国際大会

危なげない試合運びで準決勝進出を決める アジア男子選手権

「第22回アジア男子選手権大会」二次ラウンド、8月23日(水)にバレーボール男子日本代表チームはバーレーンと対戦し、セットカウント3-0(25-14、25-14、25-17)とストレート勝利。次戦は現地時間25日(金)開催の準決勝に臨みます。

第1セットは山内晶大選手のクイック攻撃やブロックでリードします。石川祐希選手の安定したプレー、髙橋藍選手のパイプ攻撃が決まり10-6。バーレーンのミスもありリードを広げる日本はメンバーチェンジを図ります。交代で入ったセッターの山本龍選手はスパイカーとのコンビが安定し、25-14で第1セットを先取します。第2セットでは山内選手の3本目のブロックで先取点をあげます。バーレーンの強いサーブに対しても確実にサイドアウトを取っていきます。ディフェンスも好調でブレイクポイントに繋がり日本が試合を優位に進めます。終盤、甲斐優斗選手がリリーフサーバーで登場。甲斐選手のサーブがダイレクトに返り、石川選手がスパイクを決めるなど日本がセットを連取します。第3セットでは髙橋健太郎選手や大塚達宣選手などが活躍。守備ではリベロで小川智大選手がコートに入り活躍をみせます。甲斐選手がスパイクにサーブにと活躍を見せると、終盤に西田有志選手がサービスエースを取るなど、日本が危なげない試合運びで勝利。

山本智大選手
「予選2試合が終わって日本のやりたいバレーができていなかった中で、徐々にいつも通りの日本らしさが出てきたと感じている。会場に慣れることと相手のサーバーに対応するのが大事。対応できた部分と課題として残った部分があるので修正して次の試合に臨みたい。(この会場は)ボールが伸びやすいので身体を動かして最後までボールを見ないと弾いてしまうケースがあるので、自分たちで調整していきたい。自分たちのスキルを出し、いいバレーをして次も勝ちたい」

髙橋藍選手
「相手関係なく自分たちのバレーボールのリズムを最初から出せていた。セットの最初から自分たちのリズムだったので、3-0といい形で試合ができた。調子もよくパフォーマンスが上がってきているのでさらに上げていきたい。サーブがVNLに比べると本調子ではないので前後の揺さぶりや強打などクオリティを上げられると思う。(準決勝の相手に)どこがきてもやるべきことは自分たちのバレーボールを出すことなので、最初からいい形が出せるように準備していきたい」

髙橋健太郎選手
「相手のレベルに関係なく今日はやれることを全員でできたのではと思う。どこに打ってくるか分かりやすい相手ではなかったがしっかりディフェンスをすることができたのはよかった。日本はフロアディフェンスがいいのでブロックディフェンスができればラリーになり、勝つゲームが増えていくと思う。指定されたコースを防げるように練習していきたい。チーム一丸となってアジアで優勝することを目標に頑張っていきたい」

<次戦>

8月25日(金) 準決勝

FODで生配信、CSフジテレビONEスポーツ・バラエティで録画放送

写真提供:AVC