国際大会

セットカウント3-1で日本が勝利 2023男子バレーボール国際強化試合 日本対カナダ(東京大会)

セットカウント3-1で日本が勝利 2023男子バレーボール国際強化試合 日本対カナダ(東京大会)

「2023男子バレーボール国際強化試合 日本対カナダ(東京大会)」が9月25日(月)に国立代々木競技場 第一体育館(東京都渋谷区)で行われました。セットカウント3-1で日本が勝利し、「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」に向けて弾みをつけました。

序盤からお互い一進一退の攻防が続きます。長いラリーを制したカナダが同点に追いつくも、サーブミスで勢いに乗り切れません。日本は石川祐希選手の強烈なサーブや西田有志選手のスパイクなどで点数を重ねます。山内晶大選手のサービスエースなどで同点に追いつきますが、中盤にカナダの高さのあるブロックに手を焼く場面が続きます。その後も強烈なサーブにパイプ攻撃と勢い乗ったカナダの攻撃を止められず、第1セットを失います。第2セット序盤はカナダの連続ミスもあり、5-2と日本が幸先いいスタートを切ります。カナダは強烈なサーブを武器に徐々に追い上げて15-17。ここで西田選手のサーブからブレイクを取り流れを変えます。カナダのブロックに阻まれる場面もありましたが、終盤に再び西田選手のサーブで得点してセットを取ります。第3セットは開始からセッターを山本龍選手、リベロに小川智大選手を起用。日本は宮浦健人選手の豪快なスパイクにサービスエースで存在感をみせます。さらに石川選手の巧みなフェイントで13-8。カナダは中盤に2枚替えで流れを変えようとするも、再び宮浦選手のサービスエースで勢いづいた日本がセットを奪います。第4セット開始から甲斐選手が力強いサーブをみせ、5-1と序盤からリードします。さらに山本選手のナイスレシーブから宮浦選手が決めて点差を広げていきます。終盤には富田将馬選手がサービスエースを決めるなど交代で入った選手が活躍をみせ、日本がセットカウント3-1で勝利しました。

試合終了後には9月25日が誕生日の甲斐優斗選手を試合後にケーキと髙橋健太郎選手の歌でお祝いしました。9月30日(土)から今シーズン最大の山場である「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が始まります。パリ2024オリンピックの出場権をかけて世界と戦う男子日本代表チームに声援をよろしくお願いします。

選手コメント

髙橋藍選手
「オリンピック予選前に会場の雰囲気やお客さんの雰囲気を掴むことができたので、非常にいい練習になった。それぞれの選手がオリンピック予選に対していいイメージができたと思う。サーブレシーブもすごくよかったと思うし、スパイクも最初からいい高さで打っていた。最後の4セット目ではキレのあるスパイクが打てていて、感覚としてはいいプレーだった。サーブは少し打ちづらい印象が最初はあったが、それは言い訳にならないので、自分自身の感覚をしっかり持ってやっていかないといけない。サービスエースを出せたのは自信になったし、もっとこの会場に慣れて詰めていかないといけない。オリンピック予選が始まるので、最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたい」

宮浦健人選手
「オリンピック予選の前に会場の雰囲気や体育館のフィーリングを確かめたかったので、それがうまくいってよかった。個人的には感覚は悪くなかったし、80%くらいまで来ている。これからオリンピック予選に向けて残りの20%をしっかりコンディションなどで持っていけるようにギアをあげて頑張りたい。2枚替えのときの精度や入ったときにしっかりパフォーマンスを出すことなどを修正していきたい。コンディションをオリンピック予選に向けて持っていきたい。オリンピック予選は厳しい戦いになると思うので、チーム一丸となって、ファンの皆さんと一体となってオリンピックの切符をとりにいきたい」

甲斐優斗選手
「攻めたサーブが打てたのでよかった。4セット目にフルで出場し、高さを意識してできたので継続していきたい。(サーブのできは)まだ会場に慣れていないので50~60%が本音だが(オリンピック予選は)準備して最大限のパフォーマンスができるようにしていきたい。スパイクはよかったと思うが、ディグやサーブレシーブは安定していない部分があるので改善できるようにしたい。20歳という節目にパリオリンピック予選という大きな大会があるので、チーム一丸となって切符を取れるように頑張りたい。(オリンピック予選への意気込み)一戦一戦が重要な試合になるので、自分ができることを考えてサーブやスパイクでチームに貢献したい」