで負けられないチェコの気持ちがぶつかり、終盤まで一進一退の攻防が続いた。サーブでチェコを崩し、ブロックでワンタッチを取り攻撃につなげる日本に対し、チェコは強烈なサーブとブロックでブレイクポイントを取るという展開が終盤まで続いたが、22-22からチェコにスパイクミスが出て、24-22と日本が一歩リードした。その後、チェコに強烈なスパイクを決められて24-23と1点差にされたが、最後は日本が25-23で第3セットを奪取した。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(7月3日終了時点)

1位: フランス(11勝0敗、勝点32)
2位: 日本(5勝6敗、勝点17)
3位: チェコ(4勝7敗、勝点9)
4位: 韓国(2勝9敗、勝点8)

6月27日 日本×フランス インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝6敗
2 25 25 20 23 10
フランス
10勝
3 23 22 25 25 15

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第5週フランス大会。プールDの日本はフランスと本大会10試合目を戦った。6月25日(木)の試合でファイナル4(グループ2)進出を決めたフランスを相手に、第1、2セットを先取した日本だったが、続く3セットをフランスに奪い返され、セットカウント2-3のフルセットで敗戦。本大会の通算成績を4勝6敗とした。次戦はチェコのオパヴァに移動し、7月3日(現地時間)18時より、チェコと対戦する。

第1セット、序盤は日本にサーブミスが目立ちフランスにリードされたが、石川祐希のプロック、スパイクが連続で決まると、8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤にはブロック力の勝るフランスに連続ブロックを決められて13-16とリードを広げられたが、22-23の場面から石川のスパイクなどが決まり、24-23とセットポイントを取ると、最後も石川のブロックで25-23とし、第1セットを取った。

第2セット、序盤は両チームにサーブ、スパイクのミスが目立つ単調な試合展開となったが、永野健の好レシーブや深津英臣のサービスエースなどでフランスを攻めた。しかし、要所でフランスの高いブロックに阻まれ、16-18とリードを許した。その後、フランスのスパイクミスなどで同点に追い付いたところで、清水邦広に替えて深津旭弘、深津英臣に替えて松岡祐太を投入すると、フランスもバンジャマン・トニウッティ、イアルバン・ヌガペトを投入。フランスのレシーブミスから浅野博亮がスパイクを決めると、ハイボールを松岡が相手コートに叩き込み、25-22で2セットを連取した。

第3セット、フランスはトニウッティとヌガペトをスターティングメンバーに起用。しかし、サーブレシーブが安定せず日本がリードを奪った。その後はフランスにミスが目立ち、20-20としたが、トニウッティに連続ブロックを決められると、そのままフランスに5連続得点を決められ、20-25で第3セットを落とした。

第4セット、序盤に日本は石川の連続サービスエースなどで8-5とリードを奪うと、さらに深津英臣のサービスエース、清水のブロックなどで12-6とリードを広げた。フランスが温存していたケバン・ルルーをコートに送り出すと、勢いを取り戻し15-17と逆転された。その後は一進一退の展開となったが、23-25でフランスに第4セットを奪われ、フルセットにもつれ込んだ。

最終第5セット、息を吹き返したフランスが持ち味である強烈なサーブと高いブロックを武器に日本に襲いかかった。日本も石川、清水のスパイクで応戦したが、3-3の場面から連続ブロックポイントで3-5とリードされると、その後もブロックやトニウッティの連続サービスエースなどで6-11と点差を広げられた。日本は清水のサービスエース、石川のスパイクで反撃したが、最後は石川のサーブがアウトとなり、10-15で第5セットを落とした。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月27日終了時点)

1位: フランス(10勝0敗、勝点29)
2位: 日本(4勝6敗、勝点14)
3位: チェコ(4勝6敗、勝点9)
4位: 韓国(2勝8敗、勝点8)

6月25日 日本×フランス インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝5敗
0 20 19 21
フランス
9勝
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第5週フランス大会。プールDの日本は、同プール全勝で首位のフランスと戦った。インターコンチネンタル・ラウンドも終盤に差し掛かり、若干の故障者が出た影響と、第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)に選手を派遣する都合で、フランス大会は選手登録10名で臨んだが、日本はフランスの完成度の高いバレーに苦戦し、セットカウント0-3のストレートで敗れた。その結果、フランスのインターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールDでの1位が確定したため、日本はインターコンチネンタル・ラウンドでの敗退が決定した。次戦は6月27日(現地時間)20時より、フランスと本大会第10戦を戦う。

