- 1
- ウィングスパイカー
第1回アジアU-23男子選手権大会
-
- VOLLEYBALL
- BEACH VOLLEYBALL
- YEAR
-
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- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
RESULTS
試合結果
最終順位
- イラン
- 韓国
- チャイニーズタイペイ
- 中国
- ミャンマー
- 日本
- タイ
- インド
- インドネシア
- オーストラリア
- カタール
- サウジアラビア
- カザフスタン
- フィリピン
- ベトナム
- モルディブ
日本の試合結果
5月19日 日本×ミャンマー ファイナルラウンド(5-6位決定戦)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2
25
22
17
25
13
ミャンマー
3
23
25
25
19
15
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、ファイナルラウンド(5-6位決定戦)。日本はセミファイナルラウンド(5-8位)でタイを破った地元・ミャンマーと対戦。会場はミャンマーの応援団で埋め尽くされ大歓声で盛り上がった。これまでの5試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、接戦となった第1セットを先取したが、第2、3セットをミャンマーに奪われた。後がなくなった日本はシステムを変更し第4セットに臨み、このセット終始リードを保ち最終セットに繋げた。第5セット、互いに譲らず一進一退の攻防となったが、要所でミスによる失点でミャンマーにリードを奪われ最終セットを落とした日本は、セットカウント2-3のフルセットで敗れた。日本は本大会最終順位を6位で終えた。
第1セット、ファーストテクニカルタイムアウトまでお互いに一歩も譲らず8-7で折り返した。その後は久原翼(東海大学3年)とキャプテン・今村貴彦(中央大学4年)などのスパイクで得点。15-16と僅差のままセカンドテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、17-20と離された時点でタイムアウトを取り、流れを断ち切りたい日本。終盤、長谷川優太(法政大学4年)に替え加藤久典(早稲田大学3年)。今村に替え酒井啓輔(筑波大学1年)の2枚替えを行うと、その加藤のブロックポイントなどで4連続得点を取り23-21とした。最後は相手のスパイクミスにより25-23で第1セットを先取した。
第2セット、序盤から相手のスパイクに苦戦し、5-8でファーストテクニカルタイムアウトを迎えた。小野寺太志(東海大学2年)の高い打点からのスパイクやサーブによる得点で、10-11と1点差に追い上げた。しかし、最後までミャンマーのスパイクに苦戦を強いられた日本は、22-25で第2セットを落とした。
第3セット、ミャンマーは会場の大応援団による声援の勢いに乗り、1-5と苦しい展開となった日本。直後、高野直哉(東亜大学4年)に替え秦耕介(筑波大学2年)。長谷川に替え酒井を起用し流れを変えたいが、ファーストテクニカルタイムアウトとセカンドテクニカルタイムアウトのいずれも相手が取った。終始追う展開で試合は進み、第3セットを17-25で奪われた。
第4セット、後がなくなった日本は、ミドルブロッカーに加藤。オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)に大竹壱青(中央大学2年)を配置し、システムを変えて臨んだ。システム変更が機能した日本は、今セット1度もリードを許すことなく25-18でセットを取った。
第5セット、日本は第4セットと同じ布陣で臨んだ。点差が開かない一進一退の攻防が続くが、6-6の同点から相手に連続得点を許し6-8でコートチェンジ。その後、大竹のスパイクにより9-8と逆転したが、相手の2本のブロックポイントなどで、13-14となった。最後は日本のミスにより13-15で第5セットを失った。
5月19日 日本×インド セミファイナルラウンド(5-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3
25
25
25
–
–
インド
0
22
16
17
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、セミファイナルラウンド(5-8位)。日本はクウォーターファイナルラウンド(1-8位)でチャイニーズタイペイに敗れたインドと対戦した。これまでの4試合と同じスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1セット後半まで追う展開となったが、終盤は相手のスパイクミスなどにより逆転し25-22と先取した。第2セットは、10-9となった場面で高野直哉(東亜大学4年)のスパイクポイントから6連続得点し、25-16と連取した。第3セット、流れに乗った日本は相手に一度もリードを許すことなく25-17で奪い、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は5月20日(現地時間)12時30分より地元・ミャンマーとファイナルラウンド(5-6位決定戦)を戦う。
第1セット、序盤は久原翼(東海大学3年)やキャプテン・今村貴彦(中央大学4年)がスパイクを決め、5-5と一進一退の攻防となったが、日本のスパイクミスなどにより6-8とファーストテクニカルタイムアウトをインドに奪われた。その後大竹壱青(中央大学2年)や長谷川雄太(法政大学4年)の思い切りの良いサーブで得点を重ねたが、相手の高さとパワーのあるスパイクに苦戦し、点差を縮められず後半へ突入。15-19の場面で長谷川に替え加藤久典(早稲田大学3年)、大竹に替え酒井啓輔(筑波大学1年)と2枚替えを行った。その後今村が2連続スパイクポイントを決め20-22とし2点差まで迫った。終盤逆転に成功した日本は、小野寺太志(東海大学2年)のサーブポイントでセットポイントを迎え、最後は大竹がブロックで相手スパイクを封じ7連続得点。25-22で第1セットを先取した。
第2セット、サーブレシーブが安定した日本は、8-7でファーストテクニカルタイムアウトを折り返した。その後高野のスパイクや今村のサーブによる得点で4連続ポイントを取り、13-9とリード奪った。その後は日本が終始リードを保ち、永露元稀(東海大学1年)と秦耕介(筑波大学2年)を途中出場させ、その秦がブロックポイントを決め活躍。25-16で第2セットを連取した。
第3セット、終始相手に一度もリードを許さない展開となった。日本は久原のスパイクとサーブポイントにより8-5でファーストテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤、思い切り良い攻撃が決まり14-9となったところで高野に替え秦を起用。その直後、秦が期待に応えレフトより速い攻撃を決め、さらには今村と大竹の連続ブロックポイントや、小野寺の2連続サービスエースなどで21-12と優位に試合を進めた日本。最後は途中出場の小川猛(専修大学3年)のスパイクが相手コートに決まり、第3セットを25-17で奪った。
5月18日 日本×イラン クウォーターファイナルラウンド(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
0
19
15
23
–
–
イラン
3
29
