国際大会

FIVBワールドグランプリ2017が開幕 火の鳥NIPPONはタイにフルセットで勝利

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女子バレーボールの国際大会「FIVBワールドグランプリ2017」が7月7日(金)、開幕しました。グループ1に入る全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、予選ラウンド第1週でタイ、ドミニカ共和国、オランダと同組のプールC1に入り、この日はタイと対戦。セットカウント3-2(25-19、18-25、25-14、22-25、15-9)のフルセットで競り勝ち、今大会初戦を白星で飾りました。

ワールドグランプリは32チームがグループ1、2に12チームずつ、グループ3に8チームが振り分けられ、グループごとに予選ラウンドと決勝ラウンド(グループ1はファイナル6、グループ2・3はファイナル4)を行い、優勝チームを決定します。グループ1の予選ラウンドは、7月7日(金)から23日(日)までの3週にわたって開催され、12チームが各週末に4チームずつ3つのプールに分かれ3試合を戦います。決勝ラウンドは8月2日(水)から6日(日)まで南京(中国)で行われ、開催国の中国と、中国を除く予選ラウンドの上位5チームが出場します。

今大会初戦で顔を合わせたのは、昨年のワールドグランプリ以来の対戦となったタイ。第1セット、堀川真理選手(東レアローズ)のスパイクで4-1と抜け出すと、先発起用のセッター・冨永こよみ選手(上尾メディックス)のブロック、ツーアタックで8-3とリードしてテクニカルタイムアウト。中盤には石井優希選手(久光製薬スプリングス)のスパイクなどで17-8と一気に点差を広げると、タイの猛追をかわし25-19で第1セットを先取します。第2セット、序盤にミスなどで失点し5-8とタイに先行を許すと、ラリーで粘り14-14と追い付くもタイのサーブに苦しめられ連続失点。タイムアウトを使いますが形勢は変わらず、18-25で押し切られます。続く第3セットを25-14の大量リードで奪取し勝利に王手をかけた日本でしたが、第4セットは21-18と勝利まで4点となった場面で足踏み、逆転を許して22-25で落とします。最終第5セット、キャプテン・岩坂名奈選手(久光製薬スプリングス)のサーブが走ると、ラリーも堀川選手のスパイクなどで制して7-0とリードを奪います。その後も古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)らが得点を重ね、15-9でセットを奪い、フルセットの熱戦に終止符を打ちました。

◆中田久美監督

「3-1で勝たないといけない試合。最後まで諦めず、1勝できてよかった」

◆キャプテン・岩坂名奈選手

「内容を振り返ると、課題だらけ。悔しさはあるけど、勝てたことが1番よかった」

◆古賀紗理那選手

「2セット目と4セット目は詰めの甘さが出た。3セットを取り切るまで集中してやっていきたい」

日本とタイの試合に先立って行われたプールC1のオランダとドミニカ共和国の試合では、オランダがドミニカ共和国にセットカウント3-0(25-21、25-19、25-21)のストレートで勝利しています。

火の鳥NIPPONは日本時間9日(日)3:30より、ドミニカ共和国と予選ラウンド2戦目を戦います。

◆DAZN ライブストリーミング

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写真提供:FIVB

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