第1セット、栗山雅史のサーブで相手を崩し石川祐希がスパイクを決めて幸先良くスタートしたが、フランスの強烈なサーブと高いブロックに捕まり6-11とリードを許した。相手のミスが重なり9-12と追い上げたが、再び相手にサービスエースとブロックポイントを許し11-16でセカンドテクニカルタイムアウトを折り返し後半に突入。その後セッターを深津旭弘。オポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)を松岡祐太に替え反撃を試みたが、ミスが目立つ日本は20-25で第1セットを落とした。

第2セット、序盤はフランスのサーブミスやスパイクミスに助けられながら、要所で清水邦広、石川祐希のスパイクが決まり13-13までは互角の戦いとなったが、フランスのブロックに連続して捕まるとスパイクミスも重なり5連続失点で13-18と引き離された。ここから粘りをみせた日本は石川、山内晶大のスパイクが決まり18-21と僅差に迫ったが、フランスの強烈なサーブに押さえ込まれて、第2セットも19-25で落とした。

第3セット、序盤は栗山、石川のスパイクが決まり一進一退の攻防を繰り広げたが、2セット目同様に11-11から連続失点で11-14とリードを奪われた。反撃のきっかけを掴めないまま16-23と追い込まれ、終盤、石川のサーブで相手を崩して反撃したが、21-25で第3セットを落とした。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月25日終了時点)

1位: フランス(9勝0敗、勝点27)
2位: 日本(4勝5敗、勝点13)
3位: 韓国(2勝6敗、勝点7)
4位: チェコ(2勝6敗、勝点4)

6月21日 日本×韓国 インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4勝4敗
3 25 25 25
韓国
2勝6敗
0 21 20 18

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第4週大阪大会。プールDの日本は、昨日に引き続き韓国と戦った。日本は、先週行われた韓国大会での反省を踏まえ、韓国の気迫に負けないこと。また韓国の強いサーブに対してポイントを与えないことを課題として臨んだ。出足こそ韓国の強烈なサーブで日本が押される展開となったが、以降は日本のペースで試合は進み、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は6月25日(現地時間)20時より、フランスと本大会第9戦を戦う。

第1セット、昨日と同じスターティングメンバーで臨んだ日本。序盤に韓国のソ,ジェドクの強烈なサーブにより失点が続き1-4トリードを許した。5-8で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した日本は、徐々に落ち着きを取り戻しキャプテン・清水邦広のスパイクや柳田将洋のパイプ攻撃(センターからの時間差攻撃)。出耒田敬のブロックなどで9-9と同点に追い付いた。中盤に入ると浅野博亮や山内晶大のスパイクやセッター・深津英臣のブロックも飛び出し、20-16とリードして終盤を迎えた。相手にサーブポイントを奪われたが、最後は途中出場の松岡祐太のスパイクが決まり、25-21で第1セットを先取した。

第2セット、立ち上がり、山内のクイックが決まり幸先の良いスタートを切った。韓国もソン,ミョングンとジェドクの両エースを中心にスパイクが決まり4-4となった。その後出耒田が連続でスパイクを決め8-5と一歩抜け出した日本。中盤に入ると韓国の反撃に遭い11-9と詰め寄られたが、山内と出耒田のミドルブロッカー陣のブロックが決まり16-11とさらに点差を広げた。終盤、山内のブロックで加点。その後も日本の勢いは止まらず、25-20で第2セットを連取した。

第3セット、スタートより浅野に替え石川祐希を起用。追い込まれた韓国は思い切ったサーブを連発。日本は石川や柳田のスパイクで応戦し、均衡したゲームが続く。8-9と追う展開で中盤に突入した日本は、深津が相手の強打をスパイクレシーブし清水のスパイクに繋げ得点。韓国のミスなどもあり22-16と逆転に成功し、最後は相手に付け入る隙を与えず25-18の大差で第3セットを奪った。

【コメント】

南部正司監督
「交代で出た選手たちのパフォーマンスもよかった。格上のチームとも渡り合っていけるようにやっていきたい。ミドルブロッカー陣が攻守にわたって機能している。これまで出耒田と山内はブロックで当てたボールを落とすことが多かったが、この2試合ではリバウンドを取れていたと思う」