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。日本は1次リーグ戦B組の3試合を失セット無しの1位で通過したイランと対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤からイランの変化に富むサーブに対し、その対応がままならずサーブレシーブを乱された日本は、2セットを連取された。第3セット目のスターテンングメンバーには、2セット目の途中から出場したミドルブロッカーの加藤久典(早稲田大学3年)とセッターの酒井啓輔(筑波大学1年)を起用し、中盤までは日本ペースで進んだ。しかし終盤に突入後、イランの高さのある攻撃によって追い付かれ、最後はサーブミスなどによる逆転でセットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は5月19日(現地時間)14時30分より同ラウンドでチャイニーズタイペイに敗れたインドとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
なお日本は、5位から8位のいずれかの順位が決定したため、8月24日(月)から31日(月)までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権を獲得することはできませんでした。
第1セット、序盤から中盤にかけて、思い切りの良いイランのサーブに、日本はサーブレシーブが崩され、セッター・長谷川優太(法政大学4年)にボールが返らない。たちまちイランの猛攻に遭い、6-10と離された。中盤、久原翼(東海大学3年)や小野寺太志(東海大学2年)のサーブで相手レシーブを崩し11-13と追撃したが、その後リードを縮められず19-25で1セット目を先取された。
第2セット、久原の中央からの時間差攻撃に得点でスタートした。序盤、ネットインサービスエースを奪われ、1セット目に続き1-5とイランペースとなった。リズムを変えたい日本は、9-14でセッターの酒井、ミドルブロッカーの加藤を投入した。その後、長いラリーの応酬の中で小野寺がネット際のせめぎ合いに勝利しての得点や、大竹壱青(中央大学2年)のクイックでサイドアウトは取ったが連続得点にはいたらず、12-22とさらに点差を離された日本。キャプテン・今村貴彦(中央大学4年)の渾身のスパイクで追い上げたが、15-25で第2セットを連取された。
第3セット、セット開始より2セット目から途中出場した加藤と酒井をそのまま起用した。今村のサーブで相手のサーブレシーブを乱し、ダイレクトボールを高野直哉(東亜大学4年)が決め、序盤は日本が8-4と初めてこの試合で主導権を握った。その後も高野のサーブや酒井のツーアタックも決まり、16-12でセカンドテクニカルタイムアウトを先取した。ところが、クイックのコンビネーションミスで失点し17-16まで追い上げられた日本。リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし接戦に持ち込むが、相手オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)にスパイクを決められて22-22の同点に終盤で追いつかれた。その後大事な場面で、スパイクとブロックを連続で決められ万事休す。23-25の逆転で第3セットを失った。
5月16日 日本×韓国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
0
21
22
13
–
–
韓国
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦最終戦。D組の日本はこれまで2連勝同士の韓国と対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤から中盤までは互いに譲らない拮抗したゲーム展開となったが、終盤の大事な場面でサ-ブミスやスパイクミスがあり、韓国に2セットの先行を許した。流れを変えたい日本は、第3セットのスターティングメンバーに、小川猛(専修大学3年)と加藤久典(早稲田大学3年)を起用したが、リズムは変わらぬまま韓国に主導権を握られ、セットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は1次リーグ戦D組を2勝1敗(勝点6)で2位通過となった。次戦は5月18日(現地時間)16時30分より、同リーグ戦B組1位のイランとクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で対戦する。
第1セット、序盤から中盤にかけては、両チームともセンターからの速攻が決まり一進一退を繰り返した。日本は、小野寺太志(東海大学2年)と大竹壱青(中央大学2年)のミドルブロッカー陣の速攻で得点したが、韓国に日本のブロックの微妙な隙間を狙われ追撃された。ファーストテクニカルタイムアウトは8-7と先取したが、14-16でセカンドテクニカルタイムアウトは逆転された。その後リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし、久原翼(東海大学3年)に繋ぎスパイクを決め、20-21と追い上げた。ところが、相手のブロックポイントや日本のサーブミスが出てしまい、21-25で1セット目を取られた。
第2セット、中盤までほぼ互角の展開を繰り広げた。15-16で折り返した日本は、相手スパイクを小野寺がブロックで仕留めたかに見えたが、自チームネット際にボールは吸い込まれ、さらには速攻のタイミングがあわず連続失点となった。後半の重要な場面で失点した日本はタイムアウトを要求。その後、キャプテン今村貴彦(中央大学4年)の相手ブロックを弾く力のあるスパイクや、小野寺のサービスエースで守備を乱した。また、久原のスパイクで22-23まで追い上げたが、最後は1セット目と同様、自チームのスパイクミスによる失点で、第2セットを23-25と連取された。
第3セット、流れを変えたい日本は小川と加藤をスタートから起用。それでも流れは変わらず、韓国にリズムあるセンターからの時間差攻撃などを決められ、4-13と劣勢のまま後半へ突入。その後、久原のスパイクやブロックポイントで挽回を図るものの、第3セットは終始韓国のペースとなり、13-25で終了した。
予選リーグ戦 最終結果
【A組】
1位 ミャンマー(3勝0敗)
2位 タイ(2勝1敗)
3位 サウジアラビア(1勝2敗)
4位 モルディブ(0勝3敗)
【B組】
1位 イラン(3勝0敗)
2位 インド(2勝1敗)
3位 カタール(1勝2敗)
4位 フィリピン(0勝3敗)
【C組】
1位 チャイニーズタイペイ(4勝0敗)
2位 中国(3勝1敗)
3位 オーストラリア(2勝2敗)
4位 ベトナム(1勝3敗)
5位 トルクメニスタン(0勝4敗)
※トルクメニスタンは棄権しており、全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
【D組】
1位 韓国(3勝0敗)
2位 日本(2勝1敗)
3位 インドネシア(1勝2敗)
4位 カザフスタン(0勝3敗)
5月14日 日本×カザフスタン 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝
3
25
25
23
25
–
カザフスタン
2敗
1
15
22
25
17
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦。D組の日本は12日(火)の初戦で韓国にセットカウント1-3で敗れたカザフスタンと対戦した。日本はウィングスパイカーの久原翼、高野直哉、オポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)のキャプテン・今村貴彦を軸に終始自分たちのペースでゲームを展開した。第3セットこそ23-25で落としたものの、最終的にセットカウント3-1で勝利をものにし、1次リーグ戦を2連勝(勝点6)とした。日本は1次リーグ戦最終戦を残しD組で2位以上が確定し、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)進出が決定した。次戦は5月16日(現地時間)16時30分より、日本と同じく1次リーグ戦2連勝中(勝点6)の韓国と対戦する。この試合に勝利したチームがD組を1位で通過し、敗れたチームは2位で通過となる。
