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男子早大4連覇完全V、女子鹿屋体大4年ぶりV 全日本インカレ

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全日本バレーボール大学男女選手権大会(全日本インカレ)は12月6日(日)、大田区総合体育館(東京)で決勝が行われ、男子は早稲田大が4年連続8度目、女子は鹿屋体育大が4年ぶり4度目の優勝を飾りました。

女子決勝は鹿屋体大が粘りのレシーブとアタッカー陣の速い攻撃で、東海大を振り切りました。2セットを先取されて後のない東海大は第3セット、気持ちを切り替えて5連続得点からリズムを取り戻し、動きの固くなった鹿屋体大を圧倒します。第4セットは逆に、鹿屋体大が序盤の7連続得点、中盤、終盤の連続得点でたたみかけ、今季初遠征の大舞台を制しました。両大学ともけがなどの理由で4年生を欠くメンバー構成で、鹿屋体大の金本彩花主将は「4年生がコートに立てず、後輩を信じることしかできなかった。大会中にチームが成長し、自信が持てた」と振り返りました。濱田幸二監督は「サーブとサーブレシーブだけがんばってやろうと、欲なくできたのがよかった」と控えめに勝因を語りました。

男子決勝は早大が日本体育大に対し隙のない攻撃と守備で、今大会失セットゼロの完全優勝を成し遂げました。アンダーカテゴリー日本代表を多く擁する早大は、セッター中村駿介選手が攻撃陣をまんべんなく操り、宮浦健人主将の力強いサーブやバックアタック、水町泰杜選手の幅広い攻撃やレシーブ、シニア日本代表にも登録された大塚達宣選手の攻撃などで着実に得点を重ね、マッチポイントは宮浦主将のサービスエースで締めました(写真)。松井泰二監督は声を詰まらせながら「大会があるかどうかわからない状態のなか、勝ち負けではなく、大会がなくなったとしても日々成長していく一日にしていくんだと心がけた。日体大は基礎基本に忠実なチームで、どの試合も一試合一試合苦しかった」とシーズンを振り返りました。

新型コロナウイルスで昨年とは大きく環境が変わった今季、学連をはじめとした多くの関係者の支えがあって大会が開催されたことを、誰よりも選手自身が実感し、感謝する思い出深い大会となりました。

決勝前日に行われた3位決定戦では、男子はノーシードの日本大が第5シードの順天堂大にストレート勝ち。女子は3連覇を狙った筑波大が順天堂大を退けて勝利。順大は2年連続の4位となりました。

■12月5日(土)試合結果

女子3位決定戦 筑波大 3-2 順天堂大

男子3位決定戦 日本大3-0 順天堂大

■12月6日(日)試合結果

女子決勝     鹿屋体育大 3-1 東海大

男子決勝早稲田大 3-0 日本体育大

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