第51回全日本中学校バレーボール選手権大会 優勝は男子・渕江中学校、女子・金蘭会中学校
第51回全日本中学校バレーボール選手権大会は8月21日(土)、所沢市民体育館(所沢市)で男女決勝が行われ、熱戦の幕を閉じました。
2年ぶりの開催となった全中埼玉大会、男子決勝は8回目の出場となる渕江中学校(東京)と、22回目の出場となる菟田野中学校(奈良)との熱戦になりました。菟田野は9番池田選手を起点としたコンビバレーを、対する渕江は4番川野選手をはじめとした強力な攻撃を展開しました。第1セット菟田野は1番吉田選手と6番大西選手を絡めた速いテンポの流れを作りました。それに対し渕江は3番金田選手のバックアタックや、5番北田選手のブロックが決まるなど、両チームの強みが発揮される試合展開となりました。後半、菟田野はリリーフサーバーとして出場した3番仲西選手が、チームを劣勢からデュースへ導くなど、試合はフルセットに突入しました。最後まで勝負の分からない一進一退の攻防となりましたが、渕江の4番川野選手のクロスを打ち抜くスパイクがチームに勢いをもたらし、渕江が7年ぶりの優勝を飾りました。
■男子
◆決勝試合結果
足立区立渕江中学校 2(28-26、23-25、26-24)1 宇陀市立菟田野中学校
◆最終順位
優勝: 足立区立渕江中学校
準優勝: 宇陀市立菟田野中学校
第3位: 金光学園中学校(岡山)、富士見市立西中学校(埼玉)
女子決勝は、本大会お互いにセットを落とすことなく勝ち上がってきた、連覇を狙う金蘭会中学校(大阪)と、9年ぶりの優勝を狙う北沢中学校(東京)の対戦となりました。第1セット序盤、金蘭会が1番平野選手のスパイクと、3番西村選手のサービスエースでリード、北沢も高さを生かしたスパイクやブロックで対抗しましたが、金蘭会の堅い守りに阻まれ、金蘭会が第1セットを先取しました。 第2セットも金蘭会のリードで試合が進みました。中盤流れが北沢に傾きそうなところを、金蘭会12番岡選手の効果的なサーブで得点を重ねリードを広げました。北沢も1番柳選手、2番中田選手のブロックや5番イェーモン選手のスパイクで食い下がりますが、最後は金蘭会3番の西村選手がサービスエースを決め、金蘭会が2年ぶりの大会を連覇で飾りました。
■女子
◆決勝試合結果
金蘭会中学校 2(25-17、25-20)0 世田谷区立北沢中学校
◆最終順位
優勝: 金蘭会中学校
準優勝: 世田谷区立北沢中学校
第3位: 就実中学校(岡山)、山口市立徳地中学校(山口)