火の鳥NIPPON、ドミニカ共和国に敗れ予選ラウンド1勝1敗 FIVBワールドグランプリ2017
女子バレーボールの国際大会「FIVBワールドグランプリ2017」に全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが出場しています。グループ1に入る火の鳥NIPPONは7月8日(土)、予選ラウンド2戦目をドミニカ共和国と戦い、セットカウント1-3(20-25、19-25、26-24、27-29)で敗戦。予選ラウンドの通算成績を1勝1敗としました。
第1セット、堀川真理選手(東レアローズ)らのスパイクで3-1とリードするも、ドミニカ共和国に2本のサービスエースを許し、5-8と逆転されます。要所でアタッカー陣がブロックされ連続得点を許すと、終盤、途中出場の鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)の活躍で17-24から3連続得点しますが、20-25でドミニカ共和国に逃げ切られます。第2セット、序盤は4-1とリードしますが、コンビネーションミスなどで逆転を許すと7-11と走られます。日本は選手交代で打開を試みますが、19-25でセットを落とします。第3セット、序盤から石井優希選手(久光製薬スプリングス)にトスを集めて8-5とリード。中盤にはミスが出て10-13と逆転を許しますが、新鍋理沙選手(久光製薬スプリングス)のスパイクや島村春世選手(NECレッドロケッツ)のブロックなどで17-17と並ぶと、石井優希選手のスパイクで20-17と再びリード。ミスが出てデュースに持ち込まれますが、島村選手が相手のスパイクを止めて26-24でセットを取り返します。第4セット、序盤に相手選手が体調不良を訴え、20分ほど試合が中断しますが、再開後は集中力を切らさずにサイドアウトを重ねます。16-15からは岩坂名奈選手(久光製薬スプリングス)が相手のスパイクをブロックして一歩抜け出しますが、再びデュースに持ち込まれると鍋谷選手のスパイクや岩坂選手のブロックで粘りを見せますが、27-29でセットを落としました。
◆中田久美監督
「昨日の1勝も大きいし、今日の1敗も大きい。無駄にしないようにやっていきたい」
◆石井優希選手
「4セット目はチャンスだったが勝ちきることができなくて、最後の詰めの甘さが出たと思う」
◆鍋谷友理枝選手
「自分たちの思ったような流れに持っていけなくて、苦しい展開の中で試合をしていた」
日本とドミニカ共和国の試合に先立って行われたプールC1のオランダとタイの試合では、オランダがタイにセットカウント3-0(25-20、26-24、25-16)のストレートで勝利しています。
火の鳥NIPPONは日本時間9日(月)0:30より、地元・オランダと予選ラウンド3戦目を戦います。
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写真提供:FIVB