キャプテン・清水邦広選手
「勝つことができて良かった。第1セットはサービスエースを決められる場面もあったが、接戦に持ち込み韓国を崩すことができた。ブロックやサーブは(本大会開幕戦の)チェコ戦よりはよくなっていると思う。今日のようなパフォーマンスを次のフランス戦でも出せるようにしたい」

深津英臣選手
「今日勝てたということより、2連勝できて、安定して力を出せることが分かったのがよかった。より自信をつけるために格上の相手に勝ちたい。(これまでの)チェコ戦、フランス戦ではあまりいいパフォーマンスが出なかったので、達成度としてはまだまだ。もっと勝つことに貪欲になっていきたい」

出耒田敬選手
「韓国での対戦時は2戦目に負けてしまったので、今日はチーム一丸となって点を取りに行ったブロックを得意なプレーにできるようにしたい」

柳田将洋選手
「前週は初戦で勝った翌日に負けてしまったので、今日は集中して臨んだ。(大阪大会の)前日練習まではコンディションが上がらなかったが、試合の中で調子を取り戻していくことができた。ワールドリーグを通じてフェイントを仕掛けてリバウンドを取るなど、最終的に自分たちが得点できる形を作れるように練習している」

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月21日終了時点)

1位: フランス(8勝0敗、勝点24)
2位: 日本(4勝4敗、勝点13)
3位: 韓国(2勝6敗、勝点7)
4位: チェコ(2勝6敗、勝点4)

6月20日 日本×韓国 インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝4敗
3 25 25 25
韓国
2勝5敗
0 17 17 17

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第4週大阪大会。プールDの日本は、先週行われた第3週韓国大会に引き続き、韓国と戦った。日本は、終始サーブ力で相手を上回り優位に試合を運び、出耒田敬、柳田将洋、山内晶大などの活躍で、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は6月21日13時より、韓国と本大会第8戦を戦う。

第1セット、序盤から両チームとも闘志溢れるプレーを展開。日本は清水邦広、韓国のソン,ミョングンの両エースのスパイクやブロックで5-5と一進一退の攻防となった。中盤に出耒田のスパイクやブロックが冴え9-6トリードし、その後も柳田のサーブポイントや山内のブロックポイントで得点したが、16-15と僅差のまま2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。中盤以降、出耒田の連続スパイクが決まり20-16と点差を広げ、最後は柳田のスパイクが決まり25-17で1セット目を先取した。

第2セット、山内のサービスエースなどで序盤は日本のペースで進み、8-3とリードしたところで出耒田に替え児玉康成を投入。韓国のブロックが決まり9-7と点差は縮まったが、浅野博亮のスパイクで12-8とリード。このセット韓国のサーブミスが目立つとともに、中盤、浅野のブロックや柳田のサーブポイントにより、16-9とリードを広げ後半に突入。終盤、日本は20-11と大幅にリードすると、第2セットを25-17で連取した。

第3セット、序盤は韓国ペースとなり、日本が初めて追う展開となった。7-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎え、その後も一進一退の展開となったが、柳田のサーブポイントで12-10と一歩抜け出すと、さらには深津(英)と清水の連続ブロックポイントで16-12とリード。後半石川祐希がピンチサーバーで出場。自身のサービスエースを含む連続ポイントで流れを完全に引き寄せ、最後は相手のミスにより25-17で第3セットを奪った。

【コメント】

南部正司監督
「日本のサーブ、サーブレシーブが良く、数字でも結果を残すことができた。しかし相手のサーブレシーブが乱れた時の組織ディフェンスの向上が課題に挙げられる。韓国も明日は修正して攻撃的に臨んでくると思うのでしっかり対応したい」

キャプテン・清水邦広選手
「先週負けた試合は韓国の強いサーブに崩されて負けたが、今日は強いサーブが無かった。日本はサーブが良く、戦略も機能しており、(第3セットは競ったが)日本がやるべきことをできたことが勝因」

浅野博亮選手
「日本のサーブが走り、自分たちがやりたい試合展開で勝てたことは大きい。明日に繋がる試合だと思う」

山内晶大選手
「序盤から中盤までにリズムを作れたことが大きい。自分自身としては(クイックの決定率挙がっているが)打数も少なく決め切れているわけではないので、ボールを呼んで決めていきたい。(前回の韓国戦と比べてクイックが増えたが)深津(英臣)選手とはあまり打合せしていない。常に打つ準備は出来ているので自分からクイックを要求することを意識した」

