国際大会

フルセットで中国に敗れるもファイナル4進出が決定 FIVBワールドリーグ2017

2017.06.19|国際大会

フルセットで中国に敗れるもファイナル4進出が決定 FIVBワールドリーグ2017

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男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2017」の予選ラウンド第3週中国大会は、6月18日(日)に昆山[クンシャン](中国)で大会3日目を行いました。今大会に出場している全日本男子チーム・龍神NIPPONは中国と予選ラウンド最終戦を戦い、セットカウント2-3(25-20、26-28、25-17、22-25、15-17)のフルセットで敗れました。龍神NIPPONは通算成績を5勝4敗勝点16で予選ラウンドを終え、ファイナル4・開催国のオーストラリアを除いて予選ラウンド3位以内となったため、ファイナル4進出が決まりました。

第1セット、大竹壱青選手(中央大学4年)のサービスエースなどで3連続得点を挙げ4-2とリードを奪うと、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)、石川祐希選手(中央大学4年)の得点で連続得点を奪い10-5。直後に中国に3連続得点を許したものの、大竹選手のサービスエースで盛り返すと、中盤には藤井直伸選手(東レアローズ)のブロックで17-12。李博選手(東レアローズ)のクイックなどで着実に得点を重ね、25-20で第1セットを先取します。第2セット、序盤は李選手、山内晶大選手(パナソニック)がサービスエースを決めて勢いに乗ります。さらに柳田選手、石川選手がバックセンターから強烈なスパイクを突き刺し10-8とリード。しかし、4連続失点を喫し11-13と逆転を許すと、その後もミスが出て16-18。終盤、柳田選手の連続サービスエースで21-20と逆転し、途中出場の栗山雅史選手(サントリーサンバーズ)のスパイクなどでセットポイントを掴みますが、デュースに持ち込まれ26-28でセットを落とします。日本は第3セットを25-17で取ったものの、第4セットを22-25で落とし、中国大会3試合連続となるフルセットへ。競り合いから柳田選手のバックアタックなどで4連続得点し10-6とリードすると、栗山選手のサービスエースで14-9とマッチポイントを掴みますが、6連続失点でデュースに持ち込まれると、最後はサービスエースを決められ、15-17で敗れました。

◆中垣内祐一監督

「気が緩んでしまった。1番やってはいけないことをやってしまった。クオリファイ(予選ラウンド突破)はしたけど、いい形で終わって次の週につなげたかった」

◆柳田将洋選手

「締めていたつもりでいたが、僕自身も、分からない緩みがあったのかなと。こういうことが2度とないようにしたい。幸い次(ファイナル4)につながるので、チームも僕自身も調整して、もう1回やっていきたい」

◆栗山雅史選手

「途中まではよくできていたけど、最後の最後で1点を決められなくて、本当に1点の重みを痛感した試合となった」

昆山では日本と中国の試合に先立ちトルコとオーストラリアの試合が行われ、オーストラリアがトルコにセットカウント3-1(26-24、20-25、25-21、25-19)で勝利しました。各チームの大会通算成績は、オーストラリアが6勝3敗、日本と中国が5勝4敗、トルコが3勝6敗となっています。

◆グループ2順位表


FIVBウェブサイト

◆グループ2 ファイナル4進出チーム

スロベニア(予選ラウンド1位)

オランダ(同2位)

オーストラリア(開催国・同3位)

日本(同4位)

◆グループ2 ファイナル4競技日程(予定)

6月24日(土)

セミファイナル第1試合

16:10~ 対戦カード未定

セミファイナル第2試合

18:40~ 対戦カード未定(オーストラリア戦の予定)

6月25日(日)

3位決定戦

12:40~ セミファイナルで敗れた2チーム

決勝戦

15:10~ セミファイナルで勝利した2チーム

※試合時間はいずれも日本時間

※対戦カードは国際バレーボール連盟(FIVB)の発表後、JVAのウェブサイトに掲載します

写真提供:FIVB

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大会概要


日本の競技日程


全日本メンバー


試合結果