西村晃一が「東京ヴェルディ」、 バレーボール、ビーチバレーボールチームのGMに就任。
サッカーJ2リーグに所属する東京ヴェルディは1月19日(土)、東京都内のホテルにてクラブの創立50周年を記念して今後の事業の発表および2019シーズンの新体制発表会見を行った。事業発表会見で東京ヴェルディ株式会社の羽生英之代表取締役社長は総合型スポーツクラブとして目指す新しい方向性をプレゼンテーションし、バレーボール、ビーチバレーボールをはじめ、新しくなったクラブのロゴ入りのユニフォームを身にまとった各競技の代表選手が登壇した。
東京ヴェルディは、これまで総合型スポーツクラブを目指して様々な競技に参入してきたが2018年8月、一般社団法人東京ヴェルディクラブを立ち上げた。東京ヴェルディファミリーとしてサッカー以外の13競技16チームの運営を行っていく。
バレーボールは男子チームが2001年に創部され、現在V.LEAGUE(Division2)に所属し活動を行っている。昨年から新たにビーチバレーボールが加入し、東京ヴェルディクラブの理事に就任した西村晃一がゼネラルマネージャーに兼任することになり、バレーボール、ビーチバレーボールをけん引していく。ユニフォーム発表の場でも西村は、クラブカラーのグリーンのユニフォームを着て登場した。
事業の発表を行う羽生英之代表取締役社長と全競技統一のユニフォームを着用した代表選手たち
西村は2002年、ビーチバレーボール転向後、自ら代表を務めるプロチーム「WINDS」を結成し活動を行ってきた。それから17年経った今年、歴史のあるサッカーの名門クラブ東京ヴェルディとタッグを組み、新たな歴史を刻んでいくことになった。西村は今後の目標をこう語る。
「私自身、選手でありながらチームの運営、会社の経営にも携わり、プロスポーツのよさも充分に知ることができましたが、同時に大変さも目の当たりにし、たくさんのことを学びました。そんな中、今まで多数の企業さんや多くの方にこの『WINDS』を支えていただきました。今後も長いスパンで選手の育成に力を注ぎ、学生からプロチームへの道標を作るべく、バレーボールとビーチバレーボールの融合によって双方の強化につなげたいと考えています。現在運営しているアカデミー事業もさらに拡大していく予定です」
西村は所属先を「東京ヴェルディ WINDS」として再スタートを切り、プレーヤーとしても2020年東京オリンピック出場を目指して活動していく。また、東京ヴェルディファミリーは、他競技を同じグッズで応援・協力し合う一体感を醸成してブランドを強化しながらスポーツエンターテイメントとして、ファッション、音楽、デジタルなど他領域でニュース性と新しい売上の拡大を図っていくビジョンを掲げている。