国際大会

ワールドグランドチャンピオンズカップ2017 組合せ抽選会を開催

2017.03.27-1-5.JPG

ワールドグランドチャンピオンズカップ2017の組合せ抽選会が3月27日(月)、都内で開催されました。

抽選会の冒頭、公益財団法人日本バレーボール協会の志水雅一副会長は「グラチャンバレーを再び日本で開催できることに喜びと誇りを感じている。1993年に創設し7回目の開催となった本大会。女子は東京と名古屋、男子は名古屋と大阪でそれぞれ開催される。各大陸の代表とワイルドカードが出場し、2017年のチャンピオンを決定するにふさわしいチームが揃った。東京オリンピックに向けて最初のFIVB(国際バレーボール連盟)のビッグイベントで、新たなスターの誕生に期待している。世界のプレーヤーが活躍し、ファンの皆さんに夢と希望を与えてほしい」と挨拶がありました。

2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックでメダルを獲得したチームを中心に、男女各6チーム(計12チーム)が出場するこのグラチャンバレー2017。男女ともに開催国・日本、ワイルドカード1カ国とアジア、ヨーロッパ、南米、北中米の大陸代表(計4チーム)が1回総当たり戦を行います。

2017.03.27-1-1.JPG

抽選会では、グラチャンバレー第3回大会(2001年)に全日本女子選手として出場し、アテネオリンピックと北京オリンピックに出場した杉山祥子さんが抽選人を務め、男女大会全30試合の組合せが決定しました。

ワールドグランドチャンピオンズカップ2017 女子大会・男子大会 競技日程(PDF)

FIVB抽選規程に基づき、開催国である日本は指定試合を2つ選ぶことができます。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、宮下直樹女子強化委員会委員長が「9月5日(火)日本対韓国」と「9月6日(水)日本対ロシア」を指名しました。一方全日本男子チーム・龍神NIPPONは、矢島久德男子強化委員会委員長が「9月12日(火)日本対アメリカ」と「9月16日(土)日本対イラン」を指名しました。

2017.03.27-1-3.JPG

また抽選会に、昨シーズン火の鳥NIPPONと龍神NIPPONのメンバーとして国際大会に出場し、今シーズンも登録メンバーに選出された石井優希選手(久光製薬スプリングス)、島村春世選手(NECレッドロケッツ)、傳田亮太選手(豊田合成トレフェルサ)、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)の4選手が出席し、対戦カード決定を受けての感想を語りました。

◆石井優希選手

「リオデジャネイロオリンピックでの韓国戦では痛い思いをしている。リベンジできるように頑張りたい。テレビ中継もあり、たくさんの方が観戦してくれると思うので、ファンが増えるようなバレーをしたい。出場チームの中で注目しているのはアメリカのジョーダン・ラーソン選手。自分と同じポジションで、背が高くないのに活躍しているので意識している」

◆島村春世選手

「リオデジャネイロオリンピックと同じ、韓国との開幕戦になった。そして最終戦の相手は中国ということで、アジアで始まりアジアで終わる大会。アジアで1番にならないといけないと思うので、この大会で外せない2試合だと思う。新チームで挑む最初の大きな大会で、東京オリンピックに向けた一歩になる。1戦1戦必死に戦いたい」

◆傳田亮太選手

「出場することができれば自分にとって初めてのグラチャンバレーになる。どこも強豪チームではあるが、自分たちのバレーをやっていけば自ずと結果は出る。昨シーズンは出場機会に恵まれなかったので、スタートの6人に選ばれるように頑張りたい。イランのセイエドモハンマド・ムーサビエラギなど、目標とする選手が出場すると思う。そういった選手たちに一泡食わせるくらいにはやりたい」

◆柳田将洋選手

「オリンピックレベルの大会で、厳しい戦いが続くがしっかり準備をして臨みたい。フランスのイアルバン・ヌガペト選手やイタリアのオスマニー・ユアントレーナ選手も出るかもしれない。憧れにしているので直接対戦して少しでも近づきたい。ファンの方に感動してもらえるバレーボールができたらと思う」

なお、大会期間中のTV放送についても発表があり、日本テレビ系列で火の鳥NIPPONと龍神NIPPONのすべての試合を各日生中継で放送する予定です。

2020年東京オリンピックに向けたファーストステップとなる今シーズン。そのシーズンの締めくくりに開催されるグラチャンバレーで、火の鳥NIPPONと龍神NIPPONはどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。この大会のチケット情報は5月以降に発表する予定です。