第1セット、序盤は久原のスピードのあるパイプ攻撃(中央からの低いトスをバックアタックで打つこと)や今村のライトからのバックアタックなど、多彩な攻撃が決まった。相手のサーブミスによる得点もあり、12-8とリードを奪った。中盤はテクニカルタイムアウトを挟んで、サイドからの攻撃や久原の2連続のサービスエースが決まり、6連続得点を挙げた。最後は相手エースにスパイクミスが出て、第1セットを25-15と危なげなく先取した。
第2セット、序盤は長谷川優太のトスアップが冴え、久原を相手ブロック陣のマークから外して攻撃に参加させると、今村の巧みなフェイントも決まり、14-7とリードを奪った。終盤にはオポジットのポジションに小川猛とセッター・永露元稀を投入。最後はゲームを通じて73%と高い決定率を保持した久原がレフトからスパイクを決めて、25-22で2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに久原と今村が両サイドからスパイクを決め、10-6とリードしたが、カザフスタンのキャプテンのフローターサーブにサーブレシーブを乱されると、14-16と2回目のテクニカルタイムアウトを相手のリードで折り返した。その後もチーム内でボールを譲り合うなど返球にミスが出た日本。高野のスパイクポイントで21-22まで追い上げたものの、23-25で第3セットを奪われた。
第4セット、小野寺太志のクイックなどで得点し、第3セットの流れを断ち切って試合を進めた日本。16-11で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、中盤には今村の豪快なライトからのバックアタックがさく裂。さらに大竹壱青が相手エースをブロックで仕留めると、19-12と終盤までリードをキープした。その後、長谷川のコーナーを突くサービスエースも決まり、25-17で第4セットを奪った。
◆1次リーグ戦 D組 順位表(5月14日終了時点)
1位 韓国(2勝0敗、勝点6、セット率=6.000)
2位 日本(2勝0敗、勝点6、セット率=3.000)
3位 カザフスタン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.333)
4位 インドネシア(0勝2敗、勝点0、セット率=0.167)
5月12日 日本×インドネシア 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
29
22
25
–
インドネシア
1敗
1
20
27
25
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦第1戦。D組の日本はインドネシアと本大会初戦を戦った。1993年1月1日以降に生まれた大学生でチーム編成し今大会に臨んだ日本は、毎セットともシーソーゲームの接戦となったが、最終的にはセットカウント3-1で勝利し、本大会の初戦を勝利で飾った。次戦は5月14日(現地時間)14時30分よりカザフスタンと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお本大会の優勝チームと準優勝チームには、8月24日(月)から31日(月)アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権が与えられる。
第1セット、序盤は両チームとも8点までサイドアウトを取り合う展開となった。インドネシアにファーストテクニカルタイムアウトを奪われたが、その後も連続スパイクを決められ7-11と点差が開いた。中盤は相手のスパイクミスに加え高野直哉と久原翼のスパイクが小気味良く決まりだし、さらにキャプテン・今村貴彦のブロックポイント、長谷川優太のサービスエースもあり、16-15の逆転に成功した。終盤に入り、久原がセンターからの効果的な時間差攻撃を決め、続けて久原、小野寺のサービスエースで引き離し、21-18とリードを保った。最後は今村のバックアタックが決まり、1セット目を25-20と逆転で勝利した。
第2セット、序盤は相手の攻撃の前に劣勢を強いられ、6-10とリードを許した。その後も追う展開は変わらず16-19で終盤へ突入。高野の速いレフト平行トスからのスパイクポイントが契機となり、今村のブロックポイントなどで19-19の同点に追い付いた。その後は、お互いにサイドアウトを繰り返し24-24のデュースとなったが、最後は相手のミスなどにより、29-27で第2セット連取した。
第3セット、立ち上がりは久原と今村の両サイドからのスパイクが連続して決まり、4-2と優位に試合を進めた。しかし相手ミドルブロッカーのブロックに苦戦し、4-6と逆転されファーストテクニカルタイムアウトを先に奪われた。後半に入ってもその差を縮めることができず、スパイクミスなどもあり流れに乗れなかった日本は22-25で第3セットを落とした。
第4セット、序盤からシーソーゲームの展開となった。8-7、16-15で2度のテクニカルタイムアウトは先行し、20-19になったところで加藤久典を投入。メンバーチェンジ後、流れを掴んだ日本は、大竹壱青のライトからのスパイクが決まり、続けて高野が相手のスパイクをシャットアウト。22-19と大切な局面でリードを保った。最後は久原がレフトからのスパイクを冷静に決め、第4セットを25-23の僅差で奪った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 2 | 25 | 22 | 17 | 25 | 13 |
ミャンマー | 3 | 23 | 25 | 25 | 19 | 15 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、ファイナルラウンド(5-6位決定戦)。日本はセミファイナルラウンド(5-8位)でタイを破った地元・ミャンマーと対戦。会場はミャンマーの応援団で埋め尽くされ大歓声で盛り上がった。これまでの5試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、接戦となった第1セットを先取したが、第2、3セットをミャンマーに奪われた。後がなくなった日本はシステムを変更し第4セットに臨み、このセット終始リードを保ち最終セットに繋げた。第5セット、互いに譲らず一進一退の攻防となったが、要所でミスによる失点でミャンマーにリードを奪われ最終セットを落とした日本は、セットカウント2-3のフルセットで敗れた。日本は本大会最終順位を6位で終えた。
第1セット、ファーストテクニカルタイムアウトまでお互いに一歩も譲らず8-7で折り返した。その後は久原翼(東海大学3年)とキャプテン・今村貴彦(中央大学4年)などのスパイクで得点。15-16と僅差のままセカンドテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、17-20と離された時点でタイムアウトを取り、流れを断ち切りたい日本。終盤、長谷川優太(法政大学4年)に替え加藤久典(早稲田大学3年)。今村に替え酒井啓輔(筑波大学1年)の2枚替えを行うと、その加藤のブロックポイントなどで4連続得点を取り23-21とした。最後は相手のスパイクミスにより25-23で第1セットを先取した。
第2セット、序盤から相手のスパイクに苦戦し、5-8でファーストテクニカルタイムアウトを迎えた。小野寺太志(東海大学2年)の高い打点からのスパイクやサーブによる得点で、10-11と1点差に追い上げた。しかし、最後までミャンマーのスパイクに苦戦を強いられた日本は、22-25で第2セットを落とした。
