セルビアにストレート勝利し3連勝 FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」第5戦、10月6日(金)にFIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームはセルビア(同9位)と対戦し、セットカウント3-0(25-17、25-14、25-22)でストレート勝利し3連勝を飾りました。
第1セット序盤、セルビアのスパイクミスと髙橋藍選手のトランディションアタックの連続ブレイクで日本が先行します。さらに西田有志選手のサーブポイント、髙橋藍選手のブロックでブレイクして11-9。セルビアがタイムアウトを取るも日本の流れは衰えることなく、関田誠大選手のサーブポイント、石川祐希選手のブロック、アタックと3連続ブレイクで20-12とリードを広げます。関田選手の配球が冴えサイドアウトが安定します。終盤には甲斐優斗選手がサーブで相手を崩すなど、日本が25-17で第1セットを奪います。第2セットは西田選手、石川選手のスパイクでブレイクして好スタートを切ると、サーブでセルビアを苦しめていきます。セルビアはリズムに乗れずにミスが出ると、髙橋健太郎選手のブロックポイントで12-5。セルビアはタイムアウト後、4連続ブレイクで12-9と反撃をみせるも、西田選手の強烈なサーブで日本が流れを引き戻します。その後は安定した状態で試合が展開していき、最後はセルビアのスパイクミスで日本がセットを連取します。第3セット、ミスが多かったセルビアのサーブミスが減り、互いに点数を取りあう展開に。セルビアが連続ブレイクし7-9としたところで日本がタイムアウトを取ります。髙橋健太郎選手のサーブでチャンスを作ると、宮浦健人選手が入りスパイクを決めます。最後は石川選手のサーブから髙橋健太郎選手がブロックでシャットアウトし、セットカウント3-0で日本が勝利しました。本日の試合はサーブとディフェンスが機能し、ブレイクポイントが取れたことやラリーに持ち込んで相手のサイドアウト率を下げことが勝因となりました。
4勝1敗とした男子日本代表チームは10月7日(土)にFIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のスロベニアと対戦します。オリンピック出場権獲得に向けて負けられない戦いが続く男子日本代表チームに引き続き声援をお送りください。
<次戦>
10月7日(土)19:25 日本×スロベニア
<選手コメント>
石川祐希選手
西田有志選手
「自分たちは負けたら終わりで、その状況になってしまったのは自分たちのせいなので、その状況から今まで通りバレーができるようになってきたと思うし、それが自分たちの強みとしてできていることをうれしく思う。ただ勝つことだけを目標にして長いシーズンを戦ってきたので、そこまでは絶対気を抜かずやっていきたい。(オリンピック出場権獲得の条件について)自分たちは関係なく勝つことを目標にやっていきたい。自分たちがやるべきことをやっていけば必ずいいレベルになってくると思うし、もっともっと日本はできると思う。そこだけを自分は単純にやっていきたいと思っているので、しっかりデータを見て明日に臨みたい」
小野寺太志選手
「ベストパフォーマンスを、ということを話していたので、気持ちの面でもパフォーマンスの面でもいいものが出せたと思う。焦らず最後に向けて調整していきたい。自分のできは70点。サーブとブロックでいい効果が出せていたが、30点分スパイクでミスや決められなかった部分があるのでそこは課題だと思う。(オリンピック出場権獲得の条件について)そこにとらわれないように勝つことを意識して、チーム一丸で最後まで戦う」
写真提供:FIVB