松本/松本組、国際大会チーム初の銀メダル獲得! 「バレーボールワールドビーチプロツアー Future ソンクラー大会」
国際バレーボール連盟(FIVB)が「FIVBビーチバレーボールワールドツアー」に代わる大会として今年新設した「バレーボールワールドビーチプロツアー Futureソンクラー大会」が4月14日(木)から4月17日(日)、タイのソンクラーで開催された。日本からは男子2チーム、女子3チームが参戦。松本恋/松本穏組が勝ち進み、銀メダルを獲得した。
松本恋/松本穏組は国際大会2大会目の参加で初のメダル獲得となった。
「バレーボールワールドビーチプロツアー」は、カテゴリーがElite16、Challenge、Futureと3つに分かれており、今大会は一番下のカテゴリーとなるFutureカテゴリーとして開催となった。
松本/松本組は今大会予選1回戦から出場。予選を2勝し、本戦プール戦に進出すると、プール戦1勝1敗で決勝トーナメントへ。決勝トーナメント1回戦では、オーストラリアJohnson/Fleming組にフルセットで勝利すると、日本人対決となった準々決勝では村上めぐみ(株式会社立飛ホールディングス)/藤井桜子(株式会社立飛ホールディングス)組をストレートで勝利し、ベスト4入りを決めた。
カナダHarnett/Dormann組との準決勝は接戦をものにしストレートで勝利。国際大会で初の決勝に駒を進めると、決勝戦は地元タイのRadarong/Udomchaveeに惜しくもストレートで敗戦。松本/松本組は、プロツアーでは初の銀メダル獲得となった。
■選手コメント:
松本恋
「4日間で8試合とても過酷でした。
決勝前にはトーナメントの1試合目で試合したオーストラリアの選手が練習を手伝ってくれ、決勝戦以外の私たちの試合を応援してくれるなどとても感動しました。この大会を通して結果ももちろん大事ですが、とても良い経験ができたと思います。
良かった点は、4日間で8試合やり切れたことです。
反省点としては、自分の気持ちのコントロールができない場面があり、決勝では自分の悪い部分がでてしまいましたので、この敗戦を次に活かしていきたいです。
大会に参加していた日本チームからたくさん助けてもらいとても心強かったです。
緊張は特にしませんでしたが、決勝戦は開催国代表のタイとの対戦だったこともあり、やりづらい部分があり、いつも以上に疲れがでました。
帰国後、マイナビジャパンツアー立川立飛大会に出場予定なので、優勝目指してがんばります。
もっと試合を自分たちで楽しみ、観ていて楽しいと思ってもらえるような試合をできるようしていきたいと思います。たくさんの応援ありがとうございました」
松本穏
「この大会を通して、どのチーム、どの国を見ていても、応援の力がとてもパワーになると感じました。今大会負けた2試合とも開催国代表のタイチームが相手でしたが、会場応援の勢いで1点がすごく重く感じました。
良かった点は、チームが勝つことを第1に考えられたことです。まだまだですが、自分たちの身長と今の技術で、個人能力では勝てないチームばかりでしたが、チームとして勝てる試合があったのでそこは少しずつですが成長できてるのかなと感じました。
反対に、パートナーに対しても、相手のプレー面やそれ以外でも先入観を持ってしまうことが反省点です。
家族と試合ごとにビデオ電話で反省点を話し、毎試合アドバイスというより応援をしてもらっていたので、心細くはなかったです。
何より大会に参加していた日本のチームの方々に本当に助けられたことが、すごく力になりました。
帰国後にはマイナビジャパンツアー立川立飛大会に参戦予定で、試合ができる環境があること、パートナーがいることに感謝します。今回の国際大会に参加できたことはもちろん、自分たちは本当に周りの方々に助けられてビーチバレーボールができているので、それだけは毎日ずっと忘れずに、その中で1番にできることはそれを結果で恩返しすることだと思うので、応援してくれている方々に良い報告ができるように勝ちにいきたいです。
日本からたくさんの応援メッセージ、本当に力になりました!ありがとうございました。
そして、れんのんのファンになってくれる方大募集しています」
写真/本人提供・AVC 国際大会初の表彰台となった松本/松本組