第3セット、ミャンマーは会場の大応援団による声援の勢いに乗り、1-5と苦しい展開となった日本。直後、高野直哉(東亜大学4年)に替え秦耕介(筑波大学2年)。長谷川に替え酒井を起用し流れを変えたいが、ファーストテクニカルタイムアウトとセカンドテクニカルタイムアウトのいずれも相手が取った。終始追う展開で試合は進み、第3セットを17-25で奪われた。
第4セット、後がなくなった日本は、ミドルブロッカーに加藤。オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)に大竹壱青(中央大学2年)を配置し、システムを変えて臨んだ。システム変更が機能した日本は、今セット1度もリードを許すことなく25-18でセットを取った。
第5セット、日本は第4セットと同じ布陣で臨んだ。点差が開かない一進一退の攻防が続くが、6-6の同点から相手に連続得点を許し6-8でコートチェンジ。その後、大竹のスパイクにより9-8と逆転したが、相手の2本のブロックポイントなどで、13-14となった。最後は日本のミスにより13-15で第5セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
インド | 0 | 22 | 16 | 17 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、セミファイナルラウンド(5-8位)。日本はクウォーターファイナルラウンド(1-8位)でチャイニーズタイペイに敗れたインドと対戦した。これまでの4試合と同じスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1セット後半まで追う展開となったが、終盤は相手のスパイクミスなどにより逆転し25-22と先取した。第2セットは、10-9となった場面で高野直哉(東亜大学4年)のスパイクポイントから6連続得点し、25-16と連取した。第3セット、流れに乗った日本は相手に一度もリードを許すことなく25-17で奪い、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は5月20日(現地時間)12時30分より地元・ミャンマーとファイナルラウンド(5-6位決定戦)を戦う。
第1セット、序盤は久原翼(東海大学3年)やキャプテン・今村貴彦(中央大学4年)がスパイクを決め、5-5と一進一退の攻防となったが、日本のスパイクミスなどにより6-8とファーストテクニカルタイムアウトをインドに奪われた。その後大竹壱青(中央大学2年)や長谷川雄太(法政大学4年)の思い切りの良いサーブで得点を重ねたが、相手の高さとパワーのあるスパイクに苦戦し、点差を縮められず後半へ突入。15-19の場面で長谷川に替え加藤久典(早稲田大学3年)、大竹に替え酒井啓輔(筑波大学1年)と2枚替えを行った。その後今村が2連続スパイクポイントを決め20-22とし2点差まで迫った。終盤逆転に成功した日本は、小野寺太志(東海大学2年)のサーブポイントでセットポイントを迎え、最後は大竹がブロックで相手スパイクを封じ7連続得点。25-22で第1セットを先取した。
第2セット、サーブレシーブが安定した日本は、8-7でファーストテクニカルタイムアウトを折り返した。その後高野のスパイクや今村のサーブによる得点で4連続ポイントを取り、13-9とリード奪った。その後は日本が終始リードを保ち、永露元稀(東海大学1年)と秦耕介(筑波大学2年)を途中出場させ、その秦がブロックポイントを決め活躍。25-16で第2セットを連取した。
第3セット、終始相手に一度もリードを許さない展開となった。日本は久原のスパイクとサーブポイントにより8-5でファーストテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤、思い切り良い攻撃が決まり14-9となったところで高野に替え秦を起用。その直後、秦が期待に応えレフトより速い攻撃を決め、さらには今村と大竹の連続ブロックポイントや、小野寺の2連続サービスエースなどで21-12と優位に試合を進めた日本。最後は途中出場の小川猛(専修大学3年)のスパイクが相手コートに決まり、第3セットを25-17で奪った。
5月18日 日本×イラン クウォーターファイナルラウンド(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
0
19
15
23
–
–
イラン
3
29
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。日本は1次リーグ戦B組の3試合を失セット無しの1位で通過したイランと対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤からイランの変化に富むサーブに対し、その対応がままならずサーブレシーブを乱された日本は、2セットを連取された。第3セット目のスターテンングメンバーには、2セット目の途中から出場したミドルブロッカーの加藤久典(早稲田大学3年)とセッターの酒井啓輔(筑波大学1年)を起用し、中盤までは日本ペースで進んだ。しかし終盤に突入後、イランの高さのある攻撃によって追い付かれ、最後はサーブミスなどによる逆転でセットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は5月19日(現地時間)14時30分より同ラウンドでチャイニーズタイペイに敗れたインドとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
なお日本は、5位から8位のいずれかの順位が決定したため、8月24日(月)から31日(月)までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権を獲得することはできませんでした。
第1セット、序盤から中盤にかけて、思い切りの良いイランのサーブに、日本はサーブレシーブが崩され、セッター・長谷川優太(法政大学4年)にボールが返らない。たちまちイランの猛攻に遭い、6-10と離された。中盤、久原翼(東海大学3年)や小野寺太志(東海大学2年)のサーブで相手レシーブを崩し11-13と追撃したが、その後リードを縮められず19-25で1セット目を先取された。
第2セット、久原の中央からの時間差攻撃に得点でスタートした。序盤、ネットインサービスエースを奪われ、1セット目に続き1-5とイランペースとなった。リズムを変えたい日本は、9-14でセッターの酒井、ミドルブロッカーの加藤を投入した。その後、長いラリーの応酬の中で小野寺がネット際のせめぎ合いに勝利しての得点や、大竹壱青(中央大学2年)のクイックでサイドアウトは取ったが連続得点にはいたらず、12-22とさらに点差を離された日本。キャプテン・今村貴彦(中央大学4年)の渾身のスパイクで追い上げたが、15-25で第2セットを連取された。
第3セット、セット開始より2セット目から途中出場した加藤と酒井をそのまま起用した。今村のサーブで相手のサーブレシーブを乱し、ダイレクトボールを高野直哉(東亜大学4年)が決め、序盤は日本が8-4と初めてこの試合で主導権を握った。その後も高野のサーブや酒井のツーアタックも決まり、16-12でセカンドテクニカルタイムアウトを先取した。ところが、クイックのコンビネーションミスで失点し17-16まで追い上げられた日本。リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし接戦に持ち込むが、相手オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)にスパイクを決められて22-22の同点に終盤で追いつかれた。その後大事な場面で、スパイクとブロックを連続で決められ万事休す。23-25の逆転で第3セットを失った。
