ファミリーマートカップ 第37回全日本バレーボール小学生大会の開会式を開催
「ファミリーマートカップ 第37回全日本バレーボール小学生大会」の開会式が8月7日(月)に東京体育館(東京都渋谷区)にて行われました。
「今、心ひとつに全力の瞬間(とき)!」をスローガンに掲げて行われる今大会。8月7日(月)から8月10日(木)までの4日間にわたり、メイン会場となる東京体育館をはじめ、町田市立総合体育館(東京都)、所沢市民体育館(埼玉県)、浦安市運動公園総合体育館(千葉県)、川崎市とどろきアリーナ(神奈川県)の5会場で熱戦が繰り広げられます。
開会式の『激励の言葉』では、デフリンピック日本代表の中田美緒選手、長谷山優美選手より「私たちは聴覚障害者のオリンピックである『デフオリンピック』という大会の女子バレーボール日本代表選手として、大会に参加してきました。結果は7試合すべてストレート勝ちで、金メダルを獲得することができました。ライバルであるアメリカ、ロシア、ウクライナの選手たちは、身長が185cmと大きかったですが、私たちは『最後までボールを繋ぐ』気持ちを強く持って戦いました。代表としての誇りを持ち、感謝の気持ち、気遣い、相手のチームを尊重することができたチームに『勝利の神様が微笑んでくれる』と学びました。皆さんは、厳しい予選を勝ち抜いて、大会に参加していると思います。私たちは、同じバレーボール選手の仲間として、私たちの経験を少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。地域を代表していることに誇りを持って、相手チームを尊重し、周りの方への感謝の気持ち、練習してきた成果をコートの中で発揮してください。皆さんの爽やかなプレーを期待し、素晴らしい大会になるように応援しています」と選手を激励しました。
また、『誓いの言葉』では、女子の部・滋賀県代表の草津はやぶさジュニアバレーボールスポーツ少年団の主将・根縫かんな選手が、力強く選手宣誓を行いました。
◆選手宣誓全文
「私たち、草津はやぶさジュニアはマザーレイクのある滋賀県のチームです。今回、女子チームの代表として、初めての4連覇を成し遂げ、全国大会に出場することが出来ました。4回の連覇は、先輩の残した成績を守ることへのプレッシャーもありました。でも、全員が『心をひとつに』頑張りました。
私は父の影響で小さい時からバレーボールに親しんでいました。バレーボールを楽しむにつれ、『もっと上手くなりたい』と思うようになり、家族に相談をし、4年生の12月、自宅から高速道路を使って、40分ほどかかる草津はやぶさに入部しました。入部して、監督から『どんなことでもいいから、チームで1番になること。試合で苦しい時こそ、笑顔になろう』と言われました。最初は意味がわかりませんでしたが、だんだんみんなの1番が増えてくると、バレーボールが楽しくなり、自信もついてきました。自信がついてくると、試合で1番難しい『笑顔になる』ことができるようになり、チームの絆が生まれました。そして、チームの中の『1番』が私たちの心の支えとなっています。また、共に頑張れる今の仲間に出会えたことが私たちの『宝物』です。
私が住んでいるチームは滋賀県でも三重県に近い、山間の小さな町です。だから、豪雨や地震による災害のニュースが流れると本当に心配になり、他人事とは思えません。全国には、災害で学びやバレーボールが出来ない仲間や続けたくても、続けられない仲間がいます。バレーボールは1つのボールをつなぐために、心や気持を繋ぎ、声を繋ぎ、動きを繋ぐスポーツです。これからも決して忘れてはいけないことだと思います。恵まれた環境の中で、バレーボールが楽しめる私たちは、感謝の気持を忘れず、自分のため、家族や支えてくださった多くの方のためにも、最後まで諦めず、全力を尽くします。全国から集まった選手の皆さん、この舞台に立つことが出来なかった全国の小学生バレーボーラーの分まで仲間を信じ、元気に思いきり楽しんでみんなで輝きましょう」
ファミリーマートカップ第37回全日本バレーボール小学生大会は、8日(火)、9日(水)に予選グループ戦を行い、10日(木)に準々決勝、準決勝、決勝戦を行います。夏の小学生日本一を目指して戦う選手たちに、ご声援をお願いいたします!
8日(火)から行われる試合の結果は、JVAウェブサイトの試合結果速報でチェックすることができます。試合結果速報には下記リンクよりアクセスしてください。
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◆試合結果速報