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月20日終了時点)

1位: フランス(7勝0敗、勝点21)
2位: 日本(3勝4敗、勝点10)
3位: 韓国(2勝5敗、勝点7)
4位: チェコ(2勝5敗、勝点4)

6月14日 日本×韓国 インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝4敗
0 20 21 18
韓国
2勝4敗
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第3週韓国大会。プールDの日本は、昨日に引き続き韓国と本大会6試合目を戦った。昨日の勝利の勢いに乗り試合に臨んだが、韓国はサーブとサーブレシーブの出来がともに日本を上回り、攻撃の流れを掴むことができず、韓国にセットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は6月20日14時10分より、韓国をホーム(大阪大会)に迎え本大会第7戦を戦う。

第1セット、スターティングメンバーに出耒田敬を起用。出足から日本は韓国の強烈なサーブに苦しめられ、守備の乱れとトスミスなども重なり、3-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、山内晶大のサーブポイントや清水邦広のブロックで8-9と点差を縮めるが、相手にスパイク決められ13-16とさらにリードを広げられた。中盤は一進一退の攻防が続くが、韓国のサーブに日本の守備が乱され、15-20となったところで日本はタイムアウトを取った。終盤、栗山雅史と深津旭弘と松岡祐太を投入し韓国ペースの流れを断ち切りたかったが、要所でサーブミスを出してしまい、20-25で第1セットを落とした。

第2セット、栗山をスタートより起用。出足から清水、栗山のスパイクが決まり、8-5で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。その後、両チームとも点を取り合い日本は14-13となったところで山内に代え兒玉康成を投入。元気溢れるプレーで日本のムードを盛り上げ17-14とリードしたが、韓国のサーブに日本の守備が乱され18-17と接戦で終盤に突入。21-21の同点から、連続失点した日本は第2セットを21-25で失った。

第3セット、鈴木寛史をスタートより起用。序盤、韓国のリズムで試合は進み1-3とリードを許したが、柳田のサーブポイントやセンターからの時間差攻撃により8-7と逆転に成功。韓国の好レシーブからのスパイクやブロックなどで8-11と逆転されると、その後も韓国ペースが続き11-16と劣勢を強いられた日本。昨日と違い韓国の強烈なサーブに苦しめられ、勢いに乗った韓国ペースに追い付くことができず、18-25で第3セット落とした。

【コメント】

南部正司監督
「相手の強いサーブに対し、サーブレシーブが乱れ攻撃に繋げることができず、被ブロックが多く出てしまい悪循環の展開になった。またディフェンス面でも、ラリー中のチャンスを逃し、最後までリズムを作ることができなかった。次週はホーム(大阪大会)で韓国と再戦できるので、チーム状態を上げて試合に臨めるように準備したい」

※本日の他試合(フランス対チェコ)が終了していないためインターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表は下記FIVBウェブサイトよりご確認ください。

http://worldleague.2015.fivb.com/en/intercontinental-group2/competition/pools%20and%20rankings/round1#anchorD

6月13日 日本×韓国 インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝3敗
3 25 20 25 25
韓国
1勝4敗
1 20 25 21 19

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第3週韓国大会。プールDの日本は韓国と本大会5試合目を戦った。昨年行われた第17回アジア競技大会(2014/仁川)を思い起こさせる、韓国チームへの声援が響く中行われたこの試合。日本は韓国に第2セットこそ奪われたが、セットカウント3-1で勝利。本大会の通算成績を2勝3敗とした。次戦は6月14日(現地時間)14時より、韓国と韓国大会2戦目を戦う。

日本はスターティングメンバーに浅野博亮と柳田将洋を起用。第1セット、序盤は互いに譲らず得点を取り合い、8-7と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。テクニカルタイムアウト後は韓国のスパイクミス、浅野のスパイク、柳田のパイプ攻撃が決まり、12-8と一気にリードを広げた。その後も柳田のスパイクやサービスエースを決める活躍で19-15とリードを保った日本。ソン,ミョングンのサービスエースで19-17まで詰め寄られたが、要所で清水邦広が相手のリズムを断ち切るスパイクを決めて21-18と再びリードを広げた。その後もこの試合絶好調の柳田のスパイクが連続で決まると、最後は韓国にスパイクミスがあり、25-20で日本が第1セットを先取した。