5月16日 日本×韓国 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
0
21
22
13
–
–
韓国
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦最終戦。D組の日本はこれまで2連勝同士の韓国と対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤から中盤までは互いに譲らない拮抗したゲーム展開となったが、終盤の大事な場面でサ-ブミスやスパイクミスがあり、韓国に2セットの先行を許した。流れを変えたい日本は、第3セットのスターティングメンバーに、小川猛(専修大学3年)と加藤久典(早稲田大学3年)を起用したが、リズムは変わらぬまま韓国に主導権を握られ、セットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は1次リーグ戦D組を2勝1敗(勝点6)で2位通過となった。次戦は5月18日(現地時間)16時30分より、同リーグ戦B組1位のイランとクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で対戦する。
第1セット、序盤から中盤にかけては、両チームともセンターからの速攻が決まり一進一退を繰り返した。日本は、小野寺太志(東海大学2年)と大竹壱青(中央大学2年)のミドルブロッカー陣の速攻で得点したが、韓国に日本のブロックの微妙な隙間を狙われ追撃された。ファーストテクニカルタイムアウトは8-7と先取したが、14-16でセカンドテクニカルタイムアウトは逆転された。その後リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし、久原翼(東海大学3年)に繋ぎスパイクを決め、20-21と追い上げた。ところが、相手のブロックポイントや日本のサーブミスが出てしまい、21-25で1セット目を取られた。
第2セット、中盤までほぼ互角の展開を繰り広げた。15-16で折り返した日本は、相手スパイクを小野寺がブロックで仕留めたかに見えたが、自チームネット際にボールは吸い込まれ、さらには速攻のタイミングがあわず連続失点となった。後半の重要な場面で失点した日本はタイムアウトを要求。その後、キャプテン今村貴彦(中央大学4年)の相手ブロックを弾く力のあるスパイクや、小野寺のサービスエースで守備を乱した。また、久原のスパイクで22-23まで追い上げたが、最後は1セット目と同様、自チームのスパイクミスによる失点で、第2セットを23-25と連取された。
第3セット、流れを変えたい日本は小川と加藤をスタートから起用。それでも流れは変わらず、韓国にリズムあるセンターからの時間差攻撃などを決められ、4-13と劣勢のまま後半へ突入。その後、久原のスパイクやブロックポイントで挽回を図るものの、第3セットは終始韓国のペースとなり、13-25で終了した。
予選リーグ戦 最終結果
【A組】
1位 ミャンマー(3勝0敗)
2位 タイ(2勝1敗)
3位 サウジアラビア(1勝2敗)
4位 モルディブ(0勝3敗)
【B組】
1位 イラン(3勝0敗)
2位 インド(2勝1敗)
3位 カタール(1勝2敗)
4位 フィリピン(0勝3敗)
【C組】
1位 チャイニーズタイペイ(4勝0敗)
2位 中国(3勝1敗)
3位 オーストラリア(2勝2敗)
4位 ベトナム(1勝3敗)
5位 トルクメニスタン(0勝4敗)
※トルクメニスタンは棄権しており、全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
【D組】
1位 韓国(3勝0敗)
2位 日本(2勝1敗)
3位 インドネシア(1勝2敗)
4位 カザフスタン(0勝3敗)
5月14日 日本×カザフスタン 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝
3
25
25
23
25
–
カザフスタン
2敗
1
15
22
25
17
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦。D組の日本は12日(火)の初戦で韓国にセットカウント1-3で敗れたカザフスタンと対戦した。日本はウィングスパイカーの久原翼、高野直哉、オポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)のキャプテン・今村貴彦を軸に終始自分たちのペースでゲームを展開した。第3セットこそ23-25で落としたものの、最終的にセットカウント3-1で勝利をものにし、1次リーグ戦を2連勝(勝点6)とした。日本は1次リーグ戦最終戦を残しD組で2位以上が確定し、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)進出が決定した。次戦は5月16日(現地時間)16時30分より、日本と同じく1次リーグ戦2連勝中(勝点6)の韓国と対戦する。この試合に勝利したチームがD組を1位で通過し、敗れたチームは2位で通過となる。
第1セット、序盤は久原のスピードのあるパイプ攻撃(中央からの低いトスをバックアタックで打つこと)や今村のライトからのバックアタックなど、多彩な攻撃が決まった。相手のサーブミスによる得点もあり、12-8とリードを奪った。中盤はテクニカルタイムアウトを挟んで、サイドからの攻撃や久原の2連続のサービスエースが決まり、6連続得点を挙げた。最後は相手エースにスパイクミスが出て、第1セットを25-15と危なげなく先取した。
第2セット、序盤は長谷川優太のトスアップが冴え、久原を相手ブロック陣のマークから外して攻撃に参加させると、今村の巧みなフェイントも決まり、14-7とリードを奪った。終盤にはオポジットのポジションに小川猛とセッター・永露元稀を投入。最後はゲームを通じて73%と高い決定率を保持した久原がレフトからスパイクを決めて、25-22で2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに久原と今村が両サイドからスパイクを決め、10-6とリードしたが、カザフスタンのキャプテンのフローターサーブにサーブレシーブを乱されると、14-16と2回目のテクニカルタイムアウトを相手のリードで折り返した。その後もチーム内でボールを譲り合うなど返球にミスが出た日本。高野のスパイクポイントで21-22まで追い上げたものの、23-25で第3セットを奪われた。
第4セット、小野寺太志のクイックなどで得点し、第3セットの流れを断ち切って試合を進めた日本。16-11で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、中盤には今村の豪快なライトからのバックアタックがさく裂。さらに大竹壱青が相手エースをブロックで仕留めると、19-12と終盤までリードをキープした。その後、長谷川のコーナーを突くサービスエースも決まり、25-17で第4セットを奪った。
◆1次リーグ戦 D組 順位表(5月14日終了時点)
1位 韓国(2勝0敗、勝点6、セット率=6.000)
2位 日本(2勝0敗、勝点6、セット率=3.000)
3位 カザフスタン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.333)
4位 インドネシア(0勝2敗、勝点0、セット率=0.167)
5月12日 日本×インドネシア 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
29
22
25
–
インドネシア
1敗
1
20
27
25
