韓国に勝利し大会初優勝を達成 第11回アジアユース男子選手権大会(U-19)
ミャンマーのネーピードーで開催されている「第11回アジアユース男子選手権大会(U-19)」は4月5日(水)に大会最終日を迎えました。決勝戦に進んだ全日本ユース男子チームはこの日、韓国と大会初優勝を懸けて戦い、セットカウント3-0(25-17、25-18、25-19)のストレートで勝利しました。
第1セット、10-10と同点の場面に佐伯聖海選手(東福岡高校3年)のブロックでリズムを掴むと、大塚達宣選手(洛南高校2年)、宮浦健人選手(早稲田大学1年)のスパイクで5連続得点を奪い、23-15とリード。最後は佐藤駿一郎選手(東北高校2年)のサーブで25-17とし、第1セットを先取します。第2セット、8-6、16-14と2回のテクニカルタイムアウトを僅差で迎えますが、佐藤選手のクイックを契機に勢いに乗り、23-16と点差を広げると、最後は宮浦選手が決め25-18でセットを連取します。第3セット、序盤は7-11と韓国にリードを許しますが、今大会サーブ効果率のいい佐藤選手が韓国を崩し、2段トスになったところをブロックやレシーブで切り返し4連続得点、逆転に成功します。終盤、セッター・中村駿介選手(早稲田大学1年)のトス回しとサーブでリズムを掴むと、最後は相手スパイカーのバックセンターからのスパイクがアウトになり25-19。全試合ストレート勝ちでアジアユース男子選手権大会初優勝を果たしました。
試合を振り返り全日本ユース男子チームの本多洋監督は「この大会でのベストパフォーマンスを出すことができた。選手全員が疲れをみせることなくプレーしてくれた」と選手たちの健闘を称えました。
なおこの日行われた3位決定戦では、中国がイランをセットカウント3-1(22-25、25-22、25-21、25-19)で下し、銅メダルを獲得しています。
試合終了後に行われた表彰式で、日本の佐伯聖海選手がベストアウトサイドスパイカー賞、佐藤駿一郎選手がベストミドルブロッカー賞、そしてキャプテンの宮浦健人選手がMVPを受賞しました。
全日本ユース男子チームへのたくさんのご声援をありがとうございました。
◆第11回アジアユース男子選手権大会(U-19) 最終順位
1位: 日本
2位: 韓国
3位: 中国
4位: イラン
5位: チャイニーズタイペイ
6位: タイ
7位: オーストラリア
8位: ミャンマー
9位: スリランカ
10位: バングラデシュ
11位: ホンコンチャイナ
カザフスタン(棄権)
◆第11回アジアユース男子選手権大会(U-19) 個人賞(日本人選手のみ)
ベストアウトサイドスパイカー賞: 佐伯聖海選手
ベストミドルブロッカー賞: 佐藤駿一郎選手
MVP: 宮浦健人選手
写真提供:AVC