橋本/村上組が逆転。長谷川/倉坂組が1位を保持。 「マイナビワールドチャレンジ賞」獲得を狙う。
「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」では、世界へ羽ばたくことを目標とするチームを対象とした「マイナビワールドチャレンジ賞」が設けられ、受賞チームには賞金100万円が贈られる。第1戦からツアーファイナルでのマイナビポイント(チームポイント)1位のチームに与えられる「マイナビワールドチャレンジ賞(年間)」も「第4戦名古屋大会」から後半戦の争いに入った。
女子では名古屋大会優勝で、橋本涼加(トヨタ自動車株式会社)/村上礼華(株式会社ダイキアクシス)組が、マイナビポイントランキング1位に躍り出た。今シーズンはここまでの3戦、2位、2位、3位と、あと少しのところで表彰台の頂点を逃してきたが、ようやくシーズン初優勝。前年の大会も制しており、名古屋での連覇も果たした。
▲年間王者を狙う橋本
今シーズン3連勝を続け、3600ポイントを得ていた長谷川暁子(NTTコムウェア株式会社)/坂口由里香組は、タイで行われていたアジア選手権出場のため本大会は欠場した。橋本/村上礼組は名古屋で1200ポイントを積み上げ、計3920ポイントとなり逆転に成功。賞レースはこの2チームの争いになっている。
次戦「第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープン」も長谷川/坂口組は出場しない。橋本/村上礼組はツアー連勝を果たし、ポイント差を広げたいところだ。
ランキング1位に立った橋本は「今の順位をキープできるように頑張りたいと思いますが、試合の勝ち負けだけを意識しないようにしたい。自分たちのプレーができれば勝利は後からついてくるもの。その結果としてマイナビワールドチャレンジ賞を頂くことができれば嬉しいです」と話した。
▲し烈な争いが続いている男子
男子は、長谷川徳海/倉坂正人組が第3戦に続く連勝で3960ポイントを獲得した。マイナビポイントランキングのトップを維持し、前戦で長谷川が話した「ここからギアを上げていく」の言葉どおりの結果となった。ただ、本大会準優勝となった石島雄介(トヨタ自動車株式会社)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組が3406ポイント、5位に終わった庄司憲右(ハウスコム株式会社)/池田隼平(株式会社カブト)組も3360ポイントと接戦が続いている。
▲現在4位につけている黒川
2600ポイントでランキング4位につけている黒川魁(NTTコムウェア株式会社)/福嶋晃介(NTTコムウェア株式会社)組にも注目だ。ツアー第3戦は福島がブラジルで行われた世界大学選手権出場のため欠場し、上位とポイント差をつけられてはいる。
しかし、第2戦ではツアー初優勝を果たし、福島がブラジルから帰国直後の本大会でも3位、今最も急成長しているチーム。ツアー後半戦の台風の目になることは間違いない。黒川魁は「チームはツアーファイナルでの優勝を大きな目標においていますが、マイナビワールドチャレンジ賞も同等なものと捉えています。なかなか現状ではポイントの関係上海外ツアーへの出場は叶いませんし、さらなるツアー優勝が必要になってくると思いますが、マイナビワールドチャレンジ賞は獲得したいです」と話している。
[マイナビポイント]
優勝 1200pt/2位 960pt/3位 800pt/4位 686pt/5位 600pt
マイナビポイント(9/19名古屋大会終了時点)
1位:1200ポイント加算
2位:960ポイント加算
3位:800ポイント加算
4位:686ポイント加算
5位:600ポイント加算