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦第1戦。D組の日本はインドネシアと本大会初戦を戦った。1993年1月1日以降に生まれた大学生でチーム編成し今大会に臨んだ日本は、毎セットともシーソーゲームの接戦となったが、最終的にはセットカウント3-1で勝利し、本大会の初戦を勝利で飾った。次戦は5月14日(現地時間)14時30分よりカザフスタンと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお本大会の優勝チームと準優勝チームには、8月24日(月)から31日(月)アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権が与えられる。
第1セット、序盤は両チームとも8点までサイドアウトを取り合う展開となった。インドネシアにファーストテクニカルタイムアウトを奪われたが、その後も連続スパイクを決められ7-11と点差が開いた。中盤は相手のスパイクミスに加え高野直哉と久原翼のスパイクが小気味良く決まりだし、さらにキャプテン・今村貴彦のブロックポイント、長谷川優太のサービスエースもあり、16-15の逆転に成功した。終盤に入り、久原がセンターからの効果的な時間差攻撃を決め、続けて久原、小野寺のサービスエースで引き離し、21-18とリードを保った。最後は今村のバックアタックが決まり、1セット目を25-20と逆転で勝利した。
第2セット、序盤は相手の攻撃の前に劣勢を強いられ、6-10とリードを許した。その後も追う展開は変わらず16-19で終盤へ突入。高野の速いレフト平行トスからのスパイクポイントが契機となり、今村のブロックポイントなどで19-19の同点に追い付いた。その後は、お互いにサイドアウトを繰り返し24-24のデュースとなったが、最後は相手のミスなどにより、29-27で第2セット連取した。
第3セット、立ち上がりは久原と今村の両サイドからのスパイクが連続して決まり、4-2と優位に試合を進めた。しかし相手ミドルブロッカーのブロックに苦戦し、4-6と逆転されファーストテクニカルタイムアウトを先に奪われた。後半に入ってもその差を縮めることができず、スパイクミスなどもあり流れに乗れなかった日本は22-25で第3セットを落とした。
第4セット、序盤からシーソーゲームの展開となった。8-7、16-15で2度のテクニカルタイムアウトは先行し、20-19になったところで加藤久典を投入。メンバーチェンジ後、流れを掴んだ日本は、大竹壱青のライトからのスパイクが決まり、続けて高野が相手のスパイクをシャットアウト。22-19と大切な局面でリードを保った。最後は久原がレフトからのスパイクを冷静に決め、第4セットを25-23の僅差で奪った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 19 | 15 | 23 | – | – |
イラン | 3 | 29 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。日本は1次リーグ戦B組の3試合を失セット無しの1位で通過したイランと対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤からイランの変化に富むサーブに対し、その対応がままならずサーブレシーブを乱された日本は、2セットを連取された。第3セット目のスターテンングメンバーには、2セット目の途中から出場したミドルブロッカーの加藤久典(早稲田大学3年)とセッターの酒井啓輔(筑波大学1年)を起用し、中盤までは日本ペースで進んだ。しかし終盤に突入後、イランの高さのある攻撃によって追い付かれ、最後はサーブミスなどによる逆転でセットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は5月19日(現地時間)14時30分より同ラウンドでチャイニーズタイペイに敗れたインドとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
なお日本は、5位から8位のいずれかの順位が決定したため、8月24日(月)から31日(月)までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権を獲得することはできませんでした。
第1セット、序盤から中盤にかけて、思い切りの良いイランのサーブに、日本はサーブレシーブが崩され、セッター・長谷川優太(法政大学4年)にボールが返らない。たちまちイランの猛攻に遭い、6-10と離された。中盤、久原翼(東海大学3年)や小野寺太志(東海大学2年)のサーブで相手レシーブを崩し11-13と追撃したが、その後リードを縮められず19-25で1セット目を先取された。
第2セット、久原の中央からの時間差攻撃に得点でスタートした。序盤、ネットインサービスエースを奪われ、1セット目に続き1-5とイランペースとなった。リズムを変えたい日本は、9-14でセッターの酒井、ミドルブロッカーの加藤を投入した。その後、長いラリーの応酬の中で小野寺がネット際のせめぎ合いに勝利しての得点や、大竹壱青(中央大学2年)のクイックでサイドアウトは取ったが連続得点にはいたらず、12-22とさらに点差を離された日本。キャプテン・今村貴彦(中央大学4年)の渾身のスパイクで追い上げたが、15-25で第2セットを連取された。
第3セット、セット開始より2セット目から途中出場した加藤と酒井をそのまま起用した。今村のサーブで相手のサーブレシーブを乱し、ダイレクトボールを高野直哉(東亜大学4年)が決め、序盤は日本が8-4と初めてこの試合で主導権を握った。その後も高野のサーブや酒井のツーアタックも決まり、16-12でセカンドテクニカルタイムアウトを先取した。ところが、クイックのコンビネーションミスで失点し17-16まで追い上げられた日本。リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし接戦に持ち込むが、相手オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)にスパイクを決められて22-22の同点に終盤で追いつかれた。その後大事な場面で、スパイクとブロックを連続で決められ万事休す。23-25の逆転で第3セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
0 | 21 | 22 | 13 | – | – |
韓国 3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦最終戦。D組の日本はこれまで2連勝同士の韓国と対戦した。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤から中盤までは互いに譲らない拮抗したゲーム展開となったが、終盤の大事な場面でサ-ブミスやスパイクミスがあり、韓国に2セットの先行を許した。流れを変えたい日本は、第3セットのスターティングメンバーに、小川猛(専修大学3年)と加藤久典(早稲田大学3年)を起用したが、リズムは変わらぬまま韓国に主導権を握られ、セットカウント0-3のストレートで敗戦した。この結果、日本は1次リーグ戦D組を2勝1敗(勝点6)で2位通過となった。次戦は5月18日(現地時間)16時30分より、同リーグ戦B組1位のイランとクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で対戦する。
第1セット、序盤から中盤にかけては、両チームともセンターからの速攻が決まり一進一退を繰り返した。日本は、小野寺太志(東海大学2年)と大竹壱青(中央大学2年)のミドルブロッカー陣の速攻で得点したが、韓国に日本のブロックの微妙な隙間を狙われ追撃された。ファーストテクニカルタイムアウトは8-7と先取したが、14-16でセカンドテクニカルタイムアウトは逆転された。その後リベロの武智洸史(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし、久原翼(東海大学3年)に繋ぎスパイクを決め、20-21と追い上げた。ところが、相手のブロックポイントや日本のサーブミスが出てしまい、21-25で1セット目を取られた。
