全日本U-23男子チームがキューバ遠征に向けて短期合宿を実施
全日本U-23男子チームの候補選手による短期合宿が1月27日(金)から29日(日)まで、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)にて行われています。
2015年より毎年冬季に海外遠征を実施している全日本U-23男子チーム。本年は2月4日(土)から14日(火)までキューバ遠征を行う予定です。遠征に参加する選手は12名で、20日(金)から22日(日)までの3日間と27日(金)から29日(日)までの計6日間、遠征のための事前合宿を行っています。
本日28日(土)の午前中は守備に重点を置いて練習を行いました。2人1組になり、1人がスパイクを打ってもう1人がレシーブする練習を、スパイクを打つ距離や強さを変えて行ったあとは、台の上から打たれる強打に反応してボールを上げる練習などを反復しました。コーチ陣からはレシーブに入るときの身体の使い方や重心の置き方などについて細かくアドバイスがなされ、選手たちはコーチ陣の助言を生かしながら動作を身体に覚え込ませていました。
練習を見学した矢島久德男子強化委員長からは「与えられたチャンスを生かすために、一瞬一瞬を全力で取り組んでほしい」と激励の言葉がかけられました。
◆小野寺太志選手
「大学の新チームでキャプテンになったが、年代別の全日本チームでキャプテンに選ばれたのは初めて。ユース、ジュニア経験者が多数いるチームではあるが、その中でチームを導く役割を担えたらと思っている。物静かなタイプが多く自分も口数は少ない方だが、短期間でチームを作り上げるためにはコミュニケーションが必要。積極的に会話を増やせればと思う。6日間の合宿の成果をキューバに持っていくことになるので、年代別全日本チームでの経験が長い自分と大竹(壱青選手)が率先して練習に取り組んでいくことで、全体の底上げを図っていきたい」
◆荻原泰選手
「年代別全日本に選出された経験がなかったので、選ばれたときは『まさか』と思った。参加選手全員の意識が高く、『一緒に上達しよう』と触発されている。順天堂大学ではオポジットをやっており、ここでもライトのポジションに入るが、サーブレシーブも求められている。新しいことに挑戦できて楽しい。初めての海外遠征となるキューバでは、チーム内唯一の左利きなので、それを生かしたスパイクでアピールしていたい。また、レシーブも上達させたい」
全日本U-23男子チームは明日29日(日)まで合宿を行ったあと一度解散し、2月4日(土)にキューバに向けて出発します。現地ではチームとしての練習を行うほか、キューバチームとのゲーム練習や公式戦を行う予定です。
またユース、ジュニア、U-23の年代別大陸選手権や世界選手権、ユニバーシアード競技大会などが3月以降に世界各地で開催されますが、全日本U-23男子チームが出場する「第2回アジアU-23男子選手権大会」は5月1日(月)から9日(火)までアルダビール(イラン)にて開催されます。同大会の優勝と準優勝の2チームは8月18日(金)から25日(金)までカイロ(エジプト)で開催される「第3回世界U-23男子選手権大会」のアジア大陸代表としての出場権を獲得します。