第2セット、オポジットのソ,ジェドクにボールを集める韓国に、5-8と序盤からリードを奪われた。その後も6-10と点差を縮められない日本は清水と柳田のスパイクで14-15と追い上げたが、韓国のソン,ミョングン、ソ,ジェドクにスパイクを決められ、14-17と再び点差を広げられた。終盤、立て続けにミスが出た日本は、ソ,ジェドクにボールを集める韓国に一気にリードを広げられた。最後は日本のミスで20-25となり、第2セットを落とした。

第3セット、立ち上がりから日本は3連続ブロックポイントや清水のスパイクが決まり、4-0とリードを奪った。韓国はセッターをイ,ミンギュからユ,カンウに代えたほか、タイムアウト取るなど流れを変えようと試みたが、流れを引き寄せた日本が6-2とリードを保った。その後シン,ヨンソクのサーブに守備を乱されると、7-6と1点差まで詰め寄られたが、柳田のパイプ攻撃で8-6と再びリードを奪った。中盤に入るとソ,ジェドクに連続でスパイクを決められ、11-11と同点に追い付かれた。互いに一歩も譲らず16-16で終盤に突入したが、山内晶大のブロック、清水のスパイクとブロックで21-18と一歩抜け出すと、柳田の活躍で得点を重ねた日本が25-21で第3セットを取った。

第4セット、拾って繋ぐバレーを展開した日本は4-1とリードを奪った。しかし、韓国のタイムアウト後にカク,シュンソクにサーブで守備を乱されると、4-5と逆転を許した。互いに点を取り合い7-8と韓国の1歩リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後は柳田のサービスエース、山内に代わって入った出耒田敬のスパイクで20-15と再びリードを奪った。さらに浅野に代わって投入された栗山雅史のスパイクも決まると、最後は韓国のサーブがミスとなり、25-19で第4セットを奪った。

【コメント】

南部正司監督
「立ち上がりからサイドアウト、サーブともによく、有利に試合を展開することができた。特にサーブの攻める姿勢がよく、相手に悪い状況をたくさん作らせたのが大きな勝因。反省点を挙げるなら、もう少しブロック効果を出せた可能性があるということ。形やタイミングなどを修正していきたい」

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月13日終了時点)

1位フランス(5勝0敗、勝点15)
2位日本(2勝3敗、勝点7
3位チェコ(2勝3敗、勝点4)
4位韓国(1勝4敗、勝点4)

6月7日 日本×フランス インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝3敗
0 15 18 23
フランス
4勝
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第2週京都大会。プールDの日本はフランスと本大会4試合目を戦った。昨日6月6日の敗戦を受けて、いかにフランスのサーブをレシーブするか、そしていかにサーブでフランスを崩すかが鍵だったが、セットカウント0-3のストレートで敗れ、本大会の通算成績を1勝3敗とした。次戦は6月13日(現地時間)14時より、韓国と本大会5戦目を戦う。

昨日6日のスターティングメンバーから選手を入れ替え、先発セッターに深津英臣、オポジット(セッター対角の攻撃専門のポジション)に松岡祐太、ウィングスパイカーに柳田将洋を起用した日本。

第1セット、いきなりイアルバン・ヌガペトの強烈なサーブに苦しめられ0-4とリードを奪われると、日本はタイムアウトを取った。しかし、その後もケバン・ルルーの好サーブもあり2-8で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。サーブミスが多く得点を積み重ねることができない日本は10-19の場面で鈴木寛史に代えて兒玉康成を投入。終盤に入り石川祐希のスパイクが決まり出すと14-21としたが、点差を詰めることができず、最後はヌガペトに強烈なスパイクと高さのあるブロックを決められて、15-25で第1セットを落とした。

第2セット、序盤は鈴木、石川のスパイクで得点したが、サーブ、サーブレシーブともに日本を上回るフランスに4-8とリードを許した。その後日本は9-13まで追い上げたが、フランスのリベロ、ジェニア・グルベニコフの好レシーブからの攻撃を受けると、10-16とさらに点差を広げられた。中盤から終盤にかけても、フランスに好レシーブからスパイクを決められて13-21と点差を広げられた。終盤、松岡のサービスエースが決まったが、18-25でフランスに2セット連取を許した。