第2セット、中盤までほぼ互角の展開を繰り広げた。15-16で折り返した日本は、相手スパイクを小野寺がブロックで仕留めたかに見えたが、自チームネット際にボールは吸い込まれ、さらには速攻のタイミングがあわず連続失点となった。後半の重要な場面で失点した日本はタイムアウトを要求。その後、キャプテン今村貴彦(中央大学4年)の相手ブロックを弾く力のあるスパイクや、小野寺のサービスエースで守備を乱した。また、久原のスパイクで22-23まで追い上げたが、最後は1セット目と同様、自チームのスパイクミスによる失点で、第2セットを23-25と連取された。
第3セット、流れを変えたい日本は小川と加藤をスタートから起用。それでも流れは変わらず、韓国にリズムあるセンターからの時間差攻撃などを決められ、4-13と劣勢のまま後半へ突入。その後、久原のスパイクやブロックポイントで挽回を図るものの、第3セットは終始韓国のペースとなり、13-25で終了した。
予選リーグ戦 最終結果
【A組】
1位 ミャンマー(3勝0敗)
2位 タイ(2勝1敗)
3位 サウジアラビア(1勝2敗)
4位 モルディブ(0勝3敗)
【B組】
1位 イラン(3勝0敗)
2位 インド(2勝1敗)
3位 カタール(1勝2敗)
4位 フィリピン(0勝3敗)
【C組】
1位 チャイニーズタイペイ(4勝0敗)
2位 中国(3勝1敗)
3位 オーストラリア(2勝2敗)
4位 ベトナム(1勝3敗)
5位 トルクメニスタン(0勝4敗)
※トルクメニスタンは棄権しており、全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
【D組】
1位 韓国(3勝0敗)
2位 日本(2勝1敗)
3位 インドネシア(1勝2敗)
4位 カザフスタン(0勝3敗)
5月14日 日本×カザフスタン 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝
3
25
25
23
25
–
カザフスタン
2敗
1
15
22
25
17
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦。D組の日本は12日(火)の初戦で韓国にセットカウント1-3で敗れたカザフスタンと対戦した。日本はウィングスパイカーの久原翼、高野直哉、オポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)のキャプテン・今村貴彦を軸に終始自分たちのペースでゲームを展開した。第3セットこそ23-25で落としたものの、最終的にセットカウント3-1で勝利をものにし、1次リーグ戦を2連勝(勝点6)とした。日本は1次リーグ戦最終戦を残しD組で2位以上が確定し、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)進出が決定した。次戦は5月16日(現地時間)16時30分より、日本と同じく1次リーグ戦2連勝中(勝点6)の韓国と対戦する。この試合に勝利したチームがD組を1位で通過し、敗れたチームは2位で通過となる。
第1セット、序盤は久原のスピードのあるパイプ攻撃(中央からの低いトスをバックアタックで打つこと)や今村のライトからのバックアタックなど、多彩な攻撃が決まった。相手のサーブミスによる得点もあり、12-8とリードを奪った。中盤はテクニカルタイムアウトを挟んで、サイドからの攻撃や久原の2連続のサービスエースが決まり、6連続得点を挙げた。最後は相手エースにスパイクミスが出て、第1セットを25-15と危なげなく先取した。
第2セット、序盤は長谷川優太のトスアップが冴え、久原を相手ブロック陣のマークから外して攻撃に参加させると、今村の巧みなフェイントも決まり、14-7とリードを奪った。終盤にはオポジットのポジションに小川猛とセッター・永露元稀を投入。最後はゲームを通じて73%と高い決定率を保持した久原がレフトからスパイクを決めて、25-22で2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに久原と今村が両サイドからスパイクを決め、10-6とリードしたが、カザフスタンのキャプテンのフローターサーブにサーブレシーブを乱されると、14-16と2回目のテクニカルタイムアウトを相手のリードで折り返した。その後もチーム内でボールを譲り合うなど返球にミスが出た日本。高野のスパイクポイントで21-22まで追い上げたものの、23-25で第3セットを奪われた。
第4セット、小野寺太志のクイックなどで得点し、第3セットの流れを断ち切って試合を進めた日本。16-11で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、中盤には今村の豪快なライトからのバックアタックがさく裂。さらに大竹壱青が相手エースをブロックで仕留めると、19-12と終盤までリードをキープした。その後、長谷川のコーナーを突くサービスエースも決まり、25-17で第4セットを奪った。
◆1次リーグ戦 D組 順位表(5月14日終了時点)
1位 韓国(2勝0敗、勝点6、セット率=6.000)
2位 日本(2勝0敗、勝点6、セット率=3.000)
3位 カザフスタン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.333)
4位 インドネシア(0勝2敗、勝点0、セット率=0.167)
5月12日 日本×インドネシア 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝
3
25
29
22
25
–
インドネシア
1敗
1
20
27
25
23
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦第1戦。D組の日本はインドネシアと本大会初戦を戦った。1993年1月1日以降に生まれた大学生でチーム編成し今大会に臨んだ日本は、毎セットともシーソーゲームの接戦となったが、最終的にはセットカウント3-1で勝利し、本大会の初戦を勝利で飾った。次戦は5月14日(現地時間)14時30分よりカザフスタンと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお本大会の優勝チームと準優勝チームには、8月24日(月)から31日(月)アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権が与えられる。
第1セット、序盤は両チームとも8点までサイドアウトを取り合う展開となった。インドネシアにファーストテクニカルタイムアウトを奪われたが、その後も連続スパイクを決められ7-11と点差が開いた。中盤は相手のスパイクミスに加え高野直哉と久原翼のスパイクが小気味良く決まりだし、さらにキャプテン・今村貴彦のブロックポイント、長谷川優太のサービスエースもあり、16-15の逆転に成功した。終盤に入り、久原がセンターからの効果的な時間差攻撃を決め、続けて久原、小野寺のサービスエースで引き離し、21-18とリードを保った。最後は今村のバックアタックが決まり、1セット目を25-20と逆転で勝利した。
第2セット、序盤は相手の攻撃の前に劣勢を強いられ、6-10とリードを許した。その後も追う展開は変わらず16-19で終盤へ突入。高野の速いレフト平行トスからのスパイクポイントが契機となり、今村のブロックポイントなどで19-19の同点に追い付いた。その後は、お互いにサイドアウトを繰り返し24-24のデュースとなったが、最後は相手のミスなどにより、29-27で第2セット連取した。
