国際大会

東京2020オリンピック閉幕 女子はインドア・ビーチともにアメリカが金メダル インドア男子はフランス、ビーチ男子はノルウェー

新型コロナウイルス感染症により一年延期となった第32回オリンピック競技大会(2020/東京)は7月23日(金・祝)に開幕し、昨日8月8日(日・祝)に閉会式が行われ、17日にわたる会期に幕が降りました。

インドアの男子バレーボール競技では決勝に向け「精神的に準備を整えた。笑顔を絶やさず、チームに落ち着きを与える必要があった」と語る、エアルバン・ヌガペト選手の率いるフランスがROCを下し、初のオリンピックチャンピオンに(メダル獲得も初)。自国で行われる、次の2024年のパリ大会に向けて弾みをつけました。女子は今まで3つの銀メダル、2つの銅メダルを取っていたものの優勝はなかったアメリカが悲願の金メダルを獲得。アメリカのカーチ・キライ監督は、中国の郎平監督以来2人目となる、選手および監督の両方の立場で金メダルを取るという偉業を達成しました(キライ監督はビーチバレーボール競技でも金メダル獲得)。

男子ビーチバレーボール競技ではヨーロッパ選手権を2連覇したアンデシュ ベルントセン・モル/クリスティアン サンドリエ・セルム組が決勝で2019年のFIVB世界選手権王者のロシア(ビャチェスラフ・クラシルニコフ/オレク・ストヤノフスキー組)を破り、ノルウェー初の金メダルを最年少で獲得。女子は7試合中落としたセットは1つのみという飛ぶ鳥を落とす勢いのアメリカ(エープリル・ロス/アレクサンドラ・クラインマン組)が優勝。今まで女子ビーチバレー競技が行われたオリンピック7大会のうち、アメリカの金メダル獲得数は4と強さを見せました。金メダルを獲得したアメリカ、銀メダルのオーストラリアは奇しくも今後のオリンピックのホスト国でもあります(2028年にロサンゼルス大会、2032年にブリスベン大会)。

大会期間中は、龍神NIPPONおよび火の鳥NIPPON、ビーチバレーボール男女日本代表に熱いご声援をお送りいただきありがとうございました。引き続き、8月下旬から再開するマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021や、来月9月12日(日)から千葉で行われる第21回アジア男子選手権大会、10月に開幕を迎えるVリーグなどの会場にもぜひ足をお運びいただき、バレーボールへご声援をお送りください。

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)男子バレーボール競技 最終順位表

1位:フランス
2位:ROC
3位:アルゼンチン
4位:ブラジル
5位:ポーランド
6位:イタリア
7位:日本
8位:カナダ
9位:イラン
10位:アメリカ
11位:チュニジア
12位:ベネズエラ

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)男子バレーボール競技 個人賞

ベストアウトサイドスパイカー賞:エアルバン・ヌガペト(フランス)、イーゴリ・クリウカ(ROC)
ベストミドルブロッカー賞:イワン・イアコフレフ(ROC)、バルテレミ・シヌニエズ(フランス)
ベストリベロ:ジェニア・グレベニコブ(フランス)
ベストセッター:ルシアノ・デセッコ(アルゼンチン)
ベストオポジットスパイカー:マクシム・ミハイロフ(ROC)
MVP:エアルバン・ヌガペト(フランス)

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)女子バレーボール競技 最終順位表

1位:アメリカ
2位:ブラジル
3位:セルビア
4位:韓国
5位:トルコ
6位:イタリア
7位:ROC
8位:ドミニカ共和国
9位:中国
10位:日本
11位:アルゼンチン
12位:ケニア

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)女子バレーボール競技 個人賞

ベストアウトサイドスパイカー賞:ジョーダン・ラーソン(アメリカ)、ミシェル・バルチ ヘックレー(アメリカ)
ベストミドルブロッカー賞:カロリネ・デ オリベイラ サード ガタス(ブラジル)、ヘイリー・ワシントン(アメリカ)
ベストリベロ:ジャスティン・ウォン オランテス(アメリカ)
ベストセッター:ジョーディン・ポールター(アメリカ)
ベストオポジットスパイカー:ティヤナ・ボシュコビッチ(セルビア)
MVP:ジョーダン・ラーソン(アメリカ)

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)男子ビーチバレーボール競技 最終順位上位3組

1位:ノルウェー(アンデシュ ベルントセン・モル/クリスティアン サンドリエ・セルム組)
2位:ROC(ビャチェスラフ・クラシルニコフ/オレク・ストヤノフスキー組)
3位:カタール(シェリフ・ユーヌーセ/アハメド・ティジャン組)
※日本の石島雄介/白鳥勝浩組は19位タイ

○第32回オリンピック競技大会(2020/東京)女子ビーチバレーボール競技 最終順位上位3組

1位:アメリカ(エープリル・ロス/アレクサンドラ・クラインマン組)
2位:オーストラリア(マリアフェ・アルタチョ/タリカ・クランシー組)
3位:スイス(アノーク・ベルゲデプレ/ヨアナ・ハイドリヒ組)
※日本の石井美樹/村上めぐみ組は17位タイ

写真提供:FIVB

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