2018シーズン、終幕。 2019シーズンは五輪予選が本格的にスタート
国内ビーチバレーボールシーズンは主要大会が10月末をもって終幕。現在、ほとんどのトップ選手は束の間のオフ期に入っている。2018年9月から始まっている東京オリンピック予選に該当する「FIVBワールドツアー2018」は11月下旬のスロバキアのリュブリャナ大会(1star、日本から男子2チームがエントリー)を最後に終了、2019年1月のオランダ・ハーグ大会(4star)から再開する。
2018年のFIVBワールドツアーランキング(10月29日時点)は、女子の石井美樹(湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組が22位、二見梓(東レエンジニアリング)/長谷川暁子(NTTコムウェア)組は40位、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組は50位に位置している。
男子は通年ペアを組んできた石島雄介(トヨタ自動車)/高橋巧(ANAセールス)組が74位、清水啓輔(ひまわり福祉会)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組が97位にとどまっている。
5月の五輪予選に出場する石井/村上組
オリンピック前年となる2019年シーズンは本格的にオリンピック予選がスタートする。新方式として導入された「オリンピック・クオリフィケーショントーナメント」は2019年1月から6月以内、中国で開催予定。2018年12月31日までの上位15ヵ国(各国1チームのみ)による男女16チームが集結し、上位2チームがオリンピック出場権を手にする。現時点で日本からは石井/村上組の出場が予定されている。
また、オリンピック出場権のアジア枠となるコンチネンタルカップの第1フェーズも2019年から始まる(日程未定)。コンチネンタルカップは通常のペア戦ではなく、1ヵ国2ペアの国対抗戦。どのチームがどのようなペアリングで日本代表として選出されるか、注目が集まる。
2019年は2年に一度開催される世界選手権がドイツのハンブルグで開催される。また7月24日から28日、東京都品川区で4star大会の開催も予定されており、ビッグコンテンツが目白押しとなるシーズンとなる。
「オリンピック・クオリフィケーショントーナメント」概要
<参加国数>
男女各16ヵ国(1ヵ国1チーム。出場権を獲得した各NFが出場チームを決定。ホスト1ヵ国、ワールドランキングより15ヵ国、2018/12/31時点)
<大会フォーマット>
◎第1フェーズ
4チームx4プールによる総当たり戦
各プール上位3チーム(計12チーム)が第2フェーズへ
◎第2フェーズ
3チームx4プールによる総当たり戦
各プール上位2チーム(計8チーム)が第3フェーズへ
◎第3フェーズ
4チームx2プールによる総当たり戦
各プール上位2チーム(計4チーム)が最終フェーズへ
◎最終フェーズ
第3フェーズプール1位vsプール2位の勝者2ヵ国がオリンピック枠獲得
写真/FIVB
お詫び:一次情報では「オリンピック・クオリフィケーショントーナメント」を5月開催予定と記載しましたが、開催時期は未定となりました。訂正いたします。