ブラジルに惜敗も第3次ラウンド進出決定 女子世界選手権
2018女子世界選手権第2次ラウンドは10月11日(木)、名古屋と大阪で最終日を迎え、第4戦が行われました。E組の全日本女子バレーボールチーム・火の鳥NIPPONは日本ガイシホール(名古屋市)で第3次ラウンド進出をかけてブラジルと直接対決。セットカウント2-3(25-23、25-16、26-28、21-25、11-15)で敗れたものの、同組を2位で通過し、第3次ラウンド進出を決めました。
日本は1セットを奪えば進出が決まるという状況でした。リズムが欲しい第1セットでしたが、8-8から何度かブラジルに連続得点を許して日本は追う展開となります。しかし19-22で石井優希選手のスパイクがアウト判定となった時にチャレンジを試みて、これに成功。イン判定となって20点目を加えると、そこから連続得点につなげて一気に逆転しました。23-23からは石井選手のスパイクとレシーブ、そして新鍋理沙選手のブロックを決めてこのセットをもぎ取り、大きな1セットを手にし、第3次ラウンド進出を確定させました。
流れに乗って第2セットもものにしましたが、ラウンド敗退が決まってもなお諦めないブラジルの粘りを前に勝ち切ることができず、逆転で試合に敗れ、その結果、E組2位で第2次ラウンドを通過しました。
「勝ち切ろうと臨んだ。本来ならストレートで勝たなければいけない試合だった。とりあえず第3次ラウンド進出が決まってよかったが、半分は反省という内容だった」。そう話した中田久美監督の目は、すでに次のラウンドを見据えていました。選手たちも、喜びより先に悔しさを表していましたが、「しっかりチームの勢いを切らさずに戦いたい」(キャプテン・岩坂名奈選手)、「切り換えてチーム全員でまた頑張っていきたい」(古賀紗理那選手)と前を向きました。
いよいよ日本は第3次ラウンドの戦いに挑みます。次は引き続き日本ガイシホール(名古屋市)を舞台に、10月14日(日)はセルビア、15日(月)はイタリアと対戦します(いずれも19:20~)。最後までご注目ください。
■10月11日(木)終了時点の第2次ラウンドE組 上位4チームの順位表(上位3チームが第3次ラウンド進出)
順位 | 国名 | 勝敗 | 勝点 | セット率 | 得点率 |
1 | オランダ | 8勝1敗 | 24 | 4.333 | 1.192 |
2 | 日本 | 7勝2敗 | 22 | 2.777 | 1.201 |
3 | セルビア | 7勝2敗 | 21 | 3.666 | 1.257 |
4 | ブラジル | 7勝2敗 | 20 | 2.090 | 1.215 |
写真提供:FIVB