第3セット、立ち上がりは互角の展開となったが、モリー・シディベのスパイクやルルーのブロック、日本のミスで、5-8とフランスのリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本はテクニカルタイムアウト明けに松岡に代わり清水邦広を投入。中盤に柳田のスパイクミス、シディベのブロックにより6-10と点差を広げられた。柳田に代わり栗山雅史を投入すると、山内晶大、栗山、清水のスパイクが決まり、13-14と1点差まで追い上げた。さらに相手のスパイクミスで15-15と追い付いたが、石川がブロックされ18-20と再びリードを奪われた。21-23としたところで浅野博亮のサービスエースが決まったが、最後はフランスのスパイクが決まり、23-25で第3セットを落とした。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月7日終了時点)

1位フランス(4勝0敗/勝点12)
2位チェコ(2勝2敗/勝点4)
3位韓国(1勝3敗/勝点4/セット率=0.600)
4位日本(1勝3敗/勝点4/セット率=0.500)

【コメント】

南部正司監督
「昨日に引き続きサーブにやられた。サイドアウトを取ることができず、常に先行された。もう一度フランスとは対戦できるので、ディフェンスを強化、改善し、まずは次戦の韓国戦に臨みたい」

深津英臣選手
「昨日の反省を踏まえて、勝つことはもちろんだが、自分たちの課題を見つけられるような良い試合内容にしたかった。接戦時に細かいミスが出てしまうので、僅差でゲームが進んでいる時には、粘りのある試合を展開できるように頑張りたい」

柳田将洋選手
「今大会初めてのスターティングメンバーだったが、途中出場の昨日とは違い良い経験ができた。結果ストレートで負けてしまったが、次に繋がる内容だった」

石川祐希選手
「今日は攻撃よりサーブレシーブをセッターにしっかり返すことを意識した。自分自身のプレーは昨日よりも良かったが、フランス相手に日本のバレーを展開できなかった」

6月6日 日本×フランス インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
0 12 14 26
フランス
3勝
3 25 25 28

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第2週京都大会。プールDの日本は昨年の2014男子世界選手権4位で、FIVB世界ランキング12位(2014年9月22日時点)のフランスと本大会3試合目を戦った。身長2メートル以上の選手を4名スターティングメンバーに揃え、高さのあるスパイク、ブロック、サーブ力のあるフランスにセットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は6月7日14時より、フランスと本大会第4戦を戦う。

第1セット、これまでスターティングメンバーとして起用していた深津英臣に代えて、深津旭弘をセッターに起用した日本。3-3の場面からケバン・ティリの高い位置から放たれるジャンプフローターサーブに苦戦すると、石川祐希のスパイクがシャットアウトされた。その後もサーブレシーブを崩されると、立て続けにスパイクミスが出て、4-13とリードを広げられた。ここで日本は深津旭弘に代え深津英臣を投入し立て直しを図ったが、チームの歯車が噛み合わずフランスに連続得点を許し、12-25で第1セットを落とした。

第2セット、立ち上がりからフランスにリズムを握られると、スパイクを立て続けにシャットアウトされ、一気に1-6とリードを広げられた。2-8で迎えた1回目のテクニカルタイムアウト後に、レシーブを固めるために石川に代えて浅野博亮が投入された。その後は、山内晶大のセンターからのスパイク、浅野のスパイクが決まり8-13としたが、ティリやニコラ・ルゴフにスパイクを決められ9-16と大きくリードを広げられた。その後は両チームの攻防が続いたが、サーブ力、サーブレシーブ力で勝るフランスに追い付くことができず、最後はルルーにセンターからスパイクを決められ14-25で第2セットを失った。

第3セット、立ち上がりからウィングスパイカーに浅野と柳田将洋を起用。その浅野と柳田のスパイクで4-2とリードを奪うと、清水邦広のスパイクやフランスのミスもあり、8-4で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。山内のサービスエースで12-6としたが、ケバン・ルルーの強烈なサーブやティリのスパイクで15-13と一気に詰め寄られた。その後は一進一退の展開で、21-19と日本のリードのまま終盤に突入したが、再度フランスに点差を詰められ24-24とデュースに持ち込まれた。清水のスパイクで25-24と先にセットポイントを握った日本だったが、決め切れず逆転を許すと、最後は柳田のスパイクがブロックされ、26-28で第3セットを落とした。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(6月6日終了時点)

1位フランス(3勝0敗/勝点9)
2位チェコ(2勝1敗/勝点4)
3位日本(1勝2敗/勝点4)
4位韓国(0勝3敗/勝点1)