第3セット、立ち上がりは久原と今村の両サイドからのスパイクが連続して決まり、4-2と優位に試合を進めた。しかし相手ミドルブロッカーのブロックに苦戦し、4-6と逆転されファーストテクニカルタイムアウトを先に奪われた。後半に入ってもその差を縮めることができず、スパイクミスなどもあり流れに乗れなかった日本は22-25で第3セットを落とした。
第4セット、序盤からシーソーゲームの展開となった。8-7、16-15で2度のテクニカルタイムアウトは先行し、20-19になったところで加藤久典を投入。メンバーチェンジ後、流れを掴んだ日本は、大竹壱青のライトからのスパイクが決まり、続けて高野が相手のスパイクをシャットアウト。22-19と大切な局面でリードを保った。最後は久原がレフトからのスパイクを冷静に決め、第4セットを25-23の僅差で奪った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝 |
3 | 25 | 25 | 23 | 25 | – |
カザフスタン 2敗 |
1 | 15 | 22 | 25 | 17 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦。D組の日本は12日(火)の初戦で韓国にセットカウント1-3で敗れたカザフスタンと対戦した。日本はウィングスパイカーの久原翼、高野直哉、オポジット(セッター対角に入る攻撃専門のウィングスパイカー)のキャプテン・今村貴彦を軸に終始自分たちのペースでゲームを展開した。第3セットこそ23-25で落としたものの、最終的にセットカウント3-1で勝利をものにし、1次リーグ戦を2連勝(勝点6)とした。日本は1次リーグ戦最終戦を残しD組で2位以上が確定し、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)進出が決定した。次戦は5月16日(現地時間)16時30分より、日本と同じく1次リーグ戦2連勝中(勝点6)の韓国と対戦する。この試合に勝利したチームがD組を1位で通過し、敗れたチームは2位で通過となる。
第1セット、序盤は久原のスピードのあるパイプ攻撃(中央からの低いトスをバックアタックで打つこと)や今村のライトからのバックアタックなど、多彩な攻撃が決まった。相手のサーブミスによる得点もあり、12-8とリードを奪った。中盤はテクニカルタイムアウトを挟んで、サイドからの攻撃や久原の2連続のサービスエースが決まり、6連続得点を挙げた。最後は相手エースにスパイクミスが出て、第1セットを25-15と危なげなく先取した。
第2セット、序盤は長谷川優太のトスアップが冴え、久原を相手ブロック陣のマークから外して攻撃に参加させると、今村の巧みなフェイントも決まり、14-7とリードを奪った。終盤にはオポジットのポジションに小川猛とセッター・永露元稀を投入。最後はゲームを通じて73%と高い決定率を保持した久原がレフトからスパイクを決めて、25-22で2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに久原と今村が両サイドからスパイクを決め、10-6とリードしたが、カザフスタンのキャプテンのフローターサーブにサーブレシーブを乱されると、14-16と2回目のテクニカルタイムアウトを相手のリードで折り返した。その後もチーム内でボールを譲り合うなど返球にミスが出た日本。高野のスパイクポイントで21-22まで追い上げたものの、23-25で第3セットを奪われた。
第4セット、小野寺太志のクイックなどで得点し、第3セットの流れを断ち切って試合を進めた日本。16-11で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、中盤には今村の豪快なライトからのバックアタックがさく裂。さらに大竹壱青が相手エースをブロックで仕留めると、19-12と終盤までリードをキープした。その後、長谷川のコーナーを突くサービスエースも決まり、25-17で第4セットを奪った。
◆1次リーグ戦 D組 順位表(5月14日終了時点)
1位 韓国(2勝0敗、勝点6、セット率=6.000)
2位 日本(2勝0敗、勝点6、セット率=3.000)
3位 カザフスタン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.333)
4位 インドネシア(0勝2敗、勝点0、セット率=0.167)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 25 | 29 | 22 | 25 | – |
インドネシア 1敗 |
1 | 20 | 27 | 25 | 23 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1回アジアU-23男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦第1戦。D組の日本はインドネシアと本大会初戦を戦った。1993年1月1日以降に生まれた大学生でチーム編成し今大会に臨んだ日本は、毎セットともシーソーゲームの接戦となったが、最終的にはセットカウント3-1で勝利し、本大会の初戦を勝利で飾った。次戦は5月14日(現地時間)14時30分よりカザフスタンと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお本大会の優勝チームと準優勝チームには、8月24日(月)から31日(月)アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される「第2回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権が与えられる。
第1セット、序盤は両チームとも8点までサイドアウトを取り合う展開となった。インドネシアにファーストテクニカルタイムアウトを奪われたが、その後も連続スパイクを決められ7-11と点差が開いた。中盤は相手のスパイクミスに加え高野直哉と久原翼のスパイクが小気味良く決まりだし、さらにキャプテン・今村貴彦のブロックポイント、長谷川優太のサービスエースもあり、16-15の逆転に成功した。終盤に入り、久原がセンターからの効果的な時間差攻撃を決め、続けて久原、小野寺のサービスエースで引き離し、21-18とリードを保った。最後は今村のバックアタックが決まり、1セット目を25-20と逆転で勝利した。
第2セット、序盤は相手の攻撃の前に劣勢を強いられ、6-10とリードを許した。その後も追う展開は変わらず16-19で終盤へ突入。高野の速いレフト平行トスからのスパイクポイントが契機となり、今村のブロックポイントなどで19-19の同点に追い付いた。その後は、お互いにサイドアウトを繰り返し24-24のデュースとなったが、最後は相手のミスなどにより、29-27で第2セット連取した。
第3セット、立ち上がりは久原と今村の両サイドからのスパイクが連続して決まり、4-2と優位に試合を進めた。しかし相手ミドルブロッカーのブロックに苦戦し、4-6と逆転されファーストテクニカルタイムアウトを先に奪われた。後半に入ってもその差を縮めることができず、スパイクミスなどもあり流れに乗れなかった日本は22-25で第3セットを落とした。
第4セット、序盤からシーソーゲームの展開となった。8-7、16-15で2度のテクニカルタイムアウトは先行し、20-19になったところで加藤久典を投入。メンバーチェンジ後、流れを掴んだ日本は、大竹壱青のライトからのスパイクが決まり、続けて高野が相手のスパイクをシャットアウト。22-19と大切な局面でリードを保った。最後は久原がレフトからのスパイクを冷静に決め、第4セットを25-23の僅差で奪った。