ビーチバレーボール

男子・神港ジュニア、女子・クラブ レリーフが共に初優勝。「全国中学生ビーチバレー大会」

男子・神港ジュニア、女子・クラブ レリーフが共に初優勝。「全国中学生ビーチバレー大会」

「第13回湘南藤沢カップ・全国中学生ビーチバレー大会」が8月17日(土)、18日(日)、神奈川県藤沢市鵠沼海岸にて行われた。この大会は2010年からスタートした中学生の4人制の大会。2019年には出場チーム数が100チームを超え、近年盛り上がりを見せてきた。
第11回(2020年)、第12回(2021年)大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大会は中止。3年ぶりの開催となった今大会は、男子33チーム、女子36チームが出場した。

初日は各3チームに分かれた予選グループ戦を行いその順位を踏まえ、2日目には1位・2位・3位グループに分け、決勝トーナメントが行われた。初日は猛暑日となり、2日目は大雨と強風に見舞われるなど、ビーチならではの天候に負けず、中学生たちは最後まで戦い抜いた。

男子1位トーナメントにおいて優勝を飾ったのは兵庫県神戸市の神港ジュニア。地元の高校・神戸神港学園高と2人制で一緒に練習することが多いメンバーたちは、4人でしっかりパスをつなぎ、大崩れすることはなかった。


ブロックに飛ぶ神港ジュニア

決勝戦では、過去3大会入賞を果たしている神奈川の「藤沢クラブA」に対し、2枚ブロックを取り入れたネット際での駆け引きに打ち勝ち、25-22と勝利。関西勢として初優勝に輝いた。
チームを率いる松代卓也監督は、「ブロックの枚数に関しても自分たちで判断して考えながら使い分けていた。ビーチバレーボールに取り組む中学生たちの可能性を感じることができた大会となった」と振り返った。


準優勝の藤沢クラブA

女子1位トーナメントは神奈川の「クラブ レリーフ」が、湘南で練習している地の利を活かし、精度の高い攻守を展開した。準決勝の福岡県の「GTO」戦では、持ち前のサーブ力を発揮し逆転勝利をおさめた。


準決勝 GTOvsクラブ レリーフ

波に乗った「クラブ レリーフ」は決勝戦で岩手の「OWLS」を25-11と圧倒し、初優勝を飾った。準優勝に終わった「OWLS」は、東北勢初の決勝進出チームとなった。敗れはしたものの、ハツラツとしたプレーを見せた。


準優勝のOWLS

クラブチーム創部4年目にビーチバレーボールで全国優勝を飾った「クラブ レリーフ」。中野剛監督は「足腰を鍛えるためにビーチバレーボールに取り組んだ。この優勝を弾みにしてバレーボールの全国大会で勝てるように精進していきたい」と今後の健闘を誓った。


クラブ レリーフ

これまで参加がなかった都道府県も徐々に増加し、中学生ビーチバレーの層の厚さ、レベルアップが見られた今大会。3年ぶりの開催となったが、中学生たちの満面の笑顔で「湘南藤沢カップ」は幕を閉じた。


男子優勝 神港ジュニア


女子優勝 クラブ レリーフ