2024男子U20アジア選手権大会 日本は3連勝で予選ラウンドC組1位通過
「2024男子U20アジア選手権大会」が7月23日（火）にスラバヤ（インドネシア）で開幕しました。
予選ラウンドC組の男子U20日本代表は、23日（火）のクウェート戦をセットカウント3－0（25－15、25－14、25－12）、24日（水）のバングラデシュ戦をセットカウント3－0（25－7、25－22、25－15）のストレートで、そして25日（木）のインド戦を3－2（25－14、25－15、25－27、17－25、15－13）のフルセットで勝利し、C組を3戦無敗の1位で通過しました。
クウェートとの本大会初戦、第1セットの立ち上がりに秋本悠月選手がいきなりブロックを決めると、その後も秋本選手のクイックや尾藤大輝選手のライトからスパイクで6－2としリードします。中盤、2点差まで迫られる場面もありましたが、尾藤選手のサービスエースが要所で決まり、第1セットを25－15で先取します。
第2セット、序盤は互いにミスをしながらも日本が9－6とリードします。寺林和博選手のサービスエースでさらにリードを広げると、その後も粘り強いレシーブから得点を重ねます。藤山智朗選手や尾藤選手もスパイクを決め、25－14でこのセットも奪います。
第3セットは、ミスの少ないバレーで得点を重ね大きくリードを広げます。小野駿太選手がバックアタックを連続で決めるなど、安定した試合運びで25－12。初戦をストレート勝利で飾りました。
バングラデシュとの予選ラウンド第2戦、第1セットは秋本選手、小野選手のクイックなどで4－0とリードすると、葭原逢太選手、小野選手のサービスエースなどが決まり25－7で先取します。
第2セット、葭原選手に代えて白野大稀選手をスタートから起用します。立ち上がり、日本はタッチネットなどの反則で1－5と乗り切れない展開に。それでも白野選手のブロックなどで徐々にリズムを取り戻し、7－9となったところでバングラデシュがタイムアウトを取ります。その後は一進一退となりますが、日本が粘りのディフェンスから21－19とリードします。攻撃面でもフェイントを有効に使い、25－22と逆転で第2セットを奪います。
第3セット、小野選手のバックアタックや尾藤選手のライト攻撃、山下彪選手のブロックでリードします。さらに、尾藤選手の効果的なサーブから白野選手がスパイクを決めて16－11。点差を縮められる場面もありましたが、終始優位に試合を進めて25－15。2試合連続でストレート勝ちを収めました。
そしてインドとの予選ラウンド最終戦。第1セット、小野選がサービスエース、バックアタックから得点を重ねチームを引っ張ると、最後は寺林選手がブロックを決め25－14で取ります。
第2セット、白野選手のブロックなどで4－0といいスタートを切ります。さらに秋本選手，山下選手のクイックが決まり7－3とリードすると、その後はサイドアウトの取り合いとなりますが、白野選手のサービスエースや尾藤選手のスパイクで点差を広げ、25－15とセットを連取します。
第3セットは、インドの高いブロックに阻まれ3－7とリードされ、この試合初めてタイムアウトを取ります。それでもインドの攻撃は止まらず13－19となったところで、葭原選手を投入。その葭原選手がスパイクを決め17－23、さらに尾藤選手がサービスエースを取り19－24と反撃を開始すると、相手のミスもあり24－24と同点に追い付きます。しかし、インドの高い打点のクイックが決まり25－26でセットポイントを握られると、最後は相手のサービスエースが決まり、日本はこの大会初めてセットを奪われます。
第4セット、序盤は互いにサイドアウトを取り合いますが、このセットもインドの高いブロックと強烈なスパイクに苦しみ12－19とリードを許します。ミスも重なり17－25でセットを落とし、セットカウント2－2とされます。
第5セットは，尾藤選手の攻撃が2本連続でブロックに阻まれるなど、0－3と厳しいスタートとなります。それでも白野選手のブロックで3－3とすると、一進一退の攻防が続く中、小野選手がスパイクを決めて13－12。さらに相手にミスが出て14－12とマッチポイントを迎えます。最後は尾藤選手がサイドから決めて、15－13で第5セットを奪取。インドに3－2のフルセットで勝利し、3連勝で予選ラウンドC組1位通過を決めました。
日本は2次ラウンドで地元・インドネシア、サウジアラビア、インドとともにE組に入りました。同ラウンド初戦は現地時間27日（土）16時30分より、サウジアラビアと対戦します。
本大会の最終順位上位4チームには、2025年に開催される「男子U21世界選手権大会」の出場権が与えられます。同大会の出場権をかけて戦う選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いします。
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