アルゼンチンにストレートで勝利し、開幕2連勝 FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」第2戦、9月17日(日)にFIVB世界ランキング8位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームはアルゼンチン(同19位)と対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-18、25-23)のストレートで勝利し開幕2連勝を飾りました。
昨日のペルー戦と同様に古賀紗理那選手、井上愛里沙選手、林琴奈選手のサイドアタッカー陣と山田二千華選手、宮部藍梨選手のミドル陣、セッター・関菜々巳選手、リベロ・福留慧美選手で臨んだ第1セット。多くのファンの熱気に包まれた国立代々木競技場 第一体育館、大歓声の中試合が始まります。井上選手のスパイクで先制した日本。序盤は関選手、林選手の攻撃的なサーブで得点し、ディフェンスでも福留選手、井上選手らの活躍により効果的に得点へと結びつけます。中盤、13-5の場面で宮部選手のブロックワンタッチから井上選手の絶妙なフェイントで得点差を広げていきます。終盤にはリリーフサーバーの和田由紀子選手がサービスエースを奪い、第1セットを25-18で奪います。続く第2セット、序盤は接戦が続くも我慢のバレーを展開する日本。中盤、福留選手を中心としたディフェンスからリズムを作っていき、関選手がスパイカー陣を生かしたトスワークをみせ、19-13とリードを奪います。終盤も宮部選手のブロックで得点するなど、25-18で2セットを連取します。第3セットに入りアルゼンチンも巻き返しを図ってきます。中盤まで互いに点を取り合い一進一退の攻防が続きます。宮部選手のサービスエースで12-11と逆転に成功するも、アルゼンチンに再度逆転を許してしまいます。しかし、相手ミスから古賀選手のスパイクで連続得点を奪い、さらに井上選手の活躍もあり18-16とします。その後、林選手のスパイクや古賀選手のブロックで22-18とした日本がアルゼンチンの猛攻を振り切り、25-23で第3セットを奪いストレート勝ちを収めました。
女子日本代表チームは9月19日(火)にFIVB世界ランキング21位(試合開始前時点)のプエルトリコと対戦します。パリ2024オリンピック出場権獲得を目指す女子日本代表チームに引き続き声援をお送りください。
<次戦>
9月19日(火)19:25 日本×プエルトリコ
<選手コメント>
福留慧美選手
「3セット目は相手に押され、自分たちのミスもあり流れが悪かったが最後勝ち切ることができてよかった。序盤はちょっとしたズレでオーバーディグしてしまうなどもったいないミスが多かったが、終盤ポジショニングを確認して修正できたことはよかった。明日1日空くのでこの2試合の反省をして、相手も強くなっていくので細かい部分を詰めてやっていきたい」
関菜々巳選手
「中盤に自分自身がバタバタしてしまい打ち切れないトスを上げてしまう場面が多く、チームに迷惑をかけてしまった。それでもストレートで勝つことができてよかった。今日よりも強い相手とあたっていくので、今日のように拮抗した場面が増えていくと思うが、セッターとして落ち着いてプレーできるようにしたい」
宮部藍梨選手
「個人的にはライトからの攻撃が決まっていた。サーブでも崩してポイントを取れたのはよかった。練習してきたことが数字や勝ちに繋がっているので詰めて練習してきてよかった。今後の試合にいい部分を持ちこしていきたい。とにかく一戦一戦集中して全員で戦っていきたい」
写真提供:FIVB