国内大会

第39回全日本小学生大会閉幕 夢をかなえた日本一

2019.08.10|国内大会

第39回全日本小学生大会閉幕 夢をかなえた日本一

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第39回全日本バレーボール小学生大会は8月9日(金)、川崎市とどろきアリーナ(神奈川県川崎市)で最終日を迎え、各カテゴリーで優勝チームが決定しました。決勝の結果は次の通りです。

■男子決勝

東京杉一クラブ(東京)2(21-12、21-17)0 片桐VBC(奈良)

予選1日目のリーグ戦でも両チームは対戦し、その時も東京杉一クラブが勝利しました。片桐VBCとしてはリベンジのチャンスでしたが、東京杉一は佐々木綾星主将が安定したサーブレシーブでエース楓淳道選手の攻撃につなげて確実に加点していきます。守っては片桐VBCのエース小畑仁人選手の鋭いスパイクを2枚ブロックと粘り強いレシーブで拾い、相手に流れを渡しません。第1セットを予選リーグとまったく同じ21‐12で奪うと、第2セットもほぼ主導権を握り中盤で16‐14とリードし、そのまま相手を振り切って勝利。6年ぶり3度目の日本一に輝きました。

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■女子決勝

上黒瀬(広島)2(21-17、13-21、15-11)1 日南ラビッツバレーボールクラブ(宮崎)

まず流れをつかんだのは上黒瀬でした。身長145㎝と高さはありませんが、相手ブロックを利用したアタック、相手コートの空きスペースを的確に狙うコントロール力を持つ岡日和選手が躍動しました。中盤で15‐8と大きくリードすると、そのまま第1セットを先取。しかし第2セットには日南ラビッツが反撃を開始します。エース隈元琳理選手のジャンプ力を生かした高い打点からの強打で11‐7と主導権を奪うと、その後もリードを保ちセットを奪い返しました。迎えた最終セット、8‐8までは一進一退の展開となりましたが、ここからサーブでプレッシャーをかけ13‐9と抜け出したのは上黒瀬。そのまま勝利し、うれしい初優勝を飾りました。

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■混合決勝

夢前JVC(兵庫)2(21-19、21-15)0 国分寺バレーボールスポーツ少年団(香川)

国分寺スポーツ少年団のエース原大翔選手は、男女混合の選手中最長身の171㎝。ブロックの上から打ち下ろす強烈なスパイクでチームを決勝まで導いてきました。一方の夢前JVCは最長身が150㎝(池田海心選手と國光咲笑選手)と高さでは分が悪いですが、それを補ったのがエース池田海心選手のうまさです。弟の池田海夢選手が上げるトスを、兄の池田海心選手がブロックアウトや角度をつけたインナースパイクなどで得点していきます。そんな夢前JVCは、接戦となった第1セットをものにすると、第2セットは序盤で勢いに乗り11‐7とリード。そのまま主導権を相手に渡さず、夢前が夢をかなえての初優勝を手にしました。

今年も小学生バレーボーラーたちへたくさんのご声援をありがとうございました。第40回記念大会でも、笑顔と涙を全力で輝かせる小学生への応援をよろしくお願いします。

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