強化の環境整備と川崎の活性化へ。 JVAと専修大学が連携協定。
日本バレーボール協会はビーチバレーボールにおける強化の環境向上、地域の発展に向けて、専修大学スポーツ研究所(神奈川県川崎市)と連携協定を締結することを発表し6月4日(火)、専修大学生田キャンパスで連携協定締結式が執り行われた。
締結式には、日本バレーボール協会から会長の嶋岡健治氏、ビーチバレーボールの強化を担当するハイフォーマンス事業本部長の鳥羽賢二氏、ビーチバレーボール強化部長の小田勝美氏ら、専修大学からは、スポーツ研究所所長の佐竹弘靖氏、所員の吉田清司氏ら、また2018年からビーチバレーボール競技別強化拠点(ナショナルトレーニングセンター)となった川崎マリエンを管理する川崎市港湾局から港湾振興部の海津憲吾氏らが出席。嶋岡氏と佐竹氏がそれぞれ協定書に署名、交換し、これをもって両者の協定が締結された。
締結式に出席した日本バレーボール協会、専修大学、川崎市港湾局の面々
この協定が結ばれた経緯には、地域の資財を活かし連携して強化の環境を整えていくという競技強化別拠点を指定するスポーツ庁の指針が根底にある。川崎を強化拠点として2年目を迎えたビーチバレーボールナショナルトレーニングセンターは、同じ市内にある専修大学と連携することで、双方にメリットが生まれると合意し今回の締結に至った。
スポーツ研究所所員の吉田氏は、「ビーチバレーボールの競技力向上に向けて、動作分析や心理的サポート、低酸素室を使用するストレス耐性、情報戦略といういろいろな面でサポートをしていきたい。我々は、選手の取り組みや結果を研究に活かし、競技力のレベルアップに結び付けていけるように。世界のトップレベルで戦えるような選手が川崎マリエンから輩出されれば、地域スポーツの盛り上がりにつながっていく」と述べた。
これにより、ビーチバレーボールのナショナルトレーニングセンターは、専修大学スポーツ研究所と連携してにつながるように事業を展開していく。
スポーツ庁から指定されているビーチバレーボール競技別強化拠点の川崎マリエン