ツアー初開催のTACHIHI BEACH 。「マイナビジャパンツアー第2戦立川立飛大会」展望。
5月18日、19日に華々しく開幕した
「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2019」戦いの舞台は第1戦の湘南から東京多摩地区の中心都市である立川市へ。「第2戦立川立飛大会」の会場となるのは、2017年7月にオープンして以来、ビーチサッカーなどが行われてきた TACHIHI BEACH (タチヒビーチ) ビーチバレーボールの公式戦が開催されるのは、今回のマイナビジャパンツアーが初めてとなる。
今大会の
競技形式は、男女各8チームのシングルエリミネーション方式。一度負けたら敗退となり、1回戦を突破した4チームが9日(日)最終日の準決勝に進出する。
男子の注目チームは、第1シードに入った石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組だろう。ビーチバレーボール転向3シーズン目を迎えた石島は、1シーズン目を庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)、2シーズン目を高橋巧(ANAセールス)とのペアを経て3シーズン目を上場雄也(松戸レガロ)とスタートさせたが、上場とのエントリーは6月末に行われる世界選手権まで。それ以降、「JBV品川カップ」でペアを組んだ越川優(横浜メディカルグループ)も含め、誰とペアを組むのか注目されていたが、今大会は今年43歳を迎えるベテラン、白鳥とペアを組む。
白鳥は池田隼平(カブト)のペアで開幕戦は準優勝、石島は今大会初のツアー出場。およそ1年後に開催される東京オリンピック開催国枠決定戦に向けて手ごたえをつかめるか、見どころとなる。
前回大会の雪辱を狙う西村/柴田組
そんなニューペアの行く手を阻むのは、前回大会3位に終わった高橋巧/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、前回大会はプール戦を突破できず雪辱に燃える西村晃一(東京ヴェルディWINDS)/柴田大助(東京ヴェルディWINDS)組が有力か。
女子は現時点でのエントリーチームでは、第1シードの坂口佳穂(マイナビ/KBSC)/村上礼華(ダイキアクシス)組が優勝候補の一角としてあげられる。ワールドツアーでは、前回大会準優勝の二見梓(東レエンジニアリング)/長谷川暁子(NTTコムウェア)組に2勝をあげる力をつけている。ただし、今週中国で開催されるワールドツアー南京大会の進退によっては、出場キャンセルの可能性もある。
坂口/村上組がキャンセルした場合、がぜんチャンスをモノにするのは、前回大会3位の坂本実優/沢目繭(新興和製薬/湘南ベルマーレ)、浦田景子/坪内紫苑(松山東雲女子大学)組だろう。2大会連続、上位進出を果たしマイナビポイントの量産を目指す。
2大会連続、表彰台となるか。浦田/坪内組
会場となる TACHIHI BEACH (タチヒビーチ)は、立飛アリーナと隣接する施設。バスケットボール、卓球、フットサル、大相撲などのスポーツで賑わう立飛において、ビーチバレーボールが新たに盛り上げの追い風を吹かせることができるか、期待したい。