高校総体の再戦を乗り越えて 春高バレー4強決まる
ジャパネット杯 春の高校バレー 第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日は1月7日(火)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で男女3回戦と準々決勝が行われ、連戦を勝ち抜いた男女ベスト4が11日(土)の準決勝へ駒を進めました。
女子3回戦では昨夏の高校総体(インターハイ)準決勝の再戦がありました。インターハイでは共栄学園高校(東京)が京都橘高校(京都)をフルセットで下しました。最終セットに逆転で敗れ、今回こそと意気込む京都橘は、エース和田由紀子選手の強打やコンビ攻撃で第1セットを奪います。共栄学園は女子U18日本代表で和田選手とチームメートだった小山愛実(まなみ)選手の活躍もあって、第2セットを取り返すと、第3セットも187㎝の付欣田(ふ・しんてん)選手がブロックや移動攻撃で得点。京都橘の追撃をかわして勝利をもぎ取りました。
この再戦を共栄学園の選手たちは「相当嫌がっていました」と中村文哉監督。しかし7日早朝の練習後、前監督の太田豊彦マネージャーが選手に「インターハイで金蘭会高校(大阪)に(グループ戦で)負けてから敗者復活で準優勝、春高東京都予選では八王子実践高校に負けてから代表権を獲得した。今日も負けた状態から入ればいい」と声を掛けました。その言葉通り第2セットから復活、逆転で山場を乗り越えました。共栄学園はその後の準々決勝でも、大阪国際滝井高校(大阪)にまたも逆転で、フルセットの接戦を制しました。
昨夏のインターハイ男子で優勝した松本国際高校(長野)は、準々決勝で大村工業高校(長崎)と対戦。お互いに一歩も譲らぬ攻防はフルセットに及びましたが、終盤にジャンプサーブで大村工業の堅守を崩した松本国際が勝利しました。11日の準決勝では、インターハイでも準決勝で熱戦を繰り広げた東山高校(京都)と対戦します。前回勝った松本国際の柳田歩輝(いぶき)主将と、初の4強進出を決めた東山のエース髙橋藍(らん)主将はいずれも、次回の対戦に向けて「挑戦者の気持ちで全力を尽くす」と意気込みました。
次は3日空けて1月11日(土)に同会場で準決勝が行われます。舞台はいよいよセンターコート。集大成を見せる高校生たちの奮闘に、引き続きご声援をよろしくお願いします。
■1月7日(火)3回戦&準々決勝の試合結果
■1月11日(土)準決勝試合順 (9:00 一般入場開始)
女子
10:00東九州龍谷(大分)×金蘭会(大阪)
11:30 古川学園(宮城) ×共栄学園(東京)
男子
13:30 松本国際(長野) ×東山(京都)
15:00 駿台学園(東京) ×清風(大阪)
■1月12日(日)決勝
11:30 男子決勝(10:30 一般入場開始)
13:45 女子決勝
決勝終了後、表彰式・閉会式
写真提供:大阪フォトサービス
関連リンク
男子途中経過(1/7分PDF)
女子途中経過(1/7分PDF)