女子日本代表チームの初戦はポーランド相手に黒星を喫する パリ2024オリンピック
「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」(以下、パリ2024オリンピック)の女子バレーボール競技が28日(日)にパリ南アリーナ1で開幕しました。
バレーボール女子日本代表チーム(試合前のFIVB世界ランキング7位)は、ポーランド(同4位)と対戦しセットカウント1-3(25-20、22-25、23-25、26-28)で敗れ、黒星発進となりました。
岩崎こよみ選手のサーブで始まったパリ2024オリンピック。第1セット序盤は荒木彩花選手や林琴奈選手の攻撃で日本がいいスタートを切ります。しかし、ポーランドも高さを生かした攻撃やブロックで対抗し、9-9と一進一退の攻防になります。その後、相手のブロックに苦しみ9-11としたところで1回目のタイムアウトを要求した日本。古賀紗理那選手のバックアタックでピンチをしのぐと、荒木選手のサービスエースで12-12と同点とします。福留慧美選手と古賀選手が執念のレシーブをみせ、石川真佑選手が決め15-15とした日本は、古賀選手のバックアタックで16-15と逆転に成功します。両者譲ることなく終盤に突入すると、リリーフサーバーとしてコートに入った宮部藍梨選手がサービスエースを奪い23-19。日本はこのセットを25-20で先取します。
第2セットは日本のミスもあり10-12と劣勢の展開になりますが、山田二千華選手のブロックで1点差とすると、古賀選手のスパイクで14-14と追い付きます。中盤は一進一退の攻防が続きますが、ポーランドが一歩抜け出し、22-25でこのセットを奪われます。
第3セット、宮部選手をスタートから起用し巻き返しを図りたい日本ですが、序盤から3-9と大きくリードを奪われます。流れを引き寄せようと和田由紀子選手をコートへ送り込むと、その和田選手が連続得点を奪います。セッター・関菜々巳選手も起用し、日本は和田選手の強烈なスパイクで対抗しますが、点差は縮まらないまま終盤へと突入。和田選手にボールを集め、古賀選手や石川選手とともに粘りをみせますが、一歩及ばず23-25でこのセットも失います。
後がない第4セットは関選手と和田選手をスタートから起用。石川選手のサービスエースなどで3-0とリードを奪います。その後同点に追い付かれた日本は、ポーランドに劣勢を強いられますが、山田選手のサービスエースや宮部選手のブロックポイントで18-19と追い上げます。終盤、井上愛里沙選手や古賀選手のスパイクなどで23-23の同点に追い付き、古賀選手の活躍で25-24と逆転に成功しますが、最後はポーランドに押し切られ、セットカウント1-3で敗れました。
女子日本代表チームの次戦は日本時間8月1日(木)、バレーボールネーションズリーグ2024の準決勝でも対戦したブラジル(FIVB世界ランキング2位)と予選ラウンド2試合目を戦います。
<次戦>
8月1日(木)13:00(日本時間20:00) 日本×ブラジル
NHK 総合、NHK Eテレで放送予定
関連リンク
FIVB世界ランキング (Volleyball Worldウェブサイト)