日本勢、アジア選手権でベスト4入りならず。次なる目標はコンチネンタルカップ第1フェーズ突破。
アジアの頂点を決める「アジア選手権」は5月9日(木)、中国の茂名で開幕し日本からは男女各3チームが出場した。男子は、高橋巧(ANAセールス)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、池田隼平(カブト)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、上場雄也(松戸レガロ)/土屋宝士(フリー)組、女子は石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組、西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組が挑んだ。
男子は11ヵ国24チーム、女子は10ヵ国22チームが出場。プール戦を終えて、高橋/長谷川組、池田/白鳥組、石井/村上組、西堀/草野組、溝江/橋本組の5チームが決勝トーナメントへ進出した。
日本勢は10日、1回戦に臨んだが、高橋/長谷川組、池田/白鳥組、西堀/草野組、溝江/橋本組がアジア勢の高い壁に阻まれ、敗退。石井/村上組はチャイニーズタイペイに勝利し、準々決勝へ駒を進めたが、2018年アジア競技大会の金メダリストである中国のX. Y. Xia/Wang組に2-0で敗れ、5位タイに終わった。
今大会、現地入りした日本バレーボール協会ハイパフォーマンス事業本部ビーチバレーボール強化部長の小田勝美氏は、「アジア諸国のレベルが向上する中、日本チームはベスト8に進出したのは石井/村上組の1チーム。その石井/村上組も善戦したが、中国に惜敗し残念な結果となった。今回の試合の分析を図り、8月末のコンチネンタルカップ(第1フェーズ、詳細下記)において勝利を目指してさらなる強化に取り組んでいく」と次なる目標に視線を向けた。
最終結果においては、男子優勝はカタールのAHMED/Cherif組、準優勝は中国のGao/Y. Li組、女子優勝はオーストラリアのClancy/Artacho Del Solar組、準優勝は中国のX. Y. Xia/Wang組だった。
AVCビーチバレーボールコンチネンタルカップ オリンピックアジア大陸予選 第1フェーズ(東アジア地区)
開催期間
2019年8月26-28日
開催地
中国・中衛市
参加国/地域
日本、中国、チャイニーズタイペイ、ホンコンチャイナ、韓国、モンゴル
チーム構成
チームA(選手2名)、チームB(選手2名)。強化委員会により決定する。
競技方法
参加6カ国/地域が国(地域)対国(地域)のトーナメント戦で対戦し、順位を決定する。
試合方式
国(地域)対国(地域)の対戦を、3試合中先に2勝した国/地域が勝ちとなるベスト・オブ・スリー形式で行い、トーナメント戦にて順位を決定する。
試合はAチーム同士、Bチーム同士で1試合ずつ戦い、対戦成績が1勝1敗となった場合は、「ゴールデンマッチ」で勝敗を決定する。
なお、各試合21点(第3セットのみ15点)の3セットマッチで行われる。
第2、3フェーズ進出条件
第1フェーズで各地区1位となった国/地域(計5カ国/地域)は、第2フェーズは免除となり第3フェーズに進出する。各地区2位となった国/地域(計5カ国/地域)は第2フェーズに回り、第2フェーズの最上位1カ国/地域が第3フェーズに進出する。
※第2、3フェーズの日程、開催国、試合方式は未定。
写真/AVC