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豊田合成トレフェルサ、イラン代表に敗れ順位決定予備戦(1-8位)F組2位 2017アジアクラブ男子選手権大会

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「2017アジアクラブ男子選手権大会」が7月3日(月)、ベトナムで大会5日目を行いました。順位決定予備戦2戦目が行われたこの日、日本代表の豊田合成トレフェルサ(以下、豊田合成)は、前回(2016年)王者のイラン代表・Bank Sarmayehと対戦し、セットカウント0-3(14-25、22-25、22-25)で敗戦。順位決定予備戦(1-8位)F組を2勝1敗の2位で通過しました。

第1セット、イラン代表選手を多数擁するBank Sarmayehに、立ち上がりから4-11と大きくリードを許すと、豊田合成は椿山竜介選手のスパイク、岡本秀明選手のサービスエースなどで応戦しますが、点差を詰められずに14-25でセットを落とします。第2セット、椿山選手を中心に得点し8-7と豊田合成のリードでテクニカルタイムアウトを迎え、中盤まで高松卓矢選手の得点などで16-12とリードを保ちますが、ここからBank Sarmayehの猛追を受け同点にされると、逆転を許し22-25で第2セットを落とします。第3セット、ファルハド・ガエミ選手のスパイクやアデル・ゴラミ選手のブロックで得点するBank Sarmayehを椿山選手、岡本選手のスパイクで追う豊田合成は、12-14から岡本選手のサーブで相手の守備を崩すと、さらに山近哲選手の一打で14-14の同点に。その後は競り合いとなり、20-20の同点で終盤に突入しますが、シャフラム・マフムーディ選手らの得点で走られ、22-25で第3セットも奪われました。

◆トミー・ティリカイネン監督

「第2、3セットは取れるチャンスがあった。選手が必死に戦ってくれたことはよかった。状況をよくするためには賢いプレーが必要。明日からのクウォーターファイナルラウンドは、相手チームがどこになろうとも、しっかり対策を練って試合に臨みたい」

◆前田一誠選手

「前回優勝している強豪のイランだったが、『DARE TO CHALLEGE』というチームスローガンのもと、果敢に挑戦しようと話し合って試合に臨んだ。結果は負けてしまったが、自分たちのバレーボールを披露することはできたと思う。高さのある相手に、どのようなトスを上げるといいのか考えながらプレーした。今日の試合もチャンスはあったと思う。(Bank Sarmayehは今後、決勝戦で当たるかもしれないが)拾えるボールを確実に拾って、自分たちの攻撃に繋げることができれば、次回は勝機があると思う。明日からは1回でも負ければ、優勝の可能性がなくなるので一戦必勝、チーム全員で戦う姿勢を見せ、なおかつ結果を求めて戦っていきたい」

この日行われた順位決定予備戦(1-8位)F組のもう1つの試合では、チャイニーズタイペイの台中銀行が中国の北京汽車をセットカウント3-1(26-28、26-24、25-21、27-25)で下しました。

◆順位決定予備戦(1-8位)F組 最終順位

1位: Bank Sarmayeh[イラン](3勝0敗)

2位: 豊田合成トレフェルサ(2勝1敗)

3位: 台中銀行[チャイニーズタイペイ](1勝2敗)

4位: 北京汽車[中国](0勝3敗)

順位決定予備戦(1-8位)F組を2位で通過した豊田合成は、日本時間7月4日(火)22:00より地元・ベトナムのベトナムスポーツクラブとセミファイナルラウンド(1-4位)進出を懸けて対戦します。

写真提供:AVC

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