ビーチバレーボール

4年ぶりに大洗で開幕マイナビジャパンツアー第2戦 大洗大会

4年ぶりに大洗で開幕マイナビジャパンツアー第2戦 大洗大会

国内最高峰ツアーの「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」 第2戦大洗大会が7月29日(金)に大洗サンビーチ(茨城県東茨城郡大洗町)で開幕し、大会1日目が行われた。4年ぶりの開催となった大洗で熱戦が繰り広げられた。

今大会は男女各16チームがまず4チーム×4プールに分かれて、勝ち上がりトーナメント戦を戦う。AとBが対戦しAが勝利、CとDが対戦しCが勝利した場合、勝ち上がったAとCが対戦しプール1、2位を決定。敗者となったCとDが対戦し、3、4位を決定する。決勝トーナメントへは各プール1位~3位までが進出し、12チームによるシングルトーナメントを戦う(※女子は2チームが棄権したため、14チームで行われた)。

高校生らしいハツラツとしたプレーを見せた長瀬公亮/八幡暖音組

男子では、ワイルドカードで出場した地元の高校生ペア長瀬公亮/八幡暖音組(ともに勝田工業高校)が保護者やチームメートの声援を背に挑んだ。結果としては2敗し勝ち上がりトーナメントで敗退したが、平良伸晃(ゲストハウスLapsi)/上田翔貴(駒澤大学)との試合では、長瀬が3連続サービスエースを奪うなど見せ場を作った。また劣勢の展開でも、高校生らしいハツラツとしたプレーを見せた。

試合後、長瀬は「大きな舞台での試合が初めてで、緊張と嬉しさがあったが、楽しくプレーできた。今大会は相手にのまれてしまうところがあったので、気持ち的にも技術的にも強くしていきたい」と大会を振り返った。八幡は「今大会では、うまい選手からアドバイスを受けることができた。それらを一つ一つ練習から実践し、できるプレーを増やしてジュニアや国体で上位に入れるようにしていきたい」と話した。

粘り強いバレーで決勝トーナメント進出を決めた丸山紗季/辻村りこ組

女子では、今年インドアからビーチバレーに転向した丸山紗季(地元法人マーチオークシー)が初めてマイナビジャパンツアーに出場。ペアを組む辻村りこ(ANAエアポートサービス)と粘り強いバレーを展開し、決勝トーナメント進出を決めた。

大会初日の2試合を終えて丸山は「初めてのマイナビジャパンツアーということで、ワクワクしていた。1試合目を粘り勝ちできたことがすごく自信につながった。ビーチバレーは駆け引きが大事なスポーツ。頭を使ったプレーを磨いていきたい」と話した。また辻村は「丸山選手と6月からチームを結成して、1ヵ月ちょっと練習してきたが、その成果を出せるようになってきた。やってきたことがどれだけ通用するか、明日以降も全力で戦っていきたい」と語った。

男子では、庄司憲右(ハウスコム)/池田隼平(カブト)組、長谷川徳海/倉坂正人(ともにフリー)組などが、女子では長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組、松本恋/松本穏(ともにフリー)組などが決勝トーナメント進出を決めた。

明日30日(土)の大会2日目は、決勝トーナメント1回戦と準々決勝が行われる。