FIVBワールドリーグ2017が開幕 龍神NIPPONはスロバキアにストレート負け
男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2017」が6月2日(金)、開幕しました。グループ2に入る全日本男子チーム・龍神NIPPONは、予選ラウンド第1週でオーストラリア、ポルトガル、スロバキアと同組のプールB2に入り、この日はスロバキアと対戦。セットカウント0-3(20-25、20-25、25-27)で敗れ、黒星スタートとなりました。
ワールドリーグは36チームが12チームずつ3つのグループに分かれ、グループごとに予選ラウンドと決勝ラウンド(グループ1はファイナル6、グループ2・3はファイナル4)を行い、優勝チームを決定します。グループ2の予選ラウンドは、6月2日(金)から18日(日)までの3週にわたって開催され、12チームが各週末に4チームずつ3つのプールに分かれ3試合を戦います。グループ2の決勝ラウンドに相当するファイナル4は6月24日(土)、25日(日)にゴールドコースト(オーストラリア)で開催され、開催国のオーストラリアと予選ラウンドの上位3位チームが出場します。
第1セット、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)や山田脩造選手(豊田合成トレフェルサ)のスパイクがブロックに阻まれ4-8とリードを許すと、中盤には11-19とさらに点差を広げられます。日本はセッターを藤井直伸選手(東レアローズ)に代えると、柳田選手のサーブでスロバキアを崩して19-23まで追い上げますが、コンビネーションミスが出て20-25で第1セットをスロバキアに先取されます。第2セット、8-8まではスロバキアに食らいついたものの、サービスエースを許すなど相手のサーブに苦戦。ラリーに持ち込んでも相手に押し切られ、20-25で第2セットを落とします。第3セット、オポジットに大竹壱青選手(中央大学4年)、ウィングスパイカーに柳田選手、山田選手という攻撃的な布陣に。山田選手、山内晶大選手(パナソニックパンサーズ)の連続ブロックポイントで8-7とリードすると、終盤21-22の場面でワンポイントブロッカーの石川祐希選手(中央大学4年)のブロックで22-22と流れを引き寄せ、24-23とセットポイントを握ります。しかし、スロバキアに粘られるとサーブレシーブを乱されて攻撃を組み立てられず、25-27で競り負けました。
◆フィリップ・ブラン監督代行
「最初の1、2セットが勝負の分かれ目だった。ディフェンスは修正すべき点が少しある」
◆キャプテン・深津英臣選手
「サーブで崩しても相手に決められた。ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)ができなくて苦しかった」
◆柳田将洋選手
「次の試合までに大きく変えられるのは気持ち。向かっていく気持ちでぶつかっていきたい」
日本とスロバキアの試合に先立って行われたプールB2のオーストラリアとポルトガルの試合では、オーストラリアがポルトガルにセットカウント3-2(21-25、25-20、25-18、22-25、20-18)のフルセットで勝利しています。
龍神NIPPONは日本時間3日(土)22:00より、ポルトガルと予選ラウンド2戦目を戦います。
◆国際バレーボール連盟(FIVB) ライブストリーミング
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写真提供:FIVB