石島/白鳥組、坂本/沢目組が優勝。「マイナビジャパンツアー2019第2戦立川立飛大会」最終日。
「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2019第2戦立川立飛大会」最終日が6月9日(日)、東京都立川市のTACHIHI BEACHで開催された。
男子において決勝進出を果たしたのは、第1シードの高橋巧(ANAセールス)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組と石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、女子は坂本実優/沢目繭(新興和製薬/湘南ベルマーレ)組、南谷綾華(BMKG)/山田寿子組。
■女子決勝戦評
有力組がワールドツアー参戦のため、不在となった今大会。そのチャンスを確実にモノにしたのは、前回大会3位にランクインした坂本/沢目組だ。
第2セットも、その流れは変わらなかった。意気消沈した南谷/山田組のミスも目立ち、坂本/沢目組は攻撃の手を休めず、21-14とストレートで勝利を収めた。
■女子優勝チームコメント
沢目繭
「初めて優勝することができてうれしい。自分たちのよさは、ボールを追いかけてつなげて、そこから打ち込んでいくこと。上のチームに対しても同じことができるように今後も日本一になることを目指してがんばっていきたい」
坂本実優
「自分たちは身長が大きくないので、パスの精度を大事にして常にあきらめないバレーをしていくことが信条。日々の練習でも試合中に迷わず力を発揮できるような習慣を身に付けていきたい」
ペア結成2シーズン目、初優勝を遂げた坂本/沢目組
■男子決勝戦評
過去にペアを組んできた実績のある高橋/長谷川組と、今大会が初ペアリングの白鳥と石島組の初顔合わせとなった決勝戦。
高橋/長谷川組は、石島にサーブを集めていくが、「見ての通り、自分でもビックリするほどものすごくセットが打ちやすかった」と石島。しっかりサイドアウトを切りながら、白鳥のサーブを起点にブレイクに成功していく石島/白鳥組が12-9とリードを奪う。
その後も石島のブロックポイントがコンスタントに飛び出し、第1セットは21-15と石島/白鳥組が先取した。
第2セット、高橋/長谷川組はサーブの狙いを白鳥へチェンジ。またコートの幅を使ったコンビバレーでブロッカーの石島を揺さぶろうとするが、なかなかブレイクから得点につながらない。
一方、「自分1人でブロックするというよりも、ブロックとディグの連携ありきで、ブロックすることができた」と石島。ブロック周りのボールもしっかりケアし、そのボールを白鳥がカバーするなど、着実に得点を重ねていく。中盤で13-8とリードを奪うとそのまま高橋/長谷川組を引き離し、第2セットを21-14とストレートで決着をつけた。
今季初のツアー参戦で優勝した石島
■男子優勝コメント
石島雄介
「プレッシャーはあったが、その中でも試合中に勉強できて、優勝できたのは次につながると思う。今までは自分で消化しなければいけない部分があったが、今回は白鳥さんから言ってもらって、より必要な話し合いが多かったと感じた」
白鳥勝浩
「ペアを組み替えて優勝できたのはうれしいし、結果が出たのは今後のモチベーションアップにつながる。今後はチームとして来年のオリンピックが見えてくればいい。高さと野性味あふれるプレーが石島君の魅力。時間をかけて、パートナーのいいところを引き出せるように進んでいきたい」