【コメント】

南部正司監督
「第1、2セット、相手のサーブに押され、(先週のチェコ戦では)相手ブロックを利用したリバウンドなどで対処できていたが、今日は自分達のバレーができなかった。フランスとの対戦ということで選手たちは若干硬かったように見えたが、3セット目は浅野(博亮)選手と柳田(将洋)選手が活躍してくれたことは収穫」

キャプテン・清水邦広選手
「今日の試合はサーブがポイントとなった。相手の強いサーブに対して日本のサーブレシーブが乱れ、フランスのバレーを展開させてしまった。3セット目は日本の流れだったが、自分が決めることができずセットを落としてしまった。明日は今日の3セット目のような試合ができるよう頑張りたい」

浅野博亮選手
「今日は途中出場ということで、悪かった流れをどうにかしようと元気を前面に出そうと思った。フランスの高さは脅威に感じたが、普段通りのプレーをすることができた。日の丸を付けてプレーすることは大変重みを感じたが、プレッシャーに感じることなく望んでいきたい」

5月31日 日本×チェコ インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
2 25 25 24 23 11
チェコ
1勝1敗
3 22 20 26 25 15

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第1週岡山大会。日本は本大会第2戦をFIVB世界ランキング26位(※2014年9月22日時点)のチェコと戦った。昨日行われた初戦に勝利し白星発進した日本は、昨日と同じスターティングメンバーで臨んだ。第1、2セットを粘りあるバレーを展開し連取したが、第3、4セットをチェコの高さある攻撃の前に落とし、フルセットにもつれ込んだ。最終セット、2-0と幸先良いスタートを切った日本だったが、要所でミスによる失点で7-9と追う展開となった。石川祐希のサーブで追い上げを見せた日本だが、最後は11-15で失い、セットカウント2-3のフルセットで敗れた。次戦は6月6日(土)14時より、インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第2週京都大会でフランスと第3戦を戦う。

第1セット、栗山雅史のスパイクが決まり幸先良いスタートを切った。序盤は両チームとも均衡した試合展開となり8-7とした。その後も一進一退の攻防が続いたが、石川のセンターからの時間差攻撃で12-10とリード。すぐにチェコのブロックで14-14と追い付かれたが、石川や山内のスパイクなどで18-15と再び突き放した日本。最後はチェコのサーブミスで25-22と第1セットを先取した。

第2セット、立ち上がり、石川の強弱をつけたサーブで連続サービスエースを奪い4-1とリードした。8-3とリードを広げて1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた日本。チェコは選手交代で流れを変えようとしたが、日本のペースは変わらず11-5とリードし後半へ突入。一進一退の展開となり迎えた終盤。途中出場の松岡祐太のスパイクとサーブポイントにより24-18とし、最後は石川のスパイクで25-20と第2セットを連取した。

第3セット、序盤、鈴木寛史のブロックポイントなどで8-5とした。その後チェコの反撃に遭うが、日本の両サイドからの攻撃に加え要所でのミドルブロッカーの活躍もあり、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤に入り、チェコのヤン・ストカーの力強いスパイクやラデク・マフの高いブロックで18-16と追い上げられ、さらにチェコの好レシーブからのスパイクで20-20の同点に追い付かれた日本。終盤に入り緊迫したゲーム展開が続き、2枚替えやピンチサーバーに柳田将洋を起用し手を打ったが、最後は24-26で第3セットを落とした。

第4セット、序盤は前セットの流れが続きチェコペースで試合は進んだ。深津英臣の連続サーブポイントで8-7とリードしたが、相手のスパイクとサーブポイントで8-10とリードを許した。中盤、栗山に代え柳田。山内に代え出耒田敬を投入し流れを変えたい日本だが、一進一退のゲーム展開となった。15-16で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返し、終盤まで僅差のまま試合は進み、最後はチェコのスパイクにより23-25で第4セット落とした。

第5セット、開始より柳田を起用。石川と清水のスパイクで2-0とスタートダッシュに成功したが、チェコの高いブロックと、サイドからの攻撃により7-10と点差を広げられた。石川のサーブポイントなどで10-11と詰め寄ったが、チェコの多彩な攻撃とパワーの前に屈し、最終セットを11-15で落とした。

インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD順位表(5月31日終了時点)

1位フランス(2勝0敗/勝点6)
2位日本(1勝1敗/勝点4)
3位チェコ(1勝1敗/勝点2)
4位韓国(0勝2敗/勝点0)

