アジア女子選手権大会が開幕 予選リーグ初戦でイランにストレートで勝利を収める
「第22回アジア女子選手権大会」が8月30日(木)にナコンラチャシマ(タイ)で開幕しました。バレーボール女子日本代表チームは予選リーグ初戦にイランと対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-16、25-22)のストレートで勝利しました。
第1セットは立ち上がりこそ相手にリードを許しますが、中川美柚選手のサービスエースを機に連続得点を奪い平常心を取り戻した日本。イランのブロックディフェンスを前に思うようなゲーム展開ができない状況にありましたが、我慢をしながら試合を運び、終盤には島村春世選手のサービスエースや岩澤実育選手の粘りあるディグから西川有喜選手が得点を重ね、第1セットを先取します。第2セットに入るとミドル攻撃が有効に働き、セッター・籾井あき選手がサイド攻撃にも幅を持たせたトスワークを展開していきます。終始リードを奪った日本がリズムよく試合を運び2セットを連取します。第3セットに入り、イランは粘りあるディグからリズムよく攻撃を仕掛けてきます。中盤まで一進一退の攻防が続きますが、中川つかさ選手と野中瑠衣選手の2枚替えから試合を優位に運んだ日本が西川選手らの活躍で最後まで粘るイランを振り切り、ストレート勝ちで初戦白星を飾りました。
予選リーグ第2戦、女子日本代表チームは9月1日(金)にインドと対戦します。アジア選手権3連覇を目指す女子日本代表チームに引き続き応援をお願いいたします。
<次戦>
9月1日(金)14:00 日本×インド
<選手コメント>
金子隆行監督
「イランに対してしっかりサーブでアグレッシブに攻めることができた。相手の高いブロックに苦戦する時間もあったが、日本の粘り強いバレーを展開できたことが勝ちに繋がったと思う。(次戦に向けて)引き続きサーブで優位な状態を作れるように全員でサーブにフォーカスして戦っていきたい。選手・スタッフがチーム一丸となれるように環境を整えて優勝を目指して頑張りたい」
島村春世選手
「キャプテンとしてチームをまとめるというよりも、皆が手伝ってくれているので、一試合一試合勝てるチームに成長していきたい。最後にこのチームは勝てるチームだと思えるような試合をしていきたい。次戦のインドは戦うのが初めてなので、どのように相手がやってくるか分からないからこそ、自分たちの精度をあげていけるように、今日の試合以上に自分たちのコンビの精度や一本目のパスの精度を追及してやっていきたい」
西川有喜選手
「初戦で緊張があって最初は硬かったが、中盤から自分たちのサーブが機能していい形で戦うことができたと思う。(イラン戦に向けて)個人的なところではスパイクで強弱をつけて攻めていこうと思っていた。チームとしては準備する期間が短かったので積極的にコミュニケーションをとろうと意識していた。(次戦に向けて)インドの情報があまりないので、コートの中で分かったことを共有しながら、精度を高めて戦っていきたい」
写真提供:AVC