「前半」王者が決定する第3戦平塚大会。「マイナビワールドチャレンジ賞」展望。
5月3日(火・祝)に東京都立川市タチヒビーチで開幕した「マイナビ ジャパンビーチバレーボールツアー2022」は9月2日(金)から4日(日)に、神奈川県平塚市で開催される「第3戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯 平塚市市制施行90周年記念大会」でツアーの前半戦を終える。
それにより、「第3戦平塚大会」ではマイナビワールドチャレンジ賞の「前半」王者が決定。第1戦から第3戦までのマイナビポイント男女各1チームが優勝賞金100万円を獲得することになる。
男女ともに賞の行方は混戦模様。そこで「第3戦平塚大会」で決定するマイナビワールドチャレンジ賞の行方を占っていきたい。
▲女子暫定2位の橋本/村上組
現在、女子の暫定1位は、「第1戦立川立飛大会」「第2戦大洗大会」で優勝を果たした長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組。現時点で2400ポイント獲得し2位以下を500ポイント以上引き離している。そのため、長谷川/坂口組は3位以上が確定すれば、ツアー前半の女王の座が決定する。
現在2位の橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組は、前半女王を獲得するには長谷川/坂口組が4位以下となり、優勝することが絶対条件となる。
▲暫定1位の長谷川/坂口組
2021年に続き、マイナビワールドチャレンジ賞3回連続での獲得がかかっている坂口は「大会はスポンサーさんがあってこそ成り立ち、私たち選手は試合に出場することができます。試合というのは相手がいるので、自分たちがいいパフォーマンスをしたからといって必ず勝てるわけではない。そんな勝負ごとのなかで優勝すれば多くの賞金を獲得できることは、『絶対に優勝するぞ』と大きなやりがいにつながっている」と述べている。その言葉どおり、結果を出しながらその存在感をアピールしている。
「第3戦平塚大会」の舞台は、長谷川/坂口組が普段練習しているホームビーチ・湘南ひらつかビーチパーク。さらにパワーアップを遂げた強さを発揮し、シーズン前半の女王として輝きを放つか注目だ。
▲第2戦男子決勝戦(庄司vs福嶋)
男子は、庄司憲右(ハウスコム株式会社)/池田隼平(株式会社カブト)組が「第1戦立川立飛大会」で優勝1200ポイント、「第2戦大洗大会」で準優勝960ポイントを獲得し合計2160ポイントで暫定1位に躍り出た。2位につけているのは「第2戦大洗大会」で初優勝を飾り、一気にポイントを伸ばした黒川魁(NTTコムウェア)/福嶋晃介(NTTコムウェア)組だ。
しかし、今大会は福嶋が世界大学選手権出場のため、黒川は上場雄也(松戸レガロ)と出場予定。マイナビポイントは同ペアでのランキングになるため、現在暫定3位の長谷川徳海/倉坂正人組に前半王者の座をつかむチャンスが転がり込んだ。
1位の庄司/池田組は長谷川/倉坂組より600ポイント上回っているため、庄司/池田組は4位以上に入れば、前半の優勝が確定する。長谷川/倉坂組は残された可能性を追い続け、第1戦準優勝、第2戦5位だった雪辱を晴らし、今季初優勝を狙いたいところ。
これまでマイナビワールドチャレンジ賞レースには浮上してこなかった庄司と池田は、今季2018年以来ペアを再結成。攻守ともにチーム力抜群で安定感を見せている。栄誉あるマイナビワールドチャレンジ賞の初受賞に向け、第3戦に向けて意欲を燃やす。
注目が集まる「第3戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯 平塚市市制施行90周年記念大会」は、予選を勝ち上がったチームが抽選によりシード5~8に入る形式となっている。そして男子においては石島(トヨタ自動車株式会社)/黒川寛(しながわシティビーチビーチバレーボールクラブ)組が、女子においては松本/松本(ともにフリー)組が予選組から出場する。
そんな激戦が予想される開幕は直前に迫っている。
▲第1戦立川大会男子決勝戦で戦った庄司/池田組と長谷川/倉坂組
[マイナビポイント(チーム獲得ポイント)]
優勝 1200pt/2位 960pt/3位 800pt/4位 686pt/5位 600pt/9位 400pt
マイナビポイント(7/31大洗大会終了時点)
1位:1200ポイント加算
2位:960ポイント加算
3位:800ポイント加算
4位:686ポイント加算
5位:600ポイント加算
9位:400ポイント加算