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2024男子U18アジア選手権大会 3連勝の日本が予選ラウンドB組1位通過

2024男子U18アジア選手権大会 3連勝の日本が予選ラウンドB組1位通過

「2024男子U18アジア選手権大会」が7月28日(日)にマナマ(バーレーン)で開幕しました。

予選ラウンドB組の男子U18日本代表は、28日(日)のカザフスタン戦をセットカウント3-1(25-27、25-19、25-12、26-24)で、29日(月)のサウジアラビア戦をセットカウント3-0(25-20、25-18、25-14)のストレートで勝利。そして30日(火)のチャイニーズタイペイ戦も3-0(25-21、25-16、25-20)のストレート勝ちで同ラウンドB組を3戦無敗の1位で通過しました。

 

カザフスタンとの本大会初戦は第1セット、いきなり中村悠暉選手のサーブから連続得点を奪います。さらにマサジェディ翔蓮選手がサービスエースを決めると、22-23の場面では、前田蒼和選手のスパイクがアウトの判定となりますが、竹内裕幸監督のチャレンジが成功し同点に追い付きます。しかし最後は、マサジェディ選手のスパイクが止められ、25-27でセットを落とします。

第2セットは石田瑛城選手のロングフローターサーブで相手のレシーブを崩すと、齋藤航選手のクイックでブレイクを奪います。長いラリーでは石田選手がブロックを決めるなど流れをつかんだ日本が25-19でこのセットを奪います。

第3セット、スタートから起用されたファルーク健選手がクイック攻撃や、2連続サービスエースを決めるなど活躍を見せ、25-12でセットを連取します。

そして第4セット、中盤までカザフスタンのレフト攻撃を抑えられず、リードを許します。それでも、石田選手のブロックで20-19と逆転に成功すると、25-24でファルーク選手がサーブで崩し、最後は石田選手が決め26-24でセットを取り、セットカウント3-1で勝利しました。

 

予選ラウンド第2戦の相手はサウジアラビア。第1セットの序盤、サウジアラビアにブロックタッチから得点を取られ、3-7と追いかける展開となります。それでも柏﨑祐毅選手のブロックポイント、齋藤選手のサーブからの連続得点で逆転に成功します。さらに柏﨑選手の3本のサービスエースを含む6連続ポイントでリードを広げ、最後は岩田怜緯選手のライト攻撃が決まり、25-20で第1セットを取ります。

第2セット、スタートから岩田選手を起用すると、その岩田選手がサービスエース。さらに齋藤選手のブロックポイントで得点を重ね、25-18でセットを連取します。

第3セット、第2セットの勢いそのままに3-0と好スタートを切ると、岩田選手の緩急をつけたサーブで崩し、石田選手がダイレクトスパイクを決め7-2とリードします。交代で入った﨑山陽生選手もレフトからスパイクを決めると、リベロの中山椋太選手のワンハンドレシーブから前田選手のスパイクでブレイクに繋げていきます。最後はファルーク選手のクイック攻撃が決まり25-14。セットカウント3-0のストレート勝利を飾りました。

 

予選ラウンド最終戦の相手はチャイニーズタイペイ。第1セット、相手の強力なサーブに押され4-8とリードを許し、日本がタイムアウトを取ります。それでも柏﨑選手のサービスエース、石田選手、前田選手のブロックポイントなどで13-12と逆転します。中村選手と齋藤選手のコンビネーションが冴え得点を重ねると、30秒を超える長いラリーも制し25-21で第1セットを先取します。

第2セット、勢いに乗る日本は、柏﨑選手のサーブから石田選手がダイレクトスパイク、マサジェティ選手のブロックポイントで14-7とします。途中から出場した清水咲杜選手と岩田選手のコンビネーションでも得点を奪い、25-16でセットカウントを2-0とします。

第3セット、岩田選手とファルーク選手をスタートから起用すると、岩田選手がスパイクに加えサービスエースを決める活躍。その後も岩田選手は、緩急をつけたサーブから2本連続のサービスエースを決めます。さらにマサジェティ選手の豪快なライト攻撃、ファルーク選手は華麗なクイックと、終始優位に試合を進め25-20。セットカウント3-0でストレート勝ちした日本は、3連勝で予選ラウンドB組首位通過を決めました。

◆予選ラウンドB組最終順位

1位:日本(3勝0敗)

2位:チャイニーズタイペイ(2勝1敗)

3位:カザフスタン(1勝2敗)

4位:サウジアラビア(0勝3敗)

試合結果

予選ラウンドの全日程が終了し、2次ラウンド(1-8位)の組分けが決定しました。日本はチャイニーズタイペイ(予選ラウンドB組2位)、パキスタン(同D組1位)と韓国(同D組2位)とともにF組に入りました。日本はベスト4進出を懸けて現地時間1日(木)16:30より韓国、同2日(金)11:30よりパキスタンと対戦します。なお、予選ラウンドで対戦したチャイニーズタイペイとはこのラウンドでの対戦はありません。

 

本大会の最終順位上位4チームには、2025年に開催される「男子U19世界選手権大会」の出場権が与えられます。同大会の出場権をかけて戦う選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いします。

写真提供:AVC

 

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