全日本ジュニア女子チーム アジアジュニア選手権大会へ最後の調整
6月10日からバクニン(ベトナム)で行われる第19回アジアジュニア選手権大会(U-19)に向けて、全日本ジュニア女子チームが味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で最終合宿を行いました。昨年の11月から6回にわたる強化合宿を実施して、大会に臨む12人を選出。所属する学校が出場する大会日程の都合で、メンバー全員が合宿にそろったのは出発の3日前という状況でしたが、安保澄監督は「攻守両面におけるプレーシステムは、全員が理解できています」と手応えを語りました。
今回の全日本ジュニア女子チームには高校3年生世代の選手を軸に、大会の出場資格を持つ中川美柚選手(久光製薬スプリングス)や西村弥菜美選手(岡山シーガルズ)など、この春に高校を卒業したVリーガーも招集されました。昨年、第19回世界ジュニア選手権(U-20)での銅メダル獲得に貢献した中川選手が、今回はキャプテンを務めます。
ジュニア世代のアジアナンバーワンの座と、来年行われる第20回世界ジュニア選手権(U-20)への出場権の切符をつかむべく、ベトナムでの戦いに挑みます。
■コメント
安保澄監督「高校でトップレベルにある選手に加えて、中川、西村の2人には技術面とリーダーシップに期待し、選考しました。個々の役割や責任に加えて、試合本番では連係を取るためのコミュニケーションが鍵になってきます。今大会で優勝する、そして世界ジュニア選手権出場の権利を勝ち取る。その目標にむけた選手たちの自覚はしっかりとなされています」
中川美柚キャプテン「全日本ジュニアは2度目の経験になりますので、その分、私が引っ張っていかなければなりません。メンバー全員がそろってまだ日は浅いですが、キャプテンとしてしっかりとまとめていきたいと思います」
山下晴奈選手「昨年度、全日本ユースの選考から漏れた悔しさをバネに、1年間努力して今回選ばれたことを幸せに感じます。自分の持ち味であるスピードを生かした攻撃を展開していきたいです」