【コメント】

南部正司監督
「立ち上がりから良い展開を作れた。拮抗したゲーム展開が良かったかなと思うくらい、1、2セット目がスムーズにいった。3セット目からリズムが崩れ、フルセットでの敗戦となったが、自分たちに足りない部分を気付かされた。海外チームの高いブロックと、強いサーブに対して修正していきたい」

キャプテン・清水邦広選手
「立ち上がりは良く、1、2セット目は日本らしい試合ができた。3セット目以降はチェコのサーブに苦戦し、相手にブロックの的を絞らせてしまった。強いサーブと、崩れた時のスパイクを修正したい」

石川祐希選手
「2セット連取したあと3セット奪い返された。2セットをスムーズに取ることができ、気の緩みが出たのかもしれない。後半は自分自身のディフェンスのミスによる失点があったので、そこを修正したい」

5月30日 日本×チェコ インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 21 25 25 25
チェコ
1敗
1 25 18 22 20

【第1セットのスタメン】

【戦評】

FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第1週岡山大会。日本は本大会初戦をFIVB世界ランキング26位(※2014年9月22日時点)のチェコと戦った。立ち上がり硬さの見られる日本は追う展開となり第1セットを落としたが、石川祐希と鈴木寛史を中心とした攻撃で対抗し第2、3セットを奪取。続く第4セットは序盤こそ接戦となったが、後半に入ると好調な攻撃陣の活躍などでリードを広げ第4セットを奪い、セットカウント3-1で勝利。FIVBワールドリーグでは2008年以来の初戦白星スタートとなった。次戦は明日5月31日14時より、チェコと第2戦を戦う。

第1セット、開始早々硬さの見られる日本は、チェコのフィリップ・ハブルのサーブで0-4と離されタイムアウトを取った。その後、栗山雅史と石川のスパイクが決まり、4-8で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。チェコのレシーブも安定し点差が縮まらないなか、山内晶大のブロックや石川のサーブポイントが決まり8-10まで追い上げ、17-19で迎えた後半。深津英臣に替え松岡祐太。清水邦広に替え深津旭弘の2枚替えを行ったが点差は縮まらず、最後はアレシュ・ホルベツのスパイクが決まり21-25で第1セットを落とした。

第2セット、日本は1セット目と同じメンバーでスタート。石川のサーブポイントで幸先の良いスタートを切った。続けて清水と山内のスパイクや鈴木のブロックが決まり5-2とリードし、さらには石川の連続スパイクが決まり7-4とリードした。その後チェコの強力なサーブで15-12と迫られたが、日本は16-12と2回目のテクニカルタイムアウトを先行した。流れに乗った日本は、終盤、栗山、鈴木のスパイクなどでリードを広げ、25-18で第2セットを奪取した。

第3セット、序盤、清水のスパイクがブロックに遭い1-3となったが、石川の連続スパイクポイントと鈴木のブロックで5-5の同点とした。石川のテクニックあるスパイクと栗山のスパイクが決まり8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを奪うと、その後も鈴木と石川の活躍で15-11とリード。後半に入るとダビッド・コネチニーのスパイクで23-22と追い付かれたが、最後は粘るチェコを突き放し、25-22と第3セットを連取した。

第4セット、スタートから1点を争う試合展開で、日本は6-8とし1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。栗山のスパイクや清水のブロックで8-8と追いついた中盤。鈴木と山内のセンター陣、石川と栗山のサイド陣の活躍で21-15まで点差を広げた。終盤に入っても勢いは止まらず、最後は石川の連続スパイクポイントで25-20と第4セットを奪った。

【コメント】

南部正司監督
「白星スタートを決められたことは良かったが、自分たちが求めているバレーにはまだ到達していない。火曜日に合流した石川(祐希選手)は、コンビネーションに不安があったが、試合の中ではうまく状況判断できていた」

キャプテン・清水邦広選手
「1セット目は相手の強いサーブに苦戦して取られたが、2、3、4セット目はチームとしていい形で試合を運ぶことができ、最後まで勢いを持続させ良い雰囲気でバレーができた」

深津英臣選手
「自信をつけていくうえでも初戦は絶対に白星を取りたかった。内容より勝利という結果を出せたことが良かった」

石川祐希選手
「若い選手が勢いづけていかなければいけない。今日は高さあるチェコに対してうまく対応することができたが、本来であればもっと楽な試合展開にもできた。明日以降も思い切